「女だらけの戦艦大和」・白無垢の航海長2|女だらけの戦艦大和・総員配置良し!

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「女だらけの戦艦大和」・白無垢の航海長2

2014.02.02(13:31) 786

その日の午後、呉の一件の旅館を借り切って片山航海長の結婚式が行われた――

 

片山航海長が上陸桟橋に上がり、衛兵所を通過する時話を聞いていた衛兵所長や衛兵嬢たちが居並んで「おめでとうございます!お幸せに」と一斉に敬礼。航海長は恥ずかしげにほほ笑みつつ「ありがとうございます」と返礼。そして皆の拍手を背に受けながら衛兵所を後にして先を急いだ。

しばらく町中を歩いて式場の旅館が見えてきた、その門の前でつま先立ってあちこち見ているのは誰あろう航海長の母親である。母親は航海長の姿をみとめると

史子(ふみこ)さん、早く早く」

と声をかけ手を振った。航海長は「おかあさん!」と言ってそちらに走りよった。母親の前まで来ると航海長はきりっと表情を引き締め手にしていたカバンを地面に置いてさっと敬礼した。何か言いだそうとする航海長を遮るように母親は

「さあ、急いで。お支度がありますからね。お父さんもお待ちよ」

と笑って航海長の背をそっと押した。二人の姿は玄関に「本日貸し切り」の断り書きの貼りつけられた建物の中へ消えてゆく。

 

航海長は旅館の風呂を使い体を清めて剃刀でうなじを母に綺麗にしてもらった。母は、航海長のうなじにかみそりをそっと当てながら

「いよいよ、史子さんも花嫁さんですねえ。あんなに小さかったあなたが奥さんになるなんて。本当にとしつきの流れるのは早いですねえ。――幸せにおなりなさい」

とつぶやくように言い言葉は途切れた。航海長がふと目の前の鏡を見ると母親は剃刀を収めてそっと涙をぬぐっていたのだった。航海長は「・・・おかあさん、」と何か言いかけたがこれも言葉にはならず、ただ涙だけが流れて落ちた。

 

それから二時間ほどが経って、航海長はすっかり白無垢の花嫁御寮となっていた。『櫻に錨』が刺繍された豪華な白無垢のうちかけをまとい角隠し姿で椅子に浅く腰かけた航海長の前には、これも正装した両親が座り娘の晴れ姿をじっと見つめている。父親が感慨深げに

「史子がこんなにきれいだったとは思わなかったよ」

といい航海長は何か可笑しくて軽くふきだした。母親が「お父さんたら。ええ史子は綺麗な娘ですよ・・・お父さんの娘ですからね」といい父親は「そうか。私はお前によく似て居ると思うがね」としかつめらしい顔でうなずいた。父は娘をじっと見つめ、

「幸せになりなさい。軍務との両立は難しいこともあろうがお前なら出来る。だから頑張れよ」

と言って視線を外した。父の瞳も少しぬれていた。航海長は「お父さん・・・」といったまま言葉が出なかった。三人が黙っているとふすまの向こうから旅館の女将が

「そろそろお時間ですがよろしいですか?皆様お集まりになりました」

とそっと声をかけて来た。母親があわてて立ち上がるとふすまを開き女将が顔をのぞかせた、そして「まあ、なんて美しい花嫁さんなんでしょう。こんなにきれいな花嫁さんそうそういらっしゃいませんよ」と感嘆の声を上げた。

そして女将は「では、参りましょうか」と言って白無垢姿の航海長の手を取ると、航海長はうなずいて椅子から立ち上がった。女将と航海長はそっと部屋を出、両親も後に続いた。

両親は式場に先に入り末席にそっと座った。相手の両親ももう座っていて互いに目を合わせると嬉しげに微笑んだ。彼らの席の先には、『大和』の艦長、副長から砲術長そして主計長に至るまでの士官と、航海長の海軍兵学校時代からの友人数名、そして相手の海軍工廠の技術士官たちや友人数名。

そうそうたる顔ぶれである。彼女たちは今や遅しと新郎新婦の登場を固唾をのんで待っている。梨賀艦長がかすかに身じろぎをしたその時、ふすまがそっと開いて羽織はかまの新郎、そして女将に手を取られて航海長が入ってきた。

声にならないどよめきが式場に満ちた。新郎は凛々しくそして花嫁は白無垢に角隠しも初々しい。二人はそっと、金屏風の前に着席した。花嫁の紅い唇が緊張からかかすかにふるえているのが日野原軍医長には好もしく映った。海軍工廠の技術中佐が高砂を謡う。二人は喜びに浸っているようである。そのふたりを見つめる梨賀艦長の顔に頬笑みが浮かび、野村副長は早くも感激のあまり涙ぐんでいる。森上参謀長は感無量といった態でしばし目を閉じた。

挙式は順調に進み、女将がみずから選んで来てもらったという近所の子供が男蝶・女蝶となって三々九度の杯に酒を注いだ。

二人は緊張の面持ちで三々九度の杯を干し、列席の一同も注がれた酒をそっと干した。そして式は滞りなく終了。

そのあと旅館の庭で記念撮影。新郎新婦を真ん中にその左右にそれぞれの上司そして両親、野村副長や各科長が並び、海軍工廠の士官たちと双方の友人たちもその後ろに居並ぶ。堂々たる記念写真となった。今回の結婚には特に媒酌人を設けなかったので出席の上司友人すべてが媒酌人代わりといった役回りである。

記念撮影を終えた一同は部屋を移動して祝宴に移る。すでに料理も整えられて、皆が席に着くと仲居達が酒を注いで回る。酒が皆に注がれたのを見届けて工廠の鹿島中佐が

「では乾杯の御発声を『大和』艦長梨賀大佐にお願いいたします」

と言って少しあわてた様子の梨賀艦長であったが盃を取り上げると静かにしかし、力強く「ここに若い二人の新たなる人生の門出を心からお祝いします――乾杯」と言って一同乾杯、と盃をあげた。

そして皆の間から拍手がわいて一気に場が和んだ。鹿島中佐が

「いやあ、こんなにきれいな花嫁さんをもらって彼は果報者ですよ、なあ繁木くん!」

と声をかけ、繁木(しげき)と呼ばれた新郎は恥ずかしげに顔をあげてほほ笑んだ。その隣で航海長も頬を赤く染めてそっとうつむく。新郎・繁木少佐の同僚の大成(おおなり)少佐が

「いや本当に。しかもわが海軍期待の弩級戦艦『大和』の航海長とくればなかなか射止めるのもたいへんですよ。我々では歯がたたない。繁木少佐だからこそ射止めた女性でしょう。そしてこんなに素晴らしい人がいるわが帝国海軍は未来永劫安泰ですね」

と言って銚子を取り上げると「どうぞ一献」と梨賀艦長に勧めた。恐縮です、と盃に酒を受けつつ艦長は

「本当に似合いの二人です。航海長もいい伴侶を得て今まで以上に張りきってくれることでしょう」

といった。森上参謀長が深くうなずき、居並ぶ科長たちも微笑んで白無垢の航海長を見つめている。彼女たちの視線を浴びて、航海長は恥ずかしいのかそっとうつむく。

それを見て日野原軍医長は「いいねえ、初々しい。・・・航海長のお母様、よくぞここまでお育てになりましたな。航海長はわが『大和』ではなくてはならない存在です。誰からも信頼される人柄、それは誰あろうお母様あなたがお育てになった賜物ですよ」と言って片山航海長の母親をねぎらった。航海長の母親は、軍医長にそう言われて感激してほほ笑みつつも涙をこぼしている、そして

「もったいないお言葉です。私のようなものが身に余るお言葉をいただいて・・・」

と頭を下げた。その向かいから繁木少佐の母親が「その通りですよ、片山さん。これで私たちは安心していなかに引っ込むことができます」とほほ笑みかけた。繁木少佐の両親は息子が結婚したら今の家を息子夫婦に託し、自分たちは落ち着いた郊外に引っ越すというのがかねてからの念願だったという。すでに家は完成しこの後繁木の両親はそちらへ行くという。

「いつまでも息子の世話でもないですからね、これからは史子さんにお願いいたします。史子さんもお忙しいでしょうがどうかよろしくお願いしますね」

そう笑って繁木少佐の母親は航海長に向かって頭を下げる。あわてて航海長も角隠しの頭を下げた。その様子を見ていた山口通信長が

「おーい、航海長!貴様からもそれぞれの御両親に何か言わんか~!」

と声をかけた。皆が一斉に航海長を注目。急に指名されてびっくりした顔の航海長を優しく見た繁木少佐に励まされ、航海長は少しの間その両手を膝に置いて見つめてたがやがて顔をあげると

「まずは――私の両親へ。ここまでにしていただきましたこと深く感謝いたしております。深い愛情に包まれて幸せな子供時代を過ごして、そして今大事な人と一緒になることが出来ましたこと深く深く感謝いたします。

そして繁木少佐の御両親へ。今日から私は繁木少佐の妻となります。私は軍艦に乗って航海することは得意でありますが家庭の中を切り盛りすることは正直今の時点ではあまり自信がありません。至らぬ点が多々あると思います。でも、大好きな少佐、夫の為ならどんなことでも頑張り抜く所存です。どうか、どうか見守って下さい。そして困ることができた時には御相談に伺うかもしれません、その時はどうぞよろしくお願いいたします」

と言って、一同拍手を送った。皆の視線はそれぞれの両親に注がれ、どちらの母親も頭を垂れて航海長の言葉を聞いた。

すると航海長の兵学校時代からの友人の恩田大尉が

「繁木少佐のお父様お母様、どうか片山、いや今日からは繁木史子をお見捨てなく!願いますっ!!」

と大音声を発して皆は笑った。そんな中でわずかな酒でもう酔いが回った野村副長は感激の涙をこぼしつつ

「繁木少佐の御両親、どうか航海長をよろしく願います!私はもう、嬉しくて言葉がありませーん!」

と言って今度は声をあげて泣いた。黒多砲術長が「野村さんめでたい日に涙はだめだって。もう酔っちゃったんでしょう、しょうがないなあ下戸は」とその背中を軽くたたいていっそう皆は笑った。

そんなこんなで和やかなうちに披露の宴もお開きとなり、参列者たちは旅館の玄関へと。新郎新婦がお見送りをする。

白無垢のままの航海長に梨賀艦長は「本当に良かったね。末永いお幸せを祈ります・・・休暇中は艦のことは気にせず御主人にご奉仕しなさい。二週間後元気な顔を見せて下さい」といい、式の最中から祝宴までずっと満足げな表情を浮かべて話さなかった浜口機関長が

「航海長、おめでとうございます。私は嬉しい・・・こんなに素敵な花嫁さんがわが『大和』から出たこと誇りに思います!」

と言って感涙に濡れた瞳で航海長を見つめその手を固く握った。航海長も少し涙ぐみつつ「ありがとう機関長。留守中はよろしく願います」といった。

皆が旅館の玄関から出て言ってもしばらくの間、新夫婦はその場に寄りそい立ち続けていた。二人は今夜この旅館で初夜を迎えて明日、新しい生活の場の家に帰る。

 

『大和』帰艦組の一同は呉駅近くで双方の両親、そして海軍工廠の士官たち友人たちと名残を惜しみつつ別れた。

上陸場への道々、皆はたいへん上機嫌でもらった大きな折詰や引き出物の風呂敷を抱えて鼻歌さえ飛んで出る。副長はしきりに「いいですねえ航海長、いいですねえ。うらやましいなあ」というので森上参謀長は

「副長こそ早く結婚すべきじゃないかねえ。お前はどっちかというと家庭向きじゃないか?結婚して海軍やめろよ」

と冗談交じりに言ってやった。すると副長は真面目な顔で振り返り風呂敷包みを抱え直すと

「結婚はいつかします。でもね森上大佐、私は海軍をやめたりはしませんよ。ええ、絶対ね」

といいきった。それを聞いていた山口通信長が「副長はいい提督になられますよ、そして―ーいい奥さんにね」と言って、副長は嬉しげにほほ笑んで歩く。

すると。

突然日野原軍医長が

「ああしまったあ!私は航海長にあれを教えてやらねばいけなかったのに!」

と叫んだので皆はびっくりした。砲術長が「あれって・・・なんですか?」と尋ねると日野原軍医長は皆にとって大変衝撃的な事実を明かしたのだった――!

   (次回に続きます)

 

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

片山航海長、無事に祝言を終えました。航海長の両親は少しさみしい帰り道にはなったでしょうがそれでもほっと安堵の部分もあるでしょう。親の気持ちは複雑です。

そして、日野原軍医長の衝撃発言とは一体??次回をお楽しみに。

 

折詰(画像お借りしました)。

折詰
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コメント
matsuyamaさんおはようございます。
こういった結婚式はもう最近では根絶しちゃったのでしょうか?ああいう雰囲気好きなんですが。

私の結婚式の際は私の父とこちらの母親がそれぞれ親族紹介をしましたが姑はしどろもどろで笑っちゃいました。その後私の従弟やこちらの甥の結婚式に出ましたがそういう紹介はなかった記憶があります。
結婚も「家と家」のものから「個人」のものへと変貌しつつあるのでしょうか・・・?
【2014/02/04 08:00】 | 見張り員 #- | [edit]
わにまろさんおはようございます。
いつもお邪魔させていただいております^^。
このたびはリンクを張ってくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします!
今日は寒いですね、御身大切にお過ごしくださいませ。
【2014/02/04 07:55】 | 見張り員 #- | [edit]
片山航海長も幸せな結婚式を挙げられたようですね。
なかなか最近では見られない結婚式の描写、懐かしく拝見しました。

以前、知人の運営する結婚式場を拝見することがありました。
この式場は挙式する前の両家のご紹介に一つの特徴がありました。烏帽子を被った裃姿の語り部がささらを鳴らしながら、結婚の意義を謳い上げていきます。
両家の紹介も通り一遍で、結婚がぞんざいに扱われる昨今、有意義な両家のご対面でしたね。今はどうなんでしょう、今でも実施してるんでしょうか。
【2014/02/03 22:27】 | matsuyama #- | [edit]
わにまろでございます。いつもメッセージを賜り、心より感謝いたしております。

ご承認を待たずにリンクさせていただきました。申し訳ございません。
【2014/02/03 21:51】 | わにまろ #2R3.tVTY | [edit]
ウダモさんこんばんは!
軍医長はそう――あれを教えなくてはいけなかったのに~~!

こういう座敷での本当に日本的な挙式も素敵ですよね。最近のウエディングは結構お着替えが多いみたいですね。それもいいのですが出席者とひざを突き合わせるような式もいいですね。

繁木少佐、待ちに待った航海長との結婚でとてもうれしそうです。彼はもしかして○○ではないだろうなっ!と思ってしまうのは、これも腐女子の証し?
BL読んだことがないのですがお勧めあったらぜひ教えてつかあさい~~!
【2014/02/03 21:28】 | 見張り員 #- | [edit]
オスカーさんこんばんは!
オスカーさんの御実家は仕出しをなさっていたんですか!ひとさまの幸せのお手伝い…素敵ですね^^!昔は祝い事にはつきものだった仕出し。折詰を開くときのあの何とも言えないときめきに似た感情、もう一度!と切に思います。

日野原軍医長の「忘れもの」、さあいったいなんでしょうか^^!
新郎の母親が監視してる中での初夜・・・うひょーはんずかすい~~~!

ともあれ、次回をお楽しみに!
【2014/02/03 21:22】 | 見張り員 #- | [edit]
軍医長さんが教えなければならなかった事が気になっていますw
も…もしかしてア…アレ??w
いや、やめときます←

それにしても、読んでいて実に日本的なお式だったなぁ…と。
今ではホテルでドレスを何回も着替えての、まさしくハッピーウエディングが主流ですよ。
なんだかこういう奥ゆかしいお式ってのも、逆に新鮮でいいですねー!

そしてちょっぴり照れくさそうにしている繁木くんがナントモww
堂々として男らしい新郎も素敵ですけど、やっぱり初々しさがあったほうが親としては微笑ましいような。。
…というのは綺麗ごとで(笑)
初々しい新郎と聞いてよからぬ想像をしてしまった私って、どこまでも腐女子だなぁと、改めて自覚しました←
久しぶりにBLでも読んでみよっかな♪(やめr
【2014/02/03 21:16】 | ウダモ #- | [edit]
こんにちは。結婚式、いいですね。ウチも昔は仕出しをやっていたので、折り詰めを作る手伝いをしたことがあります。懐かしいです。
教えておかないといけなかったこと…やはりコレは秘め事でありましょうか…初夜に新郎の母親同席なんて話もありましたし…マザコンとかいう次元じゃないですが(~_~;)どんな展開になるのか、ドキドキのおやぢであります!!
【2014/02/03 09:30】 | オスカー #- | [edit]
まろゆーろさんおはようございます!

みんなから温かく祝福されてこその挙式披露宴ですね^^、最近は自分たちだけで挙式をする向きも多いらしいですがやはり、祝ってくれる人がいてこそ!だと思っています。
桜に錨の刺繍の白無垢はきっと・・美しいでしょうね、どこかで作ってほしい気がします^^。

昔は結婚式によくこういう折詰を引いたですね、最近はとんと見なくなってさみしいです。あれのお相伴にあずかるときが至福の時でしたね=。今思えば本当にいい時代でした。

そして日野原さんが思い出したこと・・・ウフフ、おそらくまろにいさまの直感が当たっていると思いますよ^^お楽しみに!
【2014/02/03 08:14】 | 見張り員 #- | [edit]
あ~~~、素敵でした。
ほのぼのとした宴、みんなの心からの祝福。まるでそこに立ち会わせてもらったような描写に大拍手です!!
さすがに見張り員さんですね。沁みるような余韻まで素晴らしいですよ。
桜に錨の刺繍の白無垢だなんてこの目で見てみたいものです。

お引きの折詰。これもまた懐かしくて。
小さい頃、親が出席した結婚式の帰りが待ち遠しかった理由のひとつがこの折詰でした。
やっぱりあの時代が良かったと改めて思っています。

さて日野原さん。何を思い出したのでしょうか。大方……、あっちのことではないかと。
お楽しみで待ちます(笑)
【2014/02/02 22:28】 | まろゆーろ #- | [edit]
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