2017-10

「女だらけの戦艦大和」・みのうへさうだん(身の上相談) - 2013.12.13 Fri

大人気雑誌・『海軍きゃんきゃん』に寄せられた「みのうへさうだん」の数々をここにご紹介いたします――

 

問い1「ごさうだんいたします。

私は北辺艦隊に勤務いたすものでござゐます。大日本帝国を守る女性として名誉この上ないのござゐますが、私は実はたいへんなる冷え性でござゐまして特に足の先が冷えてたまらぬものがござ居ます。故に北方勤務は辛いこともこの上ないのでござゐます。帝国軍人としてまた、大和をとめとしてこのやうに我慢のないことではならないのですがつろうござゐます。

しかし配置換えなどさう簡単にできるわけもなく――どのやうにしたらいいのでせうか?せめて身体を温かくする秘技などござゐましたら是非教えていただきたく。(北辺艦隊に勤務する一水兵より)」

問い1への答え「北辺艦隊の勤務ご苦労さまでございます。あなた様の御苦労お察しいたします、そこで早速ではございますがおこたへさせていただきます。冷え性と言ふことで足先などがたいへんにつめたくなってお困りでせう、そんな場合にはトウガラシを用いるのが有効ではないかと存じます。トウガラシを薄き布などに包み置きそれを靴の中に入れておくのでございます。するとトウガラシの作用にてほかほかと温かくよき心地になること請け合ひでございます。なほ注意点として、トウガラシに触れた手で陰部などに触れますとこれはたいへんなる惨事を招きますゆえトウガラシに触れたのちに尿意を催されたる場合はまず、手を洗うことをお勧めいたします」

 

問い2「切実なる相談にぜひ乗っていただきたく存じます。

私は支那大陸某所の陸戦隊に所属するものであります。周囲の同僚も上司も皆よい人ばかりで文句はないのでござゐますが実は自分自身にたいへん不満がござゐます。それといふのも私は足が遅うござゐまして訓練の際など走る時皆に追い付けない時があります。上官からはもっと足が速くならなくてはいざといふとき死んでしまふよ、と心配されます。上官にご心配をかけるなぞしてはならぬことです。どうにかして足を早くしたひのであります。どのやうにしたらこの鈍足が少しでも早くなるでせうか。この切なる心の内をどうぞお聞き届けねがひます。(支那方面陸戦隊所属の一兵曹より)」

問い2への答え「陸戦隊の勤務ご苦労様です。周囲の人間関係に恵まれながら御自身のことでお悩みとのこと御心中お察しいたします。足が遅いといふことは場合によっては命取りになりかねません。さういうことで命を落とすのはたいへんざんねんでござゐますしもったいのうございます。そこで我々からの提案でございますが、たとへば近所から獰猛(注・海軍ではネイモウ、と読みます)な大型の犬を借りて来るかあるいは野犬がおりますでせうか?居りましたらその犬を、あなたは後ろにしたがへて置き、手にはあまり大きくはない棒などを持ちそれで犬の頭を軽く叩くか鼻をくすぐってみませう。犬が怒り心頭に発してあなたを追いかけますから、必然的にあなたは全速力を以て逃げねばなりません。かういう訓練を重ねますとあなたは知らぬ間に足が速くなる!と我々はさう、自信を持って言へるのですがいかがでせうか?なほ注意点としましては犬の頭をたたく際には思いっきり叩かないことと棒をあまり大きなものにしない、といふことです。まかり間違って犬殺しの汚名を来ては本末転倒ですし犬が気の毒です。動物愛護の精神にも反します。ともあれご健闘をお祈りいたします」

 

問い3「たいへん困っておるので相談いたします。

私はとある戦艦で副長を務める中佐でござゐます。艦長以下皆すべて幹部はよい人ばかり、否、一般将兵に至るまでえりすぐられた海軍随一の兵の集まり――だと思っていたのですがその中にどうにも困った人が居りまして悩まされております。

彼女は海軍下士官でベテランと言われる部類に入る女性ですがこれが片付けの全くできない女性でござゐまして閉口して居ります。いつぞやは彼女のチェストから妙な音や物が出てきたり、それだけではなくそのあとには彼女の捨てたきのこの生えたふんどしが艦内で大騒動を起こしたり、またごく最近では私物のゴミを艦内にまき散らしその中にはたいへん貴重―ーではない下品な私家本も混ざっていたりさらに、間違いだらけの恋文などもあって大戦艦の名折れであります。このやうな下士官がいては私の副長としての資質を問われかねません。わたしは一所懸命やっているといふのに。この下士官は誰が何度注意しても聞き入れず私としては気の抜ける思ひです。どうかいい解決法をお教へください。(某戦艦副長の中佐より)」

問い3への答え「たいへんなるお立場、御心中お察しいたします。

たまにこのやうな女子の話を内地で散見いたしますが、こと、帝国海軍軍人がとなれば看過できる話ではござゐませんね。何度注意なさっても聞かないとなればもうこの人はビョーキでござゐましょう、速やかに艦内の軍医または内地の海軍病院に受診された方がいいと思ひます。また別の観点から見ますと彼女には「汚い」「不潔」「ちらかっている」といふ状態がここち良ひのではないかとも思われます。ですのでいっそのこと彼女に散らかしてもいいような場所(部署)を与へてはいかがでせうか?と言っても艦内にそんな部署があるとは思へませんね。まあ仕方がありませんから気長に御指導してあげて下さいね、そんなことしか言ってあげられなくってごめんなさい、わたしたちのサンプルにない事例だったものでホホホ。お許しを」

 

問い4「全く海軍きゃんきゃんも堕ちたものですね。こんないい加減な回答をしていいと思っているのでせうか?相談者の中佐が気の毒だ。さういいながらもかうして相談してしまう気の弱き私をお許しくださいお母様。

さて本題ですが、私は南方の航空隊に所属する零戦の搭乗員であります。帝国海軍航空隊は連戦連勝なので不安はないのですが、それでももし敵の糞弾丸を食らったらとか母なる空母が被弾したら・・・と思うと夜も眠れません。現在機体や艦体に塗装されている「磁性塗料」だけでは何か不安ですのでもっと素晴らしき発明品がないものか?見聞広き海軍きゃんきゃんなら安易か御存じではないかと思ひ相談いたした次第。但し言っておきますが怖いから眠れないんじゃないですので。(某航空隊零戦搭乗の上飛曹より)」

問い4への答え「あなたと言う人も堕としてみたり持ち上げてみたり気分屋ですね。まあそんなことはどうでもいいのでおこたへいたします。

そのやうなことを連日夜も眠れないほどお悩みなら一度医務科をおたずねになってはいかがでせうか?あまり考え込みすぎると精神衛生上よくありません。神経衰弱になってはこまりますよ。また人間は後ろ向きな考えばかりでは本来の能力を発揮できません。帝国海軍の磁性塗料てそんなにすごいものなんですか?それならもっとそれを信用なさったらいいと思います。無理ならもっといいものを研究せよと海軍技研や海軍工廠に乗りこまれてはいかがでしょう?何事も斬り込み精神・玉砕精神でかかれば不可能はないんじゃないかしら?」

 

問い5「なんですか、この答えは!あまりに人を愚弄しては居りませんか?海きゃんの沽券にもかかわりますよ?

ともあれ私の相談を聞ひてください。わたしはとある戦艦に勤務する一兵曹です。実は私の艦には天女のごとき美しきをとめが居ります。わたしはそのをとめに恋焦がれて居りますが彼女にはもう既に相手が居ります。その相手は士官で、トテモ私が太刀打ちできる相手ではありません。それでも私はそのをとめと仲良くなりたひのです。しかし相手の士官がこわひのでなかなか親密になれません。どうしたらいいのかお教へください。(某戦艦勤務の一兵曹より)」

問い5への答え「天女のようなをとめのいる戦艦といふともしかしてあの「●和」ではないでせうか?さうだとしたらあのをとめを勝ち取るのは連合国軍を完膚なきまでたたきのめすのより難しゅうございますね。力ずくでといふ手もありますがそれをしますと肝心のをとめに嫌われてしまふといふ事も十分考へられますのでお勧めはできません。陰に隠れて、といふ手段もあるにはありますがさういう卑怯なことは帝国海軍軍人のすることではありません。

ではどうしやうか???

これは肝心のをとめの気持ちを聞いてからでないと何とも動けません。ならぬ恋に身を焦がすより新しい恋を探したらいかがでせうか?そんな素敵なをとめなら私も参戦したひです」

 

問い6「切実なる悩みを聞いてください。

私は海軍内のとある部署で働くある兵曹でござゐます。私の働く場所には正直無能な上司が多すぎます。以前、仕事で南方に一緒に行ったのですがそのさいも全く役に立たず却って行った場所の人たちに大きな迷惑をかけてしまったのでした。そのうへ、文章を書かせれば上手くない。取材をするにも突撃精神がない。そしてその尻ぬぐひをするのは私達下のもの。もうこんな生活は嫌です。あの無能な上司連中をどうにかして追いだすか閑職にまわしたひと思ふのです。こんな悩める私にどうぞ良きアドバイスを願います。(海軍内のとある部署の一兵曹より)」

問い6への答え「まあなんて気の毒なんでせう。いつの時代も何処の職場も無能な上司に使われることほどつらく悲しひことはありませんね。

・・・ちょっと待って下さい・・・文章書かせれば・・・?取材をする・・・?

ってこれもしかして私のこと!?ちょっと待ってよあなた「海きゃん」の編集部の人間ね!身内の恥をさらすんじゃないわよ!ほんといやんなっちゃうわ、もう私の悩みを誰か聞いてえ~~!」

 

―――いろいろな悩み相談があるようですがまあなんだか・・・ですね。海きゃん編集部なんだか内部分裂してないか?大丈夫なんでしょうか、私は心配です。

問い5はきっと絶対石場兵曹ですね、彼女まだオトメチャンとのことを悩んでいるんですねえ・・ちょっと可愛い!

そんな石場兵曹に歌って踊ってほしいAKB48の「恋チュン」!


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● COMMENT ●

まろゆーろさんへ

まろゆーろさんおはようございます^^。
実を申しますと――今から20年ちょい前、やってしまったことがあります(-_-;)。仕事で唐辛子をいじってヒットトイレに行きたくなり用を足した後それは起こりました。話すのも辛いことでした・・・
以来唐辛子を扱ったあとには細心の注意を怠りません。
そして同様の事件がそれをさかのぼること20年前にも起こっており、当時小学校5年くらいの年末、わが父親は正月料理の手伝いをしておりました。白菜の漬物に唐辛子を入れてその仕事が一段落しトイレに用を足しに行った父の叫びがトイレから・・・「なにごとか」と見に行った母が爆笑しながら帰って来たのでどうしたのかと問うと「とうがらしをいじった手を洗わないでトイレで自分の××をつかんで大ごとになっている」とのことwww.
全くしょうもない親子でございます。ただ…父のモノの膨張率が大きくなったかは全く定かではございません(^_^;)。

質疑応答といへば猪瀬都知事の、都議からの質疑に対するおこたへ・・大変お粗末でございますね・・・(-_-;)

ぎょえ~~~~!!
唐辛子を触った手で陰部とな。もしやもしや麗しの見張り員嬢の体験談では?? 
小生も体験があります。小生の場合は唐辛子を触ったことを忘れて鼻の下をこすって大惨事に。しかしながら男子の場合、唐辛子の威力で膨張率もアップすると聞いたことがあります。ものは試しにやってみますか。

それにしてもあっぱれな質疑応答のくだり。見事であります!!

すっとこさんへ

すっとこさまこんばんは!
『海軍きゃんきゃん』編集部・みのうへさうだん担当の殘間中尉であります。
さてこのたびは大変なことになり、心からお見舞い申し上げます。原は痛くなるわ、椅子から転落するわ、挙句に梅干し湯が鼻から噴出となりますとこれはもう傷害罪でござゐませう。
「見張り員」への天誅をいかがしやうか、とのことでござひますがあの者は山口多聞少将のおっかけだと聞いておりますので「山口多聞少将は下品な文章はお好みではない、お前の書いた文章を大変嫌っておいでだ・・・などといへば確実に撃沈できることとオモヒマス。
そんな感じでいかがでせうか?
私もあの「見張り員」なるものには大変な迷惑をこうむっておりますので一緒に撃沈いたしませう!!

ごさうだんいたします。

腹が痛くて困っております。
全てはブロ友の”見張り員さん”が原因でござゐます。
「冷え症→唐辛子→陰部」のくだりでもう読みながら
目から涙は出るわ、椅子から転がり落ちるわ、
果ては喫しておりました梅干し湯が鼻から噴出
するわ、で大惨事となったのでござゐます。

このような面妖な可笑き文を自在に操るとは
まったくもってけしくりからぬではありませぬか!

なにとぞ”見張り員さん”に天誅を加える善き方策を
お授けくださいませ。
まだ腹の痛い悩める大和撫子拝。


オスカーさんへ

オスカーさんこんばんは!
「みのうへさうだん」とこう書くとホントになんかみのもんたがどうかしたんかい!--て感じになりますね。

なやみって不思議なもので本人は真剣に悩んでることなのに傍から見ると「ばっかみてえ」って思うことたくさんありますね。きっと私の悩みもそんな風なんだろうなあとか思うと時になやむのがあほらしくなってきますねw。

昨日は風が強くて寒くて今日は風はないもののやたら寒い日でしたね、オスカーさんもおからだご自愛くださいね。

そうそう夜7時半過ぎ犬の散歩に出たら流れ星を見ましたよ~~!

Re:

こんばんは。スミマセン、みのもんたが相談するのかと思ってしまいました(笑) 本人にはそれはもう!な悩みなのに聞いている方は内心、バカらしいなぁと思うような話もありますよね。相談じゃなくノロケとか~!
日付は変わりましたが、風が強くて寒い1日でしたね。お身体に気をつけて、またいろんなお話でワタクシや皆さまを楽しませて下さい!


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Author:見張り員
ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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