2017-10

「女だらけの戦艦大和」・二航戦の人々<飛龍>2 - 2013.10.06 Sun

二航戦『飛龍』『蒼龍』はその身を横須賀海軍工廠の沖に浮かべた――

 

これからしばらくの間、この二隻は塗装の塗り直しやら兵装の修理補充などを行う。だから今回の横須賀碇泊は少し長いものになりそうだ。

そんな中、どこかせわしない雰囲気の女将兵が一人――誰あろう圓藤大尉である。圓藤大尉は横須賀に来る前寄港した小笠原の父島から<横須賀の旦那>に手紙を出していた。それには

>あと一週間ほどで横須賀に入れる予定。着いたら連絡しますから例の場所にて待たれたし

とだけ書いてあった。素っ気ない文面ではあるがこれこそ圓藤大尉の、各地の旦那という名の愛人への思いやりのつもりである。

各地の<旦那>たちは圓藤大尉の身上をよくわかっているし他に愛人が随所にいることもそれとなく知っている。この中の誰かと結婚するかもしれないし、あるいはまったくちがった人と結婚するかもしれないというのもわきまえている。だからそれを知っている大尉としては、一人一人にたとえば手紙というような形に残るものを送った場合、あまりに情をかけたものを残すと万一他の愛人たちにそれが知れた場合、ほかの愛人たちが気を悪くしては困るという大尉の気配り・思いやりなのである。

(私は飛行機乗りだからな、どこでどうなるかわからない。そんなもしもの時のあと皆がそんなことで争うところを見たくはないからな。立つ鳥跡を濁さず、という言葉の通りわたしは生きたい)

さてそんな圓藤大尉の久々の上陸日は『飛龍』が入港してから五日目である。この日がもうわかっていた大尉は旦那にすでに連絡済み、あとは逢うだけである。

(久しぶりだなあ、前に逢ったのはいつだろうか)

と大尉は思いつつも上陸場から外へと歩き出す。そこに後ろから飛行隊の同僚たちが

「おーい、圓藤!もう彼のとこ行くのかあ?」

「ほどほどにしとけよ、休暇まではまだ日があるぞ。あまりかっ飛ばすとあとのお楽しみがなくなるぞ~」

などと無遠慮な声を投げつけて来る。圓藤大尉は振り向いて(しーっ!)と左手の人さし指を口に当てて見せた。そして笑った。同僚たちの大歓声に包まれて、大尉は又歩き出す。

どのくらい歩いたか、逢瀬の場の旅館に着いた。ここは大尉の顔馴染なのでいつでも部屋を借りられる場所である。大尉は玄関に入り声をかける、すると中から女将が出てきてその場に座ってあいさつし、ちょっと奥を観るしぐさをして

「いらっしゃってますよ、先程いらっしゃいましたよ」

と言った。圓藤大尉の軍帽の下の瞳が柔らかい色を帯びたのを女将は見た。女将に案内されて離れに案内される大尉。少し胸が動悸を打っている。離れの入り口で女将は「ただ今お茶をお持ちいたします」というと一礼して母屋へと歩き去っていく。

そして大尉は離れの玄関の扉をがらりと開いた。玄関のたたきにきちんと揃えて置いてあるのは愛人の靴だ。大尉もそこに靴を脱ぎきちんと揃えると奥へと進んだ。

ふすまを開けるとそこには大尉の<旦那>がいて圓藤大尉を見て「ああ!御帰りなさい」とほほ笑んだ。そして大尉は軍帽を取り一種軍装の上着を脱ぐと畳んで愛人の前に座った。上着を横に置くと

「ただ今帰りました」

と言って少し頭を下げ、二人は微笑んだ。やがて女将が茶と菓子を運んで来て二人はそれを喫しつつあれこれと話に花を咲かした。

ややして男性は「風呂をどうでしょう。もう沸いていると思うんですが」と言ったので大尉は離れの風呂を使いに立った。静かな日本の秋色を、大尉は五感を使って楽しむ。四季のない場所から日本に帰ると見るもの聞くものがその季節季節をまとっている、そんな思いがある。

大尉は身体をよくあらい髪も洗うと湯船に身を沈めた。まだ、艦上にいるように身体がかすかに揺れる気がしている。

(休暇中には治るだろう)

と思いつつやっと湯からあがり身体を拭いて浴衣に手を通し部屋に戻る。

<旦那>がお待ちかねで、大尉が戻るなりその身体を抱きしめて来た。浴衣の胸元に手を入れて大尉の乳房をつかんだ。ちょっと待ってという大尉の声を聞かないで旦那は大尉を抱えあげ、今の隣の部屋に連れてゆく。そこにはもうふた組の布団が敷かれている。

その蒲団の上に旦那は大尉を置くと浴衣のひもを取り去り、その裸体を見つめた。獰猛(海軍においてはねいもう、と読みます)な搭乗員の大尉とは言えやはり恥ずかしい。軽く身をよじって「見ないでください・・私は恥ずかしい・・・」とつぶやく。外はまだ日も高い時刻である。しかし旦那は「いいではないですか。久しぶりなんですからじっくり拝見させてくださいね」というと浴衣を大尉の体から取り、そしてその裸体に両手を這わせ始めた。

肩を撫で、わき腹から下を撫であげそして二つの乳房をしつこいくらい撫でた後その先をもみつぶした。ああやめて、と大尉は快感にうめき、旦那はもっとそこを攻める。「・・・いいですか、こうして?もっとこうしましょうか?」そういいながら。

そのあと旦那は大尉の乳首を吸いながら秘部に手を伸ばしそこをこねまくった。「久しぶりですね。大尉、待ってたんでしょう?これを。もっとしてあげましょう、ほら・・・」

そういいつつ大尉のあちこちを攻める旦那に、圓藤大尉は「・・・『大尉』はやめて?名前で呼んでください」と言った。

すると旦那は「ヤエさん。わたしはヤエさんを待っていたんだよ。ヤエさんも私を待っててくれたんだろう?」というとやおら大尉の足を大きく開かせその間に自分が入り・・・次の瞬間には大尉の胎内を自分のものにしてしまった。旦那はヤエさん、ヤエサンと叫びながら激しく動き大尉もそれに応える。乱れた髪が布団の上に流れ、大尉自身も旦那の腰を自分の両の膝で挟んでひき寄せるようにして旦那を奥に進ませる、旦那もさらに奥を目指す。

そして激しく旦那の動きに大尉は合わせると・・・やがて二人とも果てた。

旦那は大尉の髪を撫でて「素敵だった・・・でもヤエさんちょっと疲れてるんじゃないかなあ?」と囁く。大尉は旦那の顔を見つめると「疲れてる・・・そんなこともないとは思うのですが・・・」と少し首をかしげるふうをする。

と旦那はもう一度大尉の胸の先をねぶった後、「だって・・・アレをしてくれなかったから」といい、大尉は「ああ!アレを・・・ごめんなさいね」というと旦那自身を大事に手にとって――

 

 

圓藤大尉がそんなことをしている時、山口司令官と加来艦長は飛行甲板上にあって

「では加来さん。わたしはお先に艦を降りますがあとをよろしく願います」

「わかりました司令官。よい休暇でありますようお祈りいたします」

と言葉を交わしていた。山口司令官は今日からしばらくの間艦を降りて自宅で休養する。加来艦長もこの後休暇を取る予定でしばらく二人は逢えない。加来艦長は「お子様方もお待ちかねでしょう。ごゆっくりなさってください」と言って敬礼し、山口司令官は

「加来さんもいい休暇をね。・・・私は今日のうちに海軍省に顔を出してすることしてから明後日、自宅に戻ろうと思う。済ませることは済ましとかないとゆっくりもできないからね」

と言った。加来艦長もうなずいて

「そうですね、いろいろと面倒な報告もありますからね。それでももうお子様方は待ってらっしゃるでしょうに」

というと司令官は「子供には黙っておいてくれと母に言ってあるんだよ。急に帰ったら子供たちもびっくりして嬉しかろうと思ってね」と言って愉快そうに笑った。加来艦長は「ほう、それは愉快ですね」と言ってこれも笑った。

そして司令官は艦長・副長以下が居並んで見送る中を内火艇に乗って上陸場へと向かっていった。

 

それを見送りつつ

「ふう。やっとしばしの間アレから解放されるよ」

と言って笑う下士官兵嬢たちがいた――

   (次回に続きます)

 

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

恥ずかしいくらいの性春ものが混じってしまいました!

そして山口司令官はいよいよ子供たちとの再会を果たせます。が・・・アレから解放されると喜ぶ下士官嬢たちはいったい何を喜んでいるのでしょう??

 

「艦これ」での飛龍。なんか…かわいいぞ!(画像お借りしました)
艦これ飛龍


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● COMMENT ●

れい姉さんへ

れい姉さんこんばんは!
アレのオンパレードのような今回ですが・・・

旦那のいうアレ
と、
下士官兵の言うアレ
は、多分・・・180度違うものです^^、ハイ!!

まろゆーろさんへ

まろゆーろさんこんばんは!
ハイ!ご期待にばっちり沿う過激な??描写がまた出てまいりました!!
・・・そう、アレとは男性ならもう垂涎のアレでございます・・・でも私恥ずかしくってよう書けんわ~なんちゃって。
アレも愛、あれも・・・愛。みたいな感じになりましょうか^^。

そう、ホントにハマりすぎないようにせんと。底なし沼みとうなものですけえね^^。

こんにちは(=゜ω゜)ノ

そういえば、やたら出て来る「アレ」ですが、旦那さんがねだった「アレ」と下士官兵嬢が行ってた「アレ」は、同じ「アレ」でしょうか?www。

おぉ、久々に胸躍り体が熱くなる閨の模様がこと細かに!! 
アレとはアレですね。男なら誰しもして欲しいアレですね。もう一度、アレの描写を織り交ぜながら……、お願いします(笑)
山口司令官から解放されるアレにも期待が高まります。
あっちもこっちもアレばかりで、見張り員さんの妄想の膨らみ加減が大いに楽しみです。

でもあまりハマりませんように。こういうのって逃れられなくなるんですよね~~。

ウダモさんへ

ウダモさんこんばんは!
うふふ==^^、また始まっちゃいましたこの世界!
こういうのって止めどころが肝心なんですよね、あまり延々と続くとしつこくって食傷気味になってしまいますよね~(-_-;)
核心をずぼっと、じゃなかったズバッとかくのが好きな私です^^。

そうですよね、本当に「加減のいい」モノを書くのは女の女性の仕事よ~~なんちゃって!!
ウヒョヒョ!

いなばさんへ

いなばさんこんばんは。
ひえっ、青い葉っぱの間からあの実が!
こりゃあ飛んだ奇襲攻撃を食らいましたね・・・ってかわしたんですね・・・よかった^^。あんなもんの直撃弾はごめんこうむりたいですよね~~(^_^;)

艦これ、ゲームは全くやったこともないんですがキャラクターが可愛くって・・・w。お勧めの「鋼鉄少女」も読んでみますね!ありがとう^^。

おはようございます!

久しぶりに来てみたら、いきなりドカーンと一発食らいましたwww
しかも朝っぱらから…うひゃひゃ←

まあ、勝手にこちらが朝から訪問しただけなんですけどね(^^ゞ

上手い!
ハーレクインとは違い、しつこくない(笑)
これぐらいが佳い加減…ってなとこでしょうか。
まさしく大人向けの読み物だと思いましたb
ハーレクインだと、前戯がやたら長いですからw
これを女性の願望だと思われたらたまらんな(笑)とか思いつつ、読んでいましたからw
同じ女性が描く性春ものでも、やはり海外とは違うのでしょうか。
面白いですよねw

あと、ハイティーン向けのラノベだとエグイほど露骨だしww
丁度いい加減というのは、やはり大人の女性にしか描けませんなw

Re:

お久しぶりです。行きつけの店に行く途中、`ある´並木を歩いたら、「ひゃ~!」としました。異常気象のせいか、まだ葉っぱは青い銀杏から、あの実が目の前にすれすれ、落下して来ました。(シュール缶よりましですが‥。)←ケガするって。
まさか、「艦コレ」とは! コミック「鋼鉄少女」(バトルシップガール)ワニブックス のも、おすすめですよ。

matsuyama さんへ

matsuyama さんこんばんは!
実際の軍人さんがたも独身の人は寄港地の遊郭で遊ぶのを楽しみにしている人が多かったようですね。かぞくのあるひとはかぞくをよび寄せたり。
好きな人や愛する人の顔を見るとホッとできまた、明日への活力が生まれたのでしょう。

matsuyama さんまだまだ人生先は長いのですから張り切ってまいりましょう!一生青春ですよ~~!私もまだ頑張りますので(ってなにを??)!

このところの寒暖の差の激しさのせいでしょうか?原因不明の頭痛に悩んでいます。
matsuyama さんもくれぐれもお気をつけてくださいね。

れい姉さんへ

れい姉さんこんばんは!

そうなんです、港ごとに愛人がいるのは彼女たちも同じ・・・海に生きるものだからです^^。

こうした艶めいたお話も織り交ぜつつ進行してまいります!

オスカーさんへ

オスカーさんこんばんは!
はいっ、出ました!私の大好きなHシーンです~~!みんなも好きよね、私も好きよ~てな訳で欠かせないのが大人物語の潤滑油H話です^^。
たもさんも他の人たちも活躍いたしますが・・・そっちもこっちもご期待くださいませ^^。

お~、久し振りの性春物語ですね。思わずゴクっと生唾飲んでしまいました(笑)。
隊員には寄港するたびにこのような楽しみがあったんですね。生きる喜び、戦うための糧ですね。嬉々とした思い、生き生きとしている姿が目に見えるようです。
ブログに傾ける情熱不足、先の見えない道程などを考えるようになったのは、性春物語が縁遠いものとなったせいもあるんでしょうかね。
我が老齢人生、もう一度立て直しを図らねば(笑)。

季節の変わり目、これから秋も深まってきます。健康にはくれぐれもご留意くださいね。

こんにちは(=゜ω゜)ノ

各地の港に愛人を置いてるのは、男性の専売特許じゃなかったのですね…www。

なかなか艶っぽい話でワクテカ(・∀・)でございましたww。

Re:

こんにちは。見張り員さまの技量が発揮されましたね(笑)やはりオトナの読み物には色艶がないといけません!ワタクシのおやぢ心をガッチリつかんでおりますよ~ああ、気になるわ、続きが←あえてナニの続きかは書かないですが(爆)本編のタモさんの活躍や他のお嬢様方がナニをなさるのかワクワク((o(^∇^)o))
台風の進路が気になりますが…楽しい1週間にして下さい!


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Author:見張り員
ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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