2017-10

日々雑感・中秋の名月に。 - 2013.09.19 Thu

今日は中秋の名月!
DSCN1068.jpg

素晴らしいお月さまが中天にかかっています。月を愛でつつ、今夜は一杯・・・と行きましょうか。付をめてつつと言えば思い出されるのがかの、(思い出したくもない)ミッドウエー海戦で、山口多聞少将が燃える『飛龍』に加来止男艦長とともに残留されそのさい「加来さん・・・いい月夜だね」と月を仰ぎつつ太平洋の泡沫の中に消えて行った、あのことを思い出すのです。

山口多聞少将は明治二十五年八月一七日の東京生まれ。生家は旧・松江藩士の家柄で「多聞」は南北朝の楠正成の幼名「多聞丸」からいただいたものです。

海軍兵学校四〇期出同期には大西瀧治郎氏、宇垣纏氏などそうそうたるメンバーがいます。

彼は航空のエキスパートとして第二航空戦隊司令官を務め二航戦を育て上げますがミッドウエー海戦で手塩に掛けた二航戦搭乗員たちを多く戦死させて、責任を取るように『飛龍』に残り最期を遂げられました。彼がもし生きてあれば、あの戦争の行方も少しは違うものになったのではないか、とさえいわれる優秀な提督でした。

 

彼の魅力はそうした軍人としての才能だけではなく家庭人としての部分にもあります。

最初の結婚で五人のお子さんをもうけますが(おひと方夭折)、五人目の男の子を出産したすぐ後奥さまが亡くなり、まだ幼い子供を抱えて途方に暮れていた多聞さんに、山本五十六氏から再婚の勧めがあり、孝子さんと再婚。まだ若い孝子さん、いきなり五人の子供の母親となって大変な毎日であったでしょう。その孝子さんを溺愛と言ってもおかしくないほど愛した多聞さん。孝子さんへの手紙には当時の男性が絶対書かなかったのではないか?というくらい甘く、ロマンチックな文言が並んでいます。

愛されていた孝子さんがとてもうらやましい・・・。

孝子さんは子供たちの扱いに心悩ます時もあったようですが多聞さんの愛があればこそ、耐えられたのではないかなあと思います。もし、彼女に対して通り一遍の言葉しかかけてくれなかったら、あるいは軍務の多忙を理由に家庭を一顧だにしてくれなかったら。

とても、誰にも耐えられるものではなかったでしょう。

多聞さんはえらい人だと思います。

女というものはたった一言でよい、ねぎらいやいたわりの言葉をかけてくれるだけで疲れやわだかまる思いが軽くなったり消えたりするものなのです。

そのへんをよくわかってらっしゃる山口多聞という人は、人間としてもすごい人だと改めて思うのです。無論、子供たちと継母の孝子さんの間に挟まって悩む日もあったでしょう。それでも「お前がしっかりしないから」みたいな叱責をしない彼はえらいなあと思うのです。

そういう旦那が欲しかった。

でも、そういう男性はあの時代だからいたかもしれないし、あるいは山口多聞という人がその点特別だったのかもしれないですね。

 

なんでこういう話を突然書いたのか?というと・・・

昨晩わたしの夢に山口多聞さんが出て来たのです!他に二、三人いたようですが多聞さんがいて皆で温泉宿に泊っている夢でした。

最高~~~~!

どうして覚めてしまったの!というくらいの夢でした。楽しかったあ!

で、目覚めてはた時がつけば今日は中秋の名月。多聞さんが亡くなった時の月とは季節は違いますが、同じ月だ!そしてこの晴天ですので素晴らしい月が出ることでしょう、もしかしたらどこかで多聞さんもこの月を今も愛でているかもしれません。

「一緒に愛でましょう、山口中将!!」

というわけで、酒と団子を買いに走る私・・・・

でも時間が遅かったからか、団子は売り切れ。ですので白いどら焼きを代用品にして酒は広島の銘酒「酔心」だ!で、うちには残念ながら『飛龍』の人形がないので、山口中将も出向かれたことがある『大和』の人形にお供えしました。
DSCN1074.jpg

平成二五年の御代の、中秋の名月。山口中将はどのようにご覧になってらっしゃるでしょうか・・・?

 

 

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中秋の名月、素晴らしい・・・

写真を撮ったのですが小さなデジカメではうまくとれませんでした。しょうもない出来の写真ですがあえて載せるこの精神。

なんかきれいな月を見るたび、大好きな山口司令官を思い出します。ミッドウエーの『飛龍』の沈没のあたりに今も山口司令官の御霊はいて、美しい月が出るたびそれを見つめている・・・そんな光景が浮かびます。

 

「女だらけの武蔵」の大茶会の続き、明日以降になります。ああしようかこうしようか、いろいろ考えては一人笑っております。

ご期待下さいませ。

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● COMMENT ●

荒野鷹虎さんへ

荒野鷹虎さんこんばんは!
デジカメの性能は日進月歩ですね。本当はデジカメでも一番レフかなんかで撮影したらいいのでしょうがそうすると今度はわが腕前が付いてゆけず・・・(-_-;)。勉強せねばです!

酔心という酒はなかなかフルーティな味わいですよね。最初に飲んだ時「旨い!」と思いましたもん~!

震度5強の揺れというと2年半前の東日本大震災の時の東京の震度でしたが(私はあれは東京でも震度6はあったと思うのです)あれは恐怖を伴いますね。
直下型地震はいつかはきっと来ると思いますがいつか、止まりでその先まで完全予測は無理ですものね、心構えだけはしておくしかなさそうですね・・・。

まろゆーろさんへ

まろゆーろさんこんばんは!
本当にうれしかったです。多聞さんがこちらを見つめていたのが何か印象的でした。
今までどんなに思っても夢に出てくださらなかったのですが・・・司令官が何を伝えようとなさっていたのか。これから考えてみたいです。
守られているのでしょうか、こんな私でも・・・嬉しいですね。

宇垣さんの終戦の詔勅後のあの行動は私にもどう理解し解釈したらいいのか未だにわかりません。もし、彼が敗戦の責任をとりたいなら大西中将のように一人で自決されればよい話で前途有為な若者(中には妻帯者もいたらしいです)と心中行為をする必要はないはず。
あの状態で、宇垣のような上官が「行く!」と言えば部下は絶対ついてゆくということを彼はあるいは見こしていたのではないか、とうがった見方もしたくなります。
一人で自決なら当たり前でも、上官の思いに共感して部下たちがいわば宇垣に「殉死」ならそれはあるいは美談になるかもしれませんものね。
十数名の部下たちが無駄死にと言われないよう、後世のわれわれは純粋な思いを汲んであげたいですね。

matsuyama さんへ

matsuyama さんこんばんは!
なんと露天風呂からの名月観賞とはこれ、一番の贅沢ですよね~^^、うらやましいぜひ一度してみたいですね!
お酒があればホント最高の風情。これこそ日本人ならではの贅沢ですよね~。

夢でしたが幸せなひと時でした・・・どうして覚めてしまうのだろう夢って、と起きてから少しさみしかったです^^。

見張り員さんへ!!

中秋の名月は前のデジカメでは撮れませんでしたが、新しく買ったデジカメではなんとか写りました‼笑い)
望遠は16倍ほどしかありません。

広島の「銘酒酔心」は因島の先祖を探索した時はじめて呑みました。今でも忘れられなく愛飲しています。

福島での震度5強の地震は札幌ではありませんのでもし体験したらしどろもどろになって何をしたらよいか分からないでしょうね。
30年後までには直下型大地震を予想されていますが、どうなんでしょうか?誰も逃げる人や引っ越しをする人はいません。予報と言うものは来てみないと誰も準備はしないものと思いましたねー。私も然りです。まして南海地方の人も同じですよね^^。

NoTitle

おぉ!!! 夢枕に。
名月に誘われて冥府からいらっしゃって、見張り員さんに何を伝えたかったのでしょうか。それにしても憧れの方の思わぬ出現に、これからの見張り員さんの幸を見た思いがしています。守られていますね。きつく。

宇垣さん、終戦の詔勅のあと大分市にあった飛行場から部下ともども沖縄に向けて飛んで行った最後の特攻ですね。終戦が分かったのにそれでも若い部下を道連れにした彼の行動は僕には理解できません。彼は別にして10数名の若い命こそ勿体ない犠牲だと思っています。

NoTitle

昨日の中秋の名月、露店風呂から眺めていました。
深まりゆく観月を入浴しながら楽しんだのは初めてです。これにお酒を酌み交わしたら、風情を独り占めという感じでしたけどね。
夢とはいえ、憧れの人と昵懇の観月。これはもう忘れられないひと時ですね。

オスカーさんへ

オスカーさんこんばんは!
未明の地震には驚きました。夜中の地震っていやですね、びっくりして動悸がするし(-_-;)。
でも震度5強を観測した福島の人はもっとびっくりだったことでしょうね。大きな余震がないことを祈りばかりです。

夢とはいえ素敵な時間でした。
なかなか夢に出てくれない人なので嬉しかったですよ~~っほほほーい!!

風邪をひいてかったるい身体に嬉しい2連休がすぐそこです。
オスカーさんも御身大切になさってくださいね^^。

Re:

おはようございます。夜中の地震にビックリしました。満月となにか関係があるのか…。
月を見る時はひとりだとしても、心の中では今は亡き人たちや遠方の友人たちとの観月ですよね…!多聞さんとの温泉、いい湯だな~!でいい夢でしたね。お茶会の話の後は温泉物語かな?(笑)
ステキな週末になりますように(*^^*)


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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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