2017-10

日々雑感・島田知事、広島、長崎・・・ - 2013.08.07 Wed

今「生きろ」というTVドラマを見つつこれを書いています。

以前私のブログで少しご紹介した「島田叡」知事のお話です。島田知事は大変な人格者で、沖縄県民の為に粉骨砕身され、沖縄戦の中で散華されました。

しかし、知事の御遺骨は今も見つかっておりません。責任感のお強かった島田知事ですからきっと、沖縄の地に眠る多くの戦没者の御遺骨が集骨される日が来るまで、出てはいらっしゃらないのかもしれません。

知事は、いよいよ米軍が上陸し戦場となった時女学生の挺身隊(看護隊)の二人ほどが水を組んで重たい桶をもち、坂を上ってきました。足場が悪く滑ります。しかも狭い。

すると向こうから島田知事がやってきてその水に入った桶を二人から取り上げるとそのまま坂の上まで登って行ってくれました。突然のことで言葉もない女学生を後にして知事はその場を去って行きました。感激した女学生は担当教諭にこの話をして感涙にむせびました。

すると教諭は「馬鹿もの、戦争中だぞ。泣く奴が居るか」と言ってこれも感涙にむせんだのです。

また、いよいよ沖縄線が激しくなり追い詰められたころある朝県庁の女子職員が清水を汲んできて知事に「これでご洗顔を」と洗面器を差し出しました。

知事は、その水を使ったのでしょうか。

いいえ、島田知事は「お前さんが命がけで汲んで来た水で顔なんか洗えるかい」と言って自分は雨水で手拭いを浸してそれで顔を拭かれたそうです。

島田知事・・・前任の沖縄県知事が出張を口実にして沖縄に帰らなかったので急きょ、白羽の矢を立てられ沖縄に赴任し、そしてあの激しい戦いの中で散華されたひと。

沖縄県民、いや、日本人全体が島田叡知事の御遺徳をしのんでほしいものです。沖縄県民を大切に思い、そしてその心に殉じて言った島田知事。

もっともっと、知られていいお人です。

 

そして昨日は広島原爆祈念の日でしたね。

この日を迎えていつも思い出すのは今から20数年前のある新聞の一面の「平和祈念式」の写真です。新聞にはよく平和の火を後ろから撮った写真が載りますがその日の新聞(正確には6日夕刊です)もそのアングルからの一枚でした。

何気なく見ていたのですが何か・・・感じまして良く見ますとその大きな炎の中に数体の「ひと」の姿が浮かんでいました。

正面向いた男性の姿一体、子供を抱いた女性らしき人一体、そのほか数体の「ひと」の姿。きっとあの原爆で亡くなった人の魂が写真に写り込んだのだと思いました。

あの日、一瞬のうちに亡くなった人が多かったでしょう。もしかしたら今も自分が死んだということを御理解できない御霊もあるかもしれません。だとしたら・・・なんと残酷なことでしょう。長崎でもきっと同じなのでしょう。

その御霊、安らかにと願うばかりです。

 

以前TVで聞いた被爆体験者の話に、学校が爆風でつぶれ、生徒が多数下敷きになった。が人手もなければ重機もない状態で助けることが出来ない。火が段々回ってくる・・・と涙にぬれた顔をその人に向けた少年が言ったそうです。

「おじさん、かたきを取って下さいね」

少年は火に包まれて行きました。少年の無念を思うと胸がつぶれる思いです。かたきを取ってね、と言って死んでいった少年に、応える術を今の私たちは持っているのでしょうか。

かたきを取る。

それは何も、アメリカに同じことをしてやるというのではないですね。あの当時なら、「アメリカにもこの爆弾を」と思ったでしょう。が今は違います。

私はアメリカにこの原爆の真実の姿をしっかり見せて、「あなた方のしたことは非人道的なことだ。これを以てあの戦争を早く終息させるためにしたという言い訳は通らない。過ちは素直に認めて、この先の世界に核兵器が三度使われないようにしてほしい」と、きちんとした謝罪を引き出すことが我々の時代における「かたきを取る」ということではないかと思いました。

戦争は「悲惨」です。それは当り前です。

でもただ「悲惨」だと言うだけでは戦争の本質を見失うことにもなります。

その中にそっと光る『人々の勇気』『国を思う心』などを見出したいと思います。極限状態にありながらも、人々は懸命に生き、生きようと努力した。

その「人」としての力を見てゆきたいと思うのです。

 

明後日九日は長崎原爆の日。

高校の修学旅行で訪ねた長崎を思い出しています。

長崎も広島も訪れました。沖縄にはまだ行っておりません。いつの日か沖縄を訪問し、戦跡を訪ね散華なさった英霊たちの声を聞いてきたい。

そう思う8月です。



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● COMMENT ●

すっとこさんへ

すっとこさんこんばんは!
島田知事、あの沖縄戦を語る上で重要な人なんですがあまり今まで語られることがなかったです。今回TVドラマになって正直驚いている私です。でも、彼のご人徳は未来永劫消えることはないと思います。
あのドラマでは例によって「日本軍悪し」の図式がしっかり描かれていてちょっとがっかりしましたが…(-_-;)

でもこれを機会に、日本中のいや、世界中の人が島田叡という人を思ってくれたらいいなあ、と思いました。
そしてすっとこさまが島田知事に関心を持ってくださったことに感謝いたします。

今日(8月10日)の東京は燃え上がらんばかりの暑さでした。気分が悪くなりそうでしたが何故か熱中症にならない私!(自慢か?)
NYは涼しいんですか!?
ううううう・・・・うらやましい~~~~~!

NoTitle

見張り員さんには教えていただくことばかりです。

この島田知事のことも知りませんでした。
エピソードからお人柄が偲ばれますね。
前任者が放棄した仕事を肩代わりすることに決めたとき
静かに死を覚悟なさっていたのでしょう。

こうやって見張りんさんがブログを通じてお知らせ下さって
わたしも島田知事を知ることができました。
結局は”その人”なのですね。
平時であればどれほどのお仕事をなさったことでしょうか。
惜しい方ばかりが亡くなってしまったような気がします。

でもその生き方はこうやって語り継がれてゆけば
決して犬死にではなかったと思うのです。いいえ断じて犬死に
してはなりません。
ここに独り、島田知事を覚えた人間が存在しますよ。

日本はますます暑いようですね。
涼しくなってきたNYより「熱中症に気をつけてね」と
声援を送ります!



ずん太ママさんへ

ずん太ママさんこんばんは!
あまり語られることのない島田叡知事が、これで少しでも多くの人の脳裏に焼き付いてくれればいいなあと思いつつ見ていました。
例によって、日本軍イコール悪者の図式が多く出てきたのにはちょっと違和感を覚えましたが・・・。
それでも島田知事の深い人間愛は伝わったと思いますね^^。

いつか沖縄に行ったら、島守の塔に詣でたいです。

明日は長崎の日・・・心から祈りたいと思います。

暑さ格別ですね、どうぞお体大切にお過ごしくださいね。

まろゆーろさんへ

まろゆーろさんこんばんは!
日本人が知らない日本の歴史をもっと掘り起こして知らしめるべきですね。こういう時代になったればこそ、ですね。
歴史の真実は、どれほど隠蔽しようとねつ造しようと変えられません。その真実を明らかにして中・韓に「これが本当なんだ」と言ってやりたいと思うのです。おっしゃるように今のままではあの戦争で亡くなった多くの御霊は浮かばれることがありません。
それにしても現在の多くの日本人の、英霊たちに対する仕打ちは悲しいものがあります。
国の未来のために戦ってくれた人を貶める行為は改めてほしいと切に思います。日本が真の独立国として世界に認められるためにはまずそこからではないかと思います。
他国の顔色を窺うようではだめですね・・・

このところ異様に暑いですね。にいさまも御身大切になさってくださいね^^。

いなばさんへ

いなばさんこんばんは!
お元気そうでなによりです^^。

あのとき、島田さんが知事として赴任しなければあの沖縄戦の歴史は少し変わっていたかもしれませんね。

8月6日、昨年はほとんど特別番組もなかったですね。五輪イヤーだったせいもあるかもしれませんが日本人として忘れてはいけないものがあるはずだと思っていました。
原爆と原発事故を同じ次元で語ることには私自身はちょっと…違和感を覚えますね。

中沢さんの「はだしのゲン」。昔従弟に借りて読みましたがすさまじい迫力に圧倒されました。

『生きろ』テレビを拝見しました。
島田知事には感動してしまいました。
人間の優しさ強さを教えて頂いた気がします。

わたしも沖縄にはまだ行っておりません。

明日も心からご冥福を祈り、手を合わせたいと思います。

日本人が知らない日本の歴史とそこに生きた人々の命の数々。やはり今の日本人にはそんな真実こそ教えられなきゃいけないのではないかと思います。中国や韓国にも真実を突き付けねばこうやって命を落とした人々の霊が浮かばれません。本当に悲しくなります。
原爆の閃光で瞬時にして跡形も無くなった人間というカタチ。ある人のは大きな石に、ある人のは塀にその姿が残っているらしいです。日本人はアメリカを恨まず戦争を恨むという崇高な精神を持っています。中国や韓国の気違いとは心が違います。
しかし亡き人を慰めるという大切な手順を踏み外しているのも事実です。その希薄さに付け込まれていることにも気付かねばと思っています。
これからおよそ一週間は日本と日本人にとっては、どこの誰が何と言おうとも大切な時間のはずです。

暑いですね。お体を大切にして下さいね。いつまで暑いんでしょう!!

Re:

こんばんは。私も、先ほど観ました。島田知事の人柄があってこそ、太田少将の「沖縄県民カク戦エリ」があるのですね。
8月6日、休みだったので、広島平和の式典の中継観ていました。
残念なことに「三大民放」は、中継していませんでした。(福島の原発事故の年だけ)
一年間に原爆症などで亡くなった方々の名簿と聞いた時、「はだしのゲン」の作者、中沢さんも‥。


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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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