女だらけの戦艦大和・総員配置良し!

女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?

女だらけの戦艦大和・世界名作おとぎ話・ねむり姫2<解決編>

――『ヤマート城』は悪しき魔法使いによって、すべての人々が眠らされその城の周りにはいつしかイバラが這いまわっている――

 

『ヤマート城』のオトーメ姫は、スケヒーラとエロスヒーラの魔法にかかって深い深い眠りについている。スケヒーラはそのおおきなベッドの裾に腰をおろし、オトーメ姫の可愛い桜色の頬を撫でながら、

「なんて可愛いお姫様。今日からあたしのものよ、あなたのお父様の王様が私たちへの仕打ちを悔いない限りあなたは決して目覚めずあたしのもの!ホホホ―!」

とひとり喜んでいました。

しかし、このことを風のうわさで聞きつけた隣国・コーカイカー王国の王子フトーシが

「許せん!スケヒーラとエロスヒーラと言えばわが国でも悪名高いとんでもない魔法使いではないか!それが『ヤマート国』を蹂躙し、姫君をいいようにしようとは・・・許せんぞ!」

と大変お怒りになりご自身の愛馬・クロスレイにうちまたがると『ヤマート国』めがけて一散に走りだしました。

途中ものすごい嵐に出会ったり、クロスレイとともに底なし沼に落ちこんだりしましたがフトーシ王子は不屈の精神でこれらの難関を突破し、いよいよ『ヤマート国』に入りました。

最初に行きあった小さな村の人に聞けば、何でもお城はすっかり魔法でイバラに囲まれとても鼠一匹とて侵入できるような状態ではないとのこと。普通の王子ならばここですっかり尻込みしてしまうところでしょうがこのフトーシ王子はそういうハードルが高ければ高いほど燃えるタイプだったのです。その意味では王子は『ヤマート城』のマッツオッカーによく似ています。

ともあれ王子はクロスレイを励まし、とうとうヤマート城の見えるところまで来ました。遠目にも、城はイバラで囲まれて異様な雰囲気です。きっとそして、どこかで魔法使いが見張っていることでしょう。フトーシ王子は用心して、そこらの草や葉っぱを引き抜いて自分と愛馬・クロスレイに偽装を施しました。そしてゆっくり、見つかりにくいように歩いて城に近づいて行きました。

 

それを、スケヒーラはしっかり見ていました。やはり物語はこうでなければ面白くありません。

スケヒーラは、

「まあ、お客様だわ~。あの王子、このオトーメ姫を救いに来たのね。そしてうまくいけばこの子をお嫁さんにして自分の国に連れて帰る・・・て寸法でしょ?物語ではそうかもしれないけどここではそうはいかなくってよ?この子はあくまで私のもの!邪魔な王子はさっさとやっつけてしまいましょう~っと!」

というとエロスヒーラとともに城のてっぺんに立ち、フトーシ王子を迎え撃つ用意を・・・。

 

その二人の邪悪な魔法使いの姿を見つけたフトーシ王子は「クロスレイ、行くぞ。とっかーん!」と大声で叫ぶと、自慢の宝刀・小鉄(こてつ)をかざしイバラの中のヤマート城めがけてクロスレイを走らせました。映画ならここで突撃ラッパが吹き鳴らされるところです。

フトーシ王子は勇敢にイバラを小鉄で薙ぎ払い斬り払い城の入り口まで来ました。そこでクロスレイを降りると片手でその口を取り、もう片手で小鉄を構えて用心に用心を重ね、歩きだしました。城の入り口のそこここで、思い思いの姿勢で城の人たちが眠りについています。何事にも熱くなることで有名なマッツオッカーとその配下のハッシ―、トメキッチンさえ深く熱い眠りについています。フトーシ王子はトメキッチンの肩に手をかけて揺すってみましたが全く目覚めません。

「だめか・・・」

と王子がつぶやいた時いきなり眼の前に魔法使い・スケヒーラが現れました。その後ろにはエロスヒーラがいますが二人ともどうも服装センスがよくないのか、下卑た紫色のスケスケのまるでベビードールのような服でいます。

スケヒーラはいやらしい微笑みをすると

「ようこそ、王子さま。でもここはあなたの来る場所じゃなくってよ?さっさとお戻りなさい」

といいました。が、フトーシ王子は宝刀・小鉄を構えると

「さっさと戻るのは貴様の方じゃ。そしてお城の皆に掛けたこの魔法を解くんじゃ、ええか!」

と怒鳴りました。するとスケヒーラは「言ってもお分かりにならないようね、ではアタシたち実力行使いたします。よくって?」というと例の魔法の棒をフトーシ王子に向かって突き出しました。

ちょっと珍しい形の魔法の棒、フトーシ王子がちょっと不審げな顔をしますとエロスヒーラがその棒をこすり出したではないですか!時折ぺろぺろとなめたりしています。なんというか全く品がありません。

すると恐ろしいことに、その珍しい形の棒はむくむくと大きくなり始めたのです!あっという間に大きくなって反り返り、フトーシ王子を威嚇するかのようにそそり立っています。スケヒーラはいやらしい笑いをして、

「さあこの魔法の棒の威力を見せてあげましょうか?この棒であなたを一瞬にして突き通すことだってできてよ?怖くなったかしら?なら早くお帰りなさい、悪いことは言わないから」

といいます。フトーシ王子はフフンと鼻で笑うとそのでっかくなった棒を指差してそれはそれは大きな声で言いました。

「ちっちぇーの!!」

すると・・・いまのいままで大きく反り返っていた棒がシュン、と小さく元の棒の大きさに戻ってしまったではないですか。スケヒーラとエロスヒーラはびっくりしました、そして

「いやーん、あなた 只者じゃないわね!今までにこの棒を萎えさせた人間は一人もいなくってよ?あなたもしかして悪い魔法使いじゃなくって!?

と叫びました。フトーシ王子は<悪い魔法使い>という言葉に大変腹を立てて「なんじゃと!よりによってうちを悪者扱いしよって!貴様らに言われとうないわ」と怒鳴り宝刀・小鉄を構えました。

次の瞬間小鉄がきらめき――魔法使いの珍しい形の棒は真っ二つに斬られてしまいました。スケヒーラとエロスヒーラは真っ青になって「キャーー!」と叫ぶと城の中に向かって逃げ込みました。

フトーシ王子は「逃がすもんか、待て貴様」というと、クロスレイを駆ってそのあとを追います。一応魔法使いなだけあって、二人はあっという間に『ヤマート城』の塔の一番上に上がり、そこでなんと二人は抱き合うなり、さっきの珍しい形の棒に変身したのです。

それもたいへん大きなもので、さすがのフトーシ王子も一瞬あっけにとられるほどです。珍しい形の棒は前後左右にゆらゆら揺れつつフトーシ王子を挑発します。

「ほーら、あなたもこれ好きでしょう~?さわってもいいのよう?それとも・・・またがってみるぅ?」

スケヒーラの声が響きます。フトーシ王子は宝刀を構えると

「ちっちぇーの!」

と怒鳴りましたが今度は効きません。少し困った王子のそばに、コイズーミ、ナガーツマ、マースソエの三人の良い魔法使いが飛んできました。そしてフトーシ王子の耳元で、

「ここは私たちに任せてください、そしてあの珍しい棒にとどめをさすのはあなたですよ!」

というと、三人のよい魔法使いはキラキラと光りながら上空に舞い上がってゆきました。

と、次の瞬間!!

三人の良い魔法使いは、それはそれは巨大な――スケヒーラとエロスヒーラの珍しい棒よりずっとずっと巨大な――珍しい棒に変化したのです。スケヒーラとエロスヒーラのそれを子供のようだとすると、よい魔法使いたちのそれは立派な大人のそれです。

これにはさすがのスケヒーラとエロスヒーラの珍しい棒も太刀打ちできなくなりました。そしてフトーシ王子がとどめに、

「ちっちぇーの!!」

と叫び小鉄をひらめかせ、スケヒーラとエロスヒーラの珍しい棒を断ち切りました。すると棒は「ぎゃあ――!」と断末魔の声をあげて、消えてしまいました。

ついに、悪くていやらしい魔法使いは退治されたのです。

 

すると。

城を覆っていたイバラが枯れ始め、その代わりにバラの花が咲き始めました。お城の人々も少しずつ目覚め始めたようです。もとの姿に戻ったコイズーミたちが「王子様、早くお姫様のところへ!」と背中を押してくれました。

「そうじゃ、お姫様のところをしっとるなら案内してくれ!」

フトーシ王子は魔法使いたちの先導で走り出します。暗い塔を回る階段、途中に間遠に燭台の明かりがあるだけ。いつの間にか、魔法使いたちより先に走る王子。ふと見れば一つのドアがあり、フトーシ王子は「ここか!」と勇んで飛び込みました。が、中で眠っていたのはとてもでかい体の女官のマッツモートでした。すごいいびきでベッドが振動しています。

「ウップ・・・間違えたようだ」

と王子はあわててその部屋を飛び出しました。三人の良い魔法使いたちがこっそり笑います。ナガーツマが、

「お姫様のお部屋はこの階段を上がったすぐ先です。私たちは王様と王妃様をお起こししてまいります」

というと三人はひとつの光になって下へ飛んで行きました。フトーシ王子はうなずいて階段を駆け上がります、燭台の灯の間隔が段々小さくなってきてそしてついに王子は愛しいお姫様のお部屋にたどり着きました。

そっと中に入るとオトーメ姫はベッドの中で小さな寝息を立てています。フトーシ王子はその肩をそっと揺すってみましたが起きる気配はありません。王子はちょっとの間考えていましたがやおら姫を抱き起こすとその唇に自分のそれを付けました。そして唇が離れて数瞬の後オトーメ姫はその瞼を開けました。

「ああ・・・私は・・・。あなた様は?」

そう問うオトーメ姫にフトーシ王子はその場にひざまずくと自己紹介し、あなた様は悪い魔法使いの魔法で眠らされていたのですがもう大丈夫です、とお話しいたしました。

そしてフトーシ王子はお姫様を伴って塔から下へ降りてゆきますと、もう三人の魔法使いから話を聞いていたナシーガ王とツグーコ王妃、それにお城の人々が広間に集まっていました。王様はフトーシ王子の勇気を称え、「なんでも望みの物を言いなさい、とらせて遣わそう」といいました。

フトーシ王子は

「それではこのオトーメ姫を私の妃にくださいませんか」

といい、王様も王妃様も賛成しました。お城もみんなも大喜びです。マッツオッカーはハッシ―やトメキッチンと「王子―!熱くなってますねえ、今日から君も富士山だ!」と言ってラケットを振り回して喜びます。でもハッシ―とトメキッチンは活躍の場がなかったのが少し不満ではありました。

 

こうしてフトーシ王子はオトーメ姫をお妃にして、とても幸せに暮らしました。めでたしめでたし。

 

           ・・・・・・・・・・・・・・

 

いやあ、おとぎ話ではないトンデモ話でした。これは確実に十八禁ですね(って最初に書けよ)。

お城の塔の上に屹立する<珍しい棒>・・・想像するとちょっと怖いような・・・ホホホ・・・!

 

ベビードール。私以前は、赤ちゃん人形のことと思っていました!全然違うじゃーん!?(画像お借りしました)
ベビードール

そしてこの話はこの曲を聞いて構想が浮かびました(娘が怒りそうだ・・・(-_-;))。



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コメント

matsuyama さんこんばんは!
全くもって激しい18禁物語でした^^。
すんなり入れたとのことで嬉しく思います、あまりいやらしさが先立っては・・と思いましたのでホッとしています。
珍しい棒、「ちっちぇーの」にドキッとされるのは男性ならではなんでしょうねw。女にはいまいちわからない心理ではあります(-_-;)

清らかな川の流れ、ベビードール、少コミ・・・盛り上げちゃいましたッ!!
2013-04-06 Sat 21:07 | URL | 見張り員 [ 編集 ]
これはこれは18禁おとぎ話でしたね。
おとぎ話を18禁にしたてるなんて、なかなかアイデアですね。それほどいやらしさもなく入り込めましたよ。その辺は見張り員さんの上手なテクニックなんでしょうね。むしろ珍しい棒の戦いは男にとって切実感があります。
「ちっちぇーの」ギクッとしました。自分のことを見透かされていたかと(笑)。

背景に森の中の流れる川やベビードール、少女コミックを配したところに、18禁を盛りたてる憎い演出がありますね。
2013-04-04 Thu 20:44 | URL | matsuyama [ 編集 ]
まろゆーろさんこんばんは!

そうか…男性にとって「ちっちぇーの!」は致命的な言葉なんですね・・・(-_-;)
私正直こういう言葉を使ったのはこれが初めてでございます・・恥ずかしかったでございますわ、にいさま。

でも!大変ご好評いただきましたので「世界名作おとぎ話」はシリーズ化してこの先も続けてまいります!
夜露思句!!
2013-04-04 Thu 20:13 | URL | 見張り員 [ 編集 ]
オスカーさんこんばんは!
そうです、終わりよければスケベよし!です(爆)。

童話、そうですよねよーく読むと結構エロチック・セクシャルな部分がちらちらしておるものがありますよね~。

ご好評いただきましたのでこれをシリーズ化しようと思いますっ!!
2013-04-04 Thu 20:10 | URL | 見張り員 [ 編集 ]
「ちっちぇーの!!」、男にとっては「勃たないね」と同じくらいに命取りの言葉です。それをお上手に駆使してさすがにテクニシャンの見張り員さんでした。
このバージョンは是非ともいずれまた発表して下さいな。
春に生き返りました!! 私!!
2013-04-04 Thu 10:50 | URL | まろゆーろ [ 編集 ]
こんにちは。終わり良ければすべてヨシ!!ですね~あやうくすけべヨシ!!と打ち込むところでしたわ(笑)もともと童話ってその奥深いところにセクシャルなものがありますよね。赤ずきんちゃんとか…。これは新シリーズとして続けて下さい。そしてマツコに活躍の場を!!
2013-04-04 Thu 10:08 | URL | オスカー [ 編集 ]

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