「女だらけの戦艦大和」・松岡の○○…講座1

「女だらけの大和」ほかの艦隊はそろそろトレーラーに着くころである――

 

そんな中、松岡中尉は何やら地道な作業をしているようである。麻生分隊士などが「分隊長、何しとられるんですか?」と覗き込んでも「いや!なんでもない、というか何でもあるんだが、まだ見せられないんだよ麻生さん。そのうち皆に御披露する時が来るからそれまで待ってて下さいよ。熱くなってね」とそそくさと去ってしまう。

「なんじゃろう、あがいに一所懸命になっとるんは。まさかまたおかしなこと考えとるんじゃなかろうねえ」

麻生分隊士は不吉な予感に支配されながら廊下を小走りに行く。

 

松岡分隊士は実は「講座」を始めようと考えていたのだった。

その考えがいよいよに詰まったある日、松岡分隊長は片山航海長と野村副長を前に提案したのだった。

「副長。航海長。私は提案いたしますっ!私は航海科分隊員にある講座を始めたいと思っておるのであります」

副長と航海長は「・・・講座?なんの講座だね」と松岡分隊長の瞳の奥を見つめる。すると松岡分隊長の瞳の奥が燃え始めた。すさまじい炎が見える。

「ううっ!?」と副長と航海長が引きかけた時、松岡中尉は

「聞きたいですか!聞かせてあげましょうー!私はですね、航海科員に○○○○(都合により今は伏字)を教えたいのです。いい○○○があるんですよぉ。皆が今以上に熱くなれるような。なんてすばらしい○○○○!!私はこの素晴らしさを皆に広めたいんですよ!・・・そうだ、出来たら艦内の希望者にはこの講座を受けていいことにしましょうか。みんなで熱くなって○○○○の○○○を叫ぼうではないですかあ!熱くなりましょう~~!」

と一気にしゃべって一人で盛り上がった。

はあ・・・と中尉の顔を茫然と見つめていた副長はやっと気を取り直して

「それはいいことだね。そういうことを教えておかないと、知らないと恥をかくことになるかもしれないしね。知ってるようで知らないことってあるからね。・・・うん、松岡中尉よろしく頼むよ」

と言い、片山航海長もうなずいて「皆にわかりやすく伝えるようにしてほしい、よろしく頼みますよ」と言った。

ハイ!と大声で返事をした松岡中尉、風のようにその場を走り去ると私物の置いてある夜戦艦橋に向かった。夜戦艦橋右舷の窓際に、なぜだかぶら下げてある松岡中尉の私物の袋があり彼女はぶら下げてあるひもをほどき、肩にひっ担ぐとまたどこかへと走り去って行った。

 

「なんかまた松岡分隊長が変なこと考えとるらしいで」

防空指揮所で麻生分隊士は居合わせた見張兵曹・小泉兵曹・石場兵曹に亀井一水を前に言った。「ほう、何を考えとるんでしょうね」と亀井一水が尋ねると麻生分隊士は首をひねって、

「さあうちには皆目わからん。ただ、妙な事ならいけんで皆注意せえよ」

とだけ皆に言っておいた。ハイと皆が返事し、小泉兵曹が右舷後方に消え、石場兵曹が亀井一水と一緒に下に行くと麻生分隊士はいきなりオトメチャンを後ろから抱き締めた。

「あ・・分隊士ぃ。いけんですこがいな時間に」

抗うオトメチャンを正面に向かせて抱くと麻生分隊士は「今は誰もおらんけえ、ええじゃろ」というなりオトメチャンの赤い唇を奪った。

やがて、オトメチャンの両手が分隊士の背中に回る。分隊士は(おお、久しぶりじゃのう・・・この感触)とうれしくなってきた。

分隊士がオトメチャンを抱きしめる腕の力が強くなり、唇が離れた。オトメチャンの口から「うう・・・」とうめきが漏れる。

分隊士はちょっとあたりを見回すと、オトメチャンをその場に寝かしてしまう。オトメチャンは恥らって、「分隊士。いけん・・・」と消え入りそうな声を出した。

分隊士はそんなオトメチャンの防暑服に手をかけると、そのボタンをはずし始めた。

「分隊士。いやじゃ、うち恥ずかしい。誰か来たらうち困ります・・・」

オトメチャンは半べそかきながら分隊士の手から逃れようとしているが、分隊士は怖い顔を作って、

「暴れたらいけん。俺の言うことを聴かんね」

というといっきにその服の前を開いてしまった。オトメチャンの白い肌が陽光に映え分隊士は生唾を飲んだ。

そしてそっとそのまがった唇を、オトメチャンの二つのかわいいふくらみの先に――

 

それをトップでマツコが見下ろしている。

両方の羽で顔を覆って(全くあの連中ときたら!真昼間から何やってんのかしらねえ~もう。アタシ恥ずかしくって見てらんないわよ!緊張感も倫理観もないのかしらねえこいつら!!全く色欲におぼれちゃって困った奴ら!)と憤慨している。

マツコは、(こういう奴らになにか、しゃんとさせるような薬みたいなものないかしらねえ。まったく大体人間のくせに鳥に意見されるなんてダメよねえ)と腹を立てている。

そこに、

「熱くなれよ―!」

と例の大声が響き、マツコが下を覗いてみればあの二人があわてて指揮所の後ろを回って逃げてゆく。

「そうだわ!マツオカよ。マツオカをうまく使えばいいのよ!」

マツコは閃いて、羽を開くと下でラケットを振り回している松岡分隊長の元にひらり、降りて行ったのだった――

   (次回に続きます)

           ・・・・・・・・・・・・・・

松岡分隊長は何の『講座』を始めるのでしょうか、そしてマツコは松岡分隊長をどう使うというのでしょうか(ってか、鳥が人を使うって!?)。

そしてまたまた性懲りもなく戯れを始める麻生分隊士とオトメチャン・・・。

次回をご期待下さいませ。

大和前牆楼 (画像お借りしました)

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Comments 6

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見張り員  
matsuyama さんへ

matsuyama さんおはようございます。
この話は、かの「回天」考案者の一人黒木博司さんが「山城」機関科分隊士だった時分隊員のために夜のひと時算数などを教えていた…そんな話から思いつきました。
松岡中尉が教える講座ですからどんな内容になるか・・・推して知るべしですね^^

私も会社勤めの時社員用の口座がありましたね。やはり社員教育ものでしたが今でも大変参考になることがあります。
決して無駄なものはないんだなあと思う昨今です。

2012/09/07 (Fri) 06:45 | EDIT | 見張り員さん">REPLY |   
matsuyama  

艦艇講座ですか。たまには乗組員をターゲットに講座もいいものです。
自分も勤めていた頃は社員を対象に講座を企画してました。といっても社員教育関係でしたけどね。
会社が一丸となって進むには社員の意思統一が必要ですから。商品知識、接客、礼節。客商売には必要不可欠なものです。まして生死をかける戦の中では歩を乱すことは許されないことでしょうから。
知らないと恥をかく? 松岡分隊長はどんな講座を考えてるんでしょうね。

2012/09/06 (Thu) 22:02 | EDIT | REPLY |   
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見張り員  
オスカーさんへ

オスカーさんこんばんは!
全く夏だろうが冬だろうが暑いだけの松岡中尉にまさに親父趣味のマツコ・・・
素敵な予感?がしますねw。

物語を考えていると勝手に思考だけが先走りして、楽しいのなんの。
ほしいのは時間だけ、ですね^^。

2012/09/05 (Wed) 20:49 | EDIT | 見張り員さん">REPLY |   
オスカー  

こんにちは。秋になっても多分冬が来ても♪燃えろ、ナツコォ~!!ばりの松岡さま、そしてのぞきおやぢのようなマツコ!!この「m&m」嵐の予感ですな(笑)
物語をあれこれ考える時間は楽しいですよね!!続きを楽しみにしています。

2012/09/05 (Wed) 08:42 | EDIT | REPLY |   
見張り員">
見張り員  
まろゆーろさんへ

まろゆーろさんおはようございます!

ここ一番のいいときに出てくる松岡分隊長…もうちょっとだったのに!という麻生さんの声が聞こえてきますねw。
このところ麻生アンドオトメの絡みがなかったので久しぶりに・・・と思っていますのでお楽しみに❤

暖かきお言葉うれしく、ありがたく頂きました。
どうもこのところの「更年期チョップ」「更年期バスター」にへたれ気味ではありますが頑張っております!へたっていたらTちゃんに心配かけますものね、元気で今日も生きます!!

いつもありがとうございます、まろにいさまのお言葉いつも涙が出るほどうれしいです。
にいさまもどうぞ御身大切になさってくださいね。

2012/09/05 (Wed) 08:15 | EDIT | 見張り員さん">REPLY |   
まろゆーろ  

グッドタイミングだかどうだか……、いいところで松岡さんの登場で。罪はない人なんだけど。
う~~~ん、私としてはオトメチャンと麻生分隊士のふたりには最後までいかせてあげたかった。
欲しい時は欲しいものですもん!!

天候がとても不順です。お体は持ち堪えていますか?? 心は萎れていませんか??
Tさんの思い出に魂を削ったのではないかと案じています。元気な姿こそ、亡き人には何よりのはなむけですよ。
もうすぐ過ごしやすくなりますから乗り越えようね。

2012/09/04 (Tue) 23:10 | EDIT | REPLY |   

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
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(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)