2017-10

日々雑感・2ない1れたの私。 - 2012.08.01 Wed

「ニ(に)ない・一(いち)れた」

これこそが私の半生を表現するにぴったりな言葉です。

 

「ニない」とは、いわく「情けない」「何もできない」です。

私は子供のころからこう言われて育ってきました。私はほんとに何をさせてもだめな人間で勉強も運動もうまくできなかったのです。しかも愚図でのろまでした(スチュワーデス物語か!?)。

しかもすぐ病気をするので「情けない」。

小学生になってからは勉強ができない(特に算数)ので、母方の叔父たちによくこう言われました。「情けねえ奴だなあ、こんなのも分かんないのか!」

一番私を傷つけたのは「(私があまりにできないから)お前のお母さん、泣いてたぞ」という叔父の発言。これは小学4年か5年の夏休みに言われたことだと記憶しています。

私はとてもショックでした・・・私がバカなために母親を泣かせている、親を泣かすなんてとんでもない子供だと。

しかしそれが嘘だと知った時の私の気持ちを察してください。叔父はそのように言えば私が気を入れて勉強すると思ったのかもしれませんが私は二重に傷つきました。

昔のことをよくここまで覚えているなあと我ながら思うんですがこんなこともありました。時は昭和40年代初頭、あのベトナム戦争が激しかったころのこと。

祖母の家に何日か泊っていましたからたぶん幼稚園の頃だと思います、TVで爆撃の様子が映され炎上する何か――建物のようなものだったと思います――が大写しになりました。

それを見て叔父が言いました、「こいつ(私のこと)がここにいたらあっという間に<炭>になっちゃうな。炭になって転がってっちゃうぞ」と。

祖母は「バカなことを言うんじゃない」と言いましたが母は笑っていました。私はとても嫌な気がして黙っていました。

あのときのいやな気持は今も心の奥にくすぶっています。だからと言って叔父が大嫌いというのではありません。

が、あのときのTVに移った情景があまりに悲惨なものだと子供心に映ったのでそこに自分が放りこまれることを想像するととても恐ろしかったのです。

大人は自分の発言が子供にどういう心理的影響を与えるか、よく考えながらものを言ってほしいです。

 

「一れた」

あきれた、です。あきれた奴とよく言われました。

思春期の頃、小学校時代に受けたいじめの影響が残っていて人と会うのが苦痛でした。母方の親戚がよく来たのですがその時も顔を出すことができないことがありました。お客が帰る時も顔を出せず申し訳ないなあと思いながら部屋にこもっていました。

それを後日母が叔父に言ったところ叔父が「なんだ、あきれた奴だなあ!」。

その通り私はあきれた奴です。言い返せません。

ですが私も苦しかったのです・・・いいわけですがどうにも普段よく会う人以外とは顔を合わすのが苦痛だったのです。なんとかそれを克服しないといけないとは思っていましたがなかなかできなかったのです。

それに対してあきれた奴だ、とバシッと言われて私は自分という人間はどうしようもない奴なんだとしか思えなくなりました。

高校も、数学ができないから親が望んだ県立高校ではなく私立にしか行けず「情けない」と言われました。

高校時代の極め付けをお話しましょう。

高校一年の秋に母方の親戚が叙勲し、そのお祝いを河口湖のホテルで行いました。一族郎党が集まり壮観でした。

その時、それぞれの家族で自己紹介をしようという話になり親戚が順々に前に出て自己紹介しました。

私は母と一緒に前に出ましたが母は私を紹介してくれませんでした。伯父・叔父はその場にこれんかった自分の娘や息子の話もしたのに。

わかっていました、私を紹介すると学校の名前を聞かれた時「どこそれ?聞いたことない」とか言われるのが嫌だったのでしょうね。

わたしはそのときは母の後ろで木偶の棒のように突っ立っているだけでした。

とても恥ずかしくいやでした。

 

そのあと、現役で大学受験しみごと失敗した時も私は行かなかったんですがやはり親戚の集まりがありそこで母は「お前の娘はどこの大学に行った?」と言われ、「○大と×大を受けて落ちた」と言ったら「なんだ、そんなところも受からなかったのか、情けない」と言われたとか・・・ずいぶんなじられました。

 

全く私はいったい何なんでしょう。こうして思い出すと全く私と言う人間は、どうして存在しているのかわからなくなってきます。

やっぱり「死にぞこない」だから仕方ないのでしょうか。

 

一言付け加えますと私の実家は「母子家庭」ではありません。

終始、ほとんど無言の父親がいます・・・!グエ。



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● COMMENT ●

鍵コメさんへ

ご連絡いただきましてありがとうございます!
メールにてお返事いたしますね!

お手数をおかけしてごめんなさい!

周平さんへ

周平さんこんばんは!
なんだか恥ずかしいくらいもったいなきお言葉、ありがとうございます。

人が幸せにならないでどうして自分が幸せになれるだろうか、というのは昔から自分の中にあったことでした。ですから物語を書くにも、あまり悲しい結末が書けなくてこれはこれで困ったりしますが・・・ww。

ありがとうございます、それしか言えませんがとてもうれしいです^^!

周平さんのお写真も、人に活力や生きる糧を与えてくださる宝箱です。いつ拝見しても心穏やかになります。

ジスさんへ

ジスさんこんばんは!

私のつまらない話を読んでいただきましてありがとうございます。
結局私が鈍いから仕方がなかったんですww。

ジスさんのお言葉嬉しく頂きました。
思えばジスさんの現在のほうが私の過去なんぞよりずっと大変でお辛いですね。それでも頑張っていらっしゃるジスさんを、私は見習わねば!!

娘たちに私は辛く当ってこなかったか、多分結構つらく当ったと思うことがありますがそれでも曲がらずここまで来てくれた二人に感謝しながら過ごしてゆきます。

ありがとう!!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

大丈夫!

僕はいつも見張り員さんの言葉に励まされています。
世間体ばかりを気にする、自分のことばかりの人よりも、人の幸せを願い人を幸せにしようと努力する見張り員さんの方がずっとステキです。
間違いないです。
時には弱気になるときありますよね、苦しさため込めないで、こうして想いをぶちまけてくださいね。

こんばんは。いつもありがとうございます。

大変お辛い幼少時代を過ごされたのですね。以前のブログでも少しお話をお聞きしたことがあった記憶がありますがここまでリアルにお聞きしたのは初めてでした。

皆さんの温かいコメントのように気の利いたことは申し上げられませんが、見張り員さんの文才であったり私のコメントやブログへの心あたたまるお言葉には本当にいつも感謝しています。

辛かった分、優しい娘さんたちとこれからもお幸せに暮らしてくださいね。

まろゆーろさんへ

まろゆーろさんこんばんは。

まろ兄さん、ありがとう。
そうですよね、生かされているんですよね。
私があの時死なないでいたのは、神様の誰かとの取り違えなんかではなく<遥か遠い人たち>が「こいつなら何かの形で気持ちを伝えてくれるかもしれない」と思ってその気持ちを託されたから死ななかった、と思うようになりました。

まろにいさまもお小さいころ辛い思いをされたのですね…いじめにあうとどうしてもそのころを、そのころの自分さえ消したくなります。
でもその辛い気持を子供を持った時語ることによって子供は仮にいじめられてもいじめる側にはなりませんね。こんな経験でも語り伝えることでもしかしたらどこかの誰かの役に立っているかも、立つかも知れない。
それこそが「何かの力で選ばれた」ということなのでしょう。
どんな人生でも無駄なものはないと思います。無駄なものがあるとしたらそれはきっと自分で無駄にしているということですね。

まろにいさん、ありがとうございます。
いつも温かく力強いお言葉をいただき私は生きる意欲がわいてきます。本当に、ありがとう!!!

そうへいさんへ

そうへいさんこんばんは!
コメントをありがとうございます!

そうへいさんも同じようなご経験をされたんですか・・・私も、あまり心の内を顔に出す方でなかったからか誰も私の気持ちを斟酌してくれなかったんですね。
のちになって「あのときは」と言おうものなら逆ギレされましたからw。

どんなことも人生の糧としてとらえるようにしてゆかねばいけませんね、そうへいさんのおっしゃるように「良いことは未来へ、悪いことは反面教師的に」捉えてゆくように!

貴重なお言葉をありがとうございました!!

matsuyama さんへ

matsuyama さんこんばんは!

いつもありがとうございます。
昔は子供へ投げる言葉がきつかったように感じますね、今のように必要以上の「言葉の糖衣錠」はいらないにしてももっと思いやりがほしかったです。
言葉は結構深い傷を心に作ります、そしてそれは自分が成長し大人になった時いきなり傷口を開いて再び激しい痛みを伴うことがあるのだと自分の身をもって知りました。
家族間のこんなことでも傷になるのですからあの震災でさまざまな心の傷を負った子供たちの将来が本当に気になります。

「女だらけの戦艦大和」はおっしゃる通り私の今までの人生の投影です。ほとんどがそうだと言ってもいいかもしれません。私の経験、やりたかったこと、空想していたこと・等々・・・
これを書くことで私は自分の心の傷を癒しているんかもしれません。

過去には戻れないのですから後は前向きに笑って過ごせるように努力あるのみ、ですね^^、そのように生きてゆきましょう!!

オスカーさんへ

オスカーさんこんばんは!

素敵な言葉をありがとうございます。
私はもしかしたら自分を必要以上に過小評価しすぎかな?と思いました。
そういう育ち方といいますか、自分を卑下しかできない環境があったと思っていますがもうこの年になったんですから残りの人生、その呪縛から解いてもいいですよね。

いつも素敵な言葉をくださるオスカーさんとお知り合いになれて本当によかったと思います!
これからもどうぞよろしくお願いします^^!

酔漢さんへ

酔漢さんこんばんは!

酔漢さんとどこか共通する思い・・・なんだか嬉しいです。
過去記事はまだ登場人物の性格も確立できてない部分や話のつじつまが合わなかったりしていますがどうぞ読み捨ててください。
私の思考での「帝国海軍・女版」とでもいいましょうか、でも色々な本を読んだりして自分なりの<取材>をし得た結果です。
拙いものですが、おかしなところがありましたらご指摘いただけると嬉しいです。

それからお手数ですが、酔漢様のメールアドレスをこのブログの記事のコメント欄にご記入いただいたうえで、欄外の「管理人のみ閲覧可」の部分にチェックを入れて送っていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

ルパンさんへ

ルパンさんこんばんは!

全く今だからこうして書けますが当時は本当に嫌な気分でした。
でもあの当時って今ほど子供に対して優しくも甘くもなかったですよね、最近ですよ何でもかんでも「お子様」「お子様」と必要以上に持ち上げるのは。

親戚がいい人とは限らない・・・そうなんですね、それは私の実家筋にも言えますし婚家の方にも言えることでして、だからあまり親せき付き合いはしたくないです。言われなくていいこと言われるから。

そうですね、海軍好きを通じていろいろな人と話もできましたし、きっと対人苦手意識はだいぶなくなってきてると自分でも思う時があります。

人生悲観ばかりじゃ詰まりませんものね、いろいろときっかけをつかんで楽しく行きたいものです^^。








































生きているから、生かされているからこんな素敵なブログが綴れていることを決して忘れてはいけません。いいですか。見張り員さん。貴女は遥か遠い人たちの魂から生かされているんですよ。貴女の後ろには何万、何百万もの「尊い心」があるんですよ。ご存知ですよね。
人はつらい思いの倍数だけ幸せになれます!! きっとそのうちにこれまでのつらさの埋め合わせが来ます。
僕も幼稚園の頃、思わぬ事故で小5までちょっとしたいじめに遭いました。
あの頃の自分の歴史を消してしまいたい。何度もそう思ってその都度写っている写真も捨てました。でも今は、あの頃の暗黒だった自分の気持ちや人々から受けた言われのない傷を子供たちに素直に伝え、同じような人間になるなと導いているつもりです。人から受けたことは忘れたい。でも言い伝えなくてはならない星の下の人間かもしれないと思っています。何かの力で選ばれたのかもしれませんね。
よくぞご自分の胸の内を吐露されました。それだけでも立派です。決して怯むことなく前に進んで下さいね。応援しているから。








kazuさんへ

kazuさんこんばんは!

ありがとうございます・・・そうおっしゃっていただけるととてもうれしいしこれからの励みにもなります!!

頑張ります!ありがとう!!

鍵コメさんへ

鍵コメさんこんばんは!

そうですね、沈黙は必ずしも「金」だとは限りませんね。
力強いお言葉に、勇気がわいてきております!

無理をしないでこの先も生きてゆこうと思っています。
本当にありがとうございます!!

突然お邪魔します。
なぐさめになりませんが、
私自身も似た様な経験を記憶しています。
私は無感情に見える子供だったのか、
親や兄は気にしていなかったようです。
私がその頃の事を話すと、意味不明の
言い訳や自分ももっと酷い目に遭ったと
まさに連鎖。と感じることを言います。
私は恨みと言うより、良いことも含めて
経験として抱いています。
良いことは良い未来へ、悪いことは反面
教師的に繋げられると良いですね。
長々と失礼しました。

見張り員さんも辛い幼少時期を過ごされたんですね。今も変わらないと思いますが、昔の子供たちは辛辣な言葉を平気で投げかけていました。そんなところにもいじめの世界を根絶できないのが、根底にあるような気もします。大人が言った言葉を真似して子供同士で言い合うことは日常茶飯事でしたね。
言われた方はそのたびにへこんでしまいます。心に大きな傷を負ってしまいます。無神経な大人たちが多かったんですね。子供の時に負った傷は大人になっても癒えません。むしろ長い年月で傷は広がってしまうこともあります。子供たちが今度の大震災で負った恐怖の傷は大きくなっても癒えないでしょう。しかしこの時点で心のケアをしておかなければ、歪んだ大人に成長してしまいます。
幸い見張り員さんは心の傷を負っているかもしれませんが、「女だらけの戦艦大和」という立派な小説を手がけておられます。これを題材に幼少時に負った心のケアをされているようにも見受けられます。
多分幼少時の記憶が今の小説に生かされているんではないかと思います。誰もが受けることのできなかった貴重な体験を、今こうして小説化できるということは、ある意味心強いことではないんですかね。
今となっては過去には戻れません。後ろ向きに考えず、何事も+志向に結びつけて考えるといいかもしれませんね。

こんにちは。「大切な傷…傷を負った人間はその傷ゆえに本当に優しくなれる」…私の好きな言葉です。見張り員さまの存在は自分で思っている以上に皆さまには大きいですよ。マイペースで毎日ちょっとしあわせ♪を感じる生活って私はステキだと思っています。見張り員さまのブログやコメントはいつも私をシアワセ♪にしてくれます。ありがとう(*^^*)

御縁を感じます

こんにちわ。「くだまき」は自身の記憶の整理。そして出会った人たちの記憶。そして、見た事、聞いたことの公開。家族の記録・・・・。
語った事で、多くの出会いもございました。
見張りんさんのお気持ちに触れ、私とは違う環境ながら、どこか共通する思いも感じました。
過去に遡ってお書きになられました記事を拝読させていただいております。
私とは違った視点からの「帝国海軍」は新鮮でもあり、自身も大変勉強になります。私の持っております資料他、一報くださればお貸しできる方かと思いました。
さて、大学受験ですか・・・・私が大学生になったのが20歳でございましたぁ。
(汗)理由は多々。「映画の観すぎ?」

メールアドレスをお知らせしますね。
御連絡下されば幸いです。

おはようございます

叔父さんの呆れたウソの話や炭の話はひどいですね。これはサディストというか人格を疑います。
お母様の気持ちは分からんでもないですが、母親のもっと大きな愛が欲しかったですね、
でも昔はそれが普通だったかもしれません。今も昔も辛い目にあっている子供がいると言うことですね。

私は親戚付き合いというものはほとんどしません。 
行事ごとなどで嫌でも会わないとならない親戚とは親しくないたくないでですね。
親戚がすべていい人とは限りませんし、
全くの他人だったら嫌になれば会わなければ済みますが、親戚はそうは行きませんから。
私は好き嫌いが激しいもので、親や子供と上手くやっていくのが精一杯です^^;

でも見張り員さんの人見知りというか対人関係苦手はもう解消されているようですね。
海軍大好きのお蔭ですね。人間って一つでも自慢できるものがあると余裕ができますもんね。
対人関係が下手な私は友達で開眼しました。 きっかけは人それぞれ違いますが変われるものです。
人生、そんなに悲観するものじゃないですね^^。

これだけ人気のあるブログを
書かれているんですよ。
それだけでも素晴いいじゃないですか〜^^
ね!^^

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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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