2017-10

日々雑感・6月5日と海軍グッズ! - 2012.06.05 Tue

今日は6月5日。

この日は何の日か・・・戦史ファンならすぐわかる、特に帝国海軍びいきが大嫌いな歴史から抹消してしまいたいミッドウエー海戦の日です。あれから今日で70年です。

この戦いについては詳細は書きませんが日本海軍は「赤城」「加賀」「飛龍」「蒼龍」の4隻の空母を失い、優秀な搭乗員・乗組員を多数失いそして山口多聞二航戦司令官、「蒼龍」の柳本柳作艦長などこれもかけがえない指揮官を失ったのでした。

この直前の珊瑚海海戦では辛勝した帝国海軍はこのミッドウエー海戦で大打撃をこうむり、そして大東亜戦争(太平洋戦争)の流れは当初とは全く違った方向へと流れてゆくことになります。
山口多聞さん

 

山口多聞中将は燃え盛る「飛龍」艦上にあって加来止男艦長と運命を共にしました。山口中将には当時、4人のお子さん(5人あったがお一方夭折)がありました。奥さまは一番末のお子さんを出産なさってすぐに亡くなり、しばらくは大変な日々だったようですが山本五十六の口利きで後添えをもらい、やっと落ち着いて仕事に邁進なさっていました。

まだ幼いお子様方を、後添いの若い妻に託して戦場へと赴かねばならなかった中将のお心を思う時、せつなさや哀しさが湧いてきます。

が、それを押し殺して国のために行くのが当時の男の生き方だったのですね。中将の一番下のお子様、宗敏さまはその手記に「(山口中将が昭和17年4月下旬に突然家に帰ってきて、)ゆっくりくつろぐでもなくあわただしく家を出て行った。・・・父は出かけるときいつもは玄関で軽く敬礼し、門を出る際に振りかえって見送る家族に対してもう一度敬礼する。しかしその日は玄関で一度敬礼しただけで振り返ることなく門を出て行った・・・」とお書きになっています。

宗敏さまもこの後に続けて書かれていらっしゃいますがお父様である山口中将はもう、きっと帰っては来られないと決意されていたのでしょう。その決意が、ただ一度の敬礼になって現れたのだと思います。

どんなお気持で行かれたのか、それを思う時男と女の違いはあっても同じ子を持つ親として、何か感じ合うものがあるような気がしてなりません。

 

というわけで・・・でもないですが再び私の「海軍グッズ」ご紹介です。
P1000621.jpg

まず「海軍手拭い」と銘打たれたこれは、紺地に白抜きで海軍下士官の階級章(昭和17年11月以前のもの)が付いています。

この階級章は「トラ・トラ・トラ」の劇中、最初の方で戦艦『長門』艦上での<長官登舷礼>シーンで見ることができますし、山本長官が『長門』に乗ってきて軍楽隊が吹奏するシーンではっきり見られます(軍楽隊員の階級章)。

これは昭和17年11月以降に下士官兵の階級呼称変更によって廃止になります。

 

次。
P1000622.jpg

海軍艦内帽です。これは昨年<戦史検定>会場にて購入しました。

私は時々これをかぶって洗濯物を干したりまた例えば、この物語を書くときにかぶって軍艦行進曲のCDを聞いています。傍目にはちょっとおかしい人に見えます。でも何事も形から入る方がやりやすい私にはもってこいの一品であります。

 

次。
P1000623.jpg

「海軍紅茶」であります。かつて帝国海軍はイギリス海軍をお手本にした関係からか、紅茶をたしなむ習慣があったようです。コーヒーももちろん飲んだようですが紅茶は必須アイテムだったようで、あの『大和』でも士官たちのお夜食・オムライスには必ず添えてあったようです。

しかもその注ぎ方が半端ないのですが、とある方の回想によれば「表面張力で、紅茶の表面が盛り上がるくらい入れた」そうで・・・

 

次。
P1000618.jpg

ネットをあれこれいじってる時に見つけたもので買ってしまいました。私はこうした服を持ってなくって欲しかったのもあり、あっという間に買いました。

これにはほかにもいろんな種類があり、実はもう一枚買いました。手元に来たらご紹介しましょうね!こういうものばっか買ってるからうちのエライ人に「無駄使いだ!」とかお金をとってるとか疑われちゃうのかな?でもこういうものを買うのはあくまで自分で稼いだお金からですので。

 

次。
P1000620.jpg

これはちょっと前に買った「千福 大和ミュージアムバージョン」です!千福は呉の銘酒、「大和」を始め呉所属の艦艇はこれを積んでいたと言います。

ほかにも「賀茂鶴」などを皆は愛飲していたようです。私はお酒はほとんどダメなので、もしも『大和』などに乗っていたら羊羹とか、ぜんざいを楽しみにする「ヘンな下士官兵」だったかもしれないなあ、といろんな妄想したらこりゃあ楽しい!

 

と今回はこんな感じでした。

まだ真打ち?が残っていますのでそれもそのうちご紹介しますね、お楽しみに~~!


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● COMMENT ●

荒野鷹虎 さんへ

荒野鷹虎 さんこんにちは!
おにいさまのご冥福を心よりお祈りいたします。
遺骨箱と遺品をお迎えになった時のお気持ち・・・お察しします。おにいさまがた御英霊の殉国のお心にそむくような日本人であってはならないと肝に銘じております。

ミッドウエー海戦はたとえるなら100メートル競走で10メートル走ったくらいでこけた、という比喩ができると聞きました。
戦争は勝ってるうちが花です。連戦連勝のうちに講和が結べなかったかと今になれば思いますね。
それにしても山口多聞という方は素晴らしい、ある意味山本五十六氏より名将だったと言われますがきっと、沈着で物事を広くみられる視点、視観がそのゆえんだったのではと思いますね。

いつもおほめにあずかり嬉しく思います、これからも書き続けますのでどうぞよろしくお願いいたします!

見張り員さんへ!!

私の次兄も、航空隊で戦死し、白木の骨箱とともに、練習帽、仕官服、短刀が送られてきました。
高校生まで、帽子と、軍服を改装して着用していました。懐かしく拝見いたしました。
山口多聞中将の意見を採用していれば、ミッドウエー海戦もあれほどの惨敗はなかったと聞きます。
途中で、講和の道を探るべきだったと痛感します。
よく調査された記事に、感動と、敬意を払いたく思います。!がんばって欲しいと心から応援しております。!

matsuyama さんへ

matsuyama さんこんばんは!
そうですね、不安な気持ちと連戦連勝の『おごり』にも似たものがあったのかもしれないですね。
山本長官がなぜこの作戦に執着したのかが今一つ分かりませんが、勝機があると確信されたのでしょう。仮に勝機があっても南雲さん・・・タメイキ。

そして日本軍に思いっきり欠けていたのがmatsuyama さんもご指摘の通り情報収集です。この一年後、山本長官が戦死するのも情報収集と諜報に大変な不備があったためとしか言いようがありません。

紅茶、イギリス海軍に倣った日本海軍としては外せない逸品だったようですね。
当時はセイロン産が主だったようです。そういえば私が子供のころ家にあった紅茶の缶には『セイロン産』の文字があったのを覚えています。

艦内帽、これなかなかいいですよ!matsuyama さんも手に入れてはいかがでしょうか?きっとお似合いになりますよ!

これをかぶって軍艦行進曲何ぞ聞きながら書くと、うんとその気になりますww。

鍵コメさんへ

鍵コメさんこんばんは!
その話は知りませんでした。ぜひその本を読みたいと思います!兵頭さん、雑誌『正論』によく投稿されていますよね。
あの時間のロスさえなきゃあなあ、といつもこの時期になると腹立たしくなります・・・(^^ゞ

海軍珈琲、「舞鶴」「佐世保」もあるんですよね。もっとも中身は同じですがw。
おお、略帽をお持ちですか。なんかいいですよね、あれww。

そうだ、今度は鍵付きコメントではなく普通にコメントして見ませんか?よかったら、ぜひ!!

それまで連戦連勝していた日本軍にも、いつかはきっと‥‥という不安な気持ちがあったのかもしれませんね。それがミッドウェイ海戦だったのかもしれません。野球で言う連勝のあとの敗戦は必ず敗戦投手の責任が問われます。山本五十六指揮官に心の隙間があったのでしょうか。
戦争にミスは不問ですが、緻密な作戦、情報収集ともっと気を引き締める体力が必要だったのかもしれませんね。当時のことを何も知らない素人の憶測で申し訳ありません。
海軍では紅茶を愛飲してたんですか。相手(敵)を飲みこむという意味があったんですかね。いろんなグッズがあるんですね。艦内帽恰好いいじゃないですか。1度被ってみたいです。これを被ってブログを書いたらその気になるでしょうか(笑)。

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

悟空さんへ

悟空さんこんばんは!

結果を知った後世の人間が「あの作戦は無駄だった」とは言えますが当時の人たちはどうだったのか?考えるときがしばしばあります。
多分、「無駄」とは思わなかったでしょうが、ミッドウエーに関しては確たる勝機もなしに行った作戦というしかないような気もしますね。
あれだけ真珠湾で『航空兵力』の圧倒的強さを見せつけた日本海軍がそれを生かせなかったというのは痛恨の極みです。
南雲長官も、山口司令官の進言を黙殺したところにも問題がありましたし、それに何よりそれまでの戦勝気分に浮かれたのか肝心の防諜が鳴ってなかったというのも。
たくさんのマイナス要因がこの戦の敗戦を導いたのでしょう。

すべてあとになったからこそ言えることですが、できるものなら過去に戻って教えてあげたい気がします・・・

見張り員さん、おはようございます

山口中将の家を出る時の思いはもう負けを予想していたってことを示唆しますね。
そうではないとしたら、虫の知らせですかね。 それにしても辛いことですよね。
このようなことからも、この海戦の立案は山本長官と思うのですが、イチカパチカの作戦だったようですね。
その当時、太平洋地域のアメリカ軍最大の軍機要塞は真珠湾だったと思われるのですが、
そこ奇襲ではある程度成功するものの、次の奇襲でないミッドウェイウェイ諸島の軍事基地は惨敗ですから、
奇襲でなかったら負けるというこの戦は負け戦を暗示しますよね。空軍力で決まると言うことですかね。

山口中将の敬礼1回でこの太平洋戦争の展開は決まってしまったといえますね、
でもそれも結果論の後付理由と言われればそれまでですが、無駄な戦いをした感じもします。
こんなこと書いたら、軍国主義?いや国粋主義の見張り員さんから叱られそうですが、
素人のたわごとと思い、見い逃してください^^;

まろゆーろさんへ

まろゆーろさんこんばんは!
こうした心情の日本人がいたのって、わずか70年前なんですよね。しかしあの敗戦でアメリカ式のものの考え方が入ってきて日本人は変わってしまいましたね。
黙して語らず、というのは最高の日本人の美学だったかと思います。特に海軍軍人は『サイレントネービー』という考え方があるからなおさらだったかもしれません。
そしてそのころまでの日本人の心を支えたのは教育だったと思います。国のためにいざという時は覚悟をする、という本当はごく当たり前のことが今では通用しない時代になりました。今は国(国でも人でも)は何かしてくれて当たり前、でも私たちは国に対して何もしたくはない。ましてや戦争なんかが起きそうになったら真っ先に逃げたい・・・というよりかかり根性(一番嫌いです、この根性!)が蔓延しています。
御英霊たちの嗚咽が聞こえるようです。

この海軍グッズを「素敵です」とほめてくださるまろにいさまに感謝です❤
なんだかいろいろと集めるうちにこうなっちゃいました。
これをかぶって洗濯物を干すときは、「如何に狂風」を口ずさみつつ干します。最高の気分です!
まるで一水兵のような気分で爽快であります!!

昔の人は多くを語らずに心を残していくのが美となさっていたのでしょうか。
私だったら泣きの涙で永訣を告げると思います。いや、その前に死にたくない死にたくないと
往生際悪くのたうち回るかもしれないです。

海軍艦内帽、これをかぶって洗濯物を干すなんてカッコよすぎと違いますか??
洗濯物がまるではためく旗のようで……。
しかしこだわりの海軍グッズには目を見張るといいますか。素敵ですよ!!


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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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