「女だらけの戦艦大和」・麻生少尉愛人疑惑!?|女だらけの戦艦大和・総員配置良し!

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「女だらけの戦艦大和」・麻生少尉愛人疑惑!?

2010.03.01(20:21) 179

「女だらけの戦艦大和」はこのごろは大きな作戦もなく、訓練に従事する日が多い――

 

その日も、麻生分隊士と見張り兵曹は上陸していい目を見てきた。そして二人を含む大勢は翌朝にランチに乗って『大和』に帰還して来たのだが。

 

分隊士の後ろに従って歩いていた見張兵曹は、分隊士のカバンから何かが落ちたのを見た。それをひらって「あの、分隊士・・」といいかけた時、分隊士にほかの分隊の士官が話しかけてきたのでそれを渡すきっかけを失してしまった。

「まあいいか。後でも」

そう、兵曹は思ってそれを自分のポケットに突っ込んで自分も居住区に急いで戻ったのである。

 

その分隊士の落とし物――紙切れではあったが――を兵曹が思い出したのは、それから数時間が経ってからであった。今朝着替えた軍装をきちんと畳もう、と思ってあの紙切れを思い出したのだ。

(そうだ、分隊士の落とし物があったっけ)

と思って、ポケットに手を入れてそれを出した。二つに畳まれたなんてことない紙である。兵曹は何気なく開いてみた。

その瞬間。

見張兵曹の顔色がちょっと変わった。

 

それは明らかに「恋文」であった。

差出人の名も、だれに宛てたかも書いてはないが確かに恋文。

「あなたを上陸のたびにお見かけし、そのたびに熱い思いにこの胸を焼いております。苦しいほどにあなた様に恋焦がれております。

いつかおめもじして、私のこの思いのたけをお伝えできたら、と思っております」

と、そんなことが書かれていた。

見張兵曹は(へえ、これが恋文というものなのか)と思ってしばらくの間、見入っていた。

そして(まあ、誰かのが間違って分隊士のカバンに乗っかったとかそういうのかもしれないね。でもどうしよう、これ・・)とちょっとの間、その始末に困ったが一応分隊士に渡した方がいいかなと思い、事業服のポケットに入れた。

 

しかし彼女らの日常は忙しく、そんなものにかまってられるほど暇ではない。

いきおい、見張兵曹はまたもやその恋文を渡しそびれた。

そうこうするうちにまた、次の上陸日になって麻生分隊士と見張兵曹は例によって連れだって上陸したのだった。

艦では食えないものを食い、そしていつもの宿に行って愛し合う。お決まりのパターンだが二人には貴重な時である。

大きなベッドの上で兵曹は分隊士に抱きしめられながら、ふと、聞いてみたくなった。あの恋文を思い出したからである。

「分隊士、もしも分隊士のことが好きでたまらないという人が現れたならどうしますか?」

分隊士は兵曹の乳首を吸っていたが顔をあげて、「そんな奴がいるかねえ?まあ、いたとしてもおれはオトメチャンだけしか眼中にないからね、おれに惚れても無駄ってもんだぜ!」

といい、再びオトメチャンの胸に顔を埋める。

兵曹はちょっとだけ不安に思ってはいたので、それを聞いてほっとした。そして、分隊士の動きに喘いだ。

 

その晩も明け、二人は上陸場に戻る。すでに多くの兵がそこにはいて、自分の艦のランチの迎えを待っている。

二人がそこに到着した時、それは起きた。

一人の下士官がさっと二人の前に出た。思わず立ち止まる麻生分隊士に、その下士官はうつむきながら敬礼してから封筒を差し出すと、

「今までの手紙を読んでいただけましたでしょうか。私の気持ちは本物であります、どうか、おくみ取りいただきたいんであります!」

と言った。恥ずかしいのかうつむいて少尉の顔をろくに見ない。よっぽど恥ずかしいのだろうか。

麻生分隊士は、「は!?手紙、手紙ってなんだ?しかも気持ちっていったい何のことよ?」とポカンとしているがその下士官はそれだけ言うとサッと走って多くの兵たちの間に消えてしまったのだった。

見張兵曹はちょっとばつが悪げに、「あの、分隊士・・」といい、例の紙きれを渡した。

分隊士は、「は!?これがその手紙とやらか・・・。そういやあ、前にもいくつかカバンの中とかポケットにこういうのが入ってたっけな」と、今更のように言う。

見張兵曹は、「中身をお読みにならなかったので?」と分隊士を見た。分隊士は、へへっと笑って「だってよ、こんな紙切れじゃあまさか手紙とは思わねえよ?」と言った。

見張兵曹は「ともかく、分隊士。さっきの人をいかがなさいますか?」と聞いた。ちょっと複雑な表情である。

あの下士官は見張兵曹より階級一つ上の下士官である。まともに相手はできない。後は麻生少尉次第である。

「いかがなさるって、オトメチャン」と分隊士は笑った、「おれがオトメチャン以外と付き合ったりするわけないだろ」

ちょっとほっとした兵曹ではあるが、分隊士がさっきもらった手紙を読むうちその顔つきが微妙に和らいできたのを見てしまった。

分隊士は、「あいつ、沢口って言うんだってさ。『金剛』の乗組員だってよ。なんだか小難しいことかいてあるなあ。一体いつどこで会ったかもわかんねえや。おお、一等兵曹だってさ。へええ・・・」と独り言のように言った。

見張兵曹は、「よかったですね。分隊士はおモテになって」というなり、サッと人込みに消えてしまった。

「あ、おい、オトメチャン・・・」と麻生分隊士は追いかけたが、ついにその姿に追いつけなかった。

 

兵曹は、分隊士と一緒のランチに乗ることを避けた。だから、分隊士がきょろきょろしながらランチに乗り込んだ後、自分は後続のランチに乗った。なんだか居たたまれなかった。

『大和』に帰艦してまっすぐ居住区に戻って私物を棚に入れた。

そのあともなんだか気分がすぐれない。

不安であった。

分隊士がなんだか遠くに行ってしまいそうで怖くなった。あの一等兵曹は豊満な体つきで、なかなかきれいな人だった。

(そこに行くと私は貧相な体だし、そんなにきれいじゃない)

ふらふらと歩きだした。

 

いつの間に来たのか、最下甲板にいた。缶室の唸りが聞こえてくる。ちょっと暑い。

でも見張兵曹は気にも留めずに、ふらふら歩く。

そして無線電話室のあたりでヘタヘタとへたり込んでしまった。

だんだん悲しさが増してきて、自然に涙があふれそして流れた。ぽたぽたと、ズボンの膝に落ちる。

その時、「おや、誰だそこにいるのは」と声がかかった。「なんだ・・トメじゃねえか。どうしたこんなとこで」

機関科の松本兵曹長であった。

見張兵曹はその場にへたり込んだままで、兵曹長を見上げた。涙が流れて、松本兵曹長はちょっとあわてた。

「何泣いてんだよ、泣くな。俺が泣かした見てえで困る・・ちょっとこっち来いよ」兵曹長は見張兵曹を立たせると、艦尾方向の兵員室に連れて行った。

兵員室には交代でくつろぐ機関科の兵が数人居るだけで皆疲れて眠りこんでいる。

彼女らを起こさないようにちょっと離れた場所に二人は座った。

松本兵曹長は、「どうした、トメがこんなとこで泣いてるなんざ尋常じゃあねえぞ。・・何があった?言ってみろよ」と見張兵曹に手ぬぐいを渡して言った。

兵曹はヒクヒクと泣きながら、さっきの事を話した。

「なんだあ、麻生少尉はトメってもんがありながら浮気してんのか?しょうがねえなあ!」と、あきれた。

「浮気かなんか、分かんないんですが、その人からの手紙を嬉しそうに読んでその人の事をいろいろ考えてるみたいでした・・・」

見張兵曹はやっと言うとまた泣き出した。

松本兵曹長は兵曹の肩をそっと叩くと、「泣くな。他にはないのか?」と聞いた。兵曹は首を横に振って、「いいえ、まだ何もないようではありますが、手紙自体はもう以前からもらっていたようです。カバンの中やポケットに入ってたって言ってました・・・」としゃくりあげた。

「そうか・・・」と松本兵曹長は腕を組んで考えこんだ。

「まあ、もうちょっと様子を見てみろよ。この後麻生少尉がどう出るかだな。もしトメに関心がなくなったようなら本物だぞ。――でもそしたら貴様どうすんだ?」

兵曹長は思わず聞いた。見張兵曹はボロボロと涙をこぼして、

「分かりません。でも、飽きられたならもう仕方ないであります。あきらめます・・」と言った。その言い方は、「あきらめきれません」と言っているのと同じ響きに、兵曹長には聞こえた。

「ともかく」と松本兵曹長は言った。

「トメは今までどおりに少尉と接してることだ。浮気をしてりゃあ絶対向こうは襤褸を出す。それからだなあ、すべては」

そう言って、松本兵曹長は見張兵曹を最上甲板に連れて行ってくれた。

海風が気持ちよく吹く最上甲板で、松本兵曹長は笑って「泣くなよ。トメは笑ってるのが一番かわいいんだからよ。麻生少尉がトメに構わなくなったらおれんとこに来いよ。俺が可愛がったるからよ!」と言って、兵曹の肩をドンドンと叩いて「元気出せよ!」と言って去って行った。

見張兵曹はその後ろ姿に心からの敬礼をした。

感謝があふれた。

(あの人はいい人なんだなあ)優しさが身にしみて、また涙がにじんだ。

 

 

その頃、麻生少尉は『金剛』の沢口一等兵曹という人物に関して思い出せそうなことがないか一所懸命考えていた。

しかし――どう考えても心当たりがない。

(困った。一体誰なんだ)

少尉も泣きたいくらい困っていた。しかも、大事なオトメチャンは上陸場で姿を消して以来、艦内でも姿を見ない。

(どうしちゃったんだろう)

不安が渦巻きだしていた―――    (次回に続きます)

                                      

 

          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

なんと麻生少尉が付け文された!しかもなかなか濃い内容の「恋文」と来た。

少尉は心当たりはないらしいですが、ほんとのところはどうなんだろう??そして、傷心の見張兵曹はこの後どうなるのでしょうか。

こうご期待!


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コメント
こんばんは!

こちらこそいつもありがとうございます。

え!もう靖国の桜蛾咲き始めたのですか!なんと、、、言葉がないですね、感動!

愛国さんと一緒の靖国桜、一層美しく見えることと思います!
【2010/03/02 22:17】 | 見張り員 #- | [edit]
こんばんは!

まったく困った連中です。
そう、男性ならそういう確認方法がありますが、いかんせん女ですからちょっとそのようなはしたない真似は、、、なんちゃて、普段結構はしたない連中です。
【2010/03/02 22:15】 | 見張り員 #- | [edit]
見張り員様
いつもご来訪、ご支援を賜り感謝申し上げます。

ところで、2月28日に清掃奉仕に靖国へ出かけましたら
なんと神門をくぐりすぐ左側の桜の木が数本ですが花を咲かせていました!

靖国桜を御一緒に如何でしょう、、、、愛國
【2010/03/02 18:56】 | 愛国 #- | [edit]
見はリンさん、こんにちは。 それはまた悩ましいことになりましたね、こんな場合は大変難しいです・・・が、男の私ならさしずめ夜こっそり一等兵曹の部屋を訪れ布団の中で心行くまで真意を確かめたいであります、あはっ!
【2010/03/02 16:31】 | 陸戦隊 #- | [edit]
こんばんは!!

どんなことでもいいです、書き込んでください!

ほんとに情けない日本であります、こんなんことでいいのでしょうか?やっぱり自分の身は自分で守るのが基本ですね、それができないならこの国は本当の意味での独立国ではないような気がします。

がんばれ日本。先人達が私たちの一挙一動を見ている!!
【2010/03/01 22:27】 | 見張り員 #- | [edit]
見張り員様

今晩は!

いつもご来訪、ご支援を賜り感謝申し上げます。

もうこれ以上我慢できません、反米半分

自国の情けなさ半分、、、お願いだから

自分の身は自分で護れる、主権国家日本でありたい!

愛國



記事と関連ないコメ、失礼しました
【2010/03/01 21:05】 | 愛国 #- | [edit]
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