2017-10

「女だらけの戦艦大和」  シー・ドーベルマン?? - 2010.02.01 Mon

「女だらけの戦艦大和」は作戦出動していた。

 

某日、「大和」以下10隻の艦隊は、進撃してくるアメリカ軍を迎え撃つべく作戦海域に向けて航行していた。

日本軍の太平洋の防御の要の<ゲハルマ諸島>を守るための今回の作戦、進撃してくるアメリカ艦隊を<ゲハルマ諸島>の手前で撃退することであった。

この<ゲハルマ諸島>周辺には、とてもよい漁場もあるため、日本海軍としては食糧確保のためにも奪われてはならない島である。

 

<ゲハルマ諸島>をはるか後方に従え、<大和>以下10隻は敵を迎え撃つ準備が万端である。

<大和>の通信科がアメリカの通信を傍受、それによれば敵の艦隊がもうすでに至近に迫ってきている。

否応なく、緊張感が高まる。

防空指揮所では艦長が既に、上がってきているし参謀長は昼戦艦橋と防空指揮所を行ったり来たりしながらその時に備える。

 

やがて「敵艦、右30度方向。距離30000」と見張り員が報告。

ここに戦いの火ぶたが切って落とされることとなった。敵の戦艦、<ネボダ>だの<ノースバージニア>だのと言ったのが一斉に攻撃して来た。空からはアベンジャーだの、ヘルダイバーだのが攻撃してきたが<ゲハルマ航空基地>から発進して来たわが海軍航空隊の零戦隊の前には敵ではなく、あえなく撃墜されていったのだった。

敵の軍艦も<大和>の主砲や副砲を食らって大破、あるいは航行不能に陥って<ネボダ>が沈没。敵は壊滅的な被害をこうむって、残った艦は算を乱して逃げて行った。

「ざまあみやがれ、俺たちの<大和魂>に勝てるもんかい!オトトイこいっ!」麻生分隊士が勝どきを上げる。

見張兵曹や、小泉兵曹と言ったいくらか戦闘を経験して来た兵隊はそれに合わせて「オトトイこいっ!」と叫ぶ。

主砲や副砲、機銃はもとよりすべての分隊で勝どきが上がる。

10隻の日本艦隊のうちに大きな被害はなく、あえて言うなら駆逐艦・無花果がアベンジャーの雷撃で艦底に傷を負ったが人員に被害なし。

「この程度なら呉に帰るまでもないだろう」と無花果艦長は思うくらいである。

 

作戦は無事に済んで、艦隊は<ゲハルマ諸島>の<ズラ>に仮停泊することになった。<ズラ>には海軍のいろいろな施設があるのでここでちょっと休息を取ろう、という<大和>艦長や各軍艦の艦長の、兵に対する思いやりでもある。

 

途中、クジラが泳いでいるのを発見した。

「左前方、くじら」と見張兵曹が報告。梨賀艦長が双眼鏡で見て「わあ、、、やっぱり大きいねえ。あのクジラ、とって食べたらおいしいだろうねえ」と舌舐めずりした。

土佐の海の女の亀井一水が双眼鏡で見て「艦長!あのクジラはまだ若い個体であります。取って食うにはまだまだであります」と言った。

艦長は感心して「へえ。亀井一水流石だね。土佐の女は違うなあ~」とヨイショした。

亀井一水は照れ臭そうに笑った。

防空指揮所のみんなは「クジラかあ~。ヤッパリ竜田揚げかな?」とか「クジラって無駄がないからいいであります。一頭取っても全部使い切れるというのがいいであります」とか「そうだねえ。ヤッパリ大事な命をいただく以上、無駄はいかんよねえ」・・・などなど小声で話を始めた。

艦長が「じゃあ、<ゲハルマ>の基地でクジラの肉を調達できるか、聞いてみようかね」と言って皆「やったー!艦長お願いいたしますー!」と盛り上がった。

そこに来ていた森上参謀長も「クジラ!?竜田揚げ?おれも大好き。よし、ゲハルマの基地に今聞いてみる!」と、通信室に走って行った。

皆の間に笑いが広がった。

 

それから小一時間もした頃、酒井上水が「左方向、不審船!」と報告。全艦は一斉に緊張した。艦隊は警戒航行に切り替えた。

不審船は軍艦の類ではないようであるが、ゲリラ船ということもあるので各艦は不審船に砲塔や機銃の照準を合わせる。

「なんだ、、あれは?」麻生少尉は双眼鏡を見ながら言った、相手の出方が分からないことほど気味の悪いことは無し、である。

よくよく双眼鏡で検分するとただの漁船のようでもある。しかし、油断は禁物である。

わが方は、警戒しつつ航行する。

すると、、、

その不審船は、速度を上げて<大和>に近づいてきた。

艦長は各砲塔、機銃に射撃準備を命じた。向こうがちょっとでも不審な行動をとったりしたら、撃退あるいは場合によっては撃沈する気合十分である。

不審船から何人かが大声で叫んでいる。

「欧米人のようでありますな」と麻生分隊士が言った。梨賀艦長が、「岡沢中尉を呼んで来て」といい、岡沢中尉が呼ばれた。

彼女は生まれてから10数年を親の仕事の都合でアメリカで過ごし、開戦前に帰国した<帰国子女>で、もちろん英語は堪能。以前クリスマスに麻生分隊士や見張兵曹に「クリスマス」に関して教えたその人である。

岡沢中尉は彼らが叫ぶ声や横断幕のようなものを見て「なんだ、、、あいつら<環境保護団体>とかいう連中で、<シー・ドーベルマン>という団体だそうですが、、、何でも捕鯨をやめろって言ってるみたいですよ?クジラがかわいそう、クジラを食う国民は野蛮だ、と」と困惑したように言った。

「捕鯨、だって?馬鹿か、あいつら。うちら捕鯨船じゃねえぞ!」と麻生分隊士が吠えた。「だいたいなんでクジラとっちゃいけねえんだよ。野蛮だあ?誰に言ってるんだよこの、バッカ!」

その時、その声が聞こえたとか意味がわかったとかいうんじゃないだろうが、<シー・ドーベルマン>の船からいきなり弾丸が飛んできた。<大和>の舷側に当たって跳ね返る。

「やりゃあがったな!」小泉兵曹が怒鳴った。

機銃の分隊長が「撃たせてください!艦長!」と叫ぶのが伝声管から聞こえてきた。

「艦長、、、」と上がってきた参謀長が艦長を見た。

「よし、、、」と艦長が言いかけた時。不審船がなんと、さらに機関砲を撃ってきた。梨賀艦長は「機銃群、射撃始め!」を命じた。

機銃が不審船に向けて鳴り、不審船は文字通り蜂の巣になってしまった。やがて不審船はその姿を海に消し、乗っていた連中は救命ボートにあたふたと乗り込んで漂流してゆくようである。どこかで助けが来るのだろう。

「けが人はないか」と艦長は確認を命じたが幸い、けが人はなく艦の被害も舷側がちょっとへこんだのと機関砲弾が高角砲のシールドに食い込んでいるくらいである。

駆逐艦無花果が心配して発光信号を送ってきた。<大和>は無事の返信を送った。

指揮所では麻生分隊士が「野郎、もし<ゲハルマ>に漂着してやがったらただじゃおかねえぞ。逆さ磔にして百叩きだ!」と息まいている。

小泉兵曹が「分隊士?もしかしてそれって分隊士がオトメチャンにしてることでありますか?」と余計なことを言って麻生分隊士に「そんなわけねえだろっ!」とひっぱたかれた。みんなが笑った。

 

そして艦隊は<ゲハルマ>の海軍基地に入り、そこでクジラの肉をしこたま仕入れ、みんなその晩は「クジラの竜田揚げ」をいやというほど食ったのだそうだ。

クジラ。捕鯨。

これは日本の固有の文化、クジラとともに日本人は生きてきた。

―――今更何も言わせないぞ。

<大和>ほか、帝国海軍の軍人たちは竜田揚げを食いながら思うのであった。

 

           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ちょっと前にこんな事件、ありましたよね。

クジラは哺乳類だから獲っちゃいかん、というならアンタ、牛はどうよ?豚は?ってことになりますね。

人んちの食文化に口を出すな!―――と「女だらけの帝国海軍」ではいきり立っておりますぞ。

 

ところで本日2月1日、夜ですがえらい雪が降っています。寒いです、、、明日、積もってるんでしょうか?

ああ、、私は南方が好きぃ、、、(泣)。


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● COMMENT ●

matsuyama さんへ

こんばんは。

過剰な博愛環境団体のグリーンピース、、、いましたねえ。あの時はかなりな騒ぎでした。
もう本当に何年でしょうか、海の中はいまやきっとクジラだらけですよ。
聞いた話ではクジラが増えて生態系がちょっと変になりつつあるところもあるとか?
なんでもそうですが過ぎたるはなお、及ばざるがごとしです、クジラは解禁すべきです。
おかしな博愛主義は却って環境を悪くしますよね。

嗚呼、クジラが食べたい!!

愛国さんへ

こんばんは!!

愛国さんは道産子でしたか!ジャガイモとクジラとジンギスカン、、、今や「グルメ」な品々ばかりではないですか~~、私はまだ本物のジンギスカンを食したことがないんで、うらやましい限りであります!

何とお刺身・ベーコンはだめ、、ですか、、?

もうひとつのお顔を拝見しにまいりますね、どうぞよろしくです!

陸戦隊 さんへ

こんばんは!

「肉」というとやはり「肉屋さん」に行っちゃいますよね。
そいえば昔昔、、、雑誌で読んだのですがとあるBG(今はOLですね)が「朱肉を買ってきて」と上司に言われ、「お肉屋さん」に行って「朱肉ください!」と大声で言って店の人や居合わせたお客が唖然、、だったとか。

いまや高級品の鯨肉。
腹いっぱい食いたいものですよね~~(泣)。

在特会 さんへ

在特会 さん

ご訪問いただきましてありがとうございます。

日本人の権利や生存権を守るためしっかりしていかねばなりませんね。いろいろなサイトのご紹介、ありがとうございます。

捕鯨を反対するグリーンピースが何年か前、日本とイザコザがありましたよね。内容やいきさつはよくわからないんですが、その頃から鯨の肉が食べれなくなると、騒いでいたことを覚えてます。自分は鯨の肉はあまり好きではないので、当時から関心はありませんでしたが、もうあれから何年経つんでしょ。単純に考えればあれから何10年も経つんだから、鯨の数も増えてきてるんじゃないか。もうそろそろ鯨の捕獲を解禁してもいいんじゃないかと思うのは自分だけですかね。
それこそ戦艦大和の女乗員のみならず、好きな人は鯨の刺身でも竜田揚げでも缶詰でも食べたいと思いますよ。

クジラとジンギスカン

見張員様
ご苦労様です、愛国です。

誇りある日本をつくる会 多摩地区総本部http://blog.livedoor.jp/aikoku1959nippon
↑私のもう一つの顔です。

私は道産子です、幼少の頃はジャガイモとクジラ肉とジンギスカンばかり食べさせられました^^


刺身とベーコンは苦手です@@

村ポチ

味を忘れそう・・・

見はリンさん、こんにちは。 子供の時、時々肉屋や魚屋に親爺の言いつけで酒のつまみの買い物に行かされました・・・あるとき鯨肉を買ってこいというので肉屋に行ったところ肉屋の主人からそれは魚屋と言われ戸惑った記憶があります。 たまの給食もその竜田揚げはうれしかった・・・
昔懐かしい高級食材の鯨肉、腹いっぱい食べてみてぇ~!

これは戦争です

※ 動画サイト → 12月4日 京都児童公園を無断で校庭として使う朝鮮学校から奪還

※ 動画サイト → 【維新政党・新風】弁士、韓国人に襲われる

一人ひとりの怒りの拳が大きな力となります、皆さん御賛同下さい。

なぜ駅前の一等地に焼肉店やパチンコ屋が陣取っているのか?
韓国人の書籍やDVDがコーナーの一角を占有し
販売され続けるのか?

偽装した在日右翼の車が街中を疾り
日教組が反日教育を促し、なぜ朝日新聞、毎日新聞
TBS、朝日、NHKをはじめとするTV局が日本国を貶める
偏向報道をするのか?

そして日本を確実に破壊させる
民主・公明が推し進める外国人参政権が迫っている!

米国で犠牲になった人々(バージニア工科大学)の冥福を祈りつつ
一日もはやく醜悪な朝鮮人の絶滅祈りつつ・・・・

我々、日本人の血税を貪り食らい
不労所得で毎月一人あたり20万円もの生活保護を受け
さらに【納税・教育・交通・保険・医療・他、】それら全てを優遇され
凶悪犯罪を行っても通名(偽名)で報道されて
本名を一切公表されない・・・
異常な【在日特権】を知らない日本人があまりに多すぎる。

⇒ サイト 「在日特権を許さない市民の会」 会員募集中!

  サイト 「韓国は『なぜ』反日か?」参照

  サイト 「歴史捏造国家 韓国」参照

  サイト 「国民が知らない反日の実態」参照

  サイト 「在日による性犯罪」参照

  サイト 「厳選 韓国情報」参照

  サイト 「博士の独り言」参照

関連書籍/宝島社「嫌韓流の真実!ザ・在日特権 」

関連書籍/晋遊舎「マンガ嫌韓流」~4(絶賛発売中!)

関連書籍/晋遊舎「TBS報道テロ 全記録」

動画検索/YouTube ニコニコ動画 (在日 韓国 朝鮮 反日 売国 創価学会 統一教会)

推奨番組/CSスカパー 「日本文化チャンネル桜」


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Author:見張り員
ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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