2017-09

「女だらけの戦艦大和」・二人の楽園!? - 2012.09.09 Sun

いよいよ「女だらけの大和」他艦隊はトレーラーに入港直前である―――

 

 

防空指揮所で例によって見張りをしていたオトメチャンたち。トレーラー環礁が見えてきてそれを第一艦橋に報告。

大和は「矢矧」や駆逐艦に発光信号を送りながら単縦陣を取りトレーラーに入って行く。

麻生分隊士が指揮所に上がってきて、双眼鏡であたりを検分。

「異常はないのう、おお!トレーラーは変わりのううちらを迎えてくれとる」

そう言って麻生分隊士はオトメチャンや小泉兵曹、石川水兵長たちを見てほっとしたように笑った。皆も笑った。トップではマツコとトメキチも「トレーラー、トレーラー」と大騒ぎである。

 

 

と。

何やら霧のようなものがあたりを包み、数センチ先も見えないくらいそれは濃くなった。麻生分隊士は、

「なんじゃろうこれは。おい、オトメチャン、小泉。皆平気か?」

と言って周囲を取り巻く霧を手で払うようにした。

 

すると。

さあっと霧が晴れたが今度はその場に誰もいない。

「・・・」

しばし呆然とした分隊士であったがハッと気を取り直すと指揮所の中を走り回った、そして「オトメチャン、小泉、石川!どこへ行ったんじゃ!おい、ハシビロにトメキチ!どうしたんじゃあ」と叫んだ。

しかし・・・・誰ひとり現れもしなければ声もしない。

「どうしたんじゃ。神隠しにでもおうたんか」

焦った分隊士は伝声管で航海長を呼んだ、が応答はない。

麻生分隊士は一大事と、第一艦橋にいる梨賀艦長と副長に事を知らさんと走った。

が。

第一艦橋にも誰もいない。

「どういうことじゃ、うちにはわからん」

そう呟きながら麻生分隊士は前牆楼を走り出て、兵員居住区や他の分隊を当たってみようと歩き出す。がどこも同じことで人っ子ひとりいない。

「『大和』に俺一人になってしもうた。・・・あんまりじゃ、オトメチャン・・・」

麻生分隊士は寂しさのあまり泣き出してしまった。

すると、行く手に桃色の霧が渦巻いているのを分隊士は見た。何やら心ときめくようなその色に、分隊士は寂しさを忘れてしまい、そちらへと歩き出す。

 

桃色の霧の中を歩いてゆくと、またもやさあっと霧は晴れた。

「なんじゃ一体」と分隊士が言うとそこはなんだか艦内のようではない。一面に白い布が敷き詰められたような広い広い場所。

分隊士がしばらくぼうっとして立ちつくしていると、後ろから「分隊士ぃー!」と声が掛けられた。振りむけば後ろからオトメチャンが走ってくる。

「おお、オトメチャン無事だったんか。皆はどうした」

そう言ってから分隊士は(ありゃ?なんか変じゃな)と思った。

オトメチャンの服装が水兵服になっている。

オトメチャンは二等兵曹だからもう、水兵服は着ない。なのに、どうして??でも・・・かわゆい・・・。オトメチャンが初めて『大和』に乗って来た時は水兵服姿の上等水兵だったなあ。

でも今はなんだかおぼこな女学生みたいだ、ウフフフ・・・

オトメチャンは分隊士の前に息を弾ませて来ると、

「分隊士」

とかわいく笑った。分隊士はもうたまらなくなった。このところオトメチャンと「ご無沙汰」中だったし、こないだもいざという時マツオカとコイズミのやつが邪魔してきやがった。

そうかもしかしたらこれはこの状況は神様が思い切り楽しみなさいと与えてくれたのかもしれない。

そう合点した麻生分隊士は、水兵服姿のオトメチャンを先ず柔らかく抱きしめた。

オトメチャンの小さな体が分隊士の体の中で柔らかくしなった。そしてオトメチャンも、そっと背中に両手を回してくる。

「分隊士」、ともう一度オトメチャンが囁いた時麻生分隊士はたまらずオトメチャンのかわいい唇に自分のそれをつけていた。

長い長い接吻。

やっと唇が離れた。

オトメチャンは恥ずかしげに顔を伏せる。

そのオトメチャンを分隊士は抱えあげるとその場に寝かせてしまった。下は思いのほかふんわりとしていて痛くない。

「オトメチャン」

というと麻生分隊士はオトメチャンの上に重なった。オトメチャンは分隊士の体重を受け止めて「うう・・・」と軽く唸った。

その唇をむさぼるように吸った分隊士の手が、オトメチャンの服の裾から入った。そして、その中で息づく丸い、柔らかいふくらみの一つをつかんだ。

ああ、とオトメチャンがと息を漏らした。分隊士は息を荒げながらそのふくらみの先を指でさすった。

「いやあ。分隊士、いけん・・・」

オトメチャンは身をよじって分隊士の手から逃れようとしている、そのオトメチャンを体で抑え込んで分隊士は

「おとなしゅうせんか、オトメチャン。これからええことするけえね。今までできんかったことを思いっきりしてやる」

というと水兵服の軍袴を脱がせてみた。なんと、オトメチャンはピンクの褌である。

さらに白い肌がきわだって、分隊士はもうたまらず水兵服を胸までたくしあげその柔らかい部分の先に唇をつけてそれを口に含んだ。しつこくねぶった。

いや、分隊士いけんというオトメチャンの叫びを聞きながらも分隊士は攻める、攻める・・・

 

どのくらい時間がたったか、二人の周りには水兵服や肌着、分隊士の防暑服や肌着が脱ぎ捨てられたままである。

オトメチャンは肌をほんのり桃色に染めて瞳を潤ませて麻生分隊士を見つめている。麻生はその桃色の肌に手を這わせすべすべした感触を楽しんだ。

ふっくりしたほほから首筋、肩から背中、そして腰。腰から下へとなぞってゆく。太ももまでなぞった分隊士の手が今度は上へと反転して、オトメチャンの「乙女の部分」にたどり着いた。

オトメチャンの体がちょっとだけ硬くなる。

「分隊士、また・・・あれを?」

とオトメチャンは恐る恐ると言った感じで尋ねる。分隊士は「するで。うちはもう辛抱効かんけえ。いうかもう、オトメチャンはずうっと前に俺のもんになっとるけえ、もう平気じゃ。痛いことない」と言い、オトメチャンのその部分を指先でなぞりだした。

オトメチャンは喘ぎ出し、手元に落ちている自分のピンクの褌をつかんだ。

分隊士は上手になぞりながら、オトメチャンの乳首を軽く噛んでみた。

「分隊士ぃ・・・だめですぅ」

オトメチャンがせつなげな声を出して悶えた。

「だめか?もういけんのかね?これからじゃというんに」

と分隊士は言うなり、オトメチャンの中に自分の指を押しこんだ。いやあ!とオトメチャンは絶叫した。

「あれからしとらんかったけえ、痛いか?ほいでもこうしてせんとまたもっとつろうなるで我慢せえ」

分隊士は少し額に汗をにじませながらオトメチャンの中に進める。

「ここが・・・おなごの肝心どころ。ほいで・・・ここが一番感じるとこじゃ」

分隊士はそういいながらオトメチャンの敏感なところをも刺激する。オトメチャンの喘ぎが高まる。いけん、いけん分隊士と言いながら白い雲のような床の上を逃げ回るオトメチャン。

そして分隊士はオトメチャンの片手をつかんで自分の胸に当て「ここを・・・」と自分の胸の先を摘まませる。

オトメチャンは分隊士のその部分を摘まみながら快感の渦にのまれて行く。分隊士も――――

 

気がつくと、またあの桃色の霧がさあっと流れてきて二人は包まれた。

「なんじゃ、ええとこなのに」と分隊士が言った時霧は晴れ、自分の下にいたはずのオトメチャンがいなくなっている。

「オトメチャン、どこへ行ったんじゃ」と分隊士が叫んだとき向こうから今度は白い衣装に身を包んだオトメチャンがあるいて来た。

オトメチャンは白無垢の花嫁衣装で、はにかんで立っている。角隠しの下のかわいい瞳が分隊士を見つめた。

分隊士はいつの間にやら一種軍装で短剣を吊るし正装である。分隊士がオトメチャンの前に立つとオトメチャンは、

「小泉兵曹や石場兵曹が『麻生分隊士と祝言をあげんといけんよ、分隊士にはきちんと責任を取って貰え』言われましたけえ、こうして分隊士に嫁いできました」

と言った。分隊士はああ、ほうじゃな。オトメチャンにあがいなことをしておきながら結婚もせんとおるんは帝国海軍軍人として道に外れる。よし、ここで祝言じゃ。

そう思う間もなく場面は一転、金屏風の前である。

二人はその前に座り盃をかわすところだ。

前には男蝶・女蝶が銚子を捧げ持っているが・・・その男蝶・女蝶はマツコととトメキチである。しかし分隊士は別段それを不審にも思わないで酒を受ける。

それぞれが盃を干したその時、

「おっめでとう~」

と頓狂な声が響き、ハッとして分隊士が顔をあげればそこには梨賀艦長・野村副長・森上参謀長の「艦艇―ズ」と松岡分隊長が抱えきれないほどの「ご祝儀」「祝電」を持って走ってくる。

「おっめでとう~、末長い幸せをお祈りいたします~。聯合艦隊司令長官山本いそさんからの祝電でーす!」とか「結婚したからってオトメチャン一人占めはだめだよう~たまには私にも貸してねえ~」など声がかかる。

なんだこいつらうるせえなあと思った時、皆は消えた。

 

後に残るは白無垢姿のオトメチャンと分隊士。

分隊士は改めてオトメチャンと向き合うと「よろしくな、オトメチャン」と言った。オトメチャンもその場に三つ指をつき、「分隊士、ふつつかなうちですがどうぞよろしゅうお願いします」とあいさつ。

満足げにうなずいた分隊士は、

「ほいじゃあ初夜じゃ。オトメチャン」

というと白無垢姿のオトメチャンを抱きしめた。うち掛けが肩から滑り落ち、帯が解かれ・・・オトメチャンはまた素裸にされて――。

 

 

「お父さん、お父さん」

その声にハッとして顔をあげるとオトメチャンはもんぺに割烹着姿で頭には手拭いをかぶっている。

「・・お父さんて、誰じゃね」と言って起き上がった分隊士にオトメチャンは笑って「いやじゃわあ、お父さんいうたらあなたのことじゃ」と言った。

え?うちがお父さんてどういうことじゃ、と起き上がった分隊士は「ぎゃあああ!!」と絶叫していた。

そこには、オトメチャンの隣には!

 

国民学校一年生のマツコと、よちよち歩きの赤ちゃん服のトメキチがいたのだから――

             

              。

               。 

・・・・「分隊士、分隊士、しっかりしてください」

麻生分隊士は遠くから聞こえてくる声に気を取り戻した。目を開けるとそこにはいつも見慣れた防空指揮所があり、見張兵曹、小泉兵曹や石川水兵長そしてマツコにトメキチが心配そうに取り巻いている。

「・・俺はいったいどうしたんじゃろ」

そういいながら起き上ろうとする分隊士をオトメチャンがそっと押しとどめた。「分隊士急に倒れてしまわれて、ここのところ分隊士お疲れじゃったけえそのせいかと。今衛生兵を呼びましたけえこのままちいとまっとってくださいね」

「ほうじゃったか」あれは夢じゃったんか。なんじゃ、つまらん。

分隊士がそう思った時指揮所の入り口が騒がしくなり衛生兵や副長が上がってきたようだ。

「あ、ここです」と小泉と石川たちがそちらに走り、一瞬二人だけになった(と言ってもマツコとトメキチはいるが)。

と、

「分隊士!」

というなりオトメチャンが分隊士を抱えたままその唇に接吻した。ほんの一瞬であったが麻生分隊士は驚くとともに大変な喜びを感じた。思わずヒシ!とオトメチャンを抱きしめていた。その手を緩めた時、副長たちが入ってきて「どうした麻生少尉!」と彼女を抱えあげた。

 

マツコはそれを見送っていたが不意にため息をついた。どうしたのマツコサンと問うトメキチにマツコは、

「全くあいつら二人にはあのマツオカの講座がちっとも役に立ってないのが悔しいわよ!全くひる日中からさあ!」

と叫んでトメキチは(あの二人はもういいの。そういうこと超越してるんだから)と心で思ったのであった。

 

そしてその晩。トレーラ泊地に無事投錨した大和艦内で麻生分隊士は「夢の続きを」とオトメチャンを抱いたという。夢の通りにと、水兵服を亀井一水から借りてオトメチャンに着せて――

 

         ・・・・・・・・・・・・・・・・

 

相変わらずの二人です。

今後ますますヒートアップするのでしょうね。くわばらくわばら。

トレーラーに帰ってきました。『武蔵』も待っています。

さあまた何か起こるのでしょうか。ご期待を^^。

 

花嫁衣装のオトメチャンイメージ・・・うふふ。

蒼井優

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● COMMENT ●

まろゆーろさんへ

まろゆーろさんこんばんは!
やはり・・・初々しさを忘れちゃいけませんね。そして恥じらいとぎこちなさ!
開けっぴろげになっちゃあ、いけませんよね!こういうことは常に初心で!
麻生分隊士、またカラ振りでした(泣)。いつか絶対思いっきり、その思いを遂げさせてあげましょうと思っています^^。
そう、この花嫁さんは蒼井優さんです。私は彼女が大好きです。この花嫁さんは数年前に話題になった映画、「Flowers」のシーンです。かの資生堂のCMから出来た映画でとても素敵な映画です、ぜひご覧いただきたいです!!
彼女が演じる女性(昭和10年代)こそ、失われたやまとなでしこの姿ではないかと!!

恥じらいと初々しさと、ぎこちなさが……、イイです!!
でも夢でしたか。思いを遂げられないと一層思いが募るものです。
いつかきっと最後までイカせてあげて下さい。
昔風の花嫁姿の……、彼女はカルビーのCMの蒼井さんでしたっけ。
なんとなく雰囲気が懐かしげで落ち着きますね。
ははあ~~、見張り員さんの大和撫子のイメージはこんな感じなのかもしれませんね。

matsuyama さんへ

matsuyama さんこんばんは!
夢は文字通り儚いですね・・・涙・・・
いい夢に限ってここぞというところで覚めますからホント哀しい~~!
麻生とオトメの愛は冷めることなく続くと思います。
麻生はきっとオトメチャンを離さないですね、オトメチャンはライバルも多いので手を離すのもいやみたいです^^。
さあ今後もこの二人を見てやってくださいね!

夢? 夢でしたか。折角ヒートアップしたところなのに。夢っていいところで覚めるものなんですね。
愛に講座は不要です。燃えれば燃えるほど愛は深まります。壊れやすいのも愛です。繊細な愛はクリスタルのように微妙でもあります。
麻生さんしっかりとオトメちゃんを抱き締めていて下さいね。

オスカーさんへ

オスカーさんこんにちは
ホント麻生さんおやぢそのものになてますねえ~~ww。
そう、あの霧はいけないピンク色でした。欲望大爆発させるピンクの霧!ご注意を・・・
マツコにくちばし職人になってもらって樹に彫りつける。いいですねえ。そしていつか伝説は神話になる!観光資源にもなる!
そうだ、後書き書くついでに松岡に樹の番人になってもらいましょうか^^。きっと熱くなってくれます。

こんにちは。麻生さん、完全にイメクラ通いのおやぢですな(笑) あやしげな霧は薄~いピンク色だったのではないかと思います。南の国で暴走しないようにマツコにしっかり見張ってもらうか、嘴でカタカタと木に一部始終を彫り後世に語り継いでほしいですわ~『伝説のふたり』名作間違いなし!!後書きは松岡さまだったりして(爆)


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Author:見張り員
ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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