2017-10

「女だらけの戦艦大和」・まつたろう4<解決編> - 2012.04.19 Thu

まつたろう一行を乗せた大きな船は、海の上を『大和の村』の一部である島に向かって走ってゆきます。

あまりにいい風とお天気に、福田ウータンが

「こんなにいいお天気ならこのままこれに乗ってどこかに行ってみたいね。例えば南の島にさ、行っちゃおうか、このまんま」

と言いました。するとハシビロコウのマツコが怖い目をしてウータンをにらんで

「あんたそんな事言うもんじゃないわよ。そんなことしたらあんた、<敵前逃亡>で銃殺刑よ」

と言ったのでウータンは真っ青になって黙りました。そんな二人の会話も耳に入らないのか、まつたろうはトメキチをそばに置いて船の行く手を見つめています。トメキチはふんふんと風の匂いを嗅いで

「もうすぐ着きますよ、まつたろうさん」

と言いました。まつたろうはトメキチを見てうなずきました。

そして・・・目的の島・参閣諸島が見えてきました。その中で一番大きな島に敵である<赤鬼・青鬼>たちがもう上陸して、ここは俺たちのものだと言って虎の皮で出来た旗を立てていました。その旗を見て腹を立てたまつたろうは

「いいですか、鬼くんたち!そこは昔むかしから私たち<大和の村>のものなんだよ!大人しくその旗をたたんで出てゆけばよし、でなけりゃ大砲一発、いや二発三発お見舞いすることになるよ?」

と怒鳴りました。しかし鬼たちはそんなまつたろうの言葉なぞどこ吹く風でげらげら笑っています。まつたろうのこめかみに青筋が浮きました。これはまつたろうが大変怒ったしるしです。余談ですが<大和の村>に住む谷垣さんも怒ったり議論が白熱するとこめかみに青筋が浮くことで村では大変に有名です。

ともあれ、まつたろうはこいつらに一発お見舞いしようと決めました。そこでトメキチと福田ウータンに大砲を任せ、自分は一番高い所に陣取るといつの間に持っていたのか双眼鏡で島を検分し始めました。そしてマツコに

「おーい、鳥くん。いいですか今からまず大砲一発あの連中に見舞ってやりますから鳥くんは上空八〇〇メートルあたりまで上昇して弾着を確認してくださいよ!熱くなれよー!」

と命令しました。マツコは嬉しくなって両方の羽を広げてバサバサと羽ばたくと

「あら、来たわねえ!あたし、観測機ってわけね、いいじゃない。かっこいいわ。・・・じゃあ、行くわよまつたろう!」

というと空高く舞い上がりました。まつたろうは、双眼鏡に目を当てて大砲の照準を合わせるようにトメキチに命令しました。福田ウータンが重い砲弾をいくつも持ってきました。こいつを砲身にどんどん入れて連射するつもりのようです。

「照準合いました、射撃可能です」

トメキチが叫ぶとまつたろうは持っているラケットを振り上げて、

「よーし。・・・テ―――っ!」

と大音声を発しました。そのとたん、大きな船の前甲板の主砲が轟音とともに発射されました。上空で見ていたマツコは弾着がうまくいったのを確認して大声で叫びましたが聞こえないようです。どうしたらいいかしらと頭をひねったマツコは窮余の一策、ウンチをひねり出したのでした。

マツコのウンチは大きな船にいるまつたろうの前に落ちました。勘のいいまつたろうはそれを見て弾着がうまくいったのを悟りました。そして、トメキチと福田ウータンに向かい

「さあ、みんなこれから斬り込みだ!船を島に乗り上げて皆陸戦隊員になって敵陣に斬り込むんですよ!決してあきらめちゃいけませんよう、いいか、あきらめんなよ――!」

と檄を飛ばしました。トメキチと福田ウータンは、竹やりや松ぼっくり弾を持ちました。まつたろうは船を島の入り江に突入させ、三人は斬り込み隊に変身して敵陣強行突入しました。

「きやがったな、この侵略者。帰れこの野郎」

と赤鬼が口汚く罵りながら銃を撃ちまくります。でもその弾をまつたろうのラケットは次々弾き返します。トメキチと福田ウータンが松ぼっくり弾を投げて、竹やりで鬼のお尻をつつきました。

そのまるで、鬼神のような行動に本当の鬼たちはおされぎみになりました。勇気百倍のトメキチと福田ウータンが竹やりを捨てて鬼たちに飛びかかります。トメキチは鬼のお尻にかみつきます。福田ウータンは相手にしつこく抱きついてその動きを封じます。鬼は何とか振り放そうと必死で

「鬱陶しい、このクソザル!てめえ友達いねえだろ、しつっこいなあこのぉ!」

と叫びます。福田ウータンは二―っと笑ってさらに鬼を締めあげると

「そんなこと言われるまでもないですよーだ。私はね、自分を客観的に見ることができるんですよ・・・あなたとは違うんです!」

と言い放ち、いきなり鬼にキッスして・・・・鬼はショックで倒れてしまいました。

そうこうするうち、敵の将軍らしい鬼が出てきました。まつたろうは敵将軍と対峙しました。敵の鬼将軍は見た目若そうですが、かなり太っていて動くのも大変そうです。周りを守っていた兵隊らしい鬼よりずっと太っています。まつたろうはその鬼をラケットで指して

「君イ、自分だけそんなに太っていけないねえ。いいかい指揮官とかなんとかいうものはだ、部下を一番に考えなきゃいけないよ。部下と一緒に苦楽を共にして熱くなって初めて信頼が生まれるんだよ。なのに君はだ・・・いいかい戦争か軍事というものはだ」

と説教を始めました。鬼の将軍はそのやかましさに我慢できず味方の兵隊鬼に

「大和の村にミサイル発射」

と命じました。後ろの山の山頂がパクリと割れてそこからミサイルというものが飛んでゆきました。

その上空では飛び疲れたマツコが飛んできたミサイルに止まりました。そして

「ああ、いい気持ちだわあ~。でもこれいったい何なのかしらねえ?・・・どうでもいいけどあたし・・・ちょっと・・・」

というとお尻をもぞもぞさせました。と、マツコのお尻からまたもやウンチが出て、ミサイルの上に落ちました。

と、ミサイルがそこから腐りだし飛んだまま爆発してしまいました。

「あらちょっと何よう!こんなのってありぃ?」

とマツコは投げ出され、はるか下のまつたろうのそばに着地しました。ミサイルはバラバラになってしまいました。ミサイル発射は失敗でした。敵の鬼将軍は恥ずかしくなってしどろもどろで

「あ、あ、あれは・・・まあ失敗だな。うん・・・」

というとあっという間に仲間を引き連れてどこかに去ってしまいました。マツコは
「何なのよあれ?わけわかんないわねえ」
といい福田ウータンは

「あの人は自分を客観的に見ることができないんですよ。だめですねえ」
とため息をつき、それを聴いたトメキチは
「あなたに言われたくないってさ~」
と小さな声で言って笑いました。
ともあれ、参閣諸島は無事大和の村に還ったのでした。再びあの大きな船に乗り、まつたろうは大和の村にトメキチ・マツコ・福田ウータンとともに凱旋しました。熱狂的に迎えられた一行でありましたが、育ての親の麻生少尉は来ませんでした。なぜかと言うと、まつたろうが出かけてる間に竹の中から見つけたかわいい「かぐやおとめ」姫に夢中になっていたからです。まつたろうは

「麻生さーん、だめじゃないですか。せっかく私が敵をやっつけて帰ってきたって言うのに。ってこの子はいったい誰です?ダメですよ、この家には私ってもんがいるんですからね」

と言い「かぐやおとめ」姫を追い出そうとしましたがよく見れば「かぐやおとめ」姫は可愛かったので追い出すのはかわいそうと思い直し、三人で同居をしたそうです。でも正直まつたろうが邪魔だなあと思う麻生少尉の口はこの時から曲がり始めたのでした。

ともかく。

めでたしめでたし・・・?

     ・・・・・・・・・・・・・・・

変な話でごめんなさい!
特にお食事をしながら読まれた人には心より謝罪いたします・・・。

国会の道化師!困ったなあ、もう・・・笑うしかないよ(もしもし映像が見られます)。




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● COMMENT ●

美紗さんへ

美紗さんこんにちは!
いやあ、喜んでいただけてうれしいです^^!!
○閣諸島、無事帰りましてホッとしましたね(^^ゞ
トメキチ、マツコ相手ではありますが口をきけるようにしていろいろと活躍の場が広がりました。マツコのちょっとバッチい弾着観測も役に立ったようでなによりです。
松岡分隊長、話をつくるに役に立つキャラですね。
これからもこき使ってやりましょう~~
またよろしくお願いします^^。

こんにちわー!

大和村むかし話、面白かったですーー!
泣くほど笑いながら読みました。持ち物の△諸島、確保できて良かったです。
トメキチくんが口をきくようになってから可愛くてたまりません。
弾着観測に飛翔するマツコ、頼もしかったです。
松岡分隊長あってこその企画でしたね^^;
個性派ぞろい、これからも楽しみです。

まろゆーろさんへ

まろゆーろさんこんばんは!
もうお話の中ですからめっちゃくっちゃさせてもらいました^^!
こういう風にできたらいいのになあ~と思いますね。尖閣は日本のものだあーー!
ところでマツコ。なんだか私も書いてるうちに愛しくなってき始めました!
本物のマツコさんの化け猫姿、見たいですね~迫力ありそうで怖いです^^。

鍵コメさんへ

こんばんは!
なんか複雑だったりして・・・ww。
でも国会中継を見聞きしてるとつい、熱くなっちゃいますよね~~^^。
私もついつい野次飛ばします^^。

NoTitle

参閣諸島と言い、ミサイルの自爆と言い時流にのって気持ちが良いですね。
マツコさんが日ごとに愛しくなるのは私だけでしょうか。
本物のマツコさんは化け猫役になるとか。大活躍ですね。

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オスカーさんへ

オスカーさんこんばんは!
マツコ、今回ちょっとバッチイ活躍でしたが(-_-;)、でも頑張りましたよ~~~!オスカーさんも熱くなれよー、と松岡中尉が言っております!
といいつつ見ているフィギュアスケートの解説?に本物の修造さんが出ています。
君ならできる、と言っていますのでやってみましょう。ってなんのこっちゃ?
次回は何にしようかなあ~と考えております、楽しみに待っててくださいね~^^。

ジスさんへ

ジスさんこんばんは!
あやしい鬼が島?編も無事終了しました・・・ホッ・・・
どうも政治家という職業の人たちはこういったおチャラけた話のネタやらなんやらにぴったりで困っておりますww。
きっとまた、新しいキャラクター候補が出ることでしょう・・・ってもういるかも!^^プププ。
しかし国を守る肝心かなめの防衛大臣がこれではお先真っ暗というものですね。全く適材適所という鉄則が守られていない現政権。
おもしろうてあとで恐ろしき田中かな。
東京練馬の桜はほとんど散ってしまいました。
跡から新鮮な青い葉が出てきました。季節が確実にまた一つ、動きだしました!

こんばんは。マツコの活躍に自分も!!と気合いを入れ直した私です←しかしいつまで持つかあやしい(--;) こういうお話を考えられる見張り員さまの柔軟性は素晴らしいです!! マツオカさまのアツさは時代を超えますね(笑) 次回作はどんなかな?と、のんびり楽しみに待っています。

NoTitle

こんばんは。いつもありがとうございます。
鬼ヶ島編?楽しく読ませて頂きました。
歴代の政治家をコミカルに登場させる場面、いつもながら感服いたしました。
ニコ動、じっくり拝見しましたよ。いやもう、本当に笑うしかない、こんな防衛大臣で日本はどうなってしまうのか、笑い事ではなくむしろぞっとしてしまいました。かつて「宇宙戦艦ヤマト」に出ていた「防衛庁長官」とても凛々しくて格好良かったな・・・まああんなんは無理でしょうが。
あすは雨になりそうです。そちらの桜もそろそろ散り際でしょうか。


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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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