総員集合!〈人物紹介〉 2

人物紹介続きです。

大和 2

生方幸子大尉 砲術科。海軍兵学校卒。副砲分隊で活躍。野田兵曹(現・高田)の悪癖・片付けられない症候群?に悩まされ、蝙蝠を居住区のチェストで飼われた際にはその後始末をやらされるが、大きな愛で野田兵曹を包んで更生させる。過去に手痛い失恋経験あり。

 

高田佳子上等兵曹 砲術科。海兵団出身。米問屋のお嬢さん。旧姓野田。大きな顔でひょうひょうとしていた。片づけができなくてチェストの中はいつも大変な状態であった。蝙蝠三羽を飼い、蝙蝠嫌いの副長を気絶させたことも。その件で一時退艦させられて生方中尉の下宿先に寄留し、女主人から薫陶を受けのちのその養女になる。米問屋の両親の本当の娘ではなく、母親の妹が未婚で生んだのが佳子であったという衝撃の過去が露見した。

 

石川瞳子二等兵曹 航海科見張員。海兵団出身。桜本兵曹の片腕的存在で、桜本兵曹としては次期班長と考えているらしい。冷静な性格で防空指揮所左舷にはなくてはならない存在。

 

酒井ワカ水兵長 航海科見張員。海兵団出身。あまり目立たないが石川兵曹の次を行く有望株。念願の水兵長になってがぜん張り切っている様子。

 

亀井静上等水兵 航海科見張員。海兵団出身。静、という名前に反してたいへんやかましい。松岡中尉からは「キーキーうるさい」とよく言われる存在。しかし人を見る目は鋭く、自分の班長の小泉兵曹を〈あん人はええ加減じゃわ〉と冷静に言う。顔が大きいらしい。

 

水木しげこ二等兵曹 運用科。海兵団出身。服の仕立てなどがとても上手で、『大和』のペットたちの水兵服や一種軍装などを手掛ける、大変器用な人。そして彼女にはもう一つの顔・妖怪退治屋という顔がある。以前艦内に入り込んだ南方妖怪を見張兵曹(当時)に憑りつかせて元の場所に戻したという素晴らしい逸話がある。山中副長の夫は彼女を「陰陽師」と認識しているらしい。

 

畑睦子軍医大尉 医務科。海軍軍医学校卒。本当は獣医になりたかったのだが、時局を鑑みて人間に鞍替えした。双子の姉、畑睦美は陸軍にいて〈進撃の巨象〉部隊でインパール周辺にいる(陸軍中尉)。がさつで獰猛な姉とは違って海軍の畑大尉は穏やかで優しい人。極悪カラス集団に襲われ瀕死のマツコたち三匹の命を救った。

 

中矢邦子中尉 通信科。海軍兵学校卒。外交官の父(日本人)と、アメリカ人の母の間に生まれたハーフ嬢。アメリカで育ったが、父の日本帰国の際に病弱だったためそのままアメリカに残りハイスクールを終えるころ日本の大学で学びたいと来日。入れ替わりにアメリカに里帰りした母と兄弟とは、開戦のため生き別れに。アメリカ人と虐められることに堪えられなくなり海軍兵学校に入校、英語では断トツの成績で教官からこの先有望と太鼓判。しかし配属になった『大和』でもいじめられた。が、敵を堪能な英語で撃退し皆から称賛され和解に至る。

 

藤村俊子少尉 甲板士官。海軍兵学校卒。副長直属の士官で、艦内を裸足で歩き回り〈ニワトリ〉のあだ名を奉られている。副長とセットで〈くそパッキン〉と陰口叩かれている。兵隊たちの風紀の監視としつけに大わらわであるが時に、ハシビロのおしっこを踏んだりトメキチのうんこを始末したりと本来の任務以外もさせられて「私は召使じゃない!」と怒る。時に艦内を見回っては汚い古褌やヘルブックを拾っては深いため息をつく…

 

長妻昭子一等兵曹 砲術科。海兵団出身。小泉に勝るとも劣らない男好き。あちこちで男性を味わうのが楽しみだったがなじみの男性の心変わりを知ってから遊びをやめた。最近義兄の紹介で見合いをし婚約に至る。南方においては〈ヤシの実落とし〉を趣味とし、それを生業とする男性とおサルとは仲が良い。ついでに言うと大変な大食い。報道映画に出たこともある。両親赤面。

 

増添要子一等兵曹 砲術科。海兵団出身。以前は腰まである長い髪が自慢だった。艦内ではきっちりまとめていたがそのせいか何なのか、前髪がごっそり抜け、禿に。自棄を起こしバッサリ髪を切りオッサンのような頭になってしまった。以来部分かつらを愛用していたが直属の上司のくれた養毛育毛剤・激萌弾が功を奏しやっと元のようにふさふさに。義姉を虐める母が大嫌いで憎んでいたが、母の本心を知って改心。義姉と母は仲良くなりほっと安どの増添である。

 

椿於二矢子上等兵曹 機関科。海兵団出身。着任当初、眉から鼻筋にかけて黒く太い線が入っていて〈悪魔の使いでは?〉と皆の度肝を抜いた。がそれは黛で書いたもので、自分を強く奮い立たせるための化粧であった。やがて彼女は化粧に頼らず自分に自信をつけ、松本少尉の下で働く。なかなかの働き者。

 

岳野カメ水兵長 運用科。海兵団出身。「日向」から着任した時その鋭い瞳に皆やや恐怖を感じていた。誰かを探している…その相手は桜本兵曹、彼女は桜本の母方のいとこであった。桜本兵曹を探して海軍に入った岳野は初めて会った従妹とすぐ意気投合。以来岩井中尉の下で懸命に働く。

 

トメキチ 小犬。桜本兵曹がトレーラーの人からタバコ10箱でもらい受けた犬。そのたばこは艦橋の海図台の引き出しに梨賀艦長が隠匿していたものをこっそり持ち出した。あっという間に『大和』艦内のアイドルとしてもてはやされる。賢い犬で人の心情をよく汲んで慰めたり喜んだり。犬にしておくはもったいない。興奮すると尻の穴が緩み糞を落としてしまう。松岡中尉の「尻の穴を締めろ!」という掛け声が恥ずかしいらしい。

 

ハッシー・デ・ラ・マツコ ハシビロコウ。ある時突然『大和』に舞い降りてきて松岡中尉とタイマンを張る。最初はふてぶてしい態度だったが大きい訓練中、松岡中尉と激突して死にかけるのを機に穏やかに。以来艦内のご意見番的存在。愛情表現としてその大きなくちばしで人の頭をくわえる。トメキチを背中に乗せて飛び回るのが日課。その飛行練度は予科練出身の若い飛行兵嬢より上。

 

ニャマト 仔猫。岩井中尉と松本少尉が呉の街で拾ってきた仔猫。樹に縛り付けられ弱っていたのを救われた。希少な三毛猫のオスということで喜ばれ、飼われることに。マツコ、トメキチと一緒に行動している。鳴き声は「ニャマト!」。怒ったりすると「ギャマド」になる。松岡中尉はよく「ギャマド!」と叫ばれる。


大和乗組員をめぐる人々

山中新矢海軍技術大佐 呉海軍工廠技術士官。言わずと知れた『大和』副長の夫。副長とは幼馴染。赤ん坊のころの副長をよく面倒見ていた。転居によりあえなくなり、長じて海軍に入ってからも探していた一途な男性。副長と再会、恋心がさらに燃え上がる。副長の見合い相手のとんでもない男を撃退した直後、求婚。そして華燭の典。なかなか一緒に過ごすことができないがそれでも幸せ。森上参謀長によれば「ラリキの強い男」、故か副長はもうご懐妊。うれしい日々の大佐である。

 

繁木悟朗海軍技術少佐 呉海軍工廠技術士官。『大和』航海長の夫。航海長とは見合いで知り合う、そしてひとめぼれして結婚。結婚初夜は乙女の航海長を相手に奮闘し、めでたく夫婦となる。工廠にあっては山中大佐と「松岡式防御装置」の開発の一端を担い、南方の空母などへ出張。途中巡洋艦の乗組員嬢に懸想されてしまうがまじめさゆえに事なきを得る。

 

日野原桐乃 聖蘆花病院看護婦。トレーラー出身。トレーラ水島の漁師の娘であったが父親が漁でけがをしたので料亭で働いていた。そのけがを懸念した『大和』『武蔵』の軍医長のあっせんで父のけがを診療所で診察した時診療所長から「あの子は看護婦に向いている」とスカウトされる。以来研さんを積んでいたがその才能はあふれるほどでそれを惜しんだ日野原軍医長の実家の聖蘆花病院で働くことに。軍医長の長男、昭吾とのひそやかな愛をはぐくみながら現在医師を目指して勉強中。

 

桜本トヨ 故人。桜本トメの産みの母。口減らしのために見張家に行儀見習いとして奉公に出されていた。その天性の器量の良さ・性格の良さで当主の洋二郎にかわいがられる。しかしその妻と娘たちにはやっかみもあってかいびり倒される。洋二郎とその妻は夫婦として破たんしていたためか、洋二郎と割りなき仲になり身ごもってしまう、その子供がトメ。トメを産んだ後肥立ちが悪く半年後に死亡。赤ん坊のトメに心を残した手紙が、後年トメに渡った。

 

見張洋二郎 故人。桜本トメの父。その昔、海軍が女だらけになる前の海軍士官。見張家に行儀見習い出来たトヨに心奪われ、いけないと知りつつも深い仲に。トヨの懐妊を知って、トヨを知り合いに預け出産させるがトヨは半年後に死亡し、その死の責任は自分にあると長く己を責めていた。トメを心から愛し慈しんでいた。

 

           ・・・・・・・・・・・・・・

まだまだたくさん出てまいります!

どうかお付き合いを願います^^。

さて私ちょと風邪をひきまして布団の上からこれを書いております。今日(2月7日)北朝鮮がまた、ミサイル発射と!まったくどうしようもないですね、いいかげんにせえや!とあの頭をひっぱたきたいくらいです。今回のことそして前回の核実験、許されません。それにつけても思うのが拉致被害にあった方々とそのご家族。一刻も早い解決が望まれます。

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Comments 10

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見張り員  
ponch さんへ

ponchさんこんばんは!
いい事かどうかわかりませんが、聞き覚えのある名前…結構いましたね、われながらびっくりでございます。

水木しげるさんは陸軍に召集されラバウルで左腕を失いましたがあれほどバイタリティのある方を私はほかに知りません。かっこいい人でしたね^^。

さてこの後、女だらけの大和にはどんな人物が登場しますか?お楽しみに。

2016/02/09 (Tue) 23:07 | EDIT | 見張り員さん">REPLY |   
ponch  

花渡川さんもおっしゃるように、何だか聞き覚えのある名前がまたぞろ出てきてますね。

そういえば水木しげるは、実際に出兵して片腕になった復員してるんですよね。
もしかしたら「梁瀬たかこ」とかいう登場人物も出てくるんでしょうか。
次回の登場人物紹介も楽しみにしてます。

2016/02/08 (Mon) 22:10 | EDIT | REPLY |   
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見張り員  
河内山宗俊さんへ

河内山宗俊さんこんばんは!
「うちの上司は…」私もOL時代よくこぼしていた記憶があります(-_-;)。すばらしい上司ってホントいないですよね~(;´Д`)。
増添さんの育毛剤「激萌弾」はよく効くそうですw。ふさふさになります!

ご心配をありがとうございます。どうも風邪をひくと咳が止まらなくなるので困ります…河内山さんもどうぞお体大切になさってくださいませね。

2016/02/08 (Mon) 21:40 | EDIT | 見張り員さん">REPLY |   
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見張り員  
すっとこさんへ

すっとこさんこんばんは!
おおーーー!すっとこねえさま!ようこそ~~~!お久しぶりでございますぅ~~~~!

なんだか東京は寒くて風邪ひいちゃったの~(;´Д`)、NYも寒いことでしょう、ねえさまもどうぞお体大切になさってくださいませね。ご心配をありがとうございます^^。

甘酒飲んで早く寝ようと思います、すっとこねえさまありがとうございます^^!

2016/02/08 (Mon) 21:36 | EDIT | 見張り員さん">REPLY |   
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見張り員  
オスカーさんへ

オスカーさんこんばんは!
ご心配をありがとうございます^^、熱は引いてきました。しかし喘息持ちの悲しさか、咳がなかなか止まらなくて(;´Д`)。早く暖かくなればいいのになあ~って思いますね。

ああ、こんな人いたなあ!って名前もありますね^^。名前を列挙しながらいろんな思い出が去来します。
誰もが主役に!を念頭に置いていたので、いざだれだれを…となってもそれなりに話が書けるようになっております^^。しばらく人物名鑑にお付き合いくださいませ^^。

2016/02/08 (Mon) 21:31 | EDIT | 見張り員さん">REPLY |   
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見張り員  
花渡川 淳 さんへ

花渡川 淳 さんこんばんは!
ちょっと安易なネーミングだったと思いますが(;´Д`)、時の人を出演させたというのがありました。なかなか名前を考えるのってむつかしいんですよね。
この先、この物語も進んでいきますからその際にはもっときちんと名前を考えようと思っております!

風邪、なかなか咳が止まりません。ぜんそくがあるから仕方がないんですが出だすと止まらないのが苦しいです。ご心配をありがとうございます^^。

2016/02/08 (Mon) 21:28 | EDIT | 見張り員さん">REPLY |   
河内山宗俊  
No title

うちの上司は・・・、最近おいらの口癖になりつつあります。亀井さんじゃないですが上司を外すとろくな事がありません。舛添さんにぜひとも育毛剤をいただきたいところであります。

風邪は万病のもとでありますので、養生におつとめください。

2016/02/08 (Mon) 15:34 | EDIT | REPLY |   
すっとこ  

おやおやおや!

お風邪とは穏やかでありません。
なにもかもうっちゃって ただブログ物語
だけに専念なさって下さいね。

お大事に。
暖っかくして ようく休んで下さいませ。
遥かNYより早いご回復を祈っておりますよん!

2016/02/08 (Mon) 12:07 | EDIT | REPLY |   
オスカー  

おはようございます。体調はいかがですか? もう少ししたらあたたかくなるようですが……昨晩は地震もあり驚きました。お大事にして下さいね。
懐かしい人物の名前もあり楽しく読んでいます。ひとりひとり主役になれるキャラばかりで、さすが見張り員さま!と思っています!

2016/02/08 (Mon) 08:16 | EDIT | REPLY |   
花渡川 淳  
こんばんは

生方、酒井和歌子、亀井静香、長妻、増添要一子、椿於二矢子、デ・ラ・マツコ、日野原先生等々・・・現実世界の人物とイメージがダブりますね。絵画にはダブルイメージという手法もあるのですが、小説では作者の意図でしょうけど、顔の輪郭が見えれば書きやすい面もあるでしょう。

しかし私は逆で、現実世界を連想する名前を使いたくありません。どちらがいいとか、悪いとか言えませんが・・・・・。
それで、私の場合は世間では無名、海軍兵学校卒業者名簿や京城帝国大学卒業者名簿などを見てイメージがふくらみます。結局、想像力というものをどう捉えるかということでしょうけどね。勿論、書き手の側の。

苦しいお風邪を早く治してくださいね~。

2016/02/08 (Mon) 03:28 | EDIT | REPLY |   

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)