Archive2015年02月 1/2

「女だらけの戦艦大和」・ここが私の故郷だ2

オトメチャンは『大和』に帰艦した――   そして夕食後の自由時間になって、居住区に麻生分隊士が苦虫を噛み潰したような顔でやってきて「小泉兵曹、おるか?」とよばった。 小泉兵曹はハンモックの中で本を読んでいたが顔を上げると「はい、おります」と言って入口の麻生分隊士のそばに行った。 分隊士はむつかしい顔のまま「ちいとこいや」と言って二人はどこかに行ってしまう。それを石川水兵長が見ていて、石場兵曹と一...

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「女だらけの戦艦大和」・ここが私の故郷だ1

オトメチャンこと見張トメ海軍二等兵曹は今日は一人の上陸である――     いつもほとんど一緒に上陸する麻生分隊士は小泉兵曹のたっての願いで上陸日を代わってやったのだった。小泉純子海軍二等兵曹は「本当に申し訳ないですがどうか今回だけ願います!一日だけで、いや、夕方まででえんです」と言って麻生分隊士も「ええよ。なんぞ大事な用があるんじゃろう」と言って快く代わってくれた。 小泉兵曹はオトメチャンに...

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「女だらけの戦艦大和」・穴と雪の大王2<解決編>

凄まじい雪交じりの風がふきつけてきたその瞬間、萱野兵曹は雪の降り積もった地面にたたきつけられて転がったーー   「ああっ!」 と叫んだのだろうがその叫びは吹雪にかき消され彼女は転がって次の瞬間大きな穴に落ちてしまった。 ザザザーッと音を立てて彼女に周囲を雪が一緒に落ち、萱野兵曹の体に叩き付け兵曹は気を失った。   どのくらいの時間がたったのだろう。萱野兵曹はぼんやりと目を開けた。まず目に入...

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「女だらけの戦艦大和」・穴と雪の大王1

 ――北方艦隊の守備・停泊する某島基地は、真冬の今どこもかしこも雪と氷だらけである…   そんな中空母「雪龍」の主計科員三名は「御苦労だが上陸して軍需部に行って至急買いつけてきて欲しいものがある」と衣糧主計長からのお言いつけで防寒具に身をしっかり包んで上陸して行った。 一人の主計兵曹――中野上等主計兵曹――は島の向こうの空を見て 「なんだか嵐が来そうだな…まったく主計長が行けばいいのにさ。早いとこ...

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「女だらけの戦艦大和」・全海軍よ熱くなれ!

 ――松岡修子海軍中尉がいつぞや作った「毎日修子」なる日めくり式教育語録(本人いわく)は艦長に没収されてその多くは休暇中の副長室に放りこまれていた――   藤村少尉は、あす山中副長が帰艦するという日に(副長のお部屋を掃除しておこう)と思いたち、掃除道具一式を持つと副長室へ入った。 普段から綺麗にして整理整頓をしている副長の部屋だけあって埃を払えばよいくらいの状態――と思った藤村少尉であったが(な...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)