Archive2014年01月 1/4

「女だらけの戦艦大和」・白無垢の航海長1

その日の夜から片山航海長はそわそわしていた―― 花山掌航海長が「航海長、いよいよ明日ですねえ!」と言って、操舵員長の三田村兵曹もニヤニヤしている。三田村兵曹は「ええですねえ、航海長。明日ご結婚なんでしょう?うらやましいですのう、私もはよう結婚したいもんですよ・・・ウフフフ!」と言って航海長を照れさせる。掌航海長が「ほうじゃ・・航海長の結婚式には誰誰が出席なさるんです?」と聞くと片山航海長は右手の...

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「女だらけの戦艦大和」・あなたの胸は私の船渠(ドック)2<解決編>

日野原軍医長との話し合いと副長の診察を終えて梨賀艦長は森上参謀長との話し合いの日を早く持ちたいと思っていたー― その時は思っていたより早く来た。日野原軍医長と別れてたったの一時間ののちに、第一艦橋に戻った艦長に森上参謀長は言ったのだった。いわく、「野村の奴、なにをあんなに怒ってんだ?あいつ人の顔をまともに見やしねえの。まったく何考えてんだかなあ」。梨賀艦長はむうっと怒りが胸元から喉へと突き上げ...

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「女だらけの戦艦大和」・あなたの胸は私の船渠(ドック)1

副長はずたずたになった心とプライドを艦長に修復してもらった―― とはいえそう簡単にはいかないのが人の心である。副長は「酒の上のことだから水に流せ」とあっさり言われたことにやはり納得いかず「酒の上のことなら何をしてもいいんですか?人の心や体を踏みにじるような真似をしてもですか?そんなのおかしい、おかしいじゃないですか。それで帝国海軍軍人だなんて絶対おかしいですよ!」と艦長に訴えた。艦長も「森上のあ...

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「女だらけの戦艦大和」・夜戦!3<終夜>そして新しい夜へ

長妻兵曹はそれを特に思いつめたようでもなく、意外にあっさりと戦友の小泉兵曹に告白した―― 「小泉、うちは親に頼んで見合いをしよう思うんじゃ」その言葉を聞いた小泉兵曹は思わず口をポカンと開けたまま長妻兵曹の顔をしばらく見つめていた。どのくらい時間が過ぎたころか、小泉兵曹はようやく言葉を発することが出来るようになって「ナガツマ・・・あんた正気か?見合いって、あんたもう遊ぶのやめるんか?」とこれだけを...

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「女だらけの戦艦大和」・夜戦!2<第二夜>

一方的な嵐のような時間が過ぎ去って、副長はそっとその身を参謀長の寝台から起こした―― 参謀長はすっかり酔いが回ったらしく副長の横で大きないびきをかいて眠っている。副長はそれを見ながら(いい気なもの。人をこんな目にあわせて)と恨めしく思った。参謀長の寝台の横にはおシャレな彼女らしく小さめの鏡が掛けられている。それをそっと覗きこんだ副長は自分の髪の乱れを直した。そして視線を下ろすと胸にはひっかき傷。...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)