Archive2013年11月 1/3

「女だらけの戦艦大和」・幻の本2

その晩、巡検後の烹炊所前に集まったのは―― 「な、なんじゃ。野村副長が居ってじゃ」と驚きの声を上げたのは石川水兵長である。航海科からはこのほかに松岡修子中尉に樽美酒ゆう少尉そして分隊士の麻生太特務少尉、その恋人の見張トメ二等兵曹、その友人の小泉純子二等兵曹や谷垣一等兵曹、それに暗黒の一重まぶたも重々しい石場茂子上等兵曹などが烹炊所前に集合して、なぜかマツコとトメキチもその後ろにくっついている。そ...

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「女だらけの戦艦大和」・幻の本1

「女だらけの戦艦大和」以下数隻はいよいよトレーラーを抜錨し内地へと航海を始めた―― 艦上配置のものたちはその場に立ってトレーラーとのしばしの別れを惜しんだ。日野原軍医長は最上甲板に上がってきて遠くなり始めたトレーラー諸島・水島を見つめた。その視線の先には、海軍診療所があり――そこで看護婦見習いとして働き始めたキリノがいる。キリノは父親の入院とともに診療所に行きそこで医官によって見出された逸材である...

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日々雑感・蜂のムサシか!?

いやあ・・・ゾッとしました。 なんのことかって? いましがたのことです。 娘が「部屋の箪笥の引出しにハチがいる!」というのでそいつを退治せんと掃除機片手に件の引き出しをそっと開けました。 そっと見ると服の入った引き出しの右ふち、その奥の方に蜂が・・・ しかも! スズメバチじゃないかこいつ!! 背筋がぞっとし、頭がパニック寸前に。 しかしよいことにこの寒さで奴は身動きが取れないようです。 ですので掃除機のノ...

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「青の中から」あとがき

今は亡き人々――特に戦没した人たちを思う時、今現在の時の流れがとても不思議に感じてしまう時が、ままある。彼らは、確かに存在したのだ。この日本の国に。たった、六十数年前まで確かに存在したのだ。そして彼らは日本の国と日本人の為にその心のうちの多くを黙して語らずに逝った。その心の内を知るよすがはわずかに残された「遺書」でしかない。その遺書ですら、現在の人間に読ませれば「本当の心を語っていない」となる。それ...

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青の中から2<応>

・・・いずことも知れぬ 深い海の中    眠れるおとうと   いつ帰る 我がこの腕に・・・ 私の手元に古いアルバムがあります。私がここの家に嫁に来た時からですからもう何年・・・いえ何十年の時を一緒に過ごしたことになりましょうか。このアルバムを開くと私と夫の結婚式の写真があります。そして次のページには、懐かしいあの子の・・・。 私が十八でこの家にお嫁に来たその日、式が始まるまでの時間私と私の...

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About this site
女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)