Archive2013年01月 1/3

「女だらけの戦艦大和」・海色の瞳3<解決編>

――外洋訓練中、通信機にしがみついていた中矢少尉はハッとして顔をあげると「敵信傍受!」と叫んでいた―― 「なんですと、敵信ですか」敵信傍受班の一人、三山兵曹長が自分の席から立って中矢少尉の後ろについた。岡沢中尉が傍らの水兵長に「急ぎ通信長を呼んで来い!」といい、水兵長は席を蹴って艦橋にいる山口通信長を呼びに行く。岡沢中尉は、中矢少尉の肩に手を置くとそっと「・・・まだ来てるか?感度はどうだ?」と囁い...

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「女だらけの戦艦大和」・海色の瞳3<解決編>

――外洋訓練中、通信機にしがみついていた中矢少尉はハッとして顔をあげると「敵信傍受!」と叫んでいた―― 「なんですと、敵信ですか」敵信傍受班の一人、三山兵曹長が自分の席から立って中矢少尉の後ろについた。岡沢中尉が傍らの水兵長に「急ぎ通信長を呼んで来い!」といい、水兵長は席を蹴って艦橋にいる山口通信長を呼びに行く。岡沢中尉は、中矢少尉の肩に手を置くとそっと「・・・まだ来てるか?感度はどうだ?」と囁い...

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「女だらけの戦艦大和」・海色の瞳2

中矢少尉へのいじめや嫌がらせは相変わらず続いていた―― 三山兵曹長は眉をひそめてそれを見ていた。他にもこのいじめを良く思わない兵員はいたものの、中尉に面と向かって文句を言えるような兵はいない。それでも一度、通信室の下士官や水兵長が夜なかこっそり集まって「菊池中尉と宮沢中尉はおかしい。あれではあまりにも中矢少尉が気の毒じゃ。通信長にひとこと言わんでええのか?俺はだまっとれん」という話になったがそれ...

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「女だらけの戦艦大和」・海色の瞳1

――「女だらけの大和」には英語の堪能な士官二人がいる。 その一人は岡沢中尉といい、親の仕事の関係で幼いころから米国で過ごした人で以前「シ―・ドーベルマン」(捕鯨反対団体)の妨害攻勢の際も外国人船長相手に活躍した人である。その素晴らしい行動は今も乗組員の口に登るくらいである。 通信室。決して広いとは言えない部屋で通信科の兵員たちがレシーバーを耳に当て、艦隊司令部などからの通信やあるいは、敵の通...

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「女だらけの戦艦大和」・さらばトレーラー

――のぞき見ではげしい行為を見せつけられた『海きゃん』一行はそのあと町中の遊郭へ行くとその晩は目いっぱい、とことんまで楽しんだのだった―― 一行は次の日の朝一番のランチで『大和』に帰って来た。そして梨賀艦長に宿の礼を言い、「おかげさまでいい取材が出来ました、そして大変お世話になりました。私たちは今日でここからおいとまいたします」と別れを告げた。梨賀艦長も野村副長も、森上参謀長も少しさみしそうな顔に...

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About this site
女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)