「女だらけの戦艦大和」・マツコ呉散歩1

その話は、実は少し前から出ていたのだった――

 

「女だらけの大和」が呉に入港する少し前に松岡分隊長が不意に言ったのだった。

「ねえ麻生さん、私はあの鳥くんと呉の街を歩いてみたいと思うんだよ?きっと鳥くんも熱くなれるんじゃないかなあ」

麻生少尉はちょっとびっくりして訓練報告書から顔をあげて分隊長を見た。そして「あの鳥と、ですか?ええとは思いますがじゃけどあの鳥は人目を引きすぎませんかのう」と首をひねった。すると松岡分隊長は微笑んで、「確かに。あの鳥は珍しいなんてぇもんじゃないからきっと皆の注目を浴びることになるね。だから私が一緒に居れば鳥くんも安心して呉散歩をできやしないかと思うんだが」という。麻生分隊士は、「はあ、一緒にですか。ゆうか分隊長、分隊長が目立ちたいんと違いますかねえ、あの鳥をだしにしとるとしか私には思えんですが」と言った。

すると分隊長は麻生分隊士の肩をドン、と突いて「麻生さーん。あなたはどうしてそうも人の心を読んじゃうんだね?そうだよ、私が実は目立ちたいんだよ。目立つ鳥くんと一緒に居れば私も目立つ。そしたら」

「そしたら?」

そうおうむ返しに問う麻生分隊士に、松岡中尉は「私は嬉しいんだよ、注目されたら誰だって嬉しいだろう?」と言い放ち、麻生分隊士は馬鹿臭くなって訓練報告書に目を戻した。

その分隊士に「あれ?どうしたの麻生さーん。・・・あ!もしかして私だけ目立つのが気に入らないんだな?じゃあ、麻生さんも一緒に行って目立とうじゃないか!そうだそれがいい。そしてほかにも目立ちたい人がいたら所属階級にこだわらず一緒に鳥くんと歩こうじゃないか、そうだそうしよう!で、麻生さん。鳥くんはどういう格好であるいたらいいかなあ?あのままじゃちょっと当たり前すぎないかい?何かこう、変装ではないが衣装を着せた方が印象的だよねえ」とまくし立てた分隊長。

分隊士は軽く腹を立てて松岡中尉に向き直った、そして「ええですか分隊長。私はちいとも目立ちとうはないんです。いえ、却って目立ってはいやなんですよ。ですからあの鳥と一緒にどうぞ分隊長が目立ってきてください。私は結構ですけん!」と語気を強めて言った。

が、松岡分隊長は相手が腹を立てているとも気がつかないのか「ふーん、麻生さんは奥ゆかしいねえ。目立ちたくないなんて<大和撫子>の見本だね。・・・うん、わかった。私が一つあの鳥くんと一緒に目立ってこようじゃないか!」と言うと分隊士の肩をポンポンと叩いてどこかに消えた。

麻生分隊士は「ふうっ!」と大きなため息をつくと、訓練報告書の上に鉛筆を投げだした。

 

以上がもう二月近く前のこと。

そして昨日、工作科の水木水兵長が松岡分隊長を訪ねて防空指揮所にやって来た。何か大きな包みを抱えている。

分隊長は大喜びで水兵長を迎えて、「ありがとう、随分早かったねえ~。嬉しいよありがとう」と何度も繰り返して「これ、私からのお礼だ。水木君これからも熱くなってくれたまえ」と大きな羊羹を一本渡した。そのでかい羊羹に驚きつつも水木水兵長は敬礼して下へ降りて行った。

とたんにその場にいた小泉兵曹だとか石場兵曹、見張兵曹や石川水兵長に亀井一水が分隊長を取り囲んだ。

「なんですねこれ」

「何ぞ作ってもろうたんですか?」

「わかった、<艦艇―ズ>みとうな衣装でしょう?」

等々少しやかましい。が、松岡分隊長は至極機嫌がいい。皆を見て、「誰かあの鳥くんをここに連れてきてくれないかな?」と言った。小泉兵曹が「え?ハシビロをですか?」と少し怪訝な表情をした。

分隊長は満面の笑みで「そうだよ小泉さん。あの鳥くんに私は用事があるんだよ」と言い、「ほいじゃあ」と亀井一水と石川水兵長がハシビロのところに行った。

ややして、ハッシー・デ・ラ・マツコが指揮所に降りて来た。最近マツコは皆に対して従順になってきているから扱いやすい。

ノシノシと松岡分隊長の方へ歩くマツコ。

そのマツコを両手を広げて迎える分隊長にマツコは「なによう、気持ち悪いわねえ。また何か企んでるんでしょう?」とくちばしをカタカタさせた。

マツコが分隊長の前に来ると、分隊長はマツコの頭をそっとなでた。皆が<あほ毛>と呼ぶマツコの頭のてっぺんの立った羽がそのたびにピンピンと動いた。

「鳥くん」と分隊長は呼びかけた。「鳥くんも私と一緒に呉の街に行きたいだろう?いつもここでは退屈だろうと思うんだ。だから今度の私の上陸の日に一緒に行こうではないか」

すると。

マツコの大きな量の羽がバサッ、とこれ以上ないほど大きく広げられた。そしてその大きなくちばしもこれ以上ないくらい大きく開いた。

「おお!ハシビロが喜びよるで!」

皆がざわめく。

確かにマツコは喜んでいた。今までなんだか気おくれがして街に出かけるのをためらってはいた。が、その実ものすごく街にあこがれていた。夜になると明かりがついて心が浮き立つ。いつだったかトメキチが石川水兵長と上陸したときは、本当は付いてゆきたいほどだったのだ。

「マジ!?呉の街にマジで?やったあ、嬉しい~。松岡、あんた結構いいやつじゃない~」

マツコは羽を広げたままでわめきながらその場を飛び回る。

それを見ていた松岡分隊長、やおら水木水兵長からもらった包みをマツコの前に出すと、

「ではちょっとこれを着て見てくれないか鳥くん。いくらなんでもそのままでは<芸がなさすぎる>だろう?ちょっと目立たないと意味がないよ、意味が」

と言って包みを開いた。

マツコや兵曹たちがのぞきこんだ包みの中には、マツコ用に誂えられた「海軍士官用一種軍装」が畳まれていた。

「こ、これは分隊長?」と包みと分隊長を交互に見ながら見張兵曹と石場兵曹が言った。「いったいどういうことで?」

すると分隊長は「鳥くんも一応士官並みに扱ってあげようかと思ってね。この堂々たる威容はどこから見ても士官だよ君」と言って服をマツコに着せようとしている。

「ほいでも」と見張兵曹がつぶやく、「ハシビロはこげえなもんを着るんは嫌なんと違いますかのう」。

しかし皆の心配をよそにマツコは大喜びでその軍装に羽を通した。その上軍帽までかぶって目つきまできりっとしてきた。

「おお、鳥くーん。とってもよく似合うよ。さあ、まだ着なれないようだからしばらくの間これを着ていてほしいな。着こなせるようになったら鳥くんも一人前だぞ」

松岡分隊長はマツコの肩のあたりを持って軽くゆすった。マツコは「着こなせないわけ、ないでしょーッ!見てろよー!」と叫んで羽ばたきをしながらその辺を飛んで回る。

そこにトメキチを抱いて上がってきた麻生分隊士はあまりに珍奇なその場の様子に立ちすくんでいた――

         ・・・・・・・・・・・・・

さあ、マツコが初めての日本の土を踏みます。しかも士官の格好でなんて、想像するととても珍奇・珍妙ではありますが本人たちは至って真面目です。

次回、呉に何かが起きる・・・!?

呉がその発祥の地と言われる「肉じゃが」、水を使わないで作るのが海軍式です。とてもおいしいよ!
肉じゃが!


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「女だらけの戦艦大和」・私たちのコワイもの❤

「女だらけの帝国海軍」、その中でもぴかイチの存在感を誇る軍艦大和の女兵士たちはいったい何が怖いのだろうか――

 

「何が怖い?だと!いやしくも帝国海軍軍人の私たちに怖いもんなんかあるか、なめるなよ貴様!」と唸ったのは誰あろう機関科の松本リキ兵曹長である。まあ確かに彼女には怖いものはなさそうである。代わりに彼女を怖がる機関科兵は大勢いるが。

「兵曹長のあのでかい声と太い腕でぶんなぐられた日にゃ、しばらく起きられませんよ。兵曹長が一番怖いかな、私たちは」

そう言って機関科の兵たちは言う。そして「兵曹長に怖いものなんぞありませんでしょう」と一様に言うが。

実は松本兵曹長にも怖いものがある。それは「・・・浜口機関長だ」と松本兵曹長はトメキチを抱っこしながら言った。

「浜口機関長はなあ、何かというと人の耳元で『気合いじゃ、気合いじゃ』言うて怒鳴るんじゃ。その声が大きいで耳が痛うてならん。それに何かというとあの太い腕で俺らの背中をひっぱたくじゃろ?あれが痛うてねえ。じゃけえうちはあの人が一番怖いわ」

トメキチはそれを聞いて(へえ、意外!)と思った。トメキチは松本兵曹長には怖いものなしだと確信していたし兵曹長自身もそう言っていたからだ。

(ふーん、人間って意外なものなんだねえ)トメキチは思って慰めるように兵曹長の手をなめた。

 

「怖いもの、でありますかあ」と高角砲第六班の班員はちょっと目を空に泳がせてから「あえて言うなら<野田兵曹>でありますかね」と言った。なんでかと言えば「野田兵曹、いつだったかチェストに泥鰌を放りこまれてからこっち、何かというと『泥鰌を私のチェストに入れたンは貴様か!?』って食ってかかって怖いであります。私たちは誰もそんなものをほうりこんではいないであります。先ごろは前原水兵長が『貴様じゃろ!』と言われて泣いとりました。あれは冤罪であります。でもいつ、それが我が身に降りかかってくるかもわからんであります。ですから野田兵曹が今は一番怖いであります」。

その野田兵曹は、「私は自分のチェストが怖い。なんだか最近チェストの奥から変な物音がするから、見るのもいやだ」という。尤も兵曹のチェストはもともと汚くって変なにおいがすると有名だから誰も見たがらない代物ではある。

ある意味、「女だらけの大和」の中で一番怖い、いや恐ろしい場所かもしれない。高角砲指揮官の生方中尉は、「野田を呼んで来い!あいついつまでチェストを汚くしてるつもりか?変な物音だと?ネズミでも飼ってるに違いない。不衛生極まりない、大掃除させよ!」とどなり散らしているから野田兵曹にとってチェストの次に怖いのはこの生方中尉かもしれない。

 

機銃の長妻兵曹は「へえ、怖いものかあ?なんじゃろう、うちらには怖いもんなんぞないと思うが」と考え込んでいる。

そのそばから増添兵曹が「長妻兵曹が怖いんは<朝日町の彼氏>の心変わりじゃろ?前に好きじゃ言うとった彼氏、故郷に帰ってしもうたけえね」と言って笑った。長妻兵曹は最初はバツ悪そうな顔で「あれはもうええんよ。・・・初めての男ってだけの話じゃけえ。ってか貴様人の古傷開いて何が楽しい!髪の毛引っこ抜いてやろうか、ええ!?」と最後は鬼のような形相で増添兵曹に食ってかかった。

「ギャッ!怖っ」と増添兵曹はその場を飛びのいて叫んだ。「ああ、怖あ。うちは長妻が一番怖いわ、すぐに『髪の毛引っこ抜く』言うんじゃもんなあ。うちの弱点つついて来るけえ、怖いわ」

増添兵曹はそう言って艦内帽の下で生えそろい始めた髪をいたわるようにそこに両手をやったのだった。

 

『大和』の観測機乗組員・林家一等飛行兵曹はトレードマークの桃色マフラーをなびかせて「はあ!怖いものですかあ~。うーん、あたしは別にないな。あえて言うなら大事なカメラを失くした時のことを考えることかな?だから考えませ~ん!」と楽天的というかなんというか。

もう一人「水偵」搭乗員の一人・庄司はる一等飛行兵曹は「怖いものねえ・・・アメ公の飛行機なんざ屁でもねえし、あいつらの機銃弾なんか当たらんから怖くもないし。う~~~ん、何かのう」としばらく考えていたが、「あっ!」と大声を出して林家兵曹を驚かせた。庄司飛行兵曹は右手の人差し指を立てて「厠!飛行中に厠に行きとうなった時が一番怖いわ!・・・一応処理袋はあるがあれって使いにくうていけんわ。しかも風圧で中身が飛び散ったりしてのう。ほうじゃ、飛行中の厠が一番うちには怖いわ。なあ、林家兵曹もそうじゃろ?」と言いなぜか、「ミキ偵」と名付けた愛機の零式艦上偵察機に向かって「ミキ偵~、こないだ汚してゴメーン」と叫んで突進してゆくのであった。

それを聞いた整備兵の有吉二等兵曹が「うわっ、こないだの水偵の座席の汚れ、ありゃ庄司兵曹の小便じゃったんか!?どうも変なにおいがする思うとったら・・・オエエエ!くっそう、知っとったら始末させるんじゃったあー」と頭を抱えて叫んでいる・・・。

 

防空指揮所、松岡中尉は例によってあのラケットを狭い指揮所内で振りながら

「へ?私の怖いものがあるかって?・・・君ぃ、愚問だよ。私に怖いものなんかないよ。いいかい、いつも熱くなって生きてる私がいちいち何かに怖がっていたら熱くなれないじゃないか。熱くなればおのずと怖いものなんかすっ飛んで消えてしまうんだ。さあ、君たちも熱くなろうぜ」

と叫ぶ。それをトップで見下ろしながら、ハッシ―・デ・ラ・マツコが

「あたしはアンタのその天井知らずの自信の方がずっと怖いわよ」

と言って羽を大きく広げ、内地の春の日差しを当てている。マツコはそして、「まあ、あえて言うならあたしはやっぱり艦の一番下が怖いけどね」と言って羽をたたんだ。お日様のぬくもりが少し冷えかけた体に心地よい。

 

指揮所の後部では石川水兵長と亀井一水が「怖いもの言うてたくさんあるわ」と笑っている。石川水兵長は「うちは麻生分隊士が機嫌を悪うして口をひん曲げとるんが怖いわあ。そのあと必ずケツバット食らうんじゃけえね」と言い、亀井一水は「私は食事中に見張兵曹が食べ物を横取りしてくるんが怖いです。まあ最近は兵曹も大人になったらしゅうてあまりしませんけどね」。それを黙って聞きながらテレトークを拭いていた艦長伝令の石場兵曹は石川水兵長に「石場兵曹はなんぞありますか、怖いもの」と聞かれて、すこしうつろな瞳を空に向けると

「・・・オトメチャンの美しさが、うちには怖い」

とつぶやき、二人の失笑を買っていた。

 

そんな話を皆がしている時、艦長室で梨賀艦長・野村副長・森上参謀長が「艦艇―ズ」の新曲の練習に余念がない。

「ちょっと休憩しようか」と森上参謀長がいい、副長は額の汗を拭きつつ部屋の隅に置いてあったテーブルの上の水筒を取って水をごくごく飲んだ。

不意に艦長が「ねえ、みんなには何か怖いものってある?」と聞いた。森上参謀長が「俺はタバコが切れた時。戦闘中でもたばこないともう駄目だからそれが一番怖い」と言い「副長は?」と聞いた。

野村副長は水筒をテーブルに置くと急にまじめな顔になると言った――「私が怖いのは、艦長と参謀長のミニスカートの下の褌だっ!」。

とたんに大笑いの艦長と参謀長。「副長、だってあれの褌だって衣装として作って貰ったんじゃない。自分だって締めてるくせにぃ」と二人は笑ったが副長にとっては<自分以外のミニスカ褌姿>がどうにも耐えがたく恐ろしいものであったらしい。これを「見解の相違」とでもいうのだろうか。前途多難な様相である。

ちなみに、衣装を担当した工作科の秋山兵曹長は「褌を衣装にって絶対変じゃわ~」と言いつつも泣き泣き赤・黄色・青の三色の褌を縫ったという。

 

そして、士官私室では麻生分隊士が見張兵曹を抱きしめている。

オトメチャンは「分隊士、うちはもうそろそろ当直の時間ですけえ」と言っているが分隊士はなかなか離そうとしない。もうちょっと今少し、と言いながらオトメチャンをベッドに倒した。オトメチャンの事業服を胸までたくしあげ、その白い胸をあらわにして唇を這わす分隊士。オトメチャンは思わず「ああ・・・」と声を上げた。そのオトメチャンに分隊士は「なあオトメチャン。オトメチャンには何ぞ怖いものはあるんか?」と聞いた。オトメチャンは分隊士の行為に身をよじりつつ

「・・・うちが一番怖いんは、分隊士と別れることです。うちはいつまでも分隊士と一緒に居たい。いつまでも一緒に」

と答えた。分隊士は

「俺もおんなじじゃ。俺はオトメチャンと遠く離れたり、別れてしまうんが一番怖い。ええかオトメチャン、俺とオトメチャンはこう思うくらい、もう一心同体なんじゃ」

というなりオトメチャンの桜色のあの部分を―――。

 

        ・・・・・・・・・・・・

「女だらけの大和」のみんなの<怖いもの>でした。なんだかなあ、というものあればなるほど!もあったりして人それぞれの怖いもの、でした。

さて次回はお待たせしました、いよいよハッシ―・デ・ラ・マツコの内地デビューです!
         ・・・・・・・・・・・・
「零式水上偵察機」です。『大和』後部甲板にある火薬式カタパルトから発射しました(わかりやすく言えばぶっ飛ばすわけですね)。
零式水上偵察機  


動画つき!


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日々雑感・こわいもの。

こわいもの、ありますか?
と聞かれてなんと答えますか??

ちょっと困る質問でしょうか、それとも「あ、それならこれとそれと・・・」って出てきますでしょうか?

私のこわいもの・・・昔々の子供のころは「お化け」「ゆうれい」でしたね。ストレートに怖かった。記憶にあるのは、まだ幼稚園に行ってるような4つくらいのころの夏、母の実家に遊びに行ったときまだ独身だった叔父たちがTVで「吸血鬼・ドラキュラ」とか「フランケンシュタイン」が勢ぞろいした映画を観ていてそれが本当に怖かったのを今も覚えています。

おっかなくって泣いた覚えがありましたね、今考えるとあほな話ですが子供のころはそれが本当にあるんだ、と信じて疑わなかったですからねえ。

その記憶がきっと、ずっと脳内のどこかにあったんでしょう。そのあと小学校1年だったか、そういう化け物に追っかけられる夢を観てうなされたことがありました。
あの夢も覚えてるから相当怖かったんでしょうねえ。

そして長ずるに従ってあまりそうした化け物の類は怖くはなくなりました。「ゆうれい」は怖いというか気持ちが悪いという感覚で、今では<心の中を見透かされるんではないか?>という感じがして「ゆうれい」は隅に置けないかも、と感じています。

それから「戦争」が怖い。
でもこればかりは個人の力では防ぎようがないから怖がってもどうしようもないところが情けないですね。
戦争は怖いが、しかしもしも日本が攻め込まれるようなことになったら?

指をくわえて黙って敵のなすがままというわけにはいきますまい?武器をとる覚悟もしなければならないかもしれませんね。
でもそんなときが来ませんようにと祈るしかないですが。

そしていま何が一番怖いか。
やはり地震ですね、先だって房総沖に活断層発見!のニュースを聞いて恐怖に震えました・・・それが万が一動いたらM・9クラスの巨大地震が来ると。
M・9と言えば昨年の東日本大震災と同等クラス。
もういやです・・・

何とか回避してほしいものだと思いますが…きっといつか来るんでしょうね。

その時どこでそれを受けるかが問題ですね。おなじ死ぬなら家族一緒がいい。


そしてそれと同じくらい怖いのは「生身の人間」です。最近の事件を観ていると本当に「人間て怖いなあ」と思うことしきりですからね。


私のこわいものは「地震」と「生身の人間」ということですね。
みなさんはいかがですか?

さて明日は「女だらけの大和」の連中の<怖いもの>にスポットを当ててみたいと思います。お楽しみに!

          ・・・・・・
フランケンシュタイン、じゃない!?

フランケンシュタイン?


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「女だらけの戦艦大和」・雄々しい女、女々しい男!?

御蔵型海防艦・「甑」の艦上から何かが南の空と海にひらひらと散って行った――

 

海防艦の甲板で手にした紙ををこれ以上ないくらい細かく破った幸田クミ二等兵曹は、さっぱりした顔つきでそこを去ろうとした。そこへ同僚の浜崎二等兵曹が声をかけた。

「幸田兵曹、何してたんだね?」

その浜崎兵曹に、幸田兵曹は「終わった恋の後始末。・・・と言えたらよかったんだけどそんな甘いものじゃないよ」と言って笑った。浜崎兵曹は興味をそそられて「何々、ねえ聞かせてよ~」とすり寄ってきた。軽く苦笑した幸田兵曹であったが「これはとんでもない話だから腰を抜かさんように聞いてね。ほんと、仰天ものだからね」と注意を与えると、オホンとせき払いをして話し始めた・・・

 

幸田クミは以前佐世保の街で、偶然にも故郷の小学校で同級だった幼馴染の「新吾」に出会った。新吾は佐世保の会社で働いていたのだったが、これもかつての同級生が海軍に水兵服姿で目の前に現れたのにとても驚き、かつ、喜んだ。二人はしばし歓談し再会を誓ってその時は分かれた。当時幸田クミは水兵長で下士官任官直前、佐世保工廠で出来つつあった「甑」の艤装員として勤務中であった。勤務の合間に新吾に会うこともあり懐かしい話に花を咲かすこともしばしばあった。

新吾は「ねえ?クミちゃんはずっと佐世保にいられるんでしょう?僕もずっとここだから、いつでも会えるね」とうれしそうだったがもう「甑」の艤装はそろそろ終了し幸田クミは「甑」に乗って南方に船団護送任務に就くことが決まっていた。そしてその途上で幸田「水兵長」は「二等兵曹」に昇進することになっていた。

だが、そのことは軍機に触れるため軽々に話せない。そういう機微を新吾はわかっているのかいないのか今一つ幸田クミ水兵長には不安だったが、「当分はいるよ、だからまた会える」と言っていた。

それから二カ月ほど後についに<御蔵型海防艦・甑>は完成の日を迎え、公試運転終了後幸田水兵長たち乗組員は急きょ出航することになってしまった。

出航の一週間前から「防諜のため」に乗組員たちは上陸はもちろん、家族や友人への通信さえ禁じられた。そしてとある晩、「甑」は南方に向かう輸送船団の護衛として堂々たる出航を果たした。

それを数日後知った新吾は、岸壁にしゃがみ込んで海を見つめて「クミちゃん、クミちゃん」と泣いていた。通りかかってそれを見た海軍士官嬢は「うわあ、何この人!気持悪う」と思って足早にそこを離れた。

そして更に数週間経ち、やっと手紙をかけるようになった「甑」乗組員は最初の碇泊地・台湾で手紙を書いた。幸田クミも新吾に手紙を書いた。その頃には艦内で昇進の知らせをもらい、幸田クミ水兵長は「幸田二等兵曹」となっていた。

>何も言わずに出航の時を迎えてしまい、新吾君の前から消えてしまったこと深くお詫びします。が、今は海軍に生きる我々は今が正念場です。お許しください。

行き先は言えませんが、行った先で新吾くんに素敵なものを買ってこようと思っています・・・

それを出して次の碇泊地について数日したころ、新吾からの手紙が来た。

>クミちゃん、あなたが元気なら僕は何にも要らないよ?だからあんまり荒っぽい周りの子たちに染まらないでほしいのです。今まで通りのクミちゃんで帰ってきてほしいんです・・・

その手紙を受け取った幸田兵曹は少し複雑な表情を浮かべていたが。それでも懐かしさから新吾には手紙を出していた。

幸田兵曹の乗務の『海防艦・甑』は船団・艦隊の護衛任務を次々こなしてゆく。連日の激務に幸田兵曹は少し日に焼けた。浜崎兵曹が「幸田兵曹、あまり焼くとシミになるよ?これを使ってみたら」と海軍御用達の<美白クリーム>をくれた。

「ああ、そうだねえ」と幸田兵曹は受け取ってそれを顔に滑らせた。(今度佐世保に帰って家族に会った時、真っ黒じゃあ誰だかわからんなんて言われかねないもんなあ)

 

初出航からすでに半年が過ぎていた。幸田兵曹は思い出して新吾に手紙を書いてやった。

>新吾君、元気ですか?早いものでもうあれから半年が過ぎました。なかなか会えないけどそのうちきっとまた内地に帰れるから待ってて下さい。

そうそう、ここの店で買ったシャツを送ります。きっと新吾君に似合うよ!

それからここで見る星空の美しいこと!まるで夢のようだ、新吾君にも見せたいと思うくらいです。そのくらい美しい、これがほんとにこの世のものかと思うくらい・・・

幸田兵曹は、上陸の際現地の人が商う店で新吾に似合いそうな綿のシャツを見つけた。まるでこの地の青空を思わすような青い色、きっと新吾に似合うだろう。

しばらくして新吾からの返信。

>ありがとう、クミちゃん。

素敵な色のシャツ、さっそく着て見ました。みんながいいなあ、きれいな色だと羨ましがりますので僕はちょっと得意です。

そうですか、そんなに星空が美しいなんて・・・。でも、クミちゃんのその瞳ほどきれいなものはないと思います。クミちゃんの瞳ほどきらめいたりはしないでしょう・・・

「・・・」私の瞳ほど・・・?幸田兵曹はそれを読んで若干腰が引けた。なんだか乙女チックで「男が書く手紙の文章じゃないなあ」と思った。が、こいつは子供のころからこういうところがあったから、まあ仕方ないかと一笑に付して兵曹はその手紙を丁寧に畳んでチェストに仕舞った。

 

さらに半年後。新吾からのはがきや手紙は引きも切らないで届く。同僚や上官が「おーい、また彼氏から来たぞ~」とからかわれるに至って幸田兵曹は「彼氏じゃないですったら、単なる幼馴染ですよ。もう!」と少し機嫌を損ねることもあった。

幸田兵曹にとって新吾からの手紙や、あるいは新吾という存在そのものが少しだけだが鬱陶しいものになりつつある。

(新吾のやつ、まるでどこか遠くに働きに行った彼氏でも待ってる女みたいだなあ。なんかちょっと・・・)

幸田兵曹はげんなりしつつも機銃の点検やその他の業務に忙しい毎日を過ごす。そんな中また新吾からの手紙が来ている。忙しさから数日読めなかったその手紙をやっと課業の合間に開いた幸田兵曹は新吾からの「クミちゃんの写真が欲しいの」のリクエストに正直辟易した。しかし、それを横から盗み読みした浜崎兵曹の「いいじゃん、写真くらいなら送ってやれよ。それで向うの気が済むんなら安いもんだよ」という助言で(そうか、それだけ思ってくれると考えればうれしいことか)と思い直し、下士官に任官した時に佐世保で撮った写真を一枚、送ってやった。

>あまり写真を取らないので少し前のものになりますがご笑納を。水兵服から一種軍曹に変わった時のものです。今までとは見間違うような軍服の私はいかがですか?

というような手紙も添えて。それを送ってひと月ほどして輸送船団の護衛を終えてブルネイ基地に停泊中の幸田兵曹のもとにまた、新吾からの手紙が来た。

>素敵なお姿だとは思います。が、昔子供のころ野菊の咲く野原に寝転んだころのクミちゃんが好きでした。でも、暑いお国なのか寒いお国なのかわかりませんがお体に気を付けてくださいね

幸田兵曹はさすがにげんなりした。もういやだと思った。こんなにまで手紙のやり取りで疲れるとは今だ経験がなかった。もう文通をやめようかと思った。一抹の救いは最後に書かれたこちらを案ずる一節だったが、追伸を読んでもう兵曹の腹は決まった。その追伸とは、

>早く帰ってきて?僕はクミちゃんがいないと寂しいんです。できたらもう海軍をやめて、僕のそばにいてほしいの。考えておいてくれたらうれしいな!

この追伸が、幸田兵曹の逆鱗に触れた。

「なんて女々しい奴だ!ふざけるねぃ!」

幸田兵曹は怒りに震えつつペンを取りそして最後の手紙を新吾に書いた。

>新吾君。

私は帝国海軍軍人として毎日激務をこなし、皇国の繁栄を祈り、そして何より仲間と連日楽しく勤務をしています。君のことを忘れ軍人として邁進してゆく所存です。許してほしい。

でもこれが私の生き方です。新吾君には新吾君の生き方があるでしょうからお互い頑張ってゆきましょう。

元気で。

さようなら。

別れの手紙である。新吾を嫌いではないがここまでおしつけがましいともう、鬱陶しいだけである。内地に帰って付きまとわれても迷惑である。大体新吾と私は釣り合わない、新吾はどっちかというとなよなよしていて女っぽくっていけない。

帝国海軍軍人の友人とかそれ以上の関係にはふさわしくないのではないか。

幸田兵曹は手紙を出した。そしてまた、艦隊護衛任務に付いたりして忙しく過ごし手紙のことを忘れていた。

それから二月後、新吾からの手紙が来たがなんだか分厚い封筒に兵曹は(刃物でも仕込んであるんだろうか?)と恐る恐る開封したがそんなものは入っていない。肝心の手紙には、

>クミちゃん。

あなたのことを振り回しちゃったみたいで反省しています。でもお別れのお手紙には悲しくって泣いちゃった。クミちゃんから今までもらったお手紙を並べて読んでうんと泣いたら少しだけすっきりしました!

これからお互いの場所で頑張ろうね。で、今までいただいたお手紙とお写真はお返しします。僕の出した手紙は捨ててくださって結構です。それからいただいたシャツは気に入ったからこのまま着させてもらいます。

・・・で、厚かましいけど最後のお願い!悲しい涙をふくハンカチを下さいな?

幸田兵曹が封筒を破いてみれば今まで自分が新吾に出した手紙と写真が入っていた。まあ、こうしたものを返すだけいいか、と思ったが「ハンカチを下さい」にはさすがに激怒した幸田兵曹、「誰がやるかあ!!」

と怒鳴ってその手紙も自分が送った手紙もびりびりに破いて棄てたのだった・・・

 

「そういう話」とため息をひとつついた幸田兵曹に、浜崎兵曹はびっくりしたように眼をまん丸く見開いたまんま「へえ~」と声をあげている。

そして「男女逆転だねえ、見事な。でもさ、いくら私たちが勇ましい軍人だと言ってもやはり男の人は毅然とした人がいいねえ」と言って幸田兵曹は大きくうなずいたのだった。

そして二人は午後の課業に戻ってゆく。

 

・・・その「新吾」くんだが、幸田兵曹の別れの手紙をもらった直後にもう職場の女性とくっついていたというのは幸田兵曹は知らない話。知らなくっていい話ではあるが。

 

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

なんか気味悪い男の子が出てきました!まあ「蓼食う虫も好き好き」と言いますから、どういう男の人が好きでもいいのですが幸田兵曹始め、「女だらけの海軍」さんには受けの悪い男性のようですね。

 

木綿のハンカチーフ。懐かしい曲です(この歌をモチーフに作りました)



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「女だらけの戦艦大和」・壮大な作戦4<解決編>

飛行機工場に強行着陸した海軍と陸軍の共同部隊は機関銃を発砲しながら工場を破壊――

 

驚いて飛び出してきた工廠の警備員や夜勤要員に日本軍嬢たちは「反抗したら殺す!殺したくはないからおとなしくここにまとまれ!」と怒鳴り、泡を食った工廠のお嬢さんたちはおとなしく指定された場所に座り込む。

その間にも海軍嬢、陸軍嬢は工廠内に入って時限爆弾を仕掛ける。海軍の山田ゆう少佐と陸軍の奥山大尉はたくさん並んだ完成品の飛行機の間を走りながら「これだけのもの、壊すのはもったいないですなあ」と言って少し笑った。

彼女たちの部下が手際よく爆弾を置いてゆく。

大きな工廠内、四方から爆弾を仕掛けたり場合によっては銃で破壊しながらやがてすべての爆弾を配備終了。

「行くぞ、退避せよ」

山田少佐と奥山大尉の声が伝わり皆は大急ぎでそこを出てゆく――

 

「アホ―ネットⅡ」「ヨーダタウンⅡ」は完全に日本海軍の手に落ちニューカレドニア基地に曳航されて行く。その頃になってやっと味方の空母の様子がおかしいと気がついたアメリカ海軍は大慌てで索敵機をオーストラリア海軍の基地から数機飛ばしたがこれは日本空母の護衛について近海を哨戒していた帝国海軍の「紫電改」の編隊によって撃墜された。

マドレーヌ艦長は飛行甲板に縛られて、座り込みながら「ああ・・・ひどい目にあったわ。でも、シドニーにあるたくさんの飛行機がそのうちあなたたちに仕返しに行くからお楽しみにね」と負け惜しみのようなことをつぶやいた。

それを大柴少尉が聞きつけて、「シドニーの工廠の新造飛行機かね?あれはもう今頃我々の仲間が破壊しているころだと思うよ」と言ってやった。とたんにげんなりとなるマドレーヌにスコーン副長は、「張ったりですよ。そんなことあるわけがないじゃないですか。ジャップどもにそんな大ごとができるわけがない。そのうち工廠の飛行機が飛んできて私たちを解放してこいつらを皆殺しにしますって」と囁いた。

大柴少尉はそれを見てフフン、と鼻で笑った。ちょうどその時、九九艦爆の無線機にシドニーの工廠の破壊の成功を知らせる無電が次々入電していたのだった。

 

ものすごい地響きとともに紅蓮の炎が巻き上がり、工廠は飛行機とともに燃え上がった。はるか向こうの方では石油タンクを破壊したらしい、もっとすさまじい炎が上がるのが見えた。別動隊の決死の行動の結果である。アメリカ軍・オーストラリア軍はこの事態に航空機を発進させようとしたがこれらも襲いかかってきた日本の爆撃機によって地上で破壊され、あるいは着陸直前に吹き飛ばされる。

ちょっとしたシドニー空襲の様相を呈している。市民たちは恐怖の面持ちで市外の大火災を見つめていた、そして「なんだ、アメリカなんて大きな事言って手も足も出ないじゃないか」と不満が噴出していた。

 

空挺部隊は工廠の人間たちに「我々がここを飛び立った後十五分がたった後ここから離れるように。二時間後ここを空襲するから速やかに」と言い、それぞれのってきた爆撃機に分乗し去って行った。残された工廠のお嬢さんたちは最初ぼんやりしていたが言われた通り十五分後にその場をあたふたと離れる。

その後きっかり二時間後日本海軍の爆撃機が大挙して飛んでくるなり・・・工廠やその周辺施設はことごとく破壊されたのだった。

 

海軍と陸軍の共同作戦は成功裏に終わった。

敵空母の乗組員はニューカレドニア基地に収容されることになった。小栗大尉は敵空母の上で愛機・九九艦爆の翼をなでながら

「奇想天外な作戦だったでしょう?でもねえ、戦争ってこういうもんなんだね。相手の度肝を抜くってのも作戦のうちだよ」

と言って搭乗員仲間と笑いあったのだった。

 

特殊潜航艇でも基地に戻ってから祝勝会が挙行された。

特殊潜航艇乗組員のうちの松尾大尉はビールのコップを一気にあおって口を袖でグイッとぬぐってから

「しかしものすごい作戦でしたね。まさに乾坤一擲。敵空母を取り囲む時は正直、本物のいるかではないとばれやしないか気が気ではなかったが・・・相手が夜目の利かない連中でよかったね」

と言い、艇付の都竹兵曹は大きくうなずいた。

訓練の時は船酔いで戻してばっかりだった海枝一飛曹も「今回は酔ってる間がなかったですよ~。緊張しまくっていましたからねえ~、ほら!見て?手のひらに書いた<忍>の字が汗で流れちゃってるでしょう?」と皆に見せて、みんなは「おお、すごいなあ。その字はもういらないんじゃないかね?」と言って海枝一飛曹は「・・・そうかな?」とごしごし字を消し始める。

海枝一飛曹、少し自信がついたようだ。そんな皆を眺めながら黒木少佐と仁科大尉は、「まあ、これで何とかものになったと言っていいかな。しかしこれで満足してはいけないな、もっともっと訓練あるのみだ」と決意する。

また、<クジラ型>に乗った月島少尉は(今回、噴進砲を使えなかったのは残念だったなあ。次こそは絶対あの噴進砲をぶっ放してやろう!)と思いながら一緒に乗った佃兵曹にビールを注いでやる。

この後、先の空母の後を追って米本土から来た空母三隻を同じ方法で撃退すべく出撃した<新・特殊潜航艇>部隊の<クジラ型>潜航艇は、反撃してきた敵空母「ライス・シャワー」を噴進砲で撃沈した。

しかしこれも夜間の攻撃だったため敵にはまさか、クジラの形の潜航艇の仕業とはわからなかったようだ。「ライス・シャワー」の艦長、カラメル・プディング大佐は「いったい何があったのかわからないわ??夕方日暮れ前にたくさんのイルカを見て楽しかったのを覚えているだけよ・・・」と収容所で語ったという――

 

           ・・・・・・・・・・・・・

 

めちゃくちゃな話でした・・・

この「敵空母に着艦」というのは実際に会った話をモチーフにしました。実際では昭和一七年の珊瑚海海戦のおり(五月七日)薄暮攻撃に出た日本機動部隊(瑞鶴飛行隊)は敵を発見できず爆弾を捨てて帰途に。

そして一九時ころ空母の姿を見た攻撃機(九九艦爆)は着艦しようとしたがこれがなんと敵空母「ヨークタウン」。ヨークタウンも日本機が着艦しようとしているのに気がついて「総員斬り込みに備えよ」と命令を出し、対空砲火を撃ちあげました。

一機が撃墜されています。

空母瑞鶴です。空母瑞鶴




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Author:見張り員
ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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