Archive2011年10月 1/4

「女だらけの戦艦大和」・別れの情景2<解決編>

植え込みに隠れている春山兵曹の目の前に、信じがたい情景が展開した―― 玄関の引き戸が少し荒く開かれた。でてきたのは春山兵曹の「恋人」の男と下宿のおばさんである。おばさんは男に追いすがると、「そんな石田さん、あんた勝手なことを言って!春山さんはどうなるの!」と声を上げた。春山兵曹の隠れている場所から二人の表情はよく見える。石田、は恋人の名前だ。石田はゆっくりおばさんを振り向くと「いいんですよおばさ...

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「女だらけの戦艦大和」・別れの情景1

軍艦「武蔵」は横須賀沖にその身を浮かべている―― 「武蔵」医務科の春山一等衛生兵曹は医務科の部屋に居て何故だか浮かない顔でメスを拭いている。その兵曹を怪訝な顔で覗き込んだのは秋川上等衛生兵曹である。彼女は声がよく軍人よりは歌手になった方がよかったのに、と言われる人である。ともかく、秋川兵曹は「どうしたね?春山兵曹。ぼんやりしてると怪我するよ?明日から上陸でしょう、彼氏が待ってるんじゃなくて?」と...

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日々雑感・「軍ヲタ」中学・高校生時代

前回の記事には皆さんから大変多くのコメントを頂戴し、感謝の念でいっぱいです。過去の経験を無駄にせぬよう、日々精進してゆこうと思います!さて。無事、転居先の中学に入学した私ですが、もういじめっ子もいないという開放感から「軍ヲタ」であることを隠すことなく生活を始めました。仲良くなってくれた近所に住む子を家に呼んで戦争写真集を見せたりその関係の本を並べて見せたりしていました。その子も私の趣味によく付いて...

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日々雑感・「大和」たちとの出会い

私が、「大東亜戦争」というもの、そして「戦艦大和」を初めて知ったのはいつだったろうか?ふと考えてみたのですが、まず「大東亜戦争(太平洋戦争)」は、私が小学生の2年生の時でしたね。読書の時間に、みんなで図書室にいってそれぞれ本を借りて教室に戻り、読むことになりました。皆思い思いの本を本棚から出して教室に戻ってゆきます。私は、「ひめゆり部隊の最後」という本の背文字を読んで「?なんだろう」と引っ張り出し...

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「女だらけの戦艦大和」番外編・連合艦隊連合運動会7<解決編>

「第一位の発表!」宇柿参謀長の声に皆がしんと静まった―― 宇柿参謀長はちょっとだけもったいぶって咳払いをした。「台北航空隊」所属の零戦搭乗員がイラつきながら「カッコつけてねえで早く言えよまったくもう・・・」とつぶやく。周囲の兵が同意の唸りをあげる。宇柿参謀長は手にした紙をパン、と鳴らすと「第一位。空母機動部隊及び各航空隊合同チーム!」と大声で言った。とたんに「うおおおお!」と機動部隊と航空隊搭乗...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)