Archive2011年07月 1/2

「女だらけの戦艦大和」・熱い人の噂、そして秘密の料理。

「女だらけの陸海軍」がスマトラ作戦を終える頃、ラバウリ海軍航空基地ではパイロットたちが食糧増産に励んでいた―― 渡部陽子少尉は、朝も早くから滑走路を見渡す小高い場所に作った畑で鍬をふるっている。そのそばで、齋藤祐樹子上飛曹が少しばかりつらそうな表情で鍬を土に入れている。都会っ子で野球が大好きの斎藤上飛曹には少しばかり勝手が違ってしんどい仕事かもしれない。その向こうでは、ベテランパイロットの杉野計...

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「女だらけの戦艦大和」・可愛いのが好きなのに。

スマトラ・パレンバン作戦が日本軍の大勝利に終わり、「女だらけの大和」他の海軍艦艇はそれぞれの泊地や基地に戻り、「女だらけの陸軍」も元の本拠地に帰る―― そんな勝利の知らせを、マレー半島で受け取った第二五〇軍の山下ともよ中将は満々の笑みを浮かべた。作戦参謀の一人が「山下中将どの、よかったですね。流石中将どの御みずから手塩に掛けられた猛象部隊ですね。敵を次々蹴散らしては捕虜籠に入れて行ったと言うじゃ...

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「女だらけの戦艦大和」・スマトラ作戦後日譚

スマトラ作戦後日譚あれこれ――<その壱・長妻兵曹>「女だらけの大和」から、陸戦隊になったうちの一人長妻兵曹について、一緒に戦った「大和」運用科の御園上等兵曹はこう言ったとか。「長妻兵曹の匍匐前進は、なんだかいやらしい感じがして私は戦闘中だと言うのに笑いがこみ上げて来て困った」それを聞いた機銃分隊の平野少尉(兵学校出身)は、「ええ!?『いやらしい匍匐前進』ってどんなのさ!私は見たいぞ。・・・おうい、誰...

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「女だらけの戦艦大和」・スマトラ戦記7<解決編>

「スマトラ作戦」は日本軍の成功裡に終わった。費やした日数は戦闘そのものでは三日と短いがそれなりに大変な戦いではあった―― スマトラ特陸に参加していた「大和」他の艦艇の特別陸戦隊員たちも続々と帰艦の途に着いた。帰りは行きと違って順番もばらばらである。「麻生分隊士、陸戦隊に行った皆がそろそろ帰艦してきますよ」と亀井一水の報告に麻生分隊士は(ああ!いよいよオトメチャンに会える!)と心がときめいた。分隊...

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「女だらけの戦艦大和」・スマトラ戦記6

オランダ軍はとうとう、正面と背後からの日本軍の攻撃を受けて降伏をしたのだった―― 白旗を上げて日本陸軍の第634部隊に投降した敵の将軍チェルシー・アナタニモは他の参謀たちと一緒に街中を引き立てられてゆく。そのオランダ軍が軍政を敷いていた時さんざひどい目にあわされていたスマトラの現地民は、敵将たちにあからさまにあざけりの表情を見せた。そのさい、ちょっと残念そうな顔を部隊長の初音ミコ中将を見て、作戦...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)