Archive2011年06月 1/2

「女だらけの戦艦大和」・スマトラ戦記3

南雲機動部隊の攻撃隊第一陣が出撃したその頃、セレベス島マカッサルの海軍航空部隊基地からも零戦の大部隊が出撃を始めていた―― 敵の混成艦隊は小スンダ諸島の島伝いに進んできたがそれをいち早く見つけたのがマカッサルの基地の電探だった。その知らせはあっという間に暗号化され、南雲機動部隊の各空母に発信された。そこで空母からの攻撃隊と、マカッサルからの攻撃隊で敵艦隊を挟み撃ちにしてやろうと言う作戦が整ってい...

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「女だらけの戦艦大和」・スマトラ戦記2

「女だらけの戦艦大和」は随伴の駆逐艦とともに東シナ海を突き進む―― 沖縄で台風に遭遇し、二日ほど逗留したもののその後は最大戦速でひた走った『大和』である。随伴の駆逐艦が追いつけないほどの速力に、「駆逐艦無花果」の菅直子艦長は、「野郎、てめえこちとらの速力考えながら走りやがれ、畜生!」と口汚く罵ったという。ともあれ。台湾・高雄において陸軍の一個師団を乗せて南雲機動部隊と合流を果たした「大和」以下の...

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「女だらけの戦艦大和」・スマトラ戦記1

「女だらけの戦艦大和」出航準備にかかっている―― 「今度はいったいどこなんだろうなあ。まあどこでもいいけどよ、寒いとこじゃなきゃあさ」とは機関科の松本兵曹長の弁。そのそばをスパナを担いで通りすがった浜口大尉が「おう、小耳にはさんだとこじゃなあ、インドネシア方面らしいぞ。なんとか言う油田地帯を敵の野郎がちょっかい掛けてきやがったからそれをひっぱたきに行くんだそうだが」と言って、その場の兵たちは騒然...

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「女だらけの戦艦大和」・いとしき人へ贈りたい3<解決編>

オトメチャン・麻生少尉ほかの『大和』の上陸員を乗せたランチは上陸場目指して海上を走っている―― オトメチャンは大事そうに大きなカバンを抱えている。その中には主計長手ずから渡してくれた食材が入っている。主計長はこれを渡してくれる時、「見張兵曹、いいかい?しっかり恩人に御奉公してきてね」と言ってほほ笑んでくれた。そのそばで福島大尉も嬉しげに笑っていた。そんな情景を思い出しながら(皆さん本当にありがと...

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「女だらけの戦艦大和」・いとしき人へ贈りたい2

「女だらけの戦艦大和」もそろそろ呉を出航する日が近づいている―― 麻生分隊士はあの上陸の日の翌日、艦に戻るなりその足で福島大尉を訪ねた。主計科の部屋に勢い込んで訪ねてきた麻生分隊士にちょっと驚いた福島大尉ではあったがいつものにこやかな笑みを忘れずに、「どうしたんです?麻生少尉」と言って書類から手を離した。麻生分隊士は「お仕事中に大変申し訳ないのでありますが・・・」と恐縮しながら昨日の下宿での話を...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)