Archive2011年05月 1/2

「女だらけの戦艦大和」・山口少将の大作戦3<解決編>

山口たも少将は、連日過酷なダイエットに励んでいる―― ダイエット作戦開始から、はや、四か月が過ぎた。もうすっかりスマートになって以前のたも少将とは違う。「飛龍」に久しぶりに行った時、加来艦長が遠くからこちらを矯めつ眇めつしているのに気がついた。たも少将は内心(やった。流石のとめさんもわからんようだ!)とうれしくってたまらない。やっと、至近距離まで近づいた時加来艦長はあっと声を上げた。そして敬礼し...

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「女だらけの戦艦大和」・山口少将の大作戦2

山口たも少将は、作戦室に足を運んだ―― 彼女を見て誰もがハッとしたように目を見開いてそして顔を伏せる。山口少将は(おや。そんなに驚くほど痩せたのかな私。これは二航戦の連中も驚くよね、きっと)などとひとりで思っているが。ハワイ奪還作戦の作戦詳報を書き綴った書類を抱えて作戦室に行くと、そこには宇柿連合艦隊参謀長がいた。「宇柿さん、おひさしぶり」です、と言いかけた山口少将の耳に、信じられない言葉が飛び...

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「女だらけの戦艦大和」・山口少将の大作戦1

・・・これはあの『ハワイ奪還作戦』終了後、日本に帰国した後の二航艦司令官・山口たも少将の、語るも涙の物語である・・・ 思い返しても「ハワイ奪還作戦」の際は山口司令官は大変な活躍をした。空母・飛龍から発艦した攻撃機は普段の司令官の訓練の成果を思う存分発揮し、随所に敵を撃滅し多大な戦果をあげた。もちろん人的被害は皆無、であった。その嬉しさから山口司令官は――食べた。食べた食べた。なんと言ってもハワイ...

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「女だらけの戦艦大和」・山口少将の大作戦1

・・・これはあの『ハワイ奪還作戦』終了後、日本に帰国した後の二航艦司令官・山口たも少将の、語るも涙の物語である・・・ 思い返しても「ハワイ奪還作戦」の際は山口司令官は大変な活躍をした。空母・飛龍から発艦した攻撃機は普段の司令官の訓練の成果を思う存分発揮し、随所に敵を撃滅し多大な戦果をあげた。もちろん人的被害は皆無、であった。その嬉しさから山口司令官は――食べた。食べた食べた。なんと言ってもハワイ...

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「女だらけの戦艦大和」・私が雷が怖いわけ。

『女だらけの戦艦大和』の上の初夏を思わせる空に、寒冷前線でも通過するのか黒雲がわき始め、いつしか雨が降り出していた。向かい合う呉の町や山が雨にぼうっとかすみ始めた―― その空を物憂げに見つめる艦上の下士官は誰あろう見張トメ二等兵曹である。見張兵曹はその雲を見つめながら(ああ、いやじゃなあ。鳴神が鳴るんじゃろうか)鳴神、とは雷のことである。いつだったか十三分隊が松岡分隊長に率いられて『銀輪行軍』し...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)