女だらけの戦艦大和・総員配置良し!

女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?

「女だらけの戦艦大和」・熱いハワイの休暇です!2

麻生分隊士とオトメチャンが愛の行為に没頭している頃、小泉兵曹と長妻兵曹はハワイワイキキの通りを必死の形相で歩いている――

 

「こ、小泉。お前は一体どこに向かって歩いているんね?」

長妻兵曹はもう、息を荒げて目つきさえ変わっている。そんなに「男」がほしいのだろうか。小泉兵曹は長妻兵曹を振り返って、

「慰安所に決まってんじゃないの。俺様にはね、天然の嗅覚があるのよ。その手の場所に関してはね」

と自信満々である。長妻兵曹はもうずいぶんと歩かされたので不満顔である。そして、「さっきもここだって言うけえ、入ろうとしたら占いの店だって言うじゃねえか。ヘンな日系人の占い師の女がいてよ・・なんつったっけ、ああ!カズコ・太木(ふとき)とか言ったっけ。俺は占いは嫌いだからさっさと出てきたがーーおい!小泉、もう当てもなく歩くんは俺は嫌じゃ!誰かに聞こうぜ?」と最後はもう怒鳴った。

小泉兵曹は「ええ?もうしょうがねえなあ。じゃ次に行きあった誰かに聞こうぜ」とついに折れた。

やがて、向こうから憲兵隊ハワイ分遣隊の数人がやってきた。彼女たちは小泉兵曹たちの顔を見ると何故だか妙にうれしそうな顔で近寄って来た。

そして、向こうから敬礼してきて「これは海軍の皆さん。今回は大変御苦労さまでした、そしてお疲れさまでした。・・・あの、『慰安所』のようなものをお探し、でしょうか?」と丁寧に言った。小泉兵曹と、長妻兵曹は恐縮した。なぜならそのうちの一人は憲兵少尉であったから。

「はあ、ありがとうございます。・・・実はそうでして・・・あのこの地には『慰安所』みたいなものはあるのですか?」

小泉兵曹が恐る恐る聞いてみると、憲兵さんたちは口々に「ありますとも!」とか「上玉がいますよ!」などと言う。

「じょ・・上玉!?」と長妻兵曹が喉を鳴らした。憲兵さんたちは懇切丁寧にその場所を教えてくれた。

二人は丁寧に礼を言ってそこで別れて歩きだした。「もうすぐだってよ、がんばれ長妻兵曹」と小泉兵曹が励ます。

「ああ、いい思いが出来るんだからな~」と長妻兵曹はさっきとは打って変わって機嫌が良い。

 

その二人が歩く通りの右側にはワイキキの浜辺が広がっている。道路との境には椰子の木などがずらっと並んでいていかにも「ハワイ」である。

その浜辺に一件の小さなレストランがあってそこの大きなバルコニーでは今回活躍した連合艦隊と機動部隊の司令長官、司令、艦長や航空部隊の隊長たちが集って食事会が始まるところであった。

「空母・飛龍」座乗の山口たも司令官はわくわくしながら左隣の「飛龍」・加来とめ艦長に

「ね、とめさん。ここではどんなものが出るんだろうかねえ?私はどんなものでもいいが盛りがすくねえのはダメだよ?」

とそっと言った。加来艦長は苦笑して「司令官、司令官用に盛りを多くするように言ってありますから御心配には及びませんよ」と言ってやった。

山口たも司令官は、「そう!それならいいよ。いつだったか『大和』に言った時、味がすっごいいいのに盛りが少なくって残念だったからね」と言って笑った。

それを司令官の右隣にいた『蒼龍』の柳本艦長が聞きつけて(だからこのヒトいつまでもやせないんだよなあ。胸と腹が一体化してるってのに、気がつかないのかしらん)と思っている。

やがて皆の前に前菜が運ばれてきた。

・・・確かに他の誰よりも・・・あの山本いそ連合艦隊司令長官のそれよりも・・・山口たも司令官の皿の前菜の盛りは多かった。

テーブルの反対側でそれを目撃して目をむいている『蒼龍』飛行隊の飯田中佐の顔がおかしくて、柳本艦長は下を向いて必死に笑いをこらえた。

 

その同じころ。

長妻兵曹の様子がおかしくなった。小泉兵曹が振り向くとどうしたことかその場にしゃがみこんでいるではないか。

「ねえ、どうした。長妻兵曹?」と言ってその肩に手を置くと長妻兵曹は、顔を上げた。そして「お、俺もう。我慢できない!」と叫んだのだ。小泉兵曹は驚いた、「我慢ならんッて、こんなところで男を襲ったらアンタ、帝国海軍の」そこまで言ったとき、長妻兵曹は奇声を発して走り出した。

「やだ、ちょっと長妻兵曹待って!」と、小泉兵曹は血相を変えてあとを必死に追い始める。休暇中に不祥事など起こしたら大変なことになる。それにしても長妻兵曹、そんなに欲求不満だったのか・・・

長妻兵曹は服を脱ぎ捨てながら奇声を上げつつ、なんと――!

長妻兵曹の捨てた服を拾いながらあとを追っていた小泉兵曹はその場に立ちすくんだ。

長妻兵曹は、一本の椰子の樹にとりすがるとふんどし一本で登り始めたではないか。その様子を見たのか、ほかの艦の連中が集まり始める。

「なになに?」「ねえ、あの子何する気なん?」「うまいなあ、サルかあの子は」・・・等々皆勝手に話している。

その騒ぎはレストランのバルコニーに集まるえらいさんたちの耳にも届き、まずそれに始めに気がついた飯田中佐と淵田中佐が「なんだあ、ありゃ?」と席を立った。

「誰かがすっごい速さで椰子の樹に登っています!」飯田中佐の声に、『大和』の梨賀艦長と野村副長・森上参謀長はドキッとした。

・・・・機銃の長妻兵曹だ!

他の連中が、「どれどれ!すごいぞ!」とどやどやと席を立って中には双眼鏡で見ている艦長もいる。

そうとは知らない長妻兵曹、椰子の樹の上に登りきると凱歌を上げた。下で見ている連中も喝采した。小泉兵曹は(あんまりこのヒトを乗せないでほしいなあ)と思うがもうあとのまつり。長妻兵曹、大声で「そんな近くにおったら怪我するぞ、もうちょっと離れ!」と叫ぶ。小泉兵曹は「あの、本当に危ないんでずっと下がりましょう」と皆に声をかける。皆の包囲網が広がった。それを確認して長妻兵曹はやおら、椰子の実に手を掛けた。

と、すごい勢いでくるくるとその実をまわし始めた。

「うわあ、すごいすごい!」と大歓声が起きる。次の瞬間、大きな椰子の実がドスッ!と下に落下して来た。

長妻兵曹はその樹になっていた椰子の実、七個をあっという間に落として皆の大喝さいを受けた。当然遠くからその様子を見ていたえらいさんたちも大喜び。山本いそ司令長官など手を叩いて嬉しがっている。

「すごいねえ、どこの艦の子だろうか?おサルみたいだよ、ほら、トレーラーにもいるだろう、あれを生業にしてるおサルを飼ってる人がさ。そのおサルと競争したらどうかねえ」

山本いそ司令長官は感に堪えたように唸った。それを愛想笑いで聞きながら『大和』の梨賀艦長は、

(もうとっくに競争して連戦連勝です、司令長官。『大和』限定の有名人だったんですが、これで連合艦隊・機動部隊も知る本当の有名人になってしまいました)

とちょっと情けなく感じている。

その長妻兵曹は落とした椰子の実と集まったギャラリーとともに記念写真に収まっている。ふんどし一つで。そしてさっぱりした顔になった長妻兵曹は、小泉兵曹の差し出した軍装にさりげなく着替えると「さ、行こうぜ。待たしたね」と何事もなかったように言って先を急いだのだった。

(こいつは・・)と言いようのない感情に襲われる小泉兵曹ではあるが、長妻兵曹の椰子の実落としはある意味病気であるから、まあ仕方ないかと思いなおし『慰安所』に急ぐ――。

 

更にその頃、あのホテルの一室ではオトメチャンが恥じらいつつ身支度を整えている。

麻生分隊士は興奮さめやらない感じで頬を紅潮させてベッドのはじに腰掛けている。オトメチャンは元の通り軍装に身を包んだ。

「あ、分隊士」

と声を上げた、どうした?と見る分隊士にオトメチャンは、

「分隊士の服が皺になってしまいました。ごめんなさい」と謝る。麻生分隊士は立ち上がってオトメチャンをそっと抱いた。そしてその耳元に、

「大丈夫だよ、これくらい。それにこれはオトメチャンのせいじゃあない。俺が興奮しすぎたからね」

と囁いた。

「分隊士・・・」と言って見上げるオトメチャンの可愛い顔がたまらず、分隊士はもう一度その可憐な唇に自分のそれを押し付けて吸った。

再び興奮が湧きあがりそうなので分隊士はそっと唇を離して、「さあ、浜辺に行ってみようよ。今日はいい天気だから気分いいぞ。水泳用のふんどしは持ったかな?」と言った。

はい、と返事をするオトメチャンの肩をそっと抱くようにして、分隊士はホテルの部屋のドアを開いた――

 

     (次回に続きます)


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「女だらけの戦艦大和」・熱いハワイの休暇です1

『女だらけの戦艦大和』はハワイ真珠湾での初めての日の出を迎えている――

 

防空指揮所に上がって来た麻生分隊士は、その日の出を目を細めて見つめた。しばらくして気がつけばそばに見張兵曹が立って笑っている。

「おう、オトメチャン」と分隊士は言ってやおら見張兵曹を抱きしめた。兵曹はしばらく分隊士の胸に顔をうずめていた。

やがてその顔をそっと上げて「・・・分隊士」と囁いた。

分隊士は「ん?」と言った、見張兵曹は分隊士の瞳を見つめて「分隊士、お疲れ様です。今回も激しい戦いでした。お疲れでしょう?」と言う。その兵曹がたまらなく愛しくなった麻生分隊士は力いっぱい兵曹を抱きしめた、そして「疲れちゃいないよ。俺はねえ、オトメチャンがいてくれればいいの。オトメチャンがいてくれれば疲れなんかないんだから」と言った。

嬉しそうにほほ笑む兵曹の可憐な唇を、分隊士は奪った。しっかりオトメチャンを抱きしめて、その唇を吸った。

(たまらない・・・)

分隊士の片手がオトメチャンの背中から離れ、事業服の上着の裾から胸へと入った。オトメチャンの小ぶりな乳房を掴んだ・・・と思ったその時。

「柏木さ~~~ン!」

とものすごい大きな声が頭上から響いて思わず二人は身を離した。

上を見上げると、主砲発射指揮所のさらに上に松岡中尉が立って、明け染めたばかりのハワイの海を見つめている。腰に両手をあてて格好つけている。

その下の主砲発射指揮所でも、見張り窓があいて何事かと配置員が首を出して見上げている。

「松岡分隊長、そこは危険です。降りてください!」と麻生分隊士が叫んだが、松岡中尉は仁王立ちのままで、ビッと麻生分隊士と見張兵曹を指さした。

そして、「大丈夫。俺はねチャンと気をつけて登っているんだよ。それより君たちもあの朝日を見てごらん、今日も熱く燃えているじゃないか。さあ、今日からしばらく休暇だ、熱くなれよ~!」と言って笑った。

「はあ。休暇でも熱くならねばいかんのですか・・」と麻生分隊士は言ったが、(そうだ。休暇中はオトメチャンと熱くなれる・・)と変なことを考えている。

それを見て取ったか、主砲発射指揮所の村多大尉がおかしな含み笑いで麻生分隊士を見て、そして顔を引っ込めた。

しばらく麻生分隊士と見張兵曹は松岡分隊長を見ていた。分隊長はあちこち睥睨した挙句、また「か―しわぎさ―ん!」

と叫んであっという間に姿を消した。そしてあっという間に防空指揮所に現れて、ポカンとしている二人の肩をバンバンと叩いて「熱くなれよ!」と言って右手の親指を立ててさわやかに笑うと風のように去って行った。

見張兵曹がぽつりと、「かしわぎさん、って誰でしょうか」と言うと麻生分隊士は「・・・しらね」と気が抜けたように言ったのだった。

 

ともあれ、今日から休暇が出される。今回は特別に普段泊まりがけの上陸のない下の兵にも宿泊が許された。皆大喜びである。

麻生分隊士と見張兵曹も休暇をもらってさっそくランチに乗り込んで大勢と一緒にハワイに初上陸した。

「はあ~、これがハワイ・真珠湾でありますかあ!」と感に堪えたように見張兵曹や、小泉兵曹が言った。ここで数年前、最初の真珠湾攻撃があり帝国海軍が大勝利を収めハワイは日本の物になったのだ。

「なあ、いいとこ取ったよな。こんないいとこだからアメリカも必死に取り戻しに来たんだよな、わかる気もするぜぇ」

と、小泉兵曹が見張兵曹に囁いた。見張兵曹は「うん、そうだねえ。私がアメリカでも取り返したいよ」と言って笑った。

麻生分隊士が「さあ、オトメチャン行こうよ」とせかす。小泉兵曹や機銃の長妻兵曹が顔を見合わせて「ほらもう、まだ日が高いってえのに分隊士はオトメチャンを抱きたいんだぜ」と囁き合ってニヤつく。

小泉兵曹と長妻兵曹は、「分隊士。それはそうとここには慰安所はないんでありますか?」と聞いた。分隊士はちょっと面喰って、「貴様らまだ真昼間からそんなとこに入るつもりか?ここの事は俺は知らんが、ここの陸戦隊員にでも聞いてみろよ」と言ってやった。

二人は「わかりました!では」と敬礼すると、分隊士の返礼ももどかしげに走り去った。白の二種軍装がハワイの陽光に眩しく光る。

「オトメチャン。向こうのほうにワイキキと言う浜辺があるらしいから行ってみようぜ」

分隊士は見張兵曹を促して歩き出す。

たくさんの兵、いろいろな艦から上陸して来た兵たちでごった返す大通り。いろいろな店があり見ているだけでも楽しい。

途中二人は陸戦隊の自動車に乗せてもらい、「宿をご紹介しましょう」との親切までもらってきれいなホテルを取った。

陸戦隊員に丁重に礼を言って別れた。

ホテルの一室に二人はまず落ち着いた。開け放った大きな窓から心地よい風が吹き込んで、遠くから兵たちの歓声が聞こえてくる。

目の前にはワイキキの浜。蒼い海の色に白い砂の色が、トレーラー島を思わせる。それを見つめている見張兵曹を、分隊士は背後からいきなり抱きしめた。

「あ・・・」と身をよじる兵曹をしっかり抱いて、その軍装のボタンを一つづつ外してゆく分隊士。

「分隊士。まだ・・・」と恥ずかしげな見張兵曹の声には敢えて無視の分隊士はすっかりその服を脱がした。

無言のままで兵曹を抱き上げ、ベッドの上に投げ出した。

「ああん・・」と思わず声を上げた見張兵曹の上に分隊士は重なった。そして口づけ。久しぶりの口づけ。むさぼるような口づけになった。

そして分隊士はその唇を兵曹の耳元から首筋、そして二つの胸の白い盛り上がりまでおろした。その頂上には、桜色した突起が小さく震えている。分隊士はそっと、そこに唇を寄せると唇の間にその突起を挟むようにして舌の先でつついた。

「ああ・・・」

切なげな声がオトメチャンから漏れる。更に分隊士はそこを攻める。そして一方の手をオトメチャンのまだきれいな「乙女の部分」におろしてその一番敏感な部分に指をあてると弾きだした。

オトメチャンが、「いや。・・・いや、分隊士、ダメです・・・」と息を弾ませる。分隊士はその体を押さえこんで、「いやか?やめちゃうよ?いいのかな?」と意地悪する。

オトメチャンはすると切なげにうるんだ瞳で分隊士を見つめて「やめないで。お願いです・・・あの・・・」と囁く。

「やめちゃいやかな?」

「はい・・・やめないで・・・」

「よし。じゃあこうしてあげよう」

分隊士は桜色の乳首を吸いながら乙女の部分を激しくはじき始めた。オトメチャンはもう息を荒げて悶える。

分隊士、分隊士と喘ぎながらベッドの上を泳ぎまわった。「逃げるな」と分隊士はオトメチャンを抑え込み、オトメチャンの片膝で自分を刺激しながらオトメチャンを苛める。桜色の部分をつまむとひねった。

「いやあん・・・」

その叫びにもう分隊士は我慢できない。

「オトメチャン!」と叫ぶと彼女をめちゃくちゃにして、まず最初のほてりを冷ましたのだった。

 

二人がそんな行為に没頭している頃、小泉兵曹や長妻兵曹は「慰安所」を見つけに必死になっている――

 

         (次回に続きます)


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「女だらけの戦艦大和」・飯田中佐生還!

『女だらけの連合艦隊』は、ハワイ真珠湾に集結した――

 

戦いは圧倒的に日本軍の勝利に終わった。戦い終えた艦隊を、ハワイ駐留の海軍陸戦隊や帝国陸軍ハワイ部隊、それにハワイ在住の日本人たちが熱狂して迎えた。

その熱狂を、それぞれの艦の乗組員は嬉しそうに艦上で受け取る。

特に、飯田中佐の生存を確認した「空母・蒼龍」の乗組員の歓声はものすごいものがあった。その近くを通りかかった『武蔵』の猪田艦長は、さすがに驚いて「いったい『蒼龍』では何があったと言うのだ?ずいぶん皆大騒ぎだが?」と言った。

そばにいた加東副長が、「実は・・」と教えて猪田艦長は「それはよかった。副長、『飯田中佐の生還を祝う』と発光信号を送れ」と命じた。

その頃には各艦に蒼龍の飯田中佐の件は知れ渡っており、あちこちから祝いの電文や発光信号が送られる『蒼龍』である。

信号兵・通信兵は嬉しい悲鳴を上げる。

真珠湾に錨をおろし、各艦がそれぞれ落ち着いた頃一艇のランチが『蒼龍』に寄って来た。これこそ飯田中佐の乗ったランチである。

「おお!飯田中佐!」

と柳本艦長は甲板を走って出迎えた。舷側を上がってくる中佐、甲板にその姿を現すと大勢の『蒼龍』乗組員がワッと走り寄った。甲板がものすごい音で鳴る。

飯田中佐はその出迎えにちょっと驚きながらも、

「艦長。・・・生きて戻ってしまいました」

とちょっとばつ悪げに言って敬礼した。柳本艦長は礼を返しながら微笑んで「生きて戻ってくれてありがとう、中佐。待っていましたよ」と言い、飯田中佐の両手を掴んで振った。

飯田中佐の目から、涙がこぼれおちた。皆が中佐を取り囲んだ。

飯田中佐は、艦長室に落ち着くと出された紅茶をすすりながら生還までの一件を話し出した――

 

・・・あの時、攻撃を終えて母艦に戻るべく列機の編隊を整えました。

ふっと気がつけば、私の機体はかなり損傷を受けていました。弾痕がいくつもあいて、そのうちの一つから燃料がこぼれ出していました。燃料タンクをやられたのです。

見る見るうちに燃料計の残量が少なくなってゆきました。

私は僚機の飛曹長に手信号で、「この方向が母艦の方向だ。皆を導いて行け。私は被弾して燃料がない」と、そして『自爆する』と伝えましたが飛曹長は「私もお伴します!」と言うではありませんか。とんでもない、無傷の部下を道連れに出来ません。

思わず「行けえ!行ってくれ!」と叫んだ時、燃料が尽きて私の機は失速して行きました。これでもう終わった、と思いました。機体を海に突っ込ませようと姿勢を変えようとしたのですが,方向舵をやられたのか利きません。

私の機はまるで滑空するかのように海に着水しました。衝撃があって頭をぶつけたようです、ちょっとの間気を失ったようです。

目覚めるとそこは、どの辺なのかもわかりません、上を見ても敵も味方もいないのです。機体は沈まないでいてくれました。風防を開けて外を眺めまわしましたが何もいません。

私はもし、敵の駆逐艦でも来たら自決しようと覚悟を決めて、拳銃に手を掛けていました。

それから何時間経ったか、空が夕焼けに染まるころ前方に何かが見えました。おかしな格好の物、そう!わが潜水艦の潜望鏡です。

それは私の10メートルほど前で停止し、浮上しました。『甲標的』(特殊潜航艇)です。司令塔のハッチが開き中から一人の大尉が顔を出し、びっくりしていました。

松尾大尉、と言っていました。彼女が私の所属などをきいて「ではすぐに『伊号潜水艦』に連絡を取ります」と言ってくれて、そのあと一時間もしないうちに『伊号800潜』が救助に来てくれたのです。『伊号800潜』が浮上する時起こす波で私の愛機はひっくりかえり、そして沈んで行きました。

まるで私が救助されるまで持ちこたえてくれていたかのようで・・・

 

そこまで行って中佐は感極まったのか泣きだした。柳本艦長は、その肩をそっと撫でて「そうだったの。大変な思いをしましたね」とねぎらった。飯田中佐は涙を袖で拭うと、

「いえ、そんな。・・でその時私は海に投げ出され海水をしこたま飲んでしまい、あの時声が出なかったんであります」

と言いちょっと笑った。柳本艦長は「でもよかった。皆も心配していたからね。ゆっくりハワイの休暇を楽しんでほしい」と言って紅茶を飲みほしたのだった。

 

さあ、この日からしばらくハワイ守備作戦に従事した艦艇の乗組員には特別に休暇が出ることになった。

日本本土の守りも他の基地の守りも万全。皆はハワイを満喫することになった。

 

その噂を遠く、アリューシャンで聞いた角田少将は、寒さに震えながら「へっ、ハワイね。・・・ふん、いいじゃん?いつかここの寒さも経験したらいいよ、最高だよ」と吐き捨てるようにいたっとか言わなかったとか。

 

ハワイ諸島に、夜の帳が下りてきた―――

          ・・・・・・・・・・・・・

 

ここで飯田房子中佐のモデルにさせていただいた本物の『飯田中佐』についてちょっとお話します。

飯田房太海軍中佐 山口県出身 海軍兵学校第62期 大正2年2月12日生まれ 昭和16年12月8日没 満28歳

昭和16年12月8日○七四五(午前7時45分)飯田大尉(当時)はハワイ第二次攻撃隊第三制空隊隊長として零戦に搭乗、空母「蒼龍」発艦、列機を率いてオアフ島に向かいました。

飯田隊はその前の攻撃隊の攻撃であまり視界のよくないオアフ島上空に達し、しかもアメリカ軍の対空砲火にさらされながらも、カネオエ飛行場に並んだ敵の飛行機を銃撃し大戦果をあげました。やがて飯田機は機首を上げて上昇、列機も続きます。そのあと母艦帰投方向に飛んで列機にその方向を明瞭にしたあと、飯田機のみ反転。

飯田機はカネオエ飛行場攻撃の際機体に被弾、燃料が漏れていました。飯田機は列機に手を振って列機に別れを告げたあと、カネオエ飛行場に突入、自爆なさいました。

実は飯田大尉は母艦を発進する前に部下たちに、「被弾等のため、母艦帰投不能と判断した場合は捕虜となるのを避けるため自爆するよう」に、訓示していらっしゃいました。

飯田大尉はそのお言葉をしっかり守られて亡くなったのでした。

飯田大尉(戦死後中佐)の御遺品の軍装が靖国神社・遊就館に展示されていますし、『甲標的』松尾大尉のモデルにさせていただいた『松尾敬宇』中佐のご遺影と御遺品も展示されていますので当地にいらしたら是非拝観してください。

 

さあ、次回は「ハワイの休日」です、お楽しみに。


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「女だらけの戦艦大和」・ハワイ再進撃6<解決編>

『女だらけの航空母艦・蒼龍』では総員が悄然としていた――

 

ハワイ守備作戦は二日間を戦い、帝国海軍の勝利に終わった。その大きな原因に、新しい兵器・装備があった。

麻生少尉が見張兵曹に言った「おれたちの発明を云々」と言う話であるが、以前麻生少尉・秋山工作兵曹長・見張兵曹の三人が魚雷を受けにくく、あるいは受けないようにする発明を、呉海軍工廠は更に考えて、海軍の全艦艇にある塗装を施していた。

それは敵の魚雷を跳ね返す「磁性塗料」。敵の魚雷とは反対の磁性を持つ塗料を塗ったことで、敵の魚雷がまさに跳ね返るように反転して行くのである。

そのおかげで日本艦隊は重大な被害を受けずに済んだ。

だが。

『蒼龍』飛行隊の飯田房子中佐がいつまで待っても帰還しない。

先ほど帰艦した飛曹長によれば、

「飯田中佐は被弾して、ガソリンが漏れ始めると私たちに艦の方向を教えてくださいました、そのあと『自爆する』と手信号を送られて・・・私の視界から消えてしまわれました・・」

と言うことで飛曹長の彼女はそれだけ言うと、「中佐、中佐・・・」と言って泣き続けるばかりである。

その時の攻撃隊の他の搭乗員は飯田中佐の機を見ることがないまま帰還して来た。敵機の飛び交う中で行われた帰還であるから他に気が向かないのも仕方がないことであろう。

「・・・申し訳ないことをしました」

ある搭乗員はそう言って中佐を思いやらなかった自分を責めた。搭乗員全員、いや、整備兵も飯田房子中佐を思って泣き始めた。

『蒼龍』艦長の柳本柳子も、唇を噛んでいる。

(優秀な人材を失ってしまった)

艦長の脳裏に、出撃前に艦橋に見送りに立つ柳本艦長に満面の笑顔で「艦長、行ってまいります」と言って敬礼した姿が大きく迫った。

涙をこらえて甲板上に立ち尽くす『蒼龍』の皆皆。あちこちからこらえきれない嗚咽が漏れてくる。

思わず柳本艦長の喉がヒクッ、と鳴ってしまったその時。

「『伊号800潜』より無電。「われ蒼龍搭乗員を確保せり」、繰り返す・・・」

と艦橋から通信参謀が大声でわめきながら飛び出して来た。一瞬の間の後ざわめく甲板上の面々。

柳本艦長があわてて通信参謀に駆け寄った、そして差し出された電文の紙をわし掴みにしてそれに食い入るように見入った。

「・・・飯田中佐が?」

しかし通信参謀は「しかし艦長。これでは飯田中佐だとしても生きているのかそうでないのか・・わかりかねます」と言いにくそうに言った。

更にその時、艦橋の見張り員が「左前方、『伊号潜水艦』浮上!『伊号800潜』浮上っ!」と叫んで皆は左舷に駆け寄った。

暗い海に『伊号800潜』が巨大なクジラのように浮き上がって来た。海軍一、いや世界一の「弩級潜水艦」の堂々たる威容である。

息を飲み、目を凝らして見つめる『蒼龍』の皆の前に、『伊号800潜』がその半身を現した。

やがて、800潜の艦橋のハッチが開いた。最初に現れたのはこの艦の艦長、そしてその次に現れたのは・・・

飯田房子中佐、であった!

「うわあ、わあ、飯田中佐だ、生きておられた!」

とものすごい歓声が『蒼龍』を包み、800潜を包み、そしてその歓声は海に広がっていく。

柳本艦長は舷側に駆けよって「中佐あ!生きていたかあ!」と叫んだ。飯田中佐は手を振ってうなずき、手信号で「今塩水のせいで声が出ません。間もなくハワイに付きましたら詳細をお話します」と答えた。

ともあれ中佐の無事がわかり『蒼龍』では悲壮感が一掃されて高揚感が支配している。

「よかった・・・よかった!」

柳本艦長はだれかれなく肩を叩いてうれし涙にむせんだ。

 

その頃、『女だらけの大和』では。

防空指揮所で、当直を覗いた見張り以外が松岡中尉を囲んで今回の戦の話に盛り上がっている。

石場兵曹が「松岡中尉、しかしすごかったですよ。そのラケットで敵の機銃弾を跳ね返した時は嘘かと思いましたよ」と感に堪えたように言う。

それを引き継いで亀井一水がけたたましく、「そうそうそうですよ!最初分隊長がそれを構えた時は怖かったですよねっ、ああ分隊長死んじゃう・・って思いました!」と言う。

麻生分隊士はちょっと耳をふさぐような格好をしたから皆が笑う。

見張兵曹が、まだ松岡中尉が持って離さないラケットにそっと手を触れて、

「でもこれがあんなにすごいものだったなんて思いもよりませんでした。確かに最初に触った時ちょっと変な感じだなあっては思いましたけど」

と言った。

松岡中尉は笑って、「そうだろう、特年兵君!いいかみんな、これは「機密」だからね、あんまり他でしゃべっちゃいけないよ、いいね?」としかし最後はちょっと怖い顔を作って皆に言った。

「はあ、機密ですか。確かにこれを他に知られたらちょっと困りますなあ。まして敵手に落ちるようなことになったら大ごとですよ、こんなもの」

と麻生分隊士はちょっと迷惑げに言う。それも仕方がない、中尉が仁王立ちになってこれを構えるから防空指揮所は敵の格好の目標になって皆は正直、生きた心地もしなかったのだ。

その上、第一艦橋から上がってくるはずの梨賀艦長はそのあまりの銃撃の激しさに指揮所に足を踏み入れることが出来なかったのだ。

仕方ないのでしばらく伝令所で待機していると言う艦長としてはちょっと不本意、いや今回は山本いそ連合艦隊司令長官がいるから不名誉なことになったのだが。

しかし山本いそ司令長官がそれについて一切口を出さなかったのがせめてもの救いだった艦長。

山本長官も、艦橋からそのラケットの威力を見て舌を巻いていたのだ。結果この行為が、機銃群の士気を必要以上に高め、また更に高角砲や副砲、さらに主砲の士気も異常に高めた効果があったのは嘘ではない。

こうしたことが今回の勝利の一因でもあるのだろう。

そして、『武蔵』『長門』他の艦艇や機動部隊、潜水艦隊の奮戦、それらがあって勝利を導いたのだ。

そのあと皆は勝利の夜食の「汁粉」に舌鼓を打ったのである。

・・・間もなく艦隊はハワイ真珠湾にその身を落ち着けることになる。

夜空には月と、満天の星が帝国海軍の勝利を祝うように輝き、きらめいている・・・・


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「女だらけの戦艦大和」・ハワイ再進撃6<解決編>

『女だらけの航空母艦・蒼龍』では総員が悄然としていた――

 

ハワイ守備作戦は二日間を戦い、帝国海軍の勝利に終わった。その大きな原因に、新しい兵器・装備があった。

麻生少尉が見張兵曹に言った「おれたちの発明を云々」と言う話であるが、以前麻生少尉・秋山工作兵曹長・見張兵曹の三人が魚雷を受けにくく、あるいは受けないようにする発明を、呉海軍工廠は更に考えて、海軍の全艦艇にある塗装を施していた。

それは敵の魚雷を跳ね返す「磁性塗料」。敵の魚雷とは反対の磁性を持つ塗料を塗ったことで、敵の魚雷がまさに跳ね返るように反転して行くのである。

そのおかげで日本艦隊は重大な被害を受けずに済んだ。

だが。

『蒼龍』飛行隊の飯田房子中佐がいつまで待っても帰還しない。

先ほど帰艦した飛曹長によれば、

「飯田中佐は被弾して、ガソリンが漏れ始めると私たちに艦の方向を教えてくださいました、そのあと『自爆する』と手信号を送られて・・・私の視界から消えてしまわれました・・」

と言うことで飛曹長の彼女はそれだけ言うと、「中佐、中佐・・・」と言って泣き続けるばかりである。

その時の攻撃隊の他の搭乗員は飯田中佐の機を見ることがないまま帰還して来た。敵機の飛び交う中で行われた帰還であるから他に気が向かないのも仕方がないことであろう。

「・・・申し訳ないことをしました」

ある搭乗員はそう言って中佐を思いやらなかった自分を責めた。搭乗員全員、いや、整備兵も飯田房子中佐を思って泣き始めた。

『蒼龍』艦長の柳本柳子も、唇を噛んでいる。

(優秀な人材を失ってしまった)

艦長の脳裏に、出撃前に艦橋に見送りに立つ柳本艦長に満面の笑顔で「艦長、行ってまいります」と言って敬礼した姿が大きく迫った。

涙をこらえて甲板上に立ち尽くす『蒼龍』の皆皆。あちこちからこらえきれない嗚咽が漏れてくる。

思わず柳本艦長の喉がヒクッ、と鳴ってしまったその時。

「『伊号800潜』より無電。「われ蒼龍搭乗員を確保せり」、繰り返す・・・」

と艦橋から通信参謀が大声でわめきながら飛び出して来た。一瞬の間の後ざわめく甲板上の面々。

柳本艦長があわてて通信参謀に駆け寄った、そして差し出された電文の紙をわし掴みにしてそれに食い入るように見入った。

「・・・飯田中佐が?」

しかし通信参謀は「しかし艦長。これでは飯田中佐だとしても生きているのかそうでないのか・・わかりかねます」と言いにくそうに言った。

更にその時、艦橋の見張り員が「左前方、『伊号潜水艦』浮上!『伊号800潜』浮上っ!」と叫んで皆は左舷に駆け寄った。

暗い海に『伊号800潜』が巨大なクジラのように浮き上がって来た。海軍一、いや世界一の「弩級潜水艦」の堂々たる威容である。

息を飲み、目を凝らして見つめる『蒼龍』の皆の前に、『伊号800潜』がその半身を現した。

やがて、800潜の艦橋のハッチが開いた。最初に現れたのはこの艦の艦長、そしてその次に現れたのは・・・

飯田房子中佐、であった!

「うわあ、わあ、飯田中佐だ、生きておられた!」

とものすごい歓声が『蒼龍』を包み、800潜を包み、そしてその歓声は海に広がっていく。

柳本艦長は舷側に駆けよって「中佐あ!生きていたかあ!」と叫んだ。飯田中佐は手を振ってうなずき、手信号で「今塩水のせいで声が出ません。間もなくハワイに付きましたら詳細をお話します」と答えた。

ともあれ中佐の無事がわかり『蒼龍』では悲壮感が一掃されて高揚感が支配している。

「よかった・・・よかった!」

柳本艦長はだれかれなく肩を叩いてうれし涙にむせんだ。

 

その頃、『女だらけの大和』では。

防空指揮所で、当直を覗いた見張り以外が松岡中尉を囲んで今回の戦の話に盛り上がっている。

石場兵曹が「松岡中尉、しかしすごかったですよ。そのラケットで敵の機銃弾を跳ね返した時は嘘かと思いましたよ」と感に堪えたように言う。

それを引き継いで亀井一水がけたたましく、「そうそうそうですよ!最初分隊長がそれを構えた時は怖かったですよねっ、ああ分隊長死んじゃう・・って思いました!」と言う。

麻生分隊士はちょっと耳をふさぐような格好をしたから皆が笑う。

見張兵曹が、まだ松岡中尉が持って離さないラケットにそっと手を触れて、

「でもこれがあんなにすごいものだったなんて思いもよりませんでした。確かに最初に触った時ちょっと変な感じだなあっては思いましたけど」

と言った。

松岡中尉は笑って、「そうだろう、特年兵君!いいかみんな、これは「機密」だからね、あんまり他でしゃべっちゃいけないよ、いいね?」としかし最後はちょっと怖い顔を作って皆に言った。

「はあ、機密ですか。確かにこれを他に知られたらちょっと困りますなあ。まして敵手に落ちるようなことになったら大ごとですよ、こんなもの」

と麻生分隊士はちょっと迷惑げに言う。それも仕方がない、中尉が仁王立ちになってこれを構えるから防空指揮所は敵の格好の目標になって皆は正直、生きた心地もしなかったのだ。

その上、第一艦橋から上がってくるはずの梨賀艦長はそのあまりの銃撃の激しさに指揮所に足を踏み入れることが出来なかったのだ。

仕方ないのでしばらく伝令所で待機していると言う艦長としてはちょっと不本意、いや今回は山本いそ連合艦隊司令長官がいるから不名誉なことになったのだが。

しかし山本いそ司令長官がそれについて一切口を出さなかったのがせめてもの救いだった艦長。

山本長官も、艦橋からそのラケットの威力を見て舌を巻いていたのだ。結果この行為が、機銃群の士気を必要以上に高め、また更に高角砲や副砲、さらに主砲の士気も異常に高めた効果があったのは嘘ではない。

こうしたことが今回の勝利の一因でもあるのだろう。

そして、『武蔵』『長門』他の艦艇や機動部隊、潜水艦隊の奮戦、それらがあって勝利を導いたのだ。

そのあと皆は勝利の夜食の「汁粉」に舌鼓を打ったのである。

・・・間もなく艦隊はハワイ真珠湾にその身を落ち着けることになる。

夜空には月と、満天の星が帝国海軍の勝利を祝うように輝き、きらめいている・・・・


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