Archive2010年08月 1/3

「女だらけの戦艦大和」・オトメチャンのお泊り2

「女だらけの戦艦大和」航海科の見張兵曹は、無花果艦長に連れられて行っちゃった―― 『大和』に接舷していた『無花果』のランチに、菅艦長と見張兵曹が乗り込んだ。上から梨賀艦長や野村副長、森上参謀長そして麻生分隊士の声が降ってくる。「無花果艦長、いいか。オトメチャンにちょっとでも傷つけやがったら承知しねえからな。覚えとけよ!」――普段の声音とは全く違ったこれは梨賀艦長。「無花果艦長、オトメチャンの嫌がる...

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「女だらけの戦艦大和」・オトメチャンのお泊り1

「女だらけの戦艦大和」は今夜も静かにその身をトレーラ島の海に浮かべている―― 今夜の見張りの当直は、小泉二等兵曹と亀井一等水兵、そして艦長伝令の石場一等兵曹。今日はそれに麻生分隊士がいる。その麻生少尉は何やら落ち着かない様子で顔色さえよくない。小泉兵曹が双眼鏡に目を当てたまま、「オトメチャン大丈夫なんでしょうかねえ?」と言う。麻生分隊士が、「・・・大丈夫に決まってるだろうが。お前なあ、人を不安に...

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「女だらけの戦艦大和」・海軍御用達!?3<解決編>

麻生少尉と見張兵曹、そして小泉兵曹は町の中心に戻って行った―― 「いったい何の缶詰を作るんでしょうね、早く知りたいであります」見張兵曹が言った。麻生少尉が笑って「そうだなあ。まあこのへんならクジラが取れるから鯨缶かな。あとはなんだろうなあ、そうだ、天島では牛だの豚だのいるらしいから『牛の大和煮』なんてあるかもなあ」と言う。小泉兵曹だけは(うちが絡むとあんまりろくなものじゃない気がするよ。牛だのク...

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「女だらけの戦艦大和」・海軍御用達!?2

「おお!すっげえいい男がいるぞ」 上陸場を上がってすぐに、小泉兵曹が叫ぶ。何事かと麻生少尉と見張兵曹は小泉兵曹を見た。小泉兵曹の視線の先を見れば数人の「いい男」が談笑してこちらに歩いてくる。麻生少尉が、「なんだあ、この島に日本の男が大挙してくるなんざ今までないことだがな」とちょっと不審げである。見張兵曹はその男性軍を避けるように麻生少尉の陰に隠れた。少し男性が怖い、と言うのが本音である。その男...

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「女だらけの戦艦大和」・海軍御用達!?1

「女だらけの戦艦大和」はお盆を済ませ、またいつものように訓練に励む毎日である―― ここトレーラーは、海軍の要衝である。近くにゲハルマ油田などもあるので燃料には事欠かないし、豊かな漁場もあるので食料の面でも安泰である。そのトレーラー群島に日本の商店が缶詰工場を作るらしいとのうわさを、『大和』の野村副長が聞きつけてきた。「へえ。どこの商店だろうか?缶詰と言ったら『マルヘ』とか『あさぼらけ』が有名だけ...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)