2010-04

「女だらけの戦艦大和」・『武蔵』の馬面 - 2010.04.28 Wed

「女だらけの戦艦大和」は不発の魚雷を艦首に刺して、呉に帰っていった――

 

その『大和』を見送って『武蔵』の猪田艦長は、「他人事ではない」とつぶやいた。この一年ほど前、『武蔵』も敵の魚雷を受けたことがあったからだ。

しかしその時も大事には至らなかったのだが、猪田艦長の受けた心の衝撃は大きかった。

(帝国海軍期待の星の二番艦が被雷するなんて!これはきっとただじゃ済まないかも)

一時は自決も覚悟したが、その覚悟を見てとった加東副長が、

「艦長、おかしなことをおかんがえじゃないでしょうね?万一・・お考えなら、私もお伴しますからね」

と言って猪田艦長はその思いやりに感激したことがあった。

(まあ、梨賀艦長もいい部下が多いから早まったことはしないだろうが)

そう思った。

 

そしてあの戦闘の激しさを思い出し、(やっぱりあの『馬面』とやら、『武蔵』でも作りたい)と心底思った、なぜなら敵は『馬面』を装着した『大和』は避けるようにするが、未装着の『武蔵』やほかの艦めがけて攻撃してくるのがどうにもたまらない。

「『武蔵』は被害担当艦か!?

と、猪田艦長はあの時叫んだものだ。

冗談じゃあない、こっちにも大事な部下たちがいるんだぞ・・・

そこで梨賀艦長に一応許可をもらって『武蔵』でも『馬面』を創作しようと考えた。

梨賀艦長宛に電文を送り、被雷の見舞いと『馬面』制作の許可をもらった。

『大和』の梨賀艦長は、

「へえ!ついに『武蔵』も作る気になったかあ、最初猪田艦長『馬面』嫌がってると思ったんだけどね」

と言って、野村副長と「やっとあれの効果がわかってきたんだね!」と笑いあっている。

『武蔵』が『馬面』を作るようだ、と聞いた麻生分隊士と見張兵曹、そして制作担当の工作科の秋山兵曹長は三人集まって、

「そうでしょうそうでしょう。あれの効果が分からんようじゃあ、艦長じゃないね」

なんていいあっている。そして、

「『武蔵』は一体どんな『馬面』作るんだろうねえ?ここはお手並み拝見と行こうか」

と言って、武蔵との再会を心待ちにしている。

 

さて、『武蔵』。

『武蔵』の工作科の与謝野上等兵曹は「貴様が適任だと艦長がおっしゃっている!」と上官に言われて『馬面』制作を引き受けたものの困っていた。

(私には、そんな才能はないというのに・・・いったいどうして猪田艦長は私をご指名になったのだろう?)

しかしいったん引き受けた以上はやるしかない。

『大和』の馬面のデザイン画だとか、動物図鑑だとか歴史事典などと首っ引きで、独自のデザインを考え始めた。最初は相当な苦しみではあった。

だが、やりだすとなんだか楽しくなってきて、アイディアが次々浮かんでくる。でもあまり使えそうにないものばかりでちょっとため息も出たりする。

(相手を威嚇か。そうだな。おどかしゃあいいわけだからなあ)

自分が敵のパイロットとか、艦船の乗組員としてみた時にどんなものならおどろくか?考えをめぐらしてみた。

動物図鑑をもう一度、めくってみた。与謝野兵曹の知らない生き物もいっぱい出ている。しばしの間、それらの奇怪な姿に見入っていた。

(ほお!こんなものならきっとアメリカさんといえども目の前で見たことはないだろう。これをちょっといじってやれば・・・)

与謝野兵曹は考えを整理した。

陸上動物はみんなが考えそうだ、実際駆逐艦『雪風』とか巡洋艦『高雄』でも陸上動物をモチーフにしたものをこっそり考案中と聞く。

(ならばなあ、『武蔵』はこう行くぞ)

与謝野兵曹は不気味な笑いを浮かべながらデザイン画を描き始めた――

 

その日から一週間後。

猪田艦長の前にすっかりやつれ果てて面ざしの変わってしまった与謝野上等兵曹がいた。猪田艦長はそのやつれようのすさまじさにまず驚いた。

第一艦橋の艦長席から思わず立ち上がって、

「よ・・与謝野兵曹か?」

とこわごわ聞いた。そばにいた加東副長さえその鬼気迫る形相に息をのんでいる。

「はい・・・」

と与謝野兵曹は答えた。そして、手にしていた大きな箱をそっと猪田艦長の前に差し出した。

「試作品が出来たであります、艦長」

猪田艦長は、おお、と言いながらそれを受け取った。与謝野兵曹は、

「それでよいとなればいつでも量産できるよう、手配をしてあります・・・いかがでしょうか、艦長」

と言った。

艦長はそれを海図台の上にそっと置いた、そして副長と目を見かわすとうなずいて箱のふたを開けた。

「おおう!!これは!」

猪田艦長と、加東副長は同時に大声をあげていた。艦橋内の見張り員や伝令が何事かと見返る。

猪田艦長は、箱の中からそれを恭しく持ち上げた。加東副長が両手を胸の前で組んで、まるで祈るような格好をしてそれを見ている。

見張り員たちの前で、それは初めて姿を現した。

「うわああ!」

見張りも伝令も、驚愕の声をあげた。初めて「大和」の馬面を見た時の衝撃が、網膜と脳裏に鮮明に蘇る、それと同じ衝撃。

艦長の両手には、『武蔵』仕様の馬面がある。

猪田艦長は嬉しそうに笑ってそれを見回すと、一言言った。

「与謝野兵曹、採用だ!とりあえず人数分準備せよ」

与謝野兵曹はそれを聞くと、その場に昏倒していた。過労がたたったのであろう、即座に医務室に連れて行かれ、ブドウ糖の点滴を受けたのだった。

 

やがて。

例の『武蔵』の馬面は人数分が出来上がってきた。

それを猪田艦長の命令のもと、総員が装着したのだが――皆の間から、「こわーい!」とか「気持ちが悪いであります!」という悲鳴にも似た声が上がった。

しかし猪田艦長は(してやったり)とニンマリした。『武蔵』の乗組員が怖がるなら、敵はもっと怖いはずだと言うのがその心にある。

皆はお互いを見やりながら「こわいねえ」「うん、こわいねえ」と言いあったのだった。

そして、防空指揮所の見張り員の小椋兵曹はそれを手にとってしげしげと見つめながら、(これ付けてるところを「大和」の見張兵曹に見られるのはちょっと嫌だなあ)と思っている。

まあ、『大和』の馬面もたいがいなのだが。

しかし、この『武蔵』の馬面の効果のほどは敵と交戦するまで未知数であり、猪田艦長としてはここは早く、敵との交戦の機会がほしいと思うのもこれ本音である。

 

その機会は意外に早くやってきた。

『武蔵』は、空母主軸の機動部隊の後方部隊としてハライタ島攻略戦に参加した。

空母5隻から発進した攻撃機の戦果素晴らしくハライタ島はわが方のものになったのだが、敵もさる者引っ掻くもの、空母『レーガンⅡ』を『武蔵』の率いる後方部隊に向けてきたのだ。

空母『レーガンⅡ』から発進した雷撃機・急降下爆撃機などが、後方部隊に襲いかかろうとしていた。

「右二十度、アベンジャー雷撃機四十機、いや六十機!」と小椋兵曹の報告に猪田艦長はうんとうなずいて、

「副砲、高角砲、各機銃群は適宜攻撃せよ!」

と命令した。それを受けて、副砲が回り出し狙いをつける。後方部隊は、戦闘隊形に展開し『金剛』や『高雄』など各艦艇も戦闘態勢を整えている。

『武蔵』の副砲が、発射される――

先頭を行くアベンジャーの何機かが火を吹いて落ちてゆく、しかしその後ろからわきだすようにアベンジャー、ドーントレスなどが次々姿を見せ始めた。

「来るなら来いッ!」

高角砲も機銃群も、射程に入ると攻撃を始めた。

アベンジャーの小集団が『武蔵』の至近距離に来た、その時。

一機のアベンジャーの搭乗員は叫んでいた。

NO!!何あれ、この戦艦も悪魔の艦!?あれほど邪悪なものは見たことがない!」

 

金髪の髪を飛行帽の端からうねらせて驚く彼女たちは口々に叫んでいた。、

LOOK!ハンマーヘッドシャークの化け物よ!」

 

そう。

与謝野兵曹が考案した『馬面・武蔵バージョン』は、白目をむいてすさまじい歯をむき出したシュモクザメ、ハンマーヘッドシャークの化け物であった。

金髪娘たちは腰を抜かさんばかりに驚いて、一斉に母艦目指して引き返して行ったのだった。

 

「猪田艦長、今回も大戦果でしたね」

加東副長が満足げに言った。猪田艦長も満足げにうなずいてそして

「こんなに効果があるんならもっと早く作るべきだったよね。さっそく「大和」の梨賀艦長に教えてあげなきゃね」

と言って、加東副長の肩を抱いて本当にうれしそうに笑ったのだった――

 

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

またまた『馬面』話ですみません。

これ話作りやすいので・・・(汗)。

海の生き物に着眼するあたり、与謝野兵曹という人は侮れないかも!

でも今回も大戦果の「帝国海軍」、この調子でアメリカ本土に突撃だ!


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「女だらけの戦艦大和」・つぼみのままで - 2010.04.25 Sun

「・・・こうしたんですよ」

麻生分隊士は気を失ったままのオトメチャンを抱きしめるとまず口づけをした――

 

それをちょっと緊張気味に見守る参謀長と副長である。

それから分隊士はオトメチャンの乳首を吸った。ねっとりとしたその様子に二人の佐官は息をのむ。

そしてオトメチャンの下半身に手を伸ばして「乙女の部分」に触れ始めた。麻生分隊士の顔は意外と冷静である。

参謀長が、

「分隊士、オトメチャンにはまだ穴を開けてないのかあ?」

と聞いた。副長が麻生分隊士の顔をじっと見た。麻生分隊士はカッと顔を紅潮させた、そして

「・・・まだ開けてませんよ。そんなことやたらとできるわけないじゃないですか・・・」

とちらっと参謀長の顔を見ると、また行為に戻った。

そして。

オトメチャンが軽くうめいて気を取り戻した。

「・・・あ、分隊士」

と言いかけて自分がとても異常な事態にあることに気がついてハッと起き上がろうとした。しかし分隊士に押さえられた。

「分隊士、なんでこんなことを?」

泣きだしそうな声でオトメチャンは言った、その語尾がかすかにふるえている。分隊士はそれには耳を貸さない、それどころか余計にオトメチャンをもてあそぶ。

「・・・参謀長と副長がご覧になりたいんだそうだ。俺たちがいつもどうしてるかって、な」

そういいながらオトメチャンの乳首を前歯で噛むようにして引っ張る。

「やめて、いやあ・・・」

オトメチャンは泣き声を上げる。構わず行為は続く。

参謀長と副長は、かたずをのんで見守っている。

 

「オトメチャン、ちょっと起きて」

分隊士はオトメチャンの体を起こした。オトメチャンはあきらめたのか抵抗もしないで起き上がった。

そして起こしたオトメチャンの二つの乳首に、自分のそれをこすりつけて分隊士とオトメチャンは快感を得た。

副長が、「す、すごい」と口の中で言うのが聞こえた。参謀長がたまらずごくりと唾をのむ音が聞こえる。

「どうだ、オトメチャン。いいか?気持ちいいか?」

麻生分隊士は息遣いが荒いものの真剣な表情でその行為をしながら訊いた、オトメチャンはもう顔ばかりか身体すら紅く染めて、これも息を荒げてそして言った。

「分隊士ぃ、気持ちいいですぅ」――

分隊士はそれを聞くと更にこすりつける速度を速めて、

「よく言った、オトメチャン!」

と叫んでいきなりオトメチャンを抱きしめるとその場に倒れ込んだ。分隊士はオトメチャンの上に重なったまま、動かない。オトメチャンも目を閉じたままである。

分隊士とオトメチャンの、激しい息遣いが部屋を支配している。

参謀長と副長は目の前で起きたことに目を奪われたままである。

 

やがて分隊士がオトメチャンから身を離した。

オトメチャンは参謀長と副長の視線に気がついて恥じらいを全身に表して身をよじった。

参謀長が深いため息をついた。副長が腰を畳に落としてこれも大きなため息をつく。

オトメチャンは、恥ずかしいのか分隊士に

「分隊士、あの、私の着物をください」

と言って体を隠したいのだろう、懇願した。しかし分隊士はそれを聞かないで、やおらオトメチャンの体を開かせた。

そして

「オトメチャンは本当にきれいな体だよ、さあ、もっときちんとお二人に見ていただこうじゃないか」

と言った。そして分隊士は参謀長と副長に向かって、

「さあ、どうぞ。私のオトメチャンの身体とくと見てやってくださいな」

と言い放った。そう言われてはいそうですか、とは行き難くなった。なんだか気まずい感覚が参謀長と副長を襲い始めた。

分隊士は、そんな二人の感情には構わずオトメチャンの足を開かせた。そして参謀長と副長を見て、

「さあ、どうなさいました?ご覧にならないんですか、なんなら・・・穴を開けてくださってもいいんですよ」

としごくまじめな顔つきで言った。オトメチャンは神妙な面持ちでいる。抵抗していないから、しようと思えばできるのだが。

しかし。

参謀長はそろそろと自分の服に手を伸ばし始めた。そして、

「いや、そんな・・・。まあ、さっき見せてもらったからいいよ、なあ、副長」

と言って副長を見た。副長もちょっと困ったような顔をして、

「そうですね、麻生少尉には悪かったと思うが、先に見せてもらったから・・・いいよ」

と言ってこれも自分の服を引き寄せた。

「そうですかあ、残念ですねえ。参謀長と副長がこんなふうにしてくれればオトメチャンもっと喜ぶんですがね」

麻生分隊士はそういうとオトメチャンの「乙女の部分」と乳首を一緒に刺激した。

「ううん・・」

とオトメチャンが声を上げる。それを見ながらも参謀長は、「いやほんと、今日はこれで。いずれまた」と言って副長を促して出て行ってしまった。

 

「ごめんな、オトメチャン」

二人が下宿を出て行ったあと、麻生分隊士は優しくオトメチャンを抱いて謝った。分隊士は、最初にあの光景を見て我に返った時どうこの場を収拾しようかと考えたのだった。

自分が黙っていたりしたら彼女らは図に乗って、オトメチャンを凌辱しかねない。それを阻止するためには、相手の毒気を抜く行為をするしかない。

そこで分隊士は自分から「昨夜の行為を」忠実に見せることにしたのだ。

怒りの感情は当然あったが、それよりいかにすればオトメチャンに傷をつけずに済むかということに気が回っていたのだった。

「でも、興奮してしまったよ。こんな状況って戦闘でも体験したことはないよ」

分隊士はちょっと笑って言った。

見張兵曹も少し笑った。

「ごめんね、いやな思いをさせてしまったね」

分隊士はそう言って見張兵曹をもう一度抱きしめた。兵曹は、首を振って

「そんなことないです。分隊士はいつも私を助けてくださいます。私は嬉しいです」

と言って分隊士にしがみついた。

「オトメチャン・・・」

そう麻生分隊士は兵曹の耳元で囁いて、またもや熱い夜が始まるのであった――

 

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そういうことでしたか。

分隊士は、オトメチャンを裏切らないのです。しかし、参謀長と副長はさぞかし気まずかったことでしょうね。

あわよくば分隊士と一緒になって・・・と思っていたのでしょうから。

はい、残念でした!


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「女だらけの戦艦大和」・大混戦 - 2010.04.23 Fri

「女だらけの戦艦大和」乗組員見張トメは、休暇を楽しんでいた――

 

「あれ見ろよ、オトメチャンだぜ」

と、野村副長が指さす先には民家の玄関先を一所懸命に掃除する見張兵曹が居た。参謀長はその姿に(おお、これは・・・)と思わず感じ入ってしまった。

兵曹はもんぺ姿で手ぬぐいを頭にかぶり全く新妻と言ってもおかしくない様子である。

二人はおかしな笑いをふくみながら、しかし兵曹に気取られまいと懸命に威厳を正しながら掃除に夢中な兵曹に近寄って行く。

「見張兵曹じゃないか?」

とまず声をかけたのは、参謀長。はっと顔をあげた見張兵曹はそこに森上参謀長と野村副長が立っているのにちょっと驚いて手ぬぐいを取って立ちあがった。

そして敬礼をすると、

「参謀長、副長・・」

と言って微笑んだ。その顔がたまらなくきれいで参謀長などはもう居ても立っても居られないくらいである。

副長が、

「海軍病院に用があってね、その帰りなんだが大通りを避けたらここに来たんだよ。・・・ここは、もしかして麻生少尉の?」

と建物を見上げながら聞いた。兵曹も建物を振り返りながら

「はい。麻生分隊士の下宿であります」

と言った。参謀長は兵曹の姿を見つめて、

「麻生分隊士は?いるのかな」

と尋ねた。兵曹はいいえ、と言って

「立ち話もなんでありますから、どうぞ中に。今日は下宿のおばさんも不在でありますのでさみしかったであります」

と中にいざなった。参謀長は内心、してやったりと思ったが顔には出さない。副長が

「留守中に上がり込んでいいのかなあ?」

と聞いたが兵曹は、

「このままお返ししたら分隊士に叱られます」

と言って笑って玄関の引き戸を開いた。参謀長と副長は中に入った。

入ってすぐの階段を上がれば分隊士の部屋になっている。

きれいに整頓された部屋は、きっと兵曹の手によるものだろうと二人は思った。兵曹は「どうぞお座りになってください」と声をかけるとお茶の用意をしに階下に降りた。

やがて兵曹はお茶の道具をお盆に載せて上がってきた。

茶を入れるしぐさがなんだかなまめかしくて参謀長と副長は、ごくりと喉を鳴らす。お互いにそれが、兵曹に聞こえやしなかったかとドキッとしながら。

普段、『大和』艦内で見る兵曹の姿とは百八十度違う姿に戸惑いながらしかし、二人は確実に誘発されていた。

 

三人は茶を飲みながらいろいろな話をした。

上陸してすぐ会った、見張兵曹の父親と実の母親を知る西田の妻の事も話した。もらった「家族写真」も見せた。

そんなことをしながら時間は過ぎた。午後二時を回り参謀長は「ところで」と切り出した。

「麻生少尉は、いつごろ戻るんだろうか」

見張兵曹はちょっと小首をかしげて考えてから、

「古くからのお友達がお誘いにいらしたから、きっと暗くなってから出ないとお戻りにならないのでは、と思います。夕飯はここで召し上がるはずです」

と言った。

その時おもむろに参謀長が兵曹の方に寄って行き、

「そうかあ。それは好都合だなあ」

というなり兵曹を抱きしめた。見張兵曹は驚いて身をよじって逃げようとした。副長がそうはさせじと入口をふさぐように体を移した。

「いやです、おやめになってください。こんな・・・」

兵曹の叫びは、参謀長の強引な口づけで遮られた。参謀長は大きな体を生かして小柄な兵曹を押さえつけて自由を奪う。そして参謀長は片手を兵曹のもんぺの上着の襟もとから中に滑り込ませた。

彼女の胸のふくらみを掴んで何やらしているようである。副長がそれを見て、

「森上さん、何してんのよ。私にも見せてくれなきゃ、ずるいですねえ」

と笑う。参謀長は兵曹から唇を離すと、

「そうだねえ、一人で楽しんじゃいけないね。ごめんごめん」

というなり兵曹の胸元を大きく広げてしまった。

「ああ!」

というオトメチャンの叫び、その白い胸があらわにされてしまった。参謀長は「こうしてたのさ」と言ってオトメチャンの胸を揉み、乳首をつまんでひねった。オトメチャンはもう、必死で抵抗する。

「いやあ!」とさけぶと、副長がその場にあった手ぬぐいでオトメチャンの口をふさいだ。そして、

「ちょっとの間、静かにできるよねえ?これからいいことするから、ね」

と囁いた。参謀長はオトメチャンの乳首を見て、

「昨夜ずいぶん麻生少尉としたみたいだねえ。こんなに紅くなって」

という。副長が「どれどれ」と見て、

「ああ、本当だ。こんなにしちゃっちゃ、だめじゃないか。少尉も随分荒っぽいんだねえ」

と言ってそこをつまむと引っ張った。オトメチャンは喉の奥からうめくが二人は知らぬ顔。副長が思いついたように、

「ってことは、こっちも相当って事だね。どれ」

と言ってオトメチャンの下半身に手を伸ばした。乙女の部分を探り当ててしまった。オトメチャンは更に抵抗するが、参謀長の大きな体に抑え込まれ続けているから思うようには動けない。

それでもなんとか逃げようと抵抗はしている。

参謀長はその抵抗がうっとおしくなったのか、

「ちょっとだけ、おとなしくしてくれるかなあ」

と言うと、オトメチャンのみぞおちに拳を思い切り入れた。オトメチャンの抵抗が、止んだ。

参謀長と副長は嬉しそうに笑うと、オトメチャンの着ているものをすべて脱がした――

 

それから二時間ほどして麻生分隊士が下宿に帰ってきた。早めに切り上げて帰って来たのである。

玄関で「ただいま」と声をかけたが返事はない。(どうしたんだ。出かけてるのか)と思いつつ二階に上がり、自室のふすまを開けた。

そこには。

ほとんど全裸状態の参謀長・副長に組み敷かれた、気を失っているようなオトメチャンのあられもない姿があった。

肝をつぶして立ち尽くす麻生分隊士をしり目に、参謀長は「ああ、お帰り。邪魔してるよ」と言った。麻生分隊士は言葉が出ないくらい驚いている。その様子を見て副長が分隊士の手を取って座らせた。

そして、「一緒に、どう?」と聞いてきた。・・・一緒にどう、って・・・

怒りがあるはずなのになぜか今回はあまり怒りの感情が湧いてこないのはなぜだろうか。自分自身に不審感を抱きながら分隊士は寝かされたオトメチャンのそばに寄った。死んだようにくったりしているオトメチャンの胸に手をやると心臓の鼓動が手のひらに伝わり、(生きてる、よかった)と安堵した。

参謀長が、

「昨夜どういうふうにしたの?教えてくんない?」

と、オトメチャンのあの部分をさわりながら訊く。それを見て、分隊士は昨晩のことが鮮明に蘇ってきて興奮した。そして、参謀長からオトメチャンを奪うと、

「・・・こうであります」

と言って激しくオトメチャンを扱い始めた――

 

            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

どうした麻生分隊士。

今までなら怒り狂っていたのに。何故ここに来てこういう事態になったのでしょうか。わかりません。

でもこんなことしていいのか、みんな!?


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「女だらけの戦艦大和」・熱い夜と嵐の予感 - 2010.04.20 Tue

「女だらけの戦艦大和」乗組員の麻生少尉と、見張兵曹は熱い夜を過ごしている――

 

・・・分隊士はやがて、オトメチャンから体を離した。

オトメチャンは恥ずかしげに顔をそむけた。そのオトメチャンをいとおしげに見ながら分隊士はもう一度その体を眺めた。

夜目にも体全体が桜色に染まって、「よかったんだな」と思わずにいられない。

そっと枕元の電気スタンドを点灯した。

「あ・・分隊士」

と眩しさに顔をしかめつつオトメチャンは言った、分隊士は「どうした?」と聞く。

オトメチャンは、

「恥ずかしいから、電気は消してください」

と消え入りそうな声で言う。分隊士はその恥じらいが可愛く、ちょっと意地悪したくなった。そこで、オトメチャンの両手を寝巻の紐で縛ってしまった。

「分隊士、これは?」

と不安げな表情でなすがままになるオトメチャンに、分隊士は、

「点検。今からオトメチャンの体を総点検だ」

というなり、オトメチャンの唇を奪って先ほどのように自分の唇をオトメチャンの乳房までゆっくり下ろしていく。

まだ興奮の冷めやらないような、二つの乳首に届く。心なしか、さっきより色が紅梅のように濃くなっている。

「ここは、どうだ?さっきよりもっとよくなってるかな」

と言って、その片方を口に含んだ。

オトメチャンが、悶える。もう片方は分隊士の手でいじめられている。オトメチャンは分隊士の手から逃れようとしているのか、暴れる。

それを、分隊士は全身で押さえつけて今度はまた、乙女の部分に手を伸ばす。

「ここも感じるようになってきたでしょ?ほらこうすると、もっと・・・」

そういいながらオトメチャンのそこを分隊士は弾く。

「だめっ・・」

と、オトメチャンの体がビクつく。分隊士は真剣な顔つきでそこを弾きながら

「ダメかあ?どうダメなんだあ」

と囁く。「言ってごらんよ」とさらに。

オトメチャンは息が荒い、その息で

「よくわからないんですが、ダメなんです」

という。体をちょっとひねるようにして分隊士の愛撫を逃そうとしているのか。分隊士はオトメチャンの腰を引き寄せてその部分を激しくはじいた。

「気持ちいいってことだよ、それが。オトメチャンは恥ずかしがりだから言えないのかな・・」

そう言って分隊士は「オトメチャン!」と叫びながら彼女を激しく抱きしめたのだった。

 

あらしのような一夜がすぎて、目覚めれば既に陽が昇っていた。

「いけない!寝坊した」と見張兵曹は驚いて起き上がった。傍らに、麻生分隊士が寝息を立てている。

起こさないようにそっと持ってきたもんぺに着替え、兵曹は台所に降りた。

 

いつもよりは格段に遅い朝食を取って、だが二人はなんだか嬉しい。娑婆の空気を思う存分感じる瞬間である。

麻生分隊士は味噌汁をすすり、そして「この味噌汁は美味いなあ」とつぶやいた。

見張兵曹がきれいに笑った。そして、

「分隊士、その味噌は『大和』からギンバイしたんですが」

と言った、それを聞いて分隊士は

「え、あれと同じものなの?・・・ふーん、作る人が違うとこんなにも美味いもんかねえ」

と感心した。兵曹は頭を横に振って

「いいえ、味噌が美味いのでありますよ」

と言ってまた笑った。

 

午前中、分隊士の下宿を他艦の士官が訪ねてきた。

見張兵曹を見て、「麻生ちゃん、あんないい子をつかまえたんだねえ~」と感心する士官たちに分隊士は「えへへ」とにやけて見せたのだった。

「じゃあ、オトメチャン。俺はこいつらとちょっと出かけてくるけど、夕方までにはきっと戻るからね」

分隊士はきちんと軍装に着替えて、玄関に立って見張兵曹に言った。

もんぺ姿の兵曹は、頭を下げて

「はい、わかりました。行ってらっしゃいませ」

と言った。その様子に士官たちは

「いいなあ~。こんなしとやかな子が『大和』には居たんだあ。うちの艦の女どもなんかそこへ行くとダメねえ」

と嘆息をついた。

それを見ながら麻生分隊士はひとり得意顔である。

 

分隊士が出かけた後、見張兵曹は台所をかたづけ(夕飯は何にしたものか)とちょっと考えた。

そのあと、部屋を掃除して玄関をきれいにし始めた。

その様子を隣の家の主婦が見て、

「まあなんていい子なんだろう。しかもきれいだし。うちの息子に欲しいくらいだけど…もうあの士官さんのものみたいだから、残念だこと」

と独り言。

見張兵曹が玄関の掃除に夢中になっている時向こうからふたりの『大和』の乗員が歩いてきた。

――だれあろう、森上参謀長と野村副長である。

二人はこの日、海軍病院に知人を見舞った帰りである。

大通りを避けて、この小さな通りに入ってきたのだが――

「おい、あれ!」

野村副長が突然声をあげて行く手を指さした。森上参謀長が、「何だよ」とその方を見ると。

 

そこにはもんぺ姿で民家の玄関を熱心に掃除する見張兵曹の姿があった。

二人はふと、妙な笑いを浮かべてお互いを見かわすと、兵曹の居るほうへと足早に向かって言ったのだった――

 

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

愛は際限なく続きます。

そして、参謀長と副長の出現で一体どういう展開になってしまうのでしょうか!


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「女だらけの戦艦大和」・熱い夜と嵐の予感 - 2010.04.20 Tue

「女だらけの戦艦大和」乗組員の麻生少尉と、見張兵曹は熱い夜を過ごしている――

 

・・・分隊士はやがて、オトメチャンから体を離した。

オトメチャンは恥ずかしげに顔をそむけた。そのオトメチャンをいとおしげに見ながら分隊士はもう一度その体を眺めた。

夜目にも体全体が桜色に染まって、「よかったんだな」と思わずにいられない。

そっと枕元の電気スタンドを点灯した。

「あ・・分隊士」

と眩しさに顔をしかめつつオトメチャンは言った、分隊士は「どうした?」と聞く。

オトメチャンは、

「恥ずかしいから、電気は消してください」

と消え入りそうな声で言う。分隊士はその恥じらいが可愛く、ちょっと意地悪したくなった。そこで、オトメチャンの両手を寝巻の紐で縛ってしまった。

「分隊士、これは?」

と不安げな表情でなすがままになるオトメチャンに、分隊士は、

「点検。今からオトメチャンの体を総点検だ」

というなり、オトメチャンの唇を奪って先ほどのように自分の唇をオトメチャンの乳房までゆっくり下ろしていく。

まだ興奮の冷めやらないような、二つの乳首に届く。心なしか、さっきより色が紅梅のように濃くなっている。

「ここは、どうだ?さっきよりもっとよくなってるかな」

と言って、その片方を口に含んだ。

オトメチャンが、悶える。もう片方は分隊士の手でいじめられている。オトメチャンは分隊士の手から逃れようとしているのか、暴れる。

それを、分隊士は全身で押さえつけて今度はまた、乙女の部分に手を伸ばす。

「ここも感じるようになってきたでしょ?ほらこうすると、もっと・・・」

そういいながらオトメチャンのそこを分隊士は弾く。

「だめっ・・」

と、オトメチャンの体がビクつく。分隊士は真剣な顔つきでそこを弾きながら

「ダメかあ?どうダメなんだあ」

と囁く。「言ってごらんよ」とさらに。

オトメチャンは息が荒い、その息で

「よくわからないんですが、ダメなんです」

という。体をちょっとひねるようにして分隊士の愛撫を逃そうとしているのか。分隊士はオトメチャンの腰を引き寄せてその部分を激しくはじいた。

「気持ちいいってことだよ、それが。オトメチャンは恥ずかしがりだから言えないのかな・・」

そう言って分隊士は「オトメチャン!」と叫びながら彼女を激しく抱きしめたのだった。

 

あらしのような一夜がすぎて、目覚めれば既に陽が昇っていた。

「いけない!寝坊した」と見張兵曹は驚いて起き上がった。傍らに、麻生分隊士が寝息を立てている。

起こさないようにそっと持ってきたもんぺに着替え、兵曹は台所に降りた。

 

いつもよりは格段に遅い朝食を取って、だが二人はなんだか嬉しい。娑婆の空気を思う存分感じる瞬間である。

麻生分隊士は味噌汁をすすり、そして「この味噌汁は美味いなあ」とつぶやいた。

見張兵曹がきれいに笑った。そして、

「分隊士、その味噌は『大和』からギンバイしたんですが」

と言った、それを聞いて分隊士は

「え、あれと同じものなの?・・・ふーん、作る人が違うとこんなにも美味いもんかねえ」

と感心した。兵曹は頭を横に振って

「いいえ、味噌が美味いのでありますよ」

と言ってまた笑った。

 

午前中、分隊士の下宿を他艦の士官が訪ねてきた。

見張兵曹を見て、「麻生ちゃん、あんないい子をつかまえたんだねえ~」と感心する士官たちに分隊士は「えへへ」とにやけて見せたのだった。

「じゃあ、オトメチャン。俺はこいつらとちょっと出かけてくるけど、夕方までにはきっと戻るからね」

分隊士はきちんと軍装に着替えて、玄関に立って見張兵曹に言った。

もんぺ姿の兵曹は、頭を下げて

「はい、わかりました。行ってらっしゃいませ」

と言った。その様子に士官たちは

「いいなあ~。こんなしとやかな子が『大和』には居たんだあ。うちの艦の女どもなんかそこへ行くとダメねえ」

と嘆息をついた。

それを見ながら麻生分隊士はひとり得意顔である。

 

分隊士が出かけた後、見張兵曹は台所をかたづけ(夕飯は何にしたものか)とちょっと考えた。

そのあと、部屋を掃除して玄関をきれいにし始めた。

その様子を隣の家の主婦が見て、

「まあなんていい子なんだろう。しかもきれいだし。うちの息子に欲しいくらいだけど…もうあの士官さんのものみたいだから、残念だこと」

と独り言。

見張兵曹が玄関の掃除に夢中になっている時向こうからふたりの『大和』の乗員が歩いてきた。

――だれあろう、森上参謀長と野村副長である。

二人はこの日、海軍病院に知人を見舞った帰りである。

大通りを避けて、この小さな通りに入ってきたのだが――

「おい、あれ!」

野村副長が突然声をあげて行く手を指さした。森上参謀長が、「何だよ」とその方を見ると。

 

そこにはもんぺ姿で民家の玄関を熱心に掃除する見張兵曹の姿があった。

二人はふと、妙な笑いを浮かべてお互いを見かわすと、兵曹の居るほうへと足早に向かって言ったのだった――

 

             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

愛は際限なく続きます。

そして、参謀長と副長の出現で一体どういう展開になってしまうのでしょうか!


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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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