Archive2010年03月 1/4

「女だらけの戦艦大和」・桜の押し花

「女だらけの戦艦大和」は、日本の春を思いながらも訓練中―― そんなある日のこと、修理なった『間宮』が久しぶりのトレーラー島寄港である。皆は例によって熱狂して迎えたが、その『間宮』が麻生分隊士と見張兵曹には、とても懐かしい人からの便りをもたらしてくれた。 「オトメチャン」と、麻生分隊士が亀井一水と交代して来た見張兵曹に声をかけた。はい?と麻生分隊士のそばに行った兵曹に、分隊士は一通の封筒を差し...

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「女だらけの戦艦大和」・ウサギじゃないもん!

「女だらけの戦艦大和」は、今日も激しい訓練を行った―― 常夏の日差しの下、訓練は決して生易しいものではないがそこは帝国海軍の軍人たる彼女ら、弱音など吐いたりはしない。が。亀井一水が、訓練終了後眼をこすりながら、見張兵曹に「班長、なんだか私最近視力が落ちたような気がしますが」と訴えた。すると酒井上水や石川水兵長たちも同じように訴え出した。見張兵曹は、「それはいけないなあ。見張りは目が命だからな。そ...

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「女だらけの戦艦大和」・衛生講話

「女だらけの戦艦大和」は、言うなれば専門家の集まりである―― 砲術の専門、医務の専門、機関の専門、見張りの専門等々が集まって一つの艦を動かしている、と言って過言ではないかもしれない。 しかし。みんなが専門外とするものだってあるかもしれない。 ある日。腕組をして、考え込みながら最上甲板を歩く麻生少尉の姿があった。時々立ち止まっては、空を見上げて首と肩でも凝ったのか、片手で肩をもむようなしぐ...

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「女だらけの戦艦大和」・衛生講話

「女だらけの戦艦大和」は、言うなれば専門家の集まりである―― 砲術の専門、医務の専門、機関の専門、見張りの専門等々が集まって一つの艦を動かしている、と言って過言ではないかもしれない。 しかし。みんなが専門外とするものだってあるかもしれない。 ある日。腕組をして、考え込みながら最上甲板を歩く麻生少尉の姿があった。時々立ち止まっては、空を見上げて首と肩でも凝ったのか、片手で肩をもむようなしぐ...

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「女だらけの戦艦大和」・桜来たる!

「女だらけの戦艦大和」は、常夏の中―― 「もう内地は桜のころなんだろうねえ・・」そう言ったのは、『大和』の梨賀艦長である。今艦長室で『武蔵』の猪田艦長と歓談中である。猪田艦長が、懐かしげな口調で言った。「そうだよね、懐かしいなあ。内地の桜が。ここにはあんなにきれいな桜みたいなものはないからねえ」梨賀艦長がうなずいて、「そうそう。南洋桜はあるけどありゃあ桜じゃないよ。形が似てるってだけだし、色が濃...

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About this site
女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)