Archive2009年12月 1/4

「女だらけの戦艦大和」 ・ 大みそか。来年もよろしくどうぞ。

「女だらけの戦艦大和」、いよいよ年が変わる間際である。12月31日、その夜―――― 麻生分隊士と見張兵曹は最上甲板の一角で南方の夜空をみつめていた。間もなく新しい年が来る。内地以外の場所で新年を迎えるのはもう、何回目だろう。麻生分隊士はポケットからビスケットを取り出して、一つを見張兵曹に渡した。兵曹はちょっと頭を下げてそれを受け取った。波の音がひそやかに聞こえる。二人はビスケットをかじりながら、さ...

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「女だらけの戦艦大和」 ・ 年末恒例お餅つき大会!

「女だらけの戦艦大和」艦上は、今日なんだかとてもうれしそうな雰囲気に満ちている――― 今日はもう12月28日。残り少ない今年のラストを前に恒例・餅つき大会が行われる。主計科が前日から水に浸しておいたもち米を吹かしそれを餅につくのだ。つき手と返し手はたいがい、艦内有数の力自慢がやることになっている。その多くは、運用科・工作科・機関科になぜか集中しているのだ<女だらけの戦艦大和>の場合。そんなわけで...

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「女だらけの戦艦大和」 ・ 艦長秘密のかくし芸。

「女だらけの戦艦大和」に、今日も不穏な音が響いてくる‐――― 間もなく新しい年が来る。皆はそれぞれ期待を持ってその新しい年を待っている。そして、そのちょっと前には<忘年会>という一大イベントが控えていて、これまた皆の楽しみなのだが。 このところ、トメキチは艦長のところで半ば、強制的に過ごさせられている。一日の課業が済むと艦長は「オトメチャン、今日もトメキチ貸して?」とやってくるのだ。見張兵曹は...

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「女だらけの戦艦大和」 ・ <赤い服の爺さん>

「女だらけの戦艦大和」は今日も一日の業務を終えて静かに眠りについている―――― ここは常夏の島ゆえに、年末と言ってもなかなかそう言う気がしない。でももうすぐ恒例の「餅つき大会」が行われるのが皆の楽しみ。今夜は12月24日である。防空指揮所で見張兵曹、亀井一水、麻生分隊士が当直に立っている。トメキチも今日はいる。星がきらめいて素晴らしい夜である。静寂そのものであるがふいにその静寂を破って亀井一水が口...

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「女だらけの戦艦大和」 ・ 今年の汚れは今年のうちに!

「女だらけの戦艦大和」も、そろそろ年末の大掃除のころである――― 今日は大掃除をすることになった<大和>の女の子たち。皆それぞれの配置や居住区の大掃除をすることになり、朝から大騒ぎである。機関科や、医務科はその性質上掃除も大変である。幸い医務科には今日のところ病室を使っている患者がいないので掃除もなんとか行きそうである。13分隊航海科の見張兵曹も自分の配置や居住区の掃除のため、班員の掃除区分を決...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)