Archive2009年10月 1/5

「女だらけの戦艦大和」 ・ 見合い乙女無残<四>

「女だらけの戦艦大和」は朝を迎え、二人の帰艦を待っている―――― 分隊士は、その朝早く目を覚ました。ふと横を見れば、兵曹がいない。(しまった、、、もしかして、、、)とあわてて寝巻の前を掻き合わせ、階下に降りた。そしたらなんと、台所から女主人と兵曹の笑う声が聞こえてきた。そっと台所を見ると、見張兵曹は昨日持ってきたもんぺを着て、女主人とともに朝餉の用意をしていた。なんだか楽しそうな様子に、ちょっとだ...

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「女だらけの戦艦大和」 ・ 見合い乙女無残<参>

「女だらけの戦艦大和」は、見張兵曹と麻生分隊士不在のまま、夜を迎えている―――― 「オトメチャン!!」麻生分隊士は叫びながら旅館の廊下を走った。早く見つけてやらなければ、オトメチャンはあの爺に<ヴァ―>をささげることになってしまう。・・・許せん!!!その時、オトメチャンの泣き叫ぶ声が聞こえてきた。「オトメチャン!!」と麻生分隊士は声のするほうに向かった。見覚えのあるふすまが目に入って、分隊士はそれ...

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「女だらけの戦艦大和」 ・ 見合い乙女無残<弐>

「女だらけの戦艦大和」が、麻生分隊士と見張兵曹を送りだしてからもう数時間がたとうとしている―――― あり得ない!!と見張兵曹(見合いの当事者)と、麻生分隊士(単なる付添。なんで来たのか分かんない)が驚いたのは、相手の<幕張入間>氏が、見合い写真とは似ても似つかない<爺ぃ>だったからだ。 (マツケンの50年後か!?)と麻生分隊士は正直思った。そっと、隣の兵曹を見ると、放心状態の体である。入間氏はなん...

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「女だらけの戦艦大和」 ・ 見合い乙女無残<壱>

「女だらけの戦艦大和」は今日も華やいで野太い乙女らの声が響いている―――― 久々に、「大和」は呉に帰港している。乗組員の声が華やぐ一因である。さて。昨日梨賀艦長は一通の手紙を受け取った。 差出人は、見張兵曹の姉の海軍省(見張 麗子)からで、あさってにも「大和」に来て妹であるトメに重大な用事を伝えねばならない、ということだ。兵曹にこれを副長が伝えると、見張兵曹は「、、、、なんなんでしょうねえ、姉が私...

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「女だらけの戦艦大和」 ・ 私のトメキチ

「女だらけの戦艦大和」には、今日も乙女?たちの声と、犬の声が響いている――― 見張兵曹のつぶやき。>トメキチがここ、<大和>に来てまだ半月ですがもうすっかりみんなのアイドルです。とっても可愛くって、艦長以下機関科のあの松本兵曹長さえ、航海科に来ては借りてゆきます。そうそう、この間工作科の水木水兵長が、トメキチに素敵な贈り物を持ってきてくれました。それは、トメキチの体に合わせた『水兵服』です!いま...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)