女だらけの戦艦大和・総員配置良し!

女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?

<番外編>『子供だらけの戦艦大和』

ある日、「女だらけの大和」の乗組員の一人が一枝の桜をこいできたところからこの話は始まった――

「桜…桜だがこの一輪は何だ、青いぞ?」

『大和神社』に供えてある桜の枝を見て、通りかかった森上参謀長が言った。不思議に思った参謀長はそっとその花に触った。するとなぜか懐かしい、子供のころを思い起こさせる感触が起きて参謀長はなんだかくすぐったい気持になった。

そして参謀長は『大和神社』に拝礼するとその場を歩み去ったのだった。すると――青い色の桜が軽く揺れるとキラキラと何かがこぼれ出てそれは艦内中に広がって行った――


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GW終わったけど特別企画、「脳内旅行」3<解決編>

 月夜を見上げつつ、太平洋の大海原をひた走る「戦艦大和」の主砲塔の上で私は猪口少将とともに座禅を組んでいたの――

 

でも猪口さんったら難しい話ばかりなさって正直私にはわからなかったの。でも何とか理解しようとしたの私これでも。そしたら猪口さん「あまり全くほとんどわかってないみたいですがまあいいでしょう。今夜はもう部屋にお帰り!」と放免してくれました。きっと私の物わかりの悪さに辟易なさったのね。

で、そのあと猪口さんは通りかかった古村少将を捕まえて主砲塔の上で座禅の続きをなさっていたわ。古村さんも災難だったわねホホホ。

 

で、私は急いで私にあてがわれた部屋に帰りました。せっかくさっきお風呂に入ったのに体は冷えてしまいました。海風は体を冷やしますね。

ベッドにもぐりこみましたがなかなか体の冷えは取れません。困ったなあと思っていたらドアをノックする音が。あわててパジャマの上に上着を着てドアを開けるとそこにはなんと・・・

有賀艦長以下の皆さまがずらりと。

そして「寒くないですかあ!さっきまで猪口さんと砲塔の上で座禅組んでたと聞きましたんでね、大事な御身体冷やしたら困りますから我々で温めにきましたあ!」というなり部屋になだれ込んできました。ヒエエ~~!

その晩は皆さんにかわるがわる温めてもらって、とても複雑な気分、もとい、いい気分で過ごしました。え?誰が一番良かったかって?

それは内緒。

 

そんな素敵な一夜が明け私は〇七三〇に目が覚めました。部屋にはもう私一人しかいず、みんないつの間にかご自分のお部屋に帰ったのだと思いました。

で、身支度をして外の空気でも吸いに行こうとドアを開けました。すると通りかかったのは森下大佐と能村副長、お二人は

「やあおはよう!よく寝るねえあんた、信じらんないよ。もうとっくにみんな起きてるよ?・・・そうだ朝食終わったらみんなの甲板掃除を見学しませんか」

と誘って下さるので朝食を取った後見学することにしました。朝食後私が甲板に行こうとしたら有賀艦長が「あ、ちょっと待ってえ?」というなり私の着ていたものを無理やり脱がせてしまいました、キャー!襲われる~と思ったら艦長

「これを着なさい」

ッて服をくれたの。みれば水兵さんがたが来ているような<事業服>で、私は廊下でそれを着替ることになり、それはちょっと嫌だったので

「部屋に着替えに行っていいでしょうか」

というと艦長こともなげに

「ここで良いよ、別にあんたの着替え見ても興奮しないから安心して」

とちょっと傷つくことを言われましたが・・・まあいいかテヘ。そして事業服に着替え帽子をしっかりかぶって艦長と一緒に甲板に。

するともう、甲板にはたくさんの水兵さんたちが雑巾(ソーフ)を持って下士官さんの号令のもと一所懸命甲板をこすっています。私がしばらくそれを見つめていると加来さんが

「おーい、こっちこっち」

と手を振っています。有賀艦長が「加来さんのところに行って」と言うので行ってみたら加来さんが私にソーフを手渡して

「さあ、あなたも一緒にやってみよう!」

というではないですか!?まさかもしかしていや、もしかしなくても私に「甲板掃除」をしろとおっしゃるんですか・・・。

ふと気がつけば、なんと山本長官以下がずらっと並んで私を笑いながら見ています。古村少将が「がんばれよー、『大和』の甲板は広いよ~」と言うと森下大佐が「きれいにしないとまた罰ゲームだよ」と言い、山口少将が「罰ゲームいつでも受けて立つよ!今度あなたが負けたら罰ゲーム追加だよ」と怖いことをおっしゃいます。柳本艦長が嬉しげに見つめています。能村副長が「あ~あ、可哀想に」と言って大笑いしてるのが哀しい。

私は恐怖の面持ちでソーフを床に置き、みんなの見よう見まねで掃除をし始めます。するとまるで「男たちの大和・YAMATO」に出ていた怖い下士官のような人がすっ飛んで来て

「貴様あ、そんなやり方できれいになるとおもっとるんか!」

というなり私をけっ飛ばしました。すごい痛い!さらに大笑いの艦長たち。すると能村副長が

「そんなことをしてはいけない、この人はお客様だから大事に扱いなさい、掃除の仕方をきちんと教えてあげなさい」

と注意してくれました、さすが副長です。怖い下士官は「は、申し訳ございません」と言うと掃除の仕方を教えてくれました。私は必死で甲板を拭きます・・・が普段から鍛えてる水兵さんにはかないません。腰が痛くなってその場に転げてしまいました。

するとそれまで笑いながら見ていた艦長たちが一斉に駆け寄ってきて私を担ぎあげると

「よくやった、えらいぞ!よく頑張った」

と言いながら胴上げしてくれました・・・なんだかよくわかりません。

 

航海の途中では特殊潜航艇が『大和』に並走してくれたり至近の島の基地から零戦隊が来て変態じゃない、編隊飛行を見せてくれてとっても嬉しい航海です。

そしてこの日からやっとまともにお客さん扱いされたようで皆さんあまり無理な要求をしてこなくなったのが嬉しかった私です。

 

それから数日後の早朝、部屋のドアをドンドンと叩く音が。

寝ぼけ眼でドアを開くとそこには古村少将がいて「いよいよハワイが見えてきましたよ、早く甲板に出てごらんなさい」と言って私の手を引っ張って露天甲板に。

パジャマのまま甲板に出た私に、朝の海風が吹きつけてきました。そして古村さんが「ほら」と指差した先には――

ハワイだああああ!

私は感激のあまり古村さんに抱きついてしまいました!ハワイハワイ・・・布哇!ああ、憧れのハワイ・・・指呼の間に・・・!

 

そしてハワイに到着した私たちはみんなでワイキキの浜で遊びます。

私は長椅子に寝そべってハワイ名物のカクテルでも飲みたかったのですが鬼教官のような能村さんの

「まずは皆でダイアモンドヘッドまで行軍しよう」

の一言でみんなが大賛成。仕方なく私まで行軍する羽目に。最後はぼろ雑巾のようになりながら加来さんや柳本さんに引きずられながらやっとの思いで踏破しました。戻りはゆっくり歩きながら。

途中山本長官が逆立ちをしながら歩く、という妙技を披露して下さり大感激。すると私の憧れの山口多聞さんが

「あなたも何か歩きながらできる隠し芸してよ?」

とおっしゃるので必死に考えて「歌」を歌いましたがみんないやな顔をなさって

「やめていいよ。無理言って悪かった」

というと足早に歩いて行ってしまいました。――つまり、私の歌が聞くに堪えないということですね・・・ハイ。

 

その晩は、『大和』をワイキキの沖に浮かべてみんなで甲板でお食事。最高の時間を過ごしました!

そしてその晩、甲板の上で毛布にくるまりながら多聞さんとお話をして過ごしたのでした・・・そのあとも何日も楽しい時間を過ごした脳内旅行でした!

 

           ・・・・・・・・・・・・・・

脳内旅行でした!

ああこんなこと、夢にでも見ない限りありえない・・・。でも書いていると脳内にその光景が浮かびとっても幸せな気分になれますね。ぜひ今夜は夢にみたいものです!

長いことお付き合いいただきましてありがとうございました、次回から平常運転「女だらけの戦艦大和」再開です!
イメージソング・山口百恵「乙女座宮」




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GW終わったけど特別企画、「脳内旅行」3<解決編>

 月夜を見上げつつ、太平洋の大海原をひた走る「戦艦大和」の主砲塔の上で私は猪口少将とともに座禅を組んでいたの――

 

でも猪口さんったら難しい話ばかりなさって正直私にはわからなかったの。でも何とか理解しようとしたの私これでも。そしたら猪口さん「あまり全くほとんどわかってないみたいですがまあいいでしょう。今夜はもう部屋にお帰り!」と放免してくれました。きっと私の物わかりの悪さに辟易なさったのね。

で、そのあと猪口さんは通りかかった古村少将を捕まえて主砲塔の上で座禅の続きをなさっていたわ。古村さんも災難だったわねホホホ。

 

で、私は急いで私にあてがわれた部屋に帰りました。せっかくさっきお風呂に入ったのに体は冷えてしまいました。海風は体を冷やしますね。

ベッドにもぐりこみましたがなかなか体の冷えは取れません。困ったなあと思っていたらドアをノックする音が。あわててパジャマの上に上着を着てドアを開けるとそこにはなんと・・・

有賀艦長以下の皆さまがずらりと。

そして「寒くないですかあ!さっきまで猪口さんと砲塔の上で座禅組んでたと聞きましたんでね、大事な御身体冷やしたら困りますから我々で温めにきましたあ!」というなり部屋になだれ込んできました。ヒエエ~~!

その晩は皆さんにかわるがわる温めてもらって、とても複雑な気分、もとい、いい気分で過ごしました。え?誰が一番良かったかって?

それは内緒。

 

そんな素敵な一夜が明け私は〇七三〇に目が覚めました。部屋にはもう私一人しかいず、みんないつの間にかご自分のお部屋に帰ったのだと思いました。

で、身支度をして外の空気でも吸いに行こうとドアを開けました。すると通りかかったのは森下大佐と能村副長、お二人は

「やあおはよう!よく寝るねえあんた、信じらんないよ。もうとっくにみんな起きてるよ?・・・そうだ朝食終わったらみんなの甲板掃除を見学しませんか」

と誘って下さるので朝食を取った後見学することにしました。朝食後私が甲板に行こうとしたら有賀艦長が「あ、ちょっと待ってえ?」というなり私の着ていたものを無理やり脱がせてしまいました、キャー!襲われる~と思ったら艦長

「これを着なさい」

ッて服をくれたの。みれば水兵さんがたが来ているような<事業服>で、私は廊下でそれを着替ることになり、それはちょっと嫌だったので

「部屋に着替えに行っていいでしょうか」

というと艦長こともなげに

「ここで良いよ、別にあんたの着替え見ても興奮しないから安心して」

とちょっと傷つくことを言われましたが・・・まあいいかテヘ。そして事業服に着替え帽子をしっかりかぶって艦長と一緒に甲板に。

するともう、甲板にはたくさんの水兵さんたちが雑巾(ソーフ)を持って下士官さんの号令のもと一所懸命甲板をこすっています。私がしばらくそれを見つめていると加来さんが

「おーい、こっちこっち」

と手を振っています。有賀艦長が「加来さんのところに行って」と言うので行ってみたら加来さんが私にソーフを手渡して

「さあ、あなたも一緒にやってみよう!」

というではないですか!?まさかもしかしていや、もしかしなくても私に「甲板掃除」をしろとおっしゃるんですか・・・。

ふと気がつけば、なんと山本長官以下がずらっと並んで私を笑いながら見ています。古村少将が「がんばれよー、『大和』の甲板は広いよ~」と言うと森下大佐が「きれいにしないとまた罰ゲームだよ」と言い、山口少将が「罰ゲームいつでも受けて立つよ!今度あなたが負けたら罰ゲーム追加だよ」と怖いことをおっしゃいます。柳本艦長が嬉しげに見つめています。能村副長が「あ~あ、可哀想に」と言って大笑いしてるのが哀しい。

私は恐怖の面持ちでソーフを床に置き、みんなの見よう見まねで掃除をし始めます。するとまるで「男たちの大和・YAMATO」に出ていた怖い下士官のような人がすっ飛んで来て

「貴様あ、そんなやり方できれいになるとおもっとるんか!」

というなり私をけっ飛ばしました。すごい痛い!さらに大笑いの艦長たち。すると能村副長が

「そんなことをしてはいけない、この人はお客様だから大事に扱いなさい、掃除の仕方をきちんと教えてあげなさい」

と注意してくれました、さすが副長です。怖い下士官は「は、申し訳ございません」と言うと掃除の仕方を教えてくれました。私は必死で甲板を拭きます・・・が普段から鍛えてる水兵さんにはかないません。腰が痛くなってその場に転げてしまいました。

するとそれまで笑いながら見ていた艦長たちが一斉に駆け寄ってきて私を担ぎあげると

「よくやった、えらいぞ!よく頑張った」

と言いながら胴上げしてくれました・・・なんだかよくわかりません。

 

航海の途中では特殊潜航艇が『大和』に並走してくれたり至近の島の基地から零戦隊が来て変態じゃない、編隊飛行を見せてくれてとっても嬉しい航海です。

そしてこの日からやっとまともにお客さん扱いされたようで皆さんあまり無理な要求をしてこなくなったのが嬉しかった私です。

 

それから数日後の早朝、部屋のドアをドンドンと叩く音が。

寝ぼけ眼でドアを開くとそこには古村少将がいて「いよいよハワイが見えてきましたよ、早く甲板に出てごらんなさい」と言って私の手を引っ張って露天甲板に。

パジャマのまま甲板に出た私に、朝の海風が吹きつけてきました。そして古村さんが「ほら」と指差した先には――

ハワイだああああ!

私は感激のあまり古村さんに抱きついてしまいました!ハワイハワイ・・・布哇!ああ、憧れのハワイ・・・指呼の間に・・・!

 

そしてハワイに到着した私たちはみんなでワイキキの浜で遊びます。

私は長椅子に寝そべってハワイ名物のカクテルでも飲みたかったのですが鬼教官のような能村さんの

「まずは皆でダイアモンドヘッドまで行軍しよう」

の一言でみんなが大賛成。仕方なく私まで行軍する羽目に。最後はぼろ雑巾のようになりながら加来さんや柳本さんに引きずられながらやっとの思いで踏破しました。戻りはゆっくり歩きながら。

途中山本長官が逆立ちをしながら歩く、という妙技を披露して下さり大感激。すると私の憧れの山口多聞さんが

「あなたも何か歩きながらできる隠し芸してよ?」

とおっしゃるので必死に考えて「歌」を歌いましたがみんないやな顔をなさって

「やめていいよ。無理言って悪かった」

というと足早に歩いて行ってしまいました。――つまり、私の歌が聞くに堪えないということですね・・・ハイ。

 

その晩は、『大和』をワイキキの沖に浮かべてみんなで甲板でお食事。最高の時間を過ごしました!

そしてその晩、甲板の上で毛布にくるまりながら多聞さんとお話をして過ごしたのでした・・・そのあとも何日も楽しい時間を過ごした脳内旅行でした!

 

           ・・・・・・・・・・・・・・

脳内旅行でした!

ああこんなこと、夢にでも見ない限りありえない・・・。でも書いていると脳内にその光景が浮かびとっても幸せな気分になれますね。ぜひ今夜は夢にみたいものです!

長いことお付き合いいただきましてありがとうございました、次回から平常運転「女だらけの戦艦大和」再開です!
イメージソング・山口百恵「乙女座宮」



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GW終わったけど特別企画、「脳内旅行」2

 ――アタシ、知らなかった。彼のアレがあんなにすごいものだなんて――!

 

アタシは山本長官や山口多聞さん、有賀艦長能村副長それに森下大佐他の大勢の士官さんたちに取り囲まれて、テーブルに着きました。

いつ、どんな罰ゲームが下されるのかハラハラしながら。すると素敵な従兵さんたちがやってきて私たちの前につぎつぎに前菜を出し始めました。テーブルのちょうど私の前に座っている山本長官は優しく微笑みながら「『大和』の艦内旅行は大変だったでしょう。疲れたのではないですか?」

と言って下さり私は「いいえそんなことは。でも艦内広すぎて私迷ってしまって。そのうえ時間がとってもかかってしまいました」と言いました。

するとその場のみんなが下を向いてクスッ、と笑うのがわかりました。私はきっとこんなに時間がかかった人はほかにいないから笑ったのかなと思ったんですが、ちがったんです。

ふと、山口少将の方を見ると少将の前に置かれた前菜のお皿の大きいことに気がつきました。・・・いいえ大きいなんてものじゃないんです。

デカイ。

私は唖然としてそれを見つめていました。やがて私の側のテーブルにも次々お皿が置かれます。

柳本『蒼龍』艦長、『飛龍』の加来艦長そして有賀『大和』艦長、私、能村副長に古村啓蔵少将・・・そしてハッと気がつけば私の前に置かれたお皿は――

山口多聞少将と同じ大きさだったのです!!

大きい・・・大きすぎる・・・とても入らない・・・

私が呆然としているのを尻目に、有賀艦長は

「では乾杯を。山本長官に御発声をいただきます」

というと皆立ち上がりグラスを手にしました。私もあわてて立ち上がりグラスを手に。次々にグラスに葡萄酒が満たされます。山本長官が皆をおもむろに見渡して

「順調な航海と素晴らしいハワイでの休日を祈って・・乾杯!」

と言って皆「乾杯!」とグラスをあげ、葡萄酒を少し飲みました。私も飲みましたがとても良い葡萄酒でおいしい。

そしてさあ、前菜をいただくのですが・・・

私はあまりの大きさにさすがに言葉を失っていました。手にフォークを持ってしばし考え込んでいました。すると有賀艦長が

「どうしました?たくさん食べていただかないと困りますよ?――だってこれは」

「これは?」と問い返す私に有賀艦長は

「山口少将との大食い競争。罰ゲームですよ」

と言って笑い、それにつられて皆一斉に笑いだしました。特に森下大佐が大きな声で笑っていたので嫌でした。ええっ!と驚く私に山口少将は

「いやあ、あなたが艦内旅行に時間をかけてくれたおかげで私もこんないい目に逢えるんだから。ありがとう!出来たら帰りもやってほしいなあ。こんな罰ゲームなら何度でもいいね。ぜひお願い」

とおっしゃいました。いくら大好きであこがれの山口少将のお言葉とは言えそんな・・・。

ですがゲームは始まってしまいました。大量の前菜を何とかこなし、そのあと次々出てくるお料理をいただくのですがまあどれもこれも、山口少将と私のだけ大きいったらないのです。

山本長官はそれを見て嬉しそうに笑っているだけ。猪口少将も楽しそうに私を見て笑いながらお食事なさっています。私は必死に食べてますがいつおなかが満タンになるやらもうわかったものではありません。

両隣りの、有賀艦長と能村副長のふつうの量の盛られたお皿がとってもうらやましい私です。

そしてスープが出てきたのですが、なんでしょうこれ、こんなに大きいの私・・・もう駄目。

そうです私と山口少将のスープ皿はまるで洗面器。

遂に可笑しさに耐えかねた皆さんが吹き出しました。古村少将が横を向いて大笑いを始めました。加来艦長は下を向いていますが、その肩が大きく波打っているので笑っているのだとわかりますし、柳本艦長、能村副長に至っては手にしたスプーンが笑いで震え、さらに当たる音が聞こえてきます。

山本長官と有賀艦長が互いの顔を見合わせて必死に大笑いを堪えています。

私の悲劇的表情をみながら、山口少将はおいしそうにスープを召しあがっています――

 

罰ゲームは私が負けました。

だって。

草鞋のようなステーキ肉に飼い葉のようなサラダ。それに小山のようなアイスクリームを完全に食べつくせるわけなんかありません。

しかし、山口少将はそれらをぺろりと食べつくされ何事もなかったかのように微笑まれ

「私が勝っちゃった!あなた少食だねえ、そんなことじゃ駄目だよ?」

とおっしゃいました。その場の皆は大笑いで、楽しい昼食は終わりました。

ああ・・・

私は改めて知りました。

彼の<胃袋(アレ)>の大きさを。

 

私はその晩、お風呂に入る前におそるおそる体重計に乗ってみました。すると・・・体重がなんと2キロも増えていたのです!とてもショックでしたがもっとショックだったのはなぜか誰からどこから知ったのか能村副長が私のその体重を山本長官ほかに言いふらしてたことでした。副長萌え、やめたろか。

さらにショックだったのは猪口少将に呼びだされ、月夜の大海原で座禅を組まされたことでした。

ああまだ先の長いハワイ航路。

頭の痛い船出となりました私には――

  (次回に続きます)

 

               ・・・・・・・・・・・・・・・

 

書き出しがまるで、官能小説でしたね(^_^;)

山口多聞さんはたくさんご飯を召しあがる方だったようです。でも私は男性は大食いのほうがいいなあと思いますね。

と言っても・・・この<妄想話>のような洗面器スープや草鞋ステーキに小山のようなアイスクリームはごめんですw。

 

私の大事な本の一つ「復刻 海軍割烹術参考書」今でもおなじみな料理から「はてな?」の料理まで満載です。

DSCN1400.jpg
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GW終わったけど特別企画、「脳内旅行」1

 GWも終わって、あと連休と言えば七月の海の日くらいしかないですね。

何処にも行くあてがない金もない私には、多くの人が海外に出かける大型連休は悲しい日々です(うそw)。というより私は人混み・行列が大っきらいなので別にどこに行かなくてもいいのですがちょっとさみしい。というわけで今回は

「脳内旅行」

をしてみたいと思います。さあ皆さん、眼を閉じてしまったら文章が読めませんのでしっかり目を見開いて読んでつかあさいね。妄想にあふれ返った見張りんワールド全開になります!

 

>私は、大きな荷物を持って呉の上陸桟橋にいます。早朝五時半ですがもう空は明けていい天気です。海を見つめていますと、向こうから波を蹴立てて一隻の内火艇がやってきました!

そう、これこそ私を<ハワイ>に連れて行ってくれる大型艦への第一歩です。内火艇は桟橋に到着しました、一種軍装もりりしい士官が降りてきて「さあ、どうぞ」と私をエスコートしてくれるわけです。でかい荷物も持って下さいます。

そして内火艇に乗り込みいよいよお待ちかねの『大和』に乗るわけです。険しいラッタルをおそるおそる上がり、途中めまいを起こしそうになりながらもやっとのことで『大和』の甲板へ上がりますとそこにはずらりと

山本五十六聯合艦隊長官

山口多聞少将 有賀幸作『大和』艦長 森下信衛大佐 猪口敏平『武蔵』艦長 柳本柳作『蒼龍』艦長 加来止男『飛龍』艦長 能村次郎『大和』副長 古村啓蔵少将・・・

などなどそうそうたるメンバーが迎えてくれるのです!ヒャッホ~生きてて良かった、と痛感する瞬間ですね。

私は「はじめまして見張りんと申します。ハワイまでよろしくお願いいたします」と御挨拶して敬礼、皆さんから返礼をいただいた後素敵な水兵さんが私の荷物を持って中に案内してくれるのです。私に特別に個室をあてがってくれました!

いよいよ間もなく『大和』は抜錨してハワイ目指して出航です。この艦は私が貸し切り状態なのでほかに乗客が乗ってくることがないので私としては<逆ハーレム>状態です。たいへん居心地がよろしい。最高の状態、と言いたいところではございますが有賀艦長の

「せっかくだから海軍体験をして頂戴な」

との一言でまずは艦内旅行をする羽目に。脳内旅行ではありますがこの辺はしっかり行いたいと思うわけです。案内役は野村副長と森下大佐。お二人は

「まあとりあえず大事なところだけ回るからしっかり覚えてね~、あ、それからあとで艦内スタンプラリーがあるからお楽しみに。タイムオーバーになると罰ゲームですからねウハハハ」

と笑います。方向感覚があまり良いと言えない私には悪魔の言葉のようです。

ハワイ旅行で艦に泊る際に大事な部署を押さえて回ります・・・でも行かんせんデカイ艦なので一筋縄では行きません。必死で(あの角にはこれがあったし向こうのラッタルを上がればあそこに行けるんだっけ)と覚えながら副長と森下大佐のあとをくっついてゆくわけです。

やっと自分にあてがわれた部屋の前に来てほっとするのもつかの間、待ち構えていた有賀艦長は私に一枚のはがき大の紙を手渡して

「はいじゃあ、艦内スタンプラリー行ってみよう~」

といい副長が私の持っていた紙に印刷されている「1」の部分にはんこを押して、押した時間を書きこんでくれました。そして

「『2』から後の場所はここに書いてある場所に行って押してもらってね~、じゃあ頑張ってね。あんまり遅いと罰ゲームがあるから」

と言って皆で腹を抱えて笑っています。ひどい。

さあ大変、罰ゲームっていったい何なのでしょう、どうせ碌なことではないとぞっとした私は紙をつかむと『2』番目の場所の電信室へと走ります。(ええと・・・どこだっけ)もともと方向音痴の私ですからまるで巨大迷路の『大和』艦内は大変なハードルの高さですがそこは妄想の世界ですので無事クリア・・・と言いたいですがそれではおもろくないので迷い始めます。それでもなんとか電信室ではんこをいただきます。

通信室には山口通信長がいらっしゃってはんこを押して、時計を見ながら時間を書き込んで下さいながら

「遅いねえ。あなたもしかして方向音痴でしょ!最初のとこからここまで30分かかってるよ。こりゃあ最後まで行くまでに日が暮れちゃうよ、ワハハ!」

と笑っておられます。悲しい。

そして

「まあ頑張ってね、早く回らないと夕飯食べはぐっちゃうよ」

と言って背中を押して下さいました。あわてて走り出す私。次はどこだろうとスタンプの紙をみると今度は「第3砲塔下弾薬庫」と書いてあります。途中で出会った水兵さんたちに聞きながら必死に目を血走らせて走る走る俺達じゃない私一人。それを見て皆は私を指さして笑っています。悔しい。

何とか「第三砲塔下弾薬庫」まで行きはんこと時間を書き込んでもらって、そこの責任者の兵曹に「さっさと行かないと爆発するよ」とからかわれつつさらに次の場所へ。

今度は「作戦室」――って今度はずっと上のほうかい!とへとへとになりつつもラッタルを上がる私。そこで待ち構えていた古村少将に

「まだあと四か所もあるよ~、大丈夫かなあ?まあしっかりおやりなさい、ワハハ!」

と笑われつつはんこと時間を書き込んでもらい・・・

というわけでやっとすべてをクリアして自分の部屋のところに戻った時には昼近く、艦長も副長も参謀長も

「おっそーい!もう昼御飯の時間になるよ?さあ紙を見せて・・・ってなんだホントに時間がかかってるねえ。前代未聞」

と言いつつ最後の枠<ゴール>にはんこと時間を書き込んでくれました。副長が、

「これは艦長。罰ゲームの対象ですね」

と笑って、有賀艦長も「そうだね、じゃあ罰ゲームの準備をして来てよ」と言うと副長は走り去り、森下参謀長が

「楽しみだねえ罰ゲーム~」

と嬉しそうです。さあいったいどんな罰ゲームが控えているのでしょう?もしかしたら両足縛って逆さにつるされて海につけられて、艦を全速で走らすというような極悪なものでしょうか。

それとも高い高い、防空指揮所の囲いの上に座らされるとか?いやいや、きっとこのとても広い甲板を一人で雑巾がけをせよ、とか言うのかもしれない。いずれにしてもとんでもない罰ゲームが待っていることでしょう。

覚悟を決めねば――ッて私は皆と一緒に楽しくハワイに行くだけなのにどうしてこんな目に会うのでしょうか?

そうこうするうち私の世話をしてくれる水兵さんがやってきて私を「こちらにどうぞ」といざなってくれました。艦長たちもついてきます。

案内されたのは大きな部屋でそこには皆――山本長官から山口多聞さんまで――テーブルについてらっしゃいます。どうやら昼食の時間のようで私はほっとします。私もテーブルの真ん中に座らせてもらい

長官の乾杯で昼食が始まります。

(なんだ――罰ゲームじゃないじゃん。おどかさないでよ)

と内心思う見張りんですが甘かった。

 

この後とてつもない罰ゲームが始まるのでした!

(次回に続きます)

 

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先だって連休の時ふっと思いついた妄想です。

なんとなく、(本物の艦長とか、五十六さんたちとこんな旅行出来たら面白いだろうなあ~)と考えてでは実際書いてみたら良いじゃん!?と思って書き始めました。

実にしょうもない妄想ですがどうぞお付き合いいただければ嬉しいです。次回、どうなる??


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