女だらけの戦艦大和・進撃の巨象

「――帝国陸軍の象・トラ部隊はインパールめざし進撃中である。

この間象とトラの大量補充と訓練をし、象虎部隊は南方に一個師団を転出させるまでになった。本来この象部隊は野砲部隊が象を使って野砲を運び、その途中で襲撃に出て来た虎を味方につけて以来、独立した部隊に昇格したというものである。」(女だらけの帝国陸軍ものしり辞典より)

 

 

・・・アタシタチあれにマモラレテいるとばっかり思ってイタンデス。

デモ。本当はそうじゃナカッタっということをアンナ形で思いシル事になったなんて・・・皮肉ネ・・・

 

ビルマ・アラカン山脈のとある場所。英国軍嬢たちがそこに駐留している。味方からの補給の予定も立たない英国嬢たちはまさに自給自足の生活を強いられている。そして自分たちの駐留場所に「敵」を防ぐための高い壁を作っている。その高さおよそ十メートル。どうしてこのようなものを作ったのか、というと。

 

帝国陸軍が、最強・最凶の象部隊を率いてこの地に進撃してきたのは皆周知の事実である。象たちを上手に操って、英国軍を混乱に陥れあるいは捕まえて捕虜になった英国嬢は数知れない。残った英軍嬢たちは山の奥の奥へと追い込まれていった。そして象部隊を食い止めるために象やトラが入れない高さの壁を構築し、その中で「平和」を味わっていたのだった。

壁は高さにして十メートル。インドゾウの体高はせいぜい数メートル。虎の跳躍力だって二、三メートルもあれが上出来だろう。ということで急ぎ設営された壁。そして象の体当たりにも耐えうるように何重にも木を重ねて作った厚さにして八〇センチの壁。

「コレナラ平気、平気ヨ!」と英国軍指揮官アイアン大佐は言って笑ったのだった。その自信に満ちた笑いに、ほかの英軍嬢たちも「ソウヨ、ヘイキヨ!」「象がナンダ!」と言って笑いあい、そして本国からの補給を心待ちにしている。

しかし補給は来ることがない、それもそのはずインド洋に入った瞬間英国の輸送船は日本海軍の潜水艦に撃沈されていたのだから。それを知らない英国嬢たちは毎日空を見上げたり、地平のかなたを見つめたりしながら待っているのだが。

 

そんなある日、それは来た。

ズンズンズン・・・という地響きとともに。見張りの英国嬢が双眼鏡を握りしめたまま

「敵襲、敵襲ヨーー!」

と叫んだ。アイアン大佐は「何!敵襲ダッテ?・・・デモここは厚い壁に守られてるから平気よ、みんな注意だけはシテ・・」と言ったがその言葉が終わらないうちに壁の上にそれはそれはでかい、でかすぎる象の頭がひょっこりと覗いたのだった。象の背丈は一五メートルはあるのではないか?もしかしたらもっとあるかも知れない。そんな象、見たことも聞いたこともない。

さらにその象の顔つきときたらなんと邪悪なのかしら。鋭い目つきで鼻を振り上げ、鬨の声をあげる象。それに一頭だけではない。何頭もの象の大きな頭が壁の向こうに集まっている。それを見た英国嬢たちは恐慌に陥った。

「ギャーーー!化け物象、クワレル!」「逃げろ、ニゲロ!」「バカッ、ここを死守シナイデどうするノ!」

などと混乱しまくった叫びが湧きあがった。右往左往する英国嬢にアイアン指揮官は声を張り上げて、

「平気だってイッテルデショッ!あの厚さの壁ヲ突き破れるゾウなんかイナイッテ!」

と怒鳴った、その時。厚い木の壁がメリメリッ!と音を立てると縦に裂け始めたではないか。たけり狂った象たちは壁に体当たりし英国軍嬢たち自慢の壁をぶち壊し始めたのだ。

象たちには、帝国陸軍嬢の中にいる元・職人嬢の手によって鎧が着せられ鼻の真ん中あたりの部分にはけがをしないよう鉄の板が当てられている。だから象たちは鼻で厚い壁を押そうが何をしようが痛くもない。その象たちが、帝国陸軍嬢たちとともに壁を壊していよいよ侵入しようとしていた。

「イヤダア!殺される~~」

一人の英国嬢が叫んだ瞬間、鉄壁同様の強さを誇っていた木の壁がすさまじい音とともに崩壊し、そこから象たちが次々に走り込んできた。トラたちもなだれ込んできた。

象も虎も眼の前にすれば先ほど壁越しに見たよりも大きく見える。見上げる首の後ろが痛いくらい。

巨象・・進撃の巨象の群れ。

そして象の上には帝国陸軍嬢たちが、携帯型噴進砲(女だらけの陸軍自慢の武器)や機関銃などを構え、あるいはぶっ放しながら乗っている。トラたちは、これも女だらけの陸軍自慢の武器・簡易型野砲を背中に乗せて来る。このトラたちも通常ならざる大きさである。

大混乱に陥る英国嬢たち、算を乱して逃げる彼女たちを象が追う、虎が追う。そして次々に・・・踏み殺され、噛み殺される・・・のではなく象の長い鼻で捲かれたり虎の大きな足の下に組み敷かれて身動きできなくなっている。

 

遂にほとんどの英国軍嬢が象の鼻で捲かれて捕虜用のかごに放りこまれてしまった。数名だけになってしまった英国嬢の一人アイアン大佐は銃を構えて抵抗の姿勢を見せる。その前に巨象と巨虎が居並び、象の上に乗った帝国陸軍象部隊の部隊長・三國連少将や嵐寛子中尉などが英国嬢をじっと見下ろしている。

三國部隊長がアイアン大佐を見つめたまま、「おとなしく投降しなさい。命は助ける」と言った。がアイアン大佐は日本語がわからないので「かかってこい!」と言われたと思い込み、銃を構えるなり

「キエエエエーーー!」

と奇声を発して三國部隊長の乗った象に捨て身の突撃。英国人にしておくにはもったいない突撃精神だった、とのちに嵐寛子中尉は語ったが。

うしろに残った英国嬢たちは、象と虎のが恐ろしくて動けない。その場を見守るだけ。

「パオ―――ン!」

と象の雄たけびが響いたと見るや、アイアン大佐は嵐寛子中尉の乗った象の鼻ではじかれ、そこから数メートルほど吹っ飛ばされていた。

ドサッ、と木の根元に落ちた大佐は気絶している。やっと部下の英国嬢たちが「大佐、アイアン大佐!生きてマスカ~~!」と叫ぶと走り寄り、その体を抱えた。そこに帝国陸軍の衛生兵嬢数名が走っていき、英国嬢をどかして大佐を手当てした。

「様子はどうか?」と問う三國部隊長に、軍曹の衛生兵は

「はっ、気絶をしているだけであります。命には別条ないであります!」

と言うとアイアン大佐を担架に乗せ後方に運びさる。そして三國部隊長は捕虜用のかごの中に入れられている兵隊や、虎の足の下でもがいている兵たちに

「この地は我々帝国陸軍が占領した。貴様たちは帝国陸軍の捕虜としてマンダレーの収容所まで行ってもらう。トラックが来ているからそれに乗れ。抵抗すれば象と虎の餌だ、いいな!」

と怒鳴り・・・日本語のわからない英国嬢たちはその声音の重さに(これはきっと良くない事の宣告ナンダワ・・・おとなしくシテたホウガいいみたい)と覚悟を決め、数頭の象と虎に囲まれつつ山を降り、そこで輸送隊のトラックで護送されていったのだった。

 

「それにしても」

と三國部隊長は言った。

「それにしても私が話を聞いていたのとはずいぶん象の大きさが違うが、当初の象とは別物なのかね?」

そう問われた嵐寛子中尉は鉄かぶとをちょっと持ち上げてから、「いいえ、まったく同じものであります。象も虎もまったく同じなのでありますが、餌がよかったのかいつの間にかこれ程に大きくなってしまったものであります。しかし部隊長殿、大きいことはいいことだと山本直子連隊長殿もおっしゃっておいでです。ですからこれでいいのであります!」と答え、三國部隊長は大きな声で笑った。そして自分の乗った象の頭を撫でながら、

「大きいことはいいことだ、まさにそうだね。それでもよくここまで大きくなったよね。これからもこの調子で行こうじゃないか、私はこの部隊長になって日が浅いがよろしくね」

と言った。象が鼻を上にぎゅッとあげてそれにこたえた。それを合図に他の象・トラたちも鼻をあげたり前足をあげて応えたのだった。そして将兵たちの歓呼の声もアラカン山脈に響いて行ったのだった。

 

そして英国軍嬢たちは、収容所で「あれに守られてるッテ思ってたノニ・・・やっぱり野生ニハ勝てないワネ。でもその野生ヲ手なずける日本軍・・・オソルベシだわ」と言って震えている。

 

進撃の巨象はもうすぐインパールに着く・・・。

 

           ・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そんなでかい象がいたら真面目に怖いです。通常アジアゾウ・インド象は小型なんですが・・・一五メートルの巨象なんてありえない~~。

でももしほんとにこういうのがいたら、進撃には大変重宝だったでしょう!!

 

「進撃の巨人」OPLinked Horizon

これなんか怖いんですがそれでも見ちゃうんですよね・・・。



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女だらけの戦艦大和・がっぺムカつく大海戦3<解決編>

いよいよラシガエ島沖で戦いが始まった――

 

ラシガエ島北方から敵の前衛が南下してきた。砲撃をしながら接近してきたもののこれらは先に潜行していた伊号八〇〇潜の餌食となる。そのあとからは敵空母からの艦載機の編隊が、零戦隊の攻撃を命からがらかいくぐってやってきた。巡洋艦を数隻ともなっている。

『大和』野防空指揮所では松岡分隊長が首に掛けた双眼鏡のひもをちぎらんばかりの勢いで

「来た来た来たぞー!さあ皆さんいよいよ戦闘開始だ!さあ、尻の穴を締めて熱くなれよ」

と怒鳴って見張り員や伝令たちの士気を鼓舞する。一人で指揮所内を走り回っては双眼鏡で敵の動向を見ているが、いかんせんうるさい。梨賀艦長はすでに指揮所にあって彼女も双眼鏡を握りしめて伝声管を使い、各部署に命令を下している。

敵機がゴマ粒を捲いたように空に見え始め、主砲が敵の方向にその砲身を向ける。測距儀が指揮所の上で方向を変えていたのはどのくらい前だったろうか。麻生分隊士が、

「主砲発射、来るかもしれんで。護耳器をしとけ」

と皆に怒鳴り自分も護耳器を耳にはめ込む。これがないと退避できない指揮所の面々は耳が聞こえないくらいの衝撃を受けることになる。梨賀艦長のもとに、主砲射撃指揮所から照準が合ったと報告が来、艦長は主砲発射を許可。

ブザーが鳴り、露天甲板上の兵員が一時艦内やシールド付の機銃座や高角砲内に退避。次の瞬間、すさまじい轟音とともに主砲弾が発射され敵機の編隊に飛び込んで行く。幾つもの敵機が落ちてゆくのが見えるが、そのあとからも敵機はやってくる。それらの敵飛行機を、それぞれの艦が機銃や高角砲を撃ちあげて撃墜して行く。

しかし中にはそれをかいくぐって、ラシガエ島に爆弾を投下するものがいる。島の守備の陸戦隊も、陸軍部隊も高角砲・高射砲を打ちあげて応戦。ズシン、ズシンと地面が大きく揺れる。

『武蔵』の猪田艦長は、

「島を守れ、島に爆弾を落とさせるな。敵の一人も島にあげてはならぬ!」

と言って砲術長に、「艇の空母はどこか?敵空母を引きつけて一気に叩こう」と言って砲術長はうなずいた。『武蔵』は、島の反対側からあがる『大和』そのほかの艦船からの対空砲火を見ながら、

「砲術長、噴進砲を使おう」

と言い、『武蔵』の秘蔵っ子<噴進砲>が空に吹きあがった。これで敵機は粉砕され、敵の機動部隊司令官のリッチー・セレブ少将は完全に舞い上がり、「ジャップをたたきつぶし、あの島を盗る!全軍我に続けー!」と叫ぶと旗艦の空母・ダストシュートの舳先をラシガエ島に向けたのだった・・・

 

その頃、ラシガエ島の陸戦隊司令部内では、あの男性が怒り狂って飛び跳ねている。彼は、

「俺の島をめちゃくちゃにしやがったな、貴様ら絶対許さん!がっぺむかつく!」

と怒鳴って、見張りの陸戦隊員嬢を困らせている。そこに陸戦隊の少尉が来て「わめくな、うるさいぞ」と叱った。男性――自称・エガチャン――は今度は少尉を指差し、「貴様ら俺の島をどうしようってンだ、ああ!?このおとしまえはつけさせるぞ馬鹿野郎」と怒鳴る。しかし少尉は冷静に、

「貴様の島をめちゃくちゃにしているのは我々帝国海軍でもなければ帝国陸軍でもないぞ。敵はアメリカ軍だ。勘違いするな。貴様は味方をなじるつもりか?我々は命を張ってこの島を守っているというのに」

と言った。男性をしっかと見つめてその眼力には妙な迫力があってさすがに男性もひるんだ。少尉はさらに言葉を継いで、「貴様の住む島は、帝国の生命線と言っても大げさではないぞ。そのような島に住んでいることを貴様は名誉に思うんだな」と言い、一人でうなずいている。

すると、男性が化学変化を起こしたように姿勢をピッと正したと思うと「よし!じゃあ俺が率先してこの島を守る。お前ら、一緒に来いー!」と怒鳴ると見張りの陸戦隊嬢と少尉嬢を思いっきり突き飛ばすと外に向かって走り出していた。

泡を繰ったのは見張りの陸戦嬢と少尉。「ま、待たんか。外に出るな。あぶない!」そう叫びながら男性の後を必死で追い始める二人。

男性が収容されていたのは陸戦隊司令部壕の一番奥。男性の安全を考え一番奥に入れていたのだが、彼はそこからものすごい速さで司令部壕の中を駆け抜ける。司令の部屋の前を怒鳴りながら走り、糸みつば大佐は「なんだあれは!」と驚いて部屋から飛び出してきた。その眼にものすごい勢いで走り去ってゆく男性の姿が。

そしてそのあとを「待て―!誰かそいつを捕まえてくれ」と叫びながら追ってゆく二人の陸戦隊員。糸大佐は「全くこのくそ忙しい時に」と言いつつ「荒っぽい形でもいい、あの男を捕まえろ。邪魔でかなわん」と副官に言い自分も戦況を検分しに外へ出る。

 

糸大佐が鉄かぶとの下の目を瞠ってラシガエ島の沖を見ると日本海軍艦艇からの対空・対艦射撃が矢のように撃ちだされている。その中で翻弄される敵の飛行機、遠くには敵艦船がいくつか傾き始めている。

『大和』艦上では副砲の安部分隊士が「落ち着いて距離を測れ。・・・右二〇度仰角三〇度、撃て!」と叫び、高角砲でも生方中尉が「仰角三五度、テーッ!」と叫んで、高角砲弾が撃ちだされる。轟音が響く。そして火を吹いて落ちる敵艦載機。『大和』他の艦艇の周囲には至近弾があげる水柱が上がり、露天甲板の兵員は皆ずぶぬれ。また一機、敵機が落とされ機銃員嬢が歓声を上げる。長妻兵曹は機銃の引き金を引きながら「また一機、もう一機。ほら見い、これが帝国海軍の底力じゃー!」と叫ぶ。

シールド付の機銃の増添兵曹も「かかってこいやー!すてきなお土産やるけえ、もっと寄ってこいや!」と言っては引き金を引く。給弾手の水兵長が「ほい、お土産の追加じゃー」と言って給弾する。

機銃の砲身がすでに赤く、熱を持ってきている。

 

しかし敵としても黙って落とされているわけにもいかない。艦の頭脳部分の防空指揮所に向けて機銃が掃射される。バリバリとすさまじい音がして指揮所の周囲に機銃弾が当たる。が、最近施された最新の塗装のおかげで機銃弾はその部分にめり込み、兆弾となって兵員を傷つける心配もない。

上空から突っ込んできたグラマンを見て松岡分隊長が「危ない。みんな伏せ―!」と叫ぶなりあのラケットで機銃弾を撃ち返す。撃ち返された機銃弾は、空に消える。敵艦載機グラマンの指揮官・アラ=ヤーネ少佐は

「アイツ!あれがウワサノラケット女ね!こいつをやっつけて名をアゲヨウ!」

というなり、機体を『大和』の上で旋回させ機銃掃射の体勢を取り直した。そして、アラ=ヤーネ少佐の機は一直線に指揮所の松岡分隊長めがけて突っ込んでゆく。機銃弾は真っ赤な線となって松岡分隊長へ吸い込まれる・・

 

「鬱陶しい!いいですか戦争というものはこうやるんです!躊躇なくやりなさい、やるならああ~!」

松岡分隊長は怒りに燃えて仁王立ちになるとラケットを構えた。見張兵曹や、石川水兵長がさすがに双眼鏡の架台に身を伏せ、「分隊長、あぶないー」と怒鳴ったが分隊長は敵機から目を離さないまま

「私は危なくないッ!君たちは伏せていたまえ」

と怒鳴ると次の瞬間「よくも私の『大和』にこんなにも傷をつけてくれましたね、これはあなたへの心ばかりのお返しです―っ!」と叫ぶなり、敵機から打ちだされた機銃弾をラケットで受け続ける。なぜか銃弾は跳ねかえらず、ラケットにくっついている。段々それがでかい団子状になっているのがわかる。

麻生分隊士が石場兵曹とともに囲いの内側にひっつきながら「分隊長―。ラケットが壊れてしまいます、やめてください!」と怒鳴った。分隊長が「私は平気です!!」と怒鳴った。アラ=ヤーネ少佐の機は急上昇してもう一度指揮所を狙いに来た。

「モラッタネ、これでアンタモ、もうオシマイネ」

ヤーネ少佐がそう言って機銃弾を発射した・・・と次の瞬間。ヤーネ少佐の操縦する機体は「ドスン」という大きな衝撃を受けて傾いた。とたんに機体の抑制が効かなくなりヤーネ少佐は「イヤー!!どうしたってイウノいったい!」と叫びながら海に突っ込んでしまった。

ちょっとの間静かになった指揮所、麻生少尉は鉄かぶとの下のすすけた顔を分隊長に向けて「どがいしたんです、あの敵機。いきなり落っこちましたが?」と尋ねた。見張兵曹や石川水兵長、小泉兵曹たちも立ち上がって双眼鏡を抱えている。

松岡分隊長は余裕の表情でラケットを持ち直すと皆に聞こえるように大きな声で

「麻生さーん、私がこの愛するラケットに施したのは敵の機銃弾をここに集めてでっかくして、それを撃ち返すというものです。このでかくなった機銃弾を思いっきり撃ってやればグラマンだかグラタンだか知りませんがそんなものは敵ではない、ってことですよ。私も熱くなってるでしょう?」

と言って笑う。複雑な表情の分隊士。しかしまた、敵の飛行機が来襲し、再び忙しくなる分隊長――。

 

ラシガエ島の岬ではあの男性が怒りに燃えて跳ねまわっている。そして敵の飛行機を指差しながら「がっぺむかつく!」と怒鳴っている。ラシガエ島周辺はもう彼の知っている静かで穏やかな島とその海ではない。激しい弾幕と水柱、砲撃の腹にこたえる音や機銃弾の撃ちだされる音が満ち満ちている。男性が喚くのを上空の敵の飛行機が見つけ

「誰。アレハ?変な奴ガイルネ。ちょっと遊ンデやろうカナ?」

というと急降下の姿勢をとった。陸戦隊の少尉が「危ない、逃げろ!」と叫んだがもう遅い・・・と思った瞬間、男性は足元に落ちていたでかい椰子の実を拾い上げるなり

「がっぺむかつくーー!この野郎、あっち行け―っ!」

と叫んでそれを敵の飛行機に投げつけた。投げられた椰子の実は・・・真っ赤に燃えながら敵の飛行機に吸いこまれていき・・そして敵機ははるか上空で空中分解し爆発したのだった。「きゃー!」と機体から投げ出され、落下傘で脱出した搭乗員は陸戦隊の捕虜になってしまった。

「す、すごい」

糸みつば司令は一切を見ていたが舌を巻いた。そして副官の那須野 紫少佐を見て「副官も見ていただろう?あの男性、実はなかなかのつわものだね。そんな人がどうしてこの島に一人でいるのだろう」と言い,那須野副官も「椰子の実を投げて敵を撃墜とは聞いたことがありません。あの男性いろいろと不思議すぎますね」と言うとまだ跳ねまわって怒っている男性を「気が済んだろう?」と引っ張って司令部壕に放りこむ。

 

戦いはいよいよ帝国海軍艦船とアメリカ空母の戦いになった。しかし敵空母にもう搭載機はなくそれまでの日本海軍艦艇の砲撃や潜水艦の砲撃で巡洋艦も駆逐艦も傷つきあるいは沈み、部隊としての機能が失われつつあった。

それでもリッチー・セレブ少将は「こうなったらこの艦の周りを残存艦艇で守りながらあの島に突っ込もう。ガンガン砲撃しながら突っ込めば向こうは逃げる。一気に行った者勝ちよ!」と言い、残存艦艇の隊形を組み直すと、一直線にラシガエ島に突っ込んで行った。

 

ラシガエ島の左右に展開した形の帝国海軍艦艇は、ものすごい勢いで砲撃しながら突っ込んでくる敵艦隊をみとめた。『大和』では見張兵曹が

「敵の艦隊、突っ込んできます!おそらくラシガエ湾が目標!」

と叫び、『武蔵』でも見張りの小椋兵曹が「敵艦隊ラシガエ島へ直進の模様。一気に突っ込んできますっ!」と叫んだ。『大和』の梨賀艦長、「武蔵」の猪田艦長は同時に決断した。

「全艦艇、敵艦隊に向けて一斉砲撃せよ」

島の左右から、敵艦隊に向けて砲撃が集中した。海上の十字砲火である。これにはさすがの敵艦隊もひとまりもない。駆逐艦や巡洋艦がまず火を吹いて沈み、そしてリッチー少将の座乗する空母・ダストシュートは大きく傾き、それは二度と復元することはなく・・・リッチー少将は断腸の思いで「総員最上甲板」を下命し、ダストシュートの乗組員は艦を離れて行ったのだった。命からがら、といった感じで泳ぎついたラシガエ島にはたくさんの海軍陸戦隊員と陸軍部隊が待ち構えていて、ダストシュートの乗組員他は会えなく捕虜になったのだった。ずぶぬれのアメリカ軍嬢の背後で、空母ダストシュートが沈んで行った。

 

戦い済んで日が暮れて。

捕虜となったアメリカ嬢たちの前に新たな恐怖が・・・そう、あの怒りに燃えたエガチャンのお仕置きの洗礼である。彼はドスドスと地面をふみならして捕虜嬢たちの前に来ると、はあはあと息を切らして汗を額に浮かせて彼女たちをにらんだ。そしてリッチー少将を指差すと、

「よくもこんな目にあわしてくれたな・・・貴様ら絶対に許さん。がっぺむかつく!」

というなりその細身の体をありえないくらいジャンプさせて少将の上にダイブしたうえ、例の股引の中に手を突っ込んでの「ドーン、ドーン」を連発しながら追いかけて行ったのだった。

 

『大和』艦上。

野村副長が司令塔から出てきて第一艦橋の梨賀艦長に異状なしの報告をした。梨賀艦長は満足げにうなずいて「良かったね、誰ひとり傷つかず艦も大きな損傷なし。他艦にも異状はないようだね」と言った。森上参謀長が、「巡洋艦、駆逐艦、潜水艦ともに損傷ない。もちろん人員も損傷ない」と言って皆はほっとした頬笑みを交わした。

『武蔵』でも猪田艦長と加東副長が戦闘状況の確認をし、異状なしを喜び合った。

 

『大和』防空指揮所では松岡分隊長のあのすごい技の話でもちきりである。亀井一水や石川水兵長たちが「機銃弾をラケットに団子にしてそれを敵にたたきこんだ」と大興奮。小泉兵曹たちでさえ「あげえに機銃弾を団子に出来るんは、えらいもんじゃ」と感心する。

が、見張兵曹はそれよりも「うちは始めてみた気がしてます。海上の十字砲火。あげえにすさまじいものじゃとは思わんかったですね。今までいくつかの海戦に参加しましたがこげえに興奮したんは今回は初めてかもしれんですね」と左右に分かれての艦隊の砲撃のすごさに驚いている。

麻生分隊士は「ほうじゃ、分隊長のラケット技はいつものことじゃ。オトメチャンは冷静に戦闘状況を見とったんじゃね。さすがじゃ」と言ってその肩をそっと優しく抱いた。

 

こうして「がっぺむかつく」で始まった戦いは「がっぺむかつく」で終わったのだった。帝国海軍の勝利で。

 

今日もラシガエ島では、あの男性が陸戦隊員たちとともに島の復旧にあたっている――

 

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

長いだけでとりとめのない話になってしまいました。

エガチャン、島が敵のものにならなくってよかったですね。それはとりもなおさず、日本の安泰でもあるのよ、エガチャン。

十字砲火。…え!恋の…!? (Linked Horaizon 純愛・十字砲火)ノリノリになれますよ~^^。



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女だらけの戦艦大和・がっぺムカつく大海戦2

「右四十度方向、不審船向かってくる!」という陸戦隊嬢の声が響き、陸戦隊嬢たちは戦闘状態に入った――

 

陸戦隊司令の糸 みつば大佐が双眼鏡でそれを検分している。と、糸大佐が「ちょっと待て、何か変ではないか?」とつぶやいた。その頃には不審船はラシガエ島の海岸線にあと少しの所まで来ていた。

多くの陸戦隊嬢がその船が妙なことに気がついて、銃を手にしたままで海岸に歩み寄ってきた。指揮官が「気をつけよ、どうもおかしい」

と言いながら先頭に立ってその不審船に寄っていく。やがてその船が砂浜にそのへさきをめり込ませて止まった。見ればその船は木造の粗末な船で小型漁船のようにもみえるがエンジンもなければオールすらない。船の上には操舵室のようなものがあるが中は空っぽ。

「いったい・・・何なんだろうこれは。敵の罠だろうか」

指揮官の竹野姫子中尉が波打ち際まで入っていってその船に手をかけた。

とその時、船の後ろからものすごい大きな水柱が上がり陸戦隊嬢たちは一瞬ひるんだ、が、気を取りなおし銃を構えなおした。誰かが「この船、バタ足で動かしてます!」と叫んだ。水柱が収まると誰かがバシャバシャと水をまるでふみならすように歩いてきた。そしてその人は陸戦隊嬢たちの前に姿を現した。誰かが「この船、バタ足で動かしてます!」と叫んだ。

無残に禿げ散らかした頭、やせ細った裸の体に下半身にはぴったりとフィットした黒い股引を穿いた人――そう、あのエガチャンなる人物。

「誰だ誰だ貴様らは!ひとの島に勝手に上がり込んで!」

エガチャンは浜に上がると、竹野中尉を指差して怒鳴った。竹野中尉は銃を構えたまま、

「ここはあなたの島か。勝手に上がり込んだのは申し訳ないが実はこの島とその周辺は数日中にも戦場になる公算が大きい。この島を守備するのが我々の任務である。・・・申し遅れたが私は帝国海軍陸戦隊トレーラー分遣隊の姫野中尉である。詳しいことは陸戦隊司令の糸大佐からお話があると思う」

と言って説明してやった。が、男性は薄い頭髪を乱しながら

「戦場だと!いったい誰の許しを得てやってんだよ、ええ!?ふざけたことしてるとこうだ!」

と怒鳴るなり、いきなりその場からジャンプすると竹野中尉に襲いかかり中尉をその場に押し倒した。

「ギャーー!」

という竹野中尉の叫び声に、皆は男性を中尉から引き剥がした。男性はひきはがされつつ、片手を黒い股引の中に突っ込んで「ドーン!ドーン!」と言いつつ突き上げる。品がない・・・陸戦隊嬢たちが困ってしまったその時「待ちなさい」と静かな声がして糸大佐がその場に来た。

「司令、この人が・・・」

とひとりの大尉が男を押さえたまま言うと、糸大佐はうなずいて男性に向かい、

「あなたの怒りは尤もである、留守に上がり込んであれこれした我々は罪びとだろう。・・・が、それは平時においての話であり今は日本と連合国は戦争の真っただ中である。しかもこの島は帝国の守りにとって大事な島である。であるから数日中にも起きる戦闘中、あなたの身柄は安全の為に我々陸戦隊司令部が確保する。良いな。・・連れて行きなさい」

というと、副官の椎野 たけ少佐が数名の隊員嬢を伴ってきて「こっちへきなさい」というとその痩せた腕をつかんで引き立てて行った。

男は「がっぺむかつく!この野郎、がっぺむかつく!」

と怒鳴っていたがやがてその声が小さくなっていった。彼は司令部壕の奥へとその身柄を拘束されたのだった。もっと時間があればトレーラーのどこかの島に送れたのだがもう時間がない。

「民間人を犠牲にしてはいけない。それにしてもこのようなところに日本人が住んでいたとは、それも一人で」

糸大佐は驚きを隠さずに言った、そして「あの男性の為にもこの島を守らねば。そして何より帝国の為に」と。

 

その頃、『大和』他の水上部隊は準備を済ませ、出撃のその時を待つだけとなった。その夜には副長から酒が許され軽い壮行会が各分隊で催された。酒保ひらけの号令とともに兵たちが酒保に走り酒を調達してくる。その酒を皆で酌み交わす、が出航時間までそれほど時間もないのでちょっと口をつける程度、あとは汁粉が烹炊所からふるまわれ皆は大喜び。

航海科では見張兵曹が麻生分隊士に、

「明日はどうぞよろしくお願いいたします」

とあいさつした。分隊士も「ああ、頑張ろうな」というとオトメチャンの背中を優しく撫でた。そして小泉や石場たちのいる場所へも行き発破をかける。小泉兵曹が汁粉で酔っ払ったようになって、「おおー!やったるで!分隊士、うちは絶対いの一番に敵を見つけますけえね。オトメチャンには負けんで!」と叫んで腕を天井に突き上げる。

そしてそのあとそれぞれの配置に就いたり当直時間まで仮眠をとって「その時」を待つ・・・

 

その間にもアメリカの空母を主軸の部隊が粛々とラシガエ島へとその進路を向けている。

 

翌朝〇四〇〇、『大和』他の<ラシガエ島作戦>従事の艦隊はトレーラー島を離れた。東の空に日の出の気配がし、『大和』でも『武蔵』でも皆がその方向にそっと手を合わせ作戦の成功を祈っている。空母部隊が戦艦部隊の先を行くような形になる。

『大和』艦上では皆決意の表れなのか、日の丸を染め抜いた鉢巻きや『必勝』の文字を染めた鉢巻きを締め、その上から戦闘帽、そして鉄かぶとをしっかりかぶる。松岡分隊長は今日は防空指揮所にいて

「さあ皆さん、今日か明日か敵に遭遇しますよ~。戦闘になりますからね、しっかり気構えを願いますよっ。きっちり尻の穴を締めてかかれば怖いものなんかないっ!いいですか、あきらめの心が敗戦を招くんですよ。いいか、あきらめんなよ!勝つと思うな思えば負けだ・・・って誰だこんなおかしなことを言う奴は!!勝つと思うと勝てるんです、皆さんしっかりやりましょう。バンブー!」

とちょっとよくわからない訓示をして、それでも皆「バンブー!」と叫んで腕を振り上げる。麻生分隊士も今回は一緒に叫んで士気をあげる。皆の顔に赤みがさして、戦いの女神のように美しい。

その大声を上の主砲射撃指揮所の村多大尉が聞きつけて「ほう、下は張りきっとるね。こちらも負けんようにせんとな」と言ってその場の皆はうなずいた。

 

戦闘というものは唐突に始まる。

その日の午後には『大和』『武蔵』の電探が敵機の編隊をとらえはじめた。それと同じころ機動部隊の偵察機が敵艦載機の編隊とそのはるか後方に空母がいるのを見つけた・・・

 

空母瑞鶴、翔鶴から戦闘機隊が発信していく。水谷豊子少佐は愛機の零戦・二一型の風防をトントンと叩いて「よろしく願いますよ、相棒」というと愛機を発進させていく。それに、僚機が続いて空に舞い上がっていく。

 

日本空母からの戦闘機隊第一陣はラシガエ島北方千キロあたりで敵艦載機を眼下に見た。そのはるか後方、小さな点のようなものが二つ三つ見えるのが敵の空母だろう。とすると、(そのもっと後ろには敵戦艦がいますね)水谷少佐は瑞鶴に敵発見の無電を打つと、僚機を率いて敵艦載機の編隊に突っ込んで行った。零戦隊は機銃をバリバリ鳴らして敵機に襲いかかる。あっという間に火を吹いて落ちてゆく敵機多数。しかし敵も黙ってやられているわけにはいかない、反撃をかましてくる。水谷少佐はそれをかわして敵意の後ろに食らいつくと思いきり機銃弾をたたき込む。

ふと見れば部下の亀山上等飛行兵曹が敵の飛行機に追いかけられているのが眼に入った。帝国海軍の飛行機には磁性塗料が塗られていてちょっとやそっとの敵の攻撃にはびくともしないがそれでも放ってはおけない。水谷少佐機は反転して敵の飛行機の下に入りこみ、その腹に機銃弾をたたきこんだ。

亀山上飛曹は手信号で「ありがとう隊長、助かりました」と送る。水谷少佐は片手を振ってそれにこたえる。

 

水上部隊は、ラシガエ島の北部に突き出た岬を挟むような形で布陣をした。東に『大和』と巡洋艦二隻駆逐艦四隻他。西に『武蔵』・巡洋艦二隻に駆逐艦四隻。海中にはすでに、伊号八〇〇潜水艦が潜んでいる。

森上参謀長は『大和』の艦橋にいて、参謀たちとともに北の水平線上を見つめている。通信参謀があわただしく入室してきて、電文を参謀長に差し出すと

「「瑞鶴飛行隊」から第一次攻撃成功の知らせが入りました。各空母攻撃隊はこれから順次発信して攻撃をします。ここから北東に二千キロに敵の本隊がいるもようです」

と報告。参謀長は電文をつかんで「わかった、指揮所に行く」というと駆け足で防空指揮所に上がった。梨賀艦長は指揮所にいて双眼鏡であちこち探っている。森上参謀長は「艦長、瑞鶴第一次攻撃は成功だ」と言って電文を手渡した。双眼鏡から眼を離し、電文に目を通した梨賀艦長は、

「さすがだね、瑞鶴飛行隊。真珠湾からの猛者が多いからなあ。・・・しかし油断は禁物だ。何処から敵が来るかわからないからね」

と言って再び双眼鏡を取り上げた。

 

ラシガエ島では海軍陸戦隊と陸軍部隊が島を守る。

陸戦隊司令部の中ではあの男性が「がっぺむかつく!お前ら出てけー!ここは俺の島だあー」と叫んでいる。彼を見張る隊員嬢は

「わかったがもう間もなく戦闘が始まるからおとなしくしてなさい。戦闘が終わったらあなたに島は返すから」

となだめた。が、男性――自称・エガチャン――は「がっぺむかつく」をぶつぶつと繰り返してはその場で跳ねまわっている。

 

そして、いよいよ水上部隊に戦闘の時が――!

(次回に続きます)

             ・・・・・・・・・・・

 

いよいよ戦闘のクライマックスがきます。

零戦部隊は、空母は戦艦は・・・どうなるのでしょう。そしてラシガエ島は守られるのでしょうか。

 

それにしても戦闘に至るシーンや戦闘シーンを書くのは難しいですね~、体験のないことをさも見て来たように書くという作業・・・難しいぞw。でも頑張って書きますね、現実の戦闘といろいろ違うじゃないか―って言わないでねえ~~。
作中の水谷豊子少佐、もうお分かりですね。この方をモデルにしました!(画像はお借りしました)
相棒


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女だらけの戦艦大和・がっぺムカつく大海戦1

敵国アメリカは、中部太平洋を西進しそしていずれは北上し日本の領土、そして日本本土へ進攻しようと模索していた――

 

トレーラー環礁より五百キロほど東にある島。そこが今回戦場になろうとしていた。

在トレーラー艦隊司令部は、その島の周辺で敵潜水艦の動きが激しくなっているのを察知していた。そうした敵潜は、帝国海軍の開発した磁性塗料(敵の電探などにかからない塗料。隠密行動に大変優位に働き、艦体に塗装すれば特に夜間など無敵)を塗った魚雷で撃沈されていた。が、艦隊司令の花園中将は敵の大規模襲来を予想しその島周辺を防衛する構想を立て始める。

 

その翌日になってトレーラー艦隊司令部の通信室は敵の無電を傍受した、それによると戦艦二隻に空母四隻の敵艦隊が接近中であるという。しかもあの(・・)()を目指していると・・・。敵はあの(・・)()を足掛かりにして、トレーラーを攻撃しそれから日本の占領地を次々に取ってゆく作戦らしい。

トレーラー在泊の艦艇は色めきたった。トレーラに在泊の戦艦は『大和』『武蔵』「金剛」「霧島」「青島」。空母は「瑞鶴」「翔鶴」「隼鷹」「凡鷹」「鶴光」「鶴瓶」、そして巡洋艦、駆逐艦多数に潜水艦隊多数。

艦隊司令は各艦艇の艦長を集め、

「敵にあの島を渡してはならない、あの島を守ることはトレーラーを、ひいては本土を守ることだ」

といい、『大和』『武蔵』『金剛』そして「瑞鶴」「翔鶴」「隼鷹」「凡鷹」と巡洋艦四隻、駆逐艦八隻と伊号八〇〇潜水艦三隻に翌朝の出撃を命じたのだった。

各艦長は急ぎ艦に戻ってまずは副長、各参謀そして各科長に命令事項を伝達した。

梨賀艦長は『大和』の一室に副長以下を集め、

「敵がいよいよあの島を狙ってきている。何があろうと敵にあの島を渡すわけにはいかない。敵も死ぬ気で来るだろうから我々もそれ以上の気持ちでかかろう。出撃は明日〇四〇〇(午前四時)」

と命令を下した。副長以下は頬を紅潮させ、緊張の面持ちで「はい!」と返事をするとそれぞれの部署に散ってゆく。各科長は、各科分隊長・分隊士を集め艦長からの命令や伝達事項を伝え、分隊長は分隊士を伴って各分隊員を集めた。

各乗組員はもう前からあの島周辺がざわついている話を聞いていたしそのための訓練も重ねているので落ち着いた表情で分隊長の話を聞いた。機銃分隊の長妻兵曹はちょっと首をひねって、

「分隊長、ほいでもあの島は日本もアメちゃんも海図から抹消した言うて聞いとりますが・・どういうことです?」

と尋ねた。機銃の分隊長の平沼中尉はうんとうなずいてから

「そう聞いてはいたんだが我が海軍がよく研究したところあの島は地理的に大変重要だということが分かって海図に復活させていたんだよ。防諜の意味もあっておおぴらにはなってなかったがね。そして敵さんもあの島の重要性に気が付いてきたっていうわけらしい。それほど大きな島ではないがあれを取られて補給基地にでもされたら帝国の危機だからね。・・・皆明日はしまって行こうぜ!」

といい、長妻兵曹ほかはさっと緊張の色を顔に表して「はいっ!」と大きな声で応えたのだった。そして皆それぞれの受け持ちの機銃座に走ってゆく。

通信室では山口通信長のもと、敵信傍受班の岡沢中尉・中矢少尉・三山兵曹長がレシーバーに神経を集中している。他の通信員たちもそれぞれ無線や無電が入電するなか忙しく動き回る。

運用科も、機関科も、主計科も・・・艦内のいずれの配置も明日からの戦いに備えて最終確認に向かっている。

航海科も操舵員から見張り、艦長伝令まで緊張の面持ちでそれぞれの準備に余念がない。麻生分隊士は防空指揮所で各見張り員や伝令員に細かい伝達事項を伝えた。

「今回敵は潜水艦を数隻擁してきているとみられる。そして空母も四隻というから対潜・対空見張りを厳にせよ。こちらは磁性塗料を艦体に施してあるとはいえ、油断はするな。油断が身を滅ぼす。いいか決して何があってもあわてず的確に報告せよ。以上」

見張兵曹も小泉兵曹も・・・皆「はいっ!」と大声で返事をし、分隊士に敬礼。分隊士は一人一人の顔を見て敬礼し、やがてその手を下した。皆の手が降りある者は自分の受け持ちの双眼鏡につき、ある者は艦橋へと降りてゆく。分隊士は、見張兵曹を見返った。すると兵曹も分隊士を見返り、二人の視線が絡み合った。

(大丈夫、この戦いも勝って見せます)

(頑張ろうな)

無言のうちにお互いの思いは通じている。そして二人はふっと微笑むと視線を絶ってそれぞれの仕事にかかった。

そこに松岡分隊長がやってきて、「皆、作戦の要旨は分隊士から聞いたことと思う。どうか熱くなってあの島を守ろうではないか!いいかみんな、あきらめんなよ!尻の穴を締めてかかれ!今日から君たちは富士山だ!」とラケットを振り上げて叫び最後に「バンブー!」と怒鳴る。

それに指揮所の皆が「バンブー!」と片手をあげて唱和し、松岡分隊長は満足げな顔で指揮所の中を歩きだす。そこにトメキチとマツコがやってきて松岡分隊長の後を着き歩く。ふと後ろを振り向いた分隊長は「そうだ、作戦行動中は君たちをここに置くわけにはいかないね。今度の戦いはとても熱い戦いだからねえ・・・君たちは何処にいたらいいか」

と腕を組んで考え込んだ。そこに森上参謀長が上がってきて、

「おーい、トメキチにハシビロ。いるかね?」

と声をかけた。それに「ここに居ります!」と分隊長が答え、参謀長はおお、そこにいたかといいながら三人のもとへ来た。そして、

「ハシビロもトメキチもただ今から作戦行動中は艦長室にいること。戦闘終了まで外に出てはいけないよ。さあ一緒に艦長室に行こう」

と厳しい顔で言った。普段はあまりそんな顔を見せたことがない森上参謀長の表情にマツコもトメキチも何が違うものを感じ取り、殊勝に「ハイ、ワカリマシタ」と言って参謀長の後について歩きだす。途中、見張兵曹の後ろを通った時「トメキチ、いい子でおってね」と兵曹に抱きしめられたトメキチは思い切り、一度だけではあったが兵曹のほほをなめた。

「うん、僕いい子でいるよ。トメさんも頑張って、ケガしないように」

との思いを込めて。

そして参謀長とトメキチ、マツコの姿はその場から去っていき小泉兵曹が「いよいよじゃな・・・今夜は寝られんで」とつぶやくのが聞こえた。明日からはどんな戦いが待っているのだろうか、どんな戦いであろうと絶対あの島は守って見せる。皆の気合いが全艦に広がっている。

 

空母「瑞鶴」ほかでも搭乗員たちが各隊での打ち合わせをしている。整備兵たちは零戦や艦爆、艦攻の整備に余念がない。ねじひとつ緩めやしない、ボルトやナットの緩みさえ見逃さない。エンジンの回転の調子も良い、最高だ。機銃弾や爆弾の装填もよし!

瑞鶴飛行隊の歴戦の勇者、水谷豊子少佐は整備兵に寄っていき、

「ありがとう、あなたたちのおかげで明日は思い切り戦えますよ」

と言ってその労をねぎらった。整備兵はハッと敬礼して「ご武運をお祈りしております、整備はしっかりしております。心おきなく戦ってください」と言った。水谷少佐はその兵の肩をそっと叩いて、愛機の零戦・二一型を見上げた。

(あなたとは真珠湾から一緒でしたね。生きるも死ぬも一緒、まるで恋人みたいですねえ)

水谷少佐は愛機の翼をそっと撫でると居住区へ歩きだした。その背中に大いなる決意がみなぎっているのを、整備兵たちも感じ取ってその背中へ向けて力いっぱい敬礼をしたのだった。

 

巡洋艦・駆逐艦でも同様。皆「明日はアメちゃん蹴散らすぜ!」と息まき、腕を突き上げる。艦長の号令とともにそれぞれが配置につき、明日早朝の出撃に備える。

潜水艦部隊では一足先に戦闘海域となる場所へ向けて出撃して行った。完全なる隠密行動で、仲間内でさえその出撃を知らないものもある。伊号八〇〇潜水艦三隻はひそかに海中深く潜行して行った。

 

その日が暮れる頃、指揮所では見張兵曹が伝令の石場兵曹と一緒にいて、

「そういえば・・・あの島、言うてどこのことじゃろうねえ?」

と考え込んでいる。石場兵曹は「うん、うちにもようわからんわ。そげえに重要な島があったかいね?この周辺だと・・・」と言ってしばし考え込む。

そして突然、顔をあげて見張兵曹の両肩をひっつかむと言った。

「ラシガエ島じゃ!!それしか考えられんで」

 

ラシガエ島。

ここには『大和』『武蔵』などトレーラー在泊艦艇をさんざ騒がせたあの男、自称・エガチャンが住んでいる。ここは彼の持ち物らしい・・・が、今回は帝国の存亡にかかわること、水上部隊の進撃に先立つこと一週間前に『海軍陸戦隊トレーラー分遣隊』と陸軍のトレーラー方面派遣軍がひそかに夜陰に乗じて島に上陸し、ユンボやブルドーザ、ダンプなどを大型輸送船で運び、敵との戦いに備え急ピッチで指揮所やトーチカ、塹壕などを構築している。そのあとから別の輸送船に乗ったクロスレイや中戦車が続々と運び込まれ、いやがおうにも緊張感がみなぎる。

海軍陣地構築作業班の陸戦隊嬢の一人が「ここには誰だかが住んでるって聞きましたが、何処にいるんですかねえ」とあたりを見回しながら言った。話しかけられた陸戦隊の兵曹はダンプカーに乗り込みながら「ああ、そういやあ見かけんね。でもこの島はきっと絶対必ず戦場になるよ。民間人はいない方がいいよ、犠牲を出したくないからね」と言ってエンジンをかけた。

すると、見張所の兵曹が

「右四〇度方向、不審船向かってくる!!」

と叫び、陸戦隊嬢たちはほぼ出来上がったトーチカや自然壕のようなところに開けた銃眼から機銃をを構える。早くも敵の触接か!?

海軍嬢たちの間に緊張が走った――

          ・・・・・・・・・・・・・

久しぶりの海戦が始まりそうです・・・敵はけっこうな兵力で来ています。まあもちろん我が「女だらけの海軍」は負けたりはしない!と思うのですが。

そしてラシガエ島のあの住人はどうなってしまうのでしょうか??ご期待下さい。

戦車の残骸と、トーチカのある動画を見つけました。これはサイパンだそうですが、この戦車に乗っていた兵隊さんも散華されたのでしょうね・・・合掌。



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「女だらけの戦艦大和」・群青の海の果てに

――日本のまだ春浅き山奥の小さな村で、青い空を見上げている年配の女性が一人――

 

彼女の娘――陸軍軍曹――は遠い南方戦線で戦っている。娘の居る部隊は帝国陸軍でも特に強いと言われる通称・象部隊。以前はビルマ方面で活躍していたがビルマを別部隊に任せ、昨年暮れに南方にやってきた。野砲部隊であるが象を手なずけ重い野砲を運ばせている。最近では嵐寛子(あらし かんこ)中尉が同僚の畑睦子(はた むつこ)中尉と野生のトラまで手なずけたのでいろいろと役に立っている。

年配の女性はその辺までは詳しく知りはしないが娘が南方にいることは承知していて(苦労してることだろう。あの子は子供のころから熱いにつけ寒いにつけ風邪ひいてばっかりだったから、今も風邪をひいちゃいんだろうか?)と常に心配し、事あるごとに仏壇に燈明をあげては祈る毎日である。

今日も母親は、洗濯物を干し終わり顔をあげ蒼い空を見上げた。この空は、遠い南方の空にも続いているだろう、私がこうして空を見上げれば、あの子もきっと空を見上げている。あの子と私は空を見ることでつながり合ってるんだ。

母親は両手を合わせると空に祈る。

――風邪ひいちゃいんかね?ちゃんと飯はかんで食わんといけんよ?それから上官に愛されるようにいつも気働きを忘れんようにな。お仲間とも仲良くしんといけん。自分でつっ走ったらいけませんよ、一人だけ手柄を立てようなどと思ったら間違いです。

そして常に冷静に、あなたは昔っからあわて者ですぐ興奮してそれが欠点です。軍隊では冷静さを欠くようでは命にかかわることでしょう、それもあなた一人だけではありませんね、皆さんの命にかかわること。決してあわてたりしない事です。何かが起きても、母が昔から言っているように大きく深呼吸をひとつしてから行動なさいね。そしてあなたはすぐくだらない冗談を言っては周りを笑わせましたね、笑うことはいいのですがあなたの場合ちょっと下品です。下品な女性は軍人としていかがなものか?母は大変心配です。そして、その勢いで妙な行いをすることも慎んで帝国陸軍の軍人の品格を守ってください。

 

そう祈る母親のはるか上、春まだ浅き日本の青い空。一陣の風が吹きつけて母親の祈りの言葉を天高く舞いあげる・・・

 

そしてもう一人、海の見える町でも出征している娘を案じる母親が一人。

今日のこの町は昨晩から雪が降る。大雪と言うほどではないが家々の屋根に、道のはたに、垣根に雪は白く積もっている。

そして眼を海に転じれば雪は海にも降りつんでいる。それを見つつ母親は深い息をつくと息は白く吐き出され雪に消えて行った。あたりはしんとして静かで、遠く海鳴りだけが彼女の耳に届いている。群青にさらに灰色を落としこんだような海が雪に煙る。

(あの子は今、元気でいるのだろうか)

母親は娘を思う。彼女の娘は帝国海軍の軍人として太平洋のどこかにいる。昨秋送ってきた葉書には「今日もたくさん汗をかきました。夜になると星がまるで降るように、鳴るように瞬きます。昼間は海がさまざまな青の色調で楽しませてくれます」と書いてあった。だからどこかの島にいるのだろう。あの子が海軍に入ってどのくらいの年が経ったのか、昨年の春に帰って来た時階級章に横線が一本増えてあの子はそれを示しながら「お母さん私は上等兵曹になりましたよ」と言って笑っていた。

その笑い顔が幼いころの顔に重なり、思わず涙腺が緩んでしまった。あの子がまだ幼いころ発熱して、火の玉のように熱いあの子をおぶって医者まで雪の中歩いたことがあったっけ。それからまた、春の花咲くこの道をあの子をおぶって歩いたあの日。

あの子のぬくもり、今も背中によみがえる。母親は雪の中で眼を細めて海を見つめる。この海のずっと先、きっと雪など降らないような熱い国なのだろう、あの子は今懸命に防人として頑張っている。

 

――つらいこともあるでしょうが、あなたは陛下の軍の一員です。決して軍人として日本人として恥ずかしいことだけはしないでくださいね。恥ずかしいこと、それは卑怯なことです。それだけは決してしないこと。そして周りの人たちと仲良くして、上官の言うことにそむかず可愛がられるように。あなたももう何人かの人の長なのでしょう、ですから下の人たちから敬われるような人格者になるように。つまらぬえこひいきやいじめをしてはなりません。常に周囲に気を配って、何かあった時には皆が一丸となれるような環境を作ってください。

それがあなたに課せられた仕事でもありますから。そしていつかこの戦争に勝った時、あなたが子供の時の面影の残った笑顔で我が家に帰って来てくれることを母は願っていますよ。

雪をもいとわず、母親は海のかなたを見つめその向こうにいる娘にとどけと祈りをささげる。

ドドウ、と強い風が吹きつけ母親を倒しそうになる。その風は母親の祈りを懐にくるむと灰色の海のかなた、群青の海にいる娘のもとへと走り去っていった・・・

 

           ~~~~~~~~~~~~

 

さて、象部隊で活躍中の軍曹嬢は今ソロモン諸島の某島にいる。密林ばかりの島ではあるが象たちもトラたちも意気軒高。海軍陸戦部隊と協力して時折襲来する連合国軍をかく乱しせん滅している。

今朝も軍曹嬢は青いソロモンの空を見上げながら(お母さん、今日も私は元気でやっております。海軍さんとも仲良くやって居りますからご安心なさってください)と祈る。その彼女より少し離れたところで朝食の準備に忙しい兵たちがいる。

ふと足元でガサガサと音がし、軍曹嬢は「ん?」と視線を落として見れば・・・!

「おーい。いいものを見つけたぞー」

と軍曹嬢が何かを振りかざしながら炊事中の兵たちの方へと走ってきた。「軍曹殿、なんでありますか!」とひとりの上等兵嬢が立ちあがったその時、「ギャー!」とその上等兵嬢は叫んで腰を抜かした、ほかの兵たちが「どうした?」「どうしたでありますか?」と言って、上等兵嬢が震えつつ指さす方を見れば、なんと軍曹嬢が、「ほーら、貴様たちこう言うの大好きだろう!」と、長さ40センチ以上あるかも?という化け物ムカデを軍刀の先に突き刺したものを皆の目の前に差し出したのである。

「うわあああ!」と一大恐慌に陥る兵たち。その兵たちに「ほれほれ~」と、ムカデを突き出しながら追っかけて喜ぶ軍曹嬢。象さんとトラたちはぽかんとしてこの人間たちの大騒ぎを見つめている。
この光景を母親が見たらきっと・・・泣くだろう。

 

           ~~~~~~~~~~~~~~~

 

真っ青な海の中に浮かぶテニアン島の海軍守備隊。連日見張り業務や大宮島(グアム)、サイパン島との連絡等々で忙しいその通信隊に雪降る里から来た上等兵曹嬢がいる。上等兵曹嬢は群青の海を見つめて、(里では今頃雪が降っていることだろう。お母さんは元気だろうか?手紙を書かないといけないなあ)と思っている。

と、その背後から「おい早くせんと先越されるぞ!」と声がかかり、上等兵曹嬢は「おおう!おい貴様ら俺たちより先に行くんじゃないッ、先輩に順番譲れぇ!」と叫んで下級兵たちを押しのけて走ってゆく。

ここは海軍指定の慰安所の前・・・

母親が見たら絶対きっと、絶句する光景であった――

 

           ・・・・・・・・・・・・・・・・

 

親の心子知らず・・・というわけではないのよ、お母さん。あなたの気持ちは痛いほどわかります。あなたが私に身を案じてお心を砕いてくださっていること、遠く離れた私にも響いてきます。

でも!

やっぱりやっちゃうんですよね、ちょっとした「おバカ」。

と、娘たちは言うでしょうね。ちょっとした「おバカ」をしようとも、恥ずかしいこと卑怯なことをしないで元気ていてくれればお母さんたちは安心です。

おかあさんたちの祈りは今日も群青の海の彼方へ―― 



ムカデ。蝶・蛾と同じくらい大っきらい!!プン、だ。あっちいけ。(画像お借りしました)
ムカデさん
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プロフィール

見張り員

Author:見張り員
ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)

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