Categoryハワイ 1/2

「女だらけの戦艦大和」・軍医長たちの挽歌2<解決編>

翌朝、飯がすむと軍医長以下衛生科員は内火艇やランチに分乗して上陸して行った―― それを防空指揮所から見ていた見張兵曹は双眼鏡をつかんだまま「ありゃ、あれ日野原軍医長じゃ。何処行くんじゃろうねえ。大勢で内火艇に乗っとりんさるわ」と言った。小泉兵曹が「どれ」とやってきて「おお、ほうじゃのう。あがいな大人数で何しに行きよるんじゃろ?」と首をひねった。石場兵曹も囲いから乗り出すようにして内火艇とランチの...

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「女だらけの戦艦大和」・また来る日まで。

最初にハワイを離れたのは、山口少将率いる機動部隊であった―― 「いやだよお、帰りたくないよ」とゴネて周囲を困惑させたのは山口司令官だった。彼女はハワイの食事の盛りの多さに大感激して「私、ハワイに住むわ!」とすら言っていた。『飛龍』の加来艦長はさすがに驚いて、「御冗談を。少将がここに住まわれてしまったらわが機動部隊はどうなりますか!」と一喝したのだが、山口司令官はシレっとして「どうもならんよ?だっ...

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「女だらけの戦艦大和」・熱いハワイの休暇です6

陽がすっかり傾いても、麻生少尉はオトメチャンを離さない―― 「分隊士・・私はもう・・だめ」とオトメチャンは息も絶え絶えと言う感じである。もうどのくらいの時間、あの部分やこの部分を麻生少尉に攻め立てられているだろうか。少尉も流石に息を切らして「もう、だめか?本当に?・・・じゃあ最後にこうしてやろう」と言い、ちょっと体をオトメチャンから離して息を整えた。次の瞬間、オトメチャンの両腕を持って荒っぽく引...

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「女だらけの戦艦大和」・熱いハワイの休暇です5

ハワイ休暇の初日、皆それぞれの休暇を過ごしている―― 麻生少尉は傍目にも焦っているように見える。少尉はオトメチャンの手をギュウ・・と握ってワイキキの通りを歩いてゆく。途中石場兵曹と増添兵曹に出会った。石場兵曹は麻生少尉の焦り方にちょっと苦笑して「少尉、そんなに焦らないでも休暇はまだありますよ」と言ってやった。少尉はその時初めて(俺ってそんなに焦って見えるか?)と悟り、あわてて「そんなことない、何...

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「女だらけの戦艦大和」・熱いハワイの休暇です4

ようやくハワイ・オアフ島は昼を回った頃である―― 相変わらずワイキキの浜では帝国海軍女子たちが大騒ぎで遊んでいる。そこに、かなたからエンジン音が響いてきて皆は一瞬緊張した。見張兵曹が、「麻生分隊士、あの音はカタリナであります」と言ったのを聞きつけてその場の皆が騒ぎ出した。「なんだって!カタリナだと、もう敵はいないはずだろう?」と、空母・飛龍の上等兵曹がちょっと顔色を変えている。その時、それまでデ...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)