Category大和 1/97

少尉たちの無謀な挑戦 2〈解決編〉

午前の課業が始まり、それぞれの分隊で訓練や補充その他に忙しいーー   そんな中、指揮官クラスを中心とした少尉嬢たちはまだ平穏に仕事をこなしている。兵隊嬢、下士官嬢たちも少尉たちの隠された思惑を知る由もなくそれぞれ忙しく働く。 そして訓練も佳境に入り始めた午前十時ごろ、機銃の北沢少尉は尿意を感じた。(あ。いけない!どうしよう…厠に行きたくなってきた。しかし港の約束を破ってはいけない!ここは我慢我...

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少尉たちの無謀な挑戦 1

「指揮官だからってえばるんじゃねえよなあ。まったく嫌になる」…そんなささやきが平野少尉の耳に聞こえてきたーー   その日、午後の課業を終えた機銃の平野少尉は海兵同期で副砲分隊の大久保少尉とシールド無しの高角砲内に入り込んで羊羹を食べていた。真夏の日差しの照り付ける中、二人は目深にかぶった艦内帽の下の目を細めながら羊羹をひたすら食べていた。 「美味いねえ」「うんさすが間宮羊羹だね、コクが違う」 ...

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各種講義開催中!

艦内では各配置の指揮官などによる「講義」が行われる場合がたびたびあるーー   今日は機銃の平野ヒラ女少尉の肝いりで、機銃員ー特にまだ経験の浅い兵隊嬢ーたちを集めて講義が開かれている。今日のトレーラー水島は曇りの天気なので日差しもそれほど強くないので露天甲板に集まった皆は海からの風に吹かれて気分よく平野少尉の講義を受ける。 少尉の補助に長妻兵曹と増添兵曹がしかつめらしい顔でそばに立ち、給弾箱を素...

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乙女の涙 2〈解決編〉

トレーラー水島に、珍しく大雨が降り出したーー   雨が降り出す数分前に診療所に帰り着いた繁木航海長と杉山少佐は、迎え出た看護兵曹嬢から「おかえりなさいませ。『大和』から梨賀大佐と森上大佐がお越しです」と聞かされ、応接室に入った。 二人が入ると梨賀・森上両大佐は立ち上がって「お久しぶりです。杉山少佐、このたびまたお世話になりまして…。繁木さん元気そうで安心しましたよ」とほほ笑んで迎えた。 杉山少...

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乙女の涙 1

小泉兵曹は今も艦隊司令部の建物の中に<監禁>されているーー   兵曹は鉄格子の中からトレーラーの青空を見上げてはため息をついていた。もう今日でいったい何日ここにいるのだろうか、数えてみるともう二週間ほどになるだろうか。 先週の司令との面談では「兵曹はまだ恨み言を言っているらしいな。それに我々を舐め切ったようなことも言っていたそうではないか。その心根を直さない限り艦には戻れない、ここからは出られ...

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女だらけの「帝国海軍」、大和や武蔵、飛龍や赤城そのほかの艦艇や飛行隊・潜水艦で生きる女の子たちの日常生活を描いています。どんな毎日があるのか、ちょっと覗いてみませんか?
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ごあいさつ・「女だらけの帝国海軍」へようこそ!ここでは戦艦・空母・巡洋艦駆逐艦などから航空隊・陸戦隊などの将兵はすべて女の子です。といっても萌え要素はほとんどありません。女の子ばかりの海軍ではありますがすることは男性並み。勇ましい女の子ばかりです。女の子ばかりの『軍艦大和』をお読みになって、かつての帝国海軍にも興味をもっていただければと思います。時折戦史関係の話も書きます。
尚、文章の無断転載は固くお断りいたします。
(平成二十七年四月「見張りんの大和の国は桜花爛漫」を改題しました。)